50年前のユニフォーム~進む勇気~
50年前の高校球児ってこんなに小さかったの・・・?
息子が持ち帰った古いユニフォームを見てそう思った。
息子の高校の野球部OBが亡くなって、葬儀に出席するために、どうやらこのユニフォームを着用するらしい。
こういうものを見ると、「伝統校」の重みを感じる。
エースの座に定着できず・・・それでも、一日も欠かさず、練習に励む息子を見ていて、将来のことをどう考えているのだろうと問いかけたくなるのを、今はぐっと我慢している。
尋ねたって、明確な回答は得られないだろうし・・・。
母は、いまだに未練たらしく、「お遊び程度の部活でよかったのに・・・」と、口に出しては息子に「またそれかよ・・・」と言う顔をされている。
選ぶ学校を間違えたのでは・・・と思っているのは、母だけで、息子は、ひとつも後悔していないのは、間違いないようだ。
考えてみたら、母親なんてものはとても無力なものに思える。
一緒に走ることもできないし、キャッチボールの相手にもならない。
それでも、「いつも君の応援団長だよ」という気持ちだけは、息子に伝えたいと思うのだが・・・それもままならない。
昨日は、幼稚園時代の友達のお母さんと久しぶりにランチをした。
私学に進み、すでに予備校通いをしている子。
バンド活動に励んでいる子。
息子と同じように野球部に所属する子。
バイトに精を出している子。
それぞれがそれぞれの個性を発揮して、高校生活を送っているが、母たちの心の中には、いまだに○○さんちの○○君が、住んでいる。
必要以上の会話がないのも同じなら、何を考えているのか理解に苦しむ場面に出くわすのも同じ。
うちの息子だけじゃないんだ・・・と思うとちょっと安心したりして・・・。
時には、ぺ・ヨンジュンを離れて、いまだに子育て奮闘中の現場の声を聞くのも楽しい。
「決してあきらめずに」生きることこそが、自分を産んでくれた
親への感謝だと信じているから。(さだまさし談)
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