2008/12/08 08:02
テーマ:創作の部屋 カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

「朝月夜」(アサヅクヨ)№23・・・こちらは戯言創作の部屋

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妄想モードまだ、続いてます。

「四月の雪」のインスのイメージを壊したくない方、ここで引き返してくださいね。


               


「続きは、あとで・・・」なんて言葉を残して、インスはあっさりと私から離れて行った。

シャワーを浴びているインスの後姿を見ながら、私はひとり取り残されたような気分を味わっていた。


「外で待ってる」

と、言って、インスは浴室から出て行った。

私も湯から出て、シャワーのコックを開けた。

壁に取り付けられた小さな鏡を覗くと、熱いお湯と汗で化粧のはがれた私が映った。


近くにあった洗顔フォームで残った化粧を落としながら、インスに抱かれたのが背後からで、顔を見られなくてよかった・・・と思った。


               


脱衣場にもインスの姿はなく、ここでも私は取り残された気分になった。

着替えの浴衣の上に鍵が置いてあるのは、「鍵を閉めて」ということなのだろうと、私は手早く着替えを済ませると、入り口の木戸の鍵を閉めて、インスの姿を探した。


大浴場の前は、くつろぎのスペースのようになっていて、数台の自動販売機と、大型テレビが置かれていた。

男女別々に入浴した人たちはここで待ち合わせをして、部屋に戻るのだろう。


その一角にタバコを吸いながら、缶ビールを飲んでいるインスを見つけた。

取り残された不満を隠しつつ、私は、「待たせてごめんなさい」と、形ばかりの侘びを言った。


インスの前のテーブルには、自動販売機で買ったと思われる2個のカップ麺と、2本の缶ビール、それとジュースの缶が1本置かれていた。

「これ・・・食べるの?」

私は、カップ麺を指さして言った。


「ユキの分も買っておいた。決戦前の腹ごしらえ」

と、インスは、笑いながらわけのわからないことを言った。


               


缶ビールを飲み干すと、残りの2本の缶ビールを片手で掴んで、インスは立ち上がった。

「まだ、飲んでないのに・・・」

私は飲みかけの缶ジュースと、2個のカップ麺を抱えると、インスの後を追った。


エレベーターに乗ると浴衣を着たふたりの姿が鏡に映った。

着慣れない浴衣を着たインスの姿がなぜかおかしくて、私は笑いを堪えていた。


それでも、鏡に映るインスはとてもステキだった。

それは、濡れた髪のせいかもしれないと私は思った。

以前、テレビの番組内で、「どんな男性に魅力を感じますか?」と尋ねられた女優が、「濡れ髪の似合う男」と、言っていたことを思い出した。


部屋に戻ると、私はインスが買ったビールを冷蔵庫に入れて、カップ麺を作るために電気ポットに水を入れ、スイッチを入れた。

それだけの動作なのに、やはり浴衣は動きづらい。

私は「着替えをします」と言って、寝室に入った。

いつものスウェットの方がリラックスできると思ったからだ。


クローゼットの中から、スウェットを取り出そうとした時、いきなり後ろからインスに抱きすくめられた。

「着替えなんてしなくていい・・・」

インスはそう言うと、浴衣の胸元に手を差し入れて、私の乳房を掴んだ。

インスの人差し指と中指に挟まれた乳房の先端がたちまち硬く変化した。


リビングでは、沸騰した電気ポットが音を立てていた。

「ラーメン・・・食べるんじゃなかったの・・・?」

インスは私の問いかけには答えず、浴衣の紐の結び目を解くと、するすると引き抜いた。

肩から剥がされた浴衣が、はらりと床に落ちた。


インスは、下半身に下着を着けただけの格好になった私を自分の方に向かせると、大きな手のひらで私の頬を覆い、唇を寄せた。

立ったままの姿勢で長いキスを交わしているうちに、私は初めてインスを「ほしい」と思った。


「さっきは堪えるのに必死だった。今度は我慢しなくていいよね」

そう言うと、インスは受け入れる準備の整った私の中にそっと体を沈めた。


               


雪に反射した朝日がまぶしい。

まだ眠っているインスを起こさないように、私はそっとベッドから抜け出すと、ルームサービスの朝食の注文をして、シャワーを浴びた。


本来なら、朝食は最上階のレストランで、と言うことになっている。

朝食を運んで来てくれた従業員の男性に「わがままを言ってごめんなさいね」と私は言った。

彼は、にこやかに「どういたしまして」と言うと、手際よく朝食をテーブルに並べて出て行った。


入れ違いにインスが起きて来て、テーブルの上のプチトマトを口に放り込むと「おいしい」と言い、コーヒーの準備をしている私の顔を覗き込むようにして、「ユキ、疲れてない?」と意味あり気に言った。

一瞬、夕べのことが脳裏をよぎった。


全身を貫く快感に思わず声を上げてしまったこと・・・。

その唇をインスに塞がれたこと・・・。

私は、インスと目を合わせたくなくて、うつむいたまま「早く顔を洗って、朝ごはんが冷めてしまうわ」と言った。


シャワー室から戻ったインスに、冷たいトマトジュースを差し出すと、インスはおいしそうに一気に飲み干すと、バスローブ一枚のまま、イスに座った。

「その格好で、朝ごはんを食べるの?」

「ダメ?」

「別に・・・ダメじゃないけど・・・」

「食べてから着替える」

私はインスのカップにコーヒーを注いだ。


「ユキ・・・ベッドルームに眼鏡を忘れた。取って来てくれる?」

私は言われたとおりに寝室に行き、ベッドサイドを探したけれど、インスの眼鏡はどこにもなかった。


あきらめて戻ろうとした時、背後で扉のしまる音がした。

振り向くと、眼鏡をかけたインスが立っていた。

どういうこと?と、尋ねる間もなく、私たちは縺れるようにベッドの上に転がった。

眼鏡をはずしたインスが、少年のような眼差しで「作戦成功」と言って笑った。


               


柔らか素材のスウェットは、簡単に首から抜かれ、捲り上げられたブラから、乳房が溢れた。

すかさず先端を捉えるインスの唇。

「夕べ、したのに・・・」

私は、本音を言った。


「ユキを見てると、したくなる・・・」

そう言いながら、インスの手はすでに私の下着にかかっていた。

インスは、バスローブを脱ぎ捨てると私に体を重ねた。


「待って・・・まだ・・・」

「嫌だ・・・待てない」

インスは私の言うことなど聞き入れることなく、侵入して来た。


「あ・・・」

いつもとは別の私の声を聞いて、「痛い?」と真上から私の顔を見て言った。

「痛いと言ったらやめてくれるの?」

「やめない・・・やめられない」


インスの動きと調和して揺れる私の肩と両の胸のふくらみ。

私は、インスと体を重ねるごとに、確実にインスを好きになっていく自分を感じていた。

「ユキは・・・きついんだ。男にとっては最高だよ・・・」

インスがまた、真上で呟いた。






2008/12/04 07:02
テーマ:創作の部屋 カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

「朝月夜」(アサヅクヨ)№22・・・こちらは戯言創作の部屋

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  【注】朝から妄想炸裂してます。「私」をご自分に置き換えて読んでくださる方だけ、お進みください。

「四月の雪」のインスのイメージを壊したくない方は、ここで引き返してくださいね。


                                   
                                   
    

数時間前、ベッドの上で、インスにすべてをさらけ出したはずなのに、今、感じているこの羞恥心は何なんだろう。

きっと、さっき、見てしまったインスの・・・均整のとれた体のせいだわ・・・と、私は思った。

この期に及んで、日頃からダイエットと言うものに無頓着であったことを後悔した。


インスの視線を感じながら、私は、無駄な抵抗と思いながらも、必死に、タオルで胸と腹部を隠した。

それなのに、私の意に反してタオルは薄絹の様に湯の中をひらひらと舞い、かろうじて、ふたつの乳房を覆ってくれるだけだった。

インスは、そんな私の思いはお構いなしに左腕を私のウエストあたりに回すと、湯の中で私をさらにきつく抱き寄せた。

インスの胸の筋肉のたくましさが、タオル一枚を隔てて確実に伝わってきた。


ほんの数センチの距離のところに感じるインスの視線を避けるため、私は思わず目を閉じてしまった。

それをOKのサインと見て取ったのか、インスは、右手の親指と人差し指で私の顎を持ち上げて、唇を重ねてきた。

本来なら、ここでそっと目を閉じるべきなのだろうが、私はまるで水中でおぼれかけた子供のような息苦しさを感じて、目を開けてしまった。

インスの長い睫が目の前にあって、私は慌てて目を閉じた。


結んだ私の唇を器用にこじ開けて侵入してくるインスの舌と、押し返そうとする私の舌が絡み合った。

後ずさりしようにも、背中は硬い浴槽の壁に阻まれて数ミリたりとも動けない。

無口で、物静かなインスのどこにこんな強引さが潜んでいたのだろうと私は思った。

                                 


腰に回された左腕の力は緩むことなく、インスの舌は私のなかで動き回り、たった一つの砦であったタオルは、インスの手によって湯の中に沈んだ。

露になった乳房はインスの大きな手に捕まり、私の両手だけがあてもなく揺れていた。


インスは、硬く閉じた私のひざを割ると、そのままの体勢で私を引き寄せた。

浮力を借りた私の体は簡単にインスの上に移動し、その瞬間、太ももに固いものを感じた。

それが何であるか、気付いた私に「ユキが魅力的だから・・・」と、インスは言った。


さらにインスは、私の腕を掴むと、「ユキの手で確かめて・・・」と言って、その場所に私の手を導いた。

確かめて・・・と言われたってできることではないが、強く掴まれた腕を払いのけることは、もっと不可能だった。


「ここでしたい・・・」

インスが私の耳元で囁いた。

こんな時、なんと答えたらいいのだろう。

迷った挙句、私の口から出た言葉は「熱い・・・」だった。

                                   


胸元まで、湯に浸かっているだけで熱いのに、インスの腕の中にいることが、さらに私の体温を上昇させているようだ。

一刻も早くここから脱出して、涼しいところに逃げたいと思っていた。


私は、インスの二の腕を掴むと、「もう、我慢できない・・・」と言いながら、密着した体を引き離そうと試みた。

インスは、不意に私の両脇に手を添えると、すっと私を立ち上がらせ、くるりと向きを変えた。


湯から出た上半身が、冷気に晒され心地よい・・・。

と、思った瞬間、私の腰は両側からインスに抱えられ、声を上げる間もなく、インスが私の中に入ってきた。

我慢できない・・・と言ったのは、そういう意味じゃないのに・・・否定の言葉は、吐息に変わってしまった。


インスの両手は私の腰から胸に移り、逃れようもないほど強く掴まれた。

インスが動くたびに熱い湯が音を立てて飛び散った。

背中を這うインスの唇と熱い吐息。

私の口からも思わず声が漏れた。


「ベッド以外の場所でするのは初めて?」

インスに問いかけられても言葉が出ない。

私は無言で何度も頷いた。


立ち上る湯煙と激しく突き上げるインスの動きに翻弄されて、もうダメ・・・と思った時、インスの動きが止まった。

「続きは、部屋に戻ってから・・・」

インスは私の肩先にそっと唇を寄せると、静かに離れて行った。



2008/11/29 15:40
テーマ:創作の部屋 カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

「朝月夜」(アサヅクヨ)№21・・・こちらは戯言創作の部屋

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私の後を追って、インスが寝室に入って来てくれたら・・・。

そして、「僕が言い過ぎた・・・ごめん」と言ってくれたら・・・。

私だって、素直に謝ることができたのに。

インスは、ひとりで出て行ってしまった。


「おなかが空いたら、コンビニまで走るよ。1時間経っても僕が戻らなかったら、迎えに来て」

夕食を食べながら、そんなことを言って、私を笑わせたインス。

すでにインスが部屋を出てから、1時間以上が経過していた。

深々と降り続く雪の中で、佇むインスの姿が浮かんだ。


私は、寝室のドアを開け放し、ルームキーだけを掴んで部屋を出ると、エレベーターに向かって走った。

とりあえず1階まで下りて、フロント係に外出した人はいないかを尋ねようと思った。

まだ、8時を過ぎたばかりと言うこともあって、1階のロビーは、湯上りの客や、スキー客でにぎわっていた。

「私は、6時過ぎからここにいますが、外出されたお客様は、ひとりもいらっしゃいません。この雪では・・・出かけると言っても・・・」と、若い男性職員は答えた。


「連れが・・・戻らないんです。もう、1時間以上も・・・」

私のうろたえる様子が、男性職員に通じたのだろう。

カウンターの背後の「STAFF ONLY」と書かれたドアを開けると、中にいる職員を呼んだ。

出てきたのは、インスとも会話を交わしたことのある、あの韓国人女性だった。

              


「お連れ様なら・・・先ほどからずっとあちらに・・・」

彼女が指し示した先は、私の立っている場所からは、太い柱で死角になっていて見ることができない場所だった。

カウンターの端に寄って、後ろを振り向くと、確かに・・・彼女の言うとおり、インスの背中が見えた。

「ありがとう・・・」

私は彼女に礼を言うと、インスの側に駆け寄った。


インスは、ガラス越しに降り続く雪を見つめていた。

突然現れた私の姿が、ガラスに映ってインスの視界に入った。

「ユキ・・・」

驚いた表情でインスが、私を見上げた。


「何してるの?こんなところで・・・」

インスを見つけられたことで安心したはずなのに、涙がこぼれた。

「ひどいじゃないの・・・勝手に一人で出て行って・・・」

私は、インスの前に跪くと彼の膝にしがみついた。

「どこに行ったのかと・・・心配したのよ・・・」

インスは「ごめん・・・」とひと言言うと、私の髪を優しく撫ぜた。


「君を傷つけるようなことを言ってしまった・・・」

私が言わなければならない言葉をインスから聞いて、さらに涙が溢れた。

「立って・・・ほら、人が見てる」

インスに支えられて、私は傍らのいすに腰掛けた。

浴衣姿の小さな子供が、不思議そうな顔で私を見ていて、母親があわてて手を引いて行った。


気恥ずかしくなって、うつむいている私の顔を覗き込むようにして、「僕たちも温泉に入ろうか?」と、インスが言った。

「ここに来て、君はまだ、一度も温泉に入っていないだろう?」そう言うと、ちょっと待ってて・・・と言って、立ち上がった。

インスは、カウンターに歩み寄ると、韓国人の女性職員とひと言ふた言言葉を交わし、私を呼んだ。

にこやかに笑いかける彼女の顔は、「仲直りできましたか?」と言っているようで、私はさらに恥ずかしさがつのった。

               


インスに手を引かれて、エレベーターに乗ってからも、私たちはずっと手を繋いでいた。

部屋に戻るとすぐに、インスはクローゼットの中から、ふたり分の浴衣を取り出した。

「湯上りにこれを着るの?」と私が聞くと、インスは当然と言うような顔で頷いた。

大浴場の入り口には、「湯」の字が染め抜かれた紺色と赤色の暖簾が掛けられ、男女の区別がされていた。


「中に時計はあるかしら?」

私は、何分後にここに戻ればいいかしら、と言う意味でそう言った。

インスは、「時計なんて必要ないさ・・・」と言うと、紺色の暖簾を通り過ぎて、少し行ったところの木戸の前で止まった。

鍵穴に鍵を差込み、木戸を開けると小さな靴脱ぎがあって、その先にやはり小さな脱衣場があった。

インスは後ろ手に木戸を閉めると、施錠して「これで誰も、入ってこられない」と、言った。


脱衣場のガラス戸の向こうに何があるのか、私でさえ容易に想像できた。

インスが、連れて来たのは家族専用の小さな露天風呂だった。

一緒にお風呂に入るなんて、私には絶対無理・・・。

私は心の中でつぶやいた。

そんな私をよそにインスはすでに上半身裸になり、筋肉質の背中が私のすぐ目の前にあった。

何をしたらこんなに逞しい体が作れるんだろうと、私は漠然と考えていた。

                


「どうしたの?早く脱いで」

インスが、ズボンのベルトをはずしながら、私を見て、そう言った。

早く脱いで、ですって?だから・・・ダメ、絶対にダメ!

私はまた、同じことを心の中で叫んだ。


インスは、再びくるりと後ろを向くと、最後の一枚の下着を脱いで、露天風呂に続くガラス戸を開けた。

立ち上る湯煙の中に、インスの引き締まった裸体がギリシャ神話の彫刻のように浮かび上がっていた。

インスが、ガラス戸の向こうに消えても、私はまだ、持ってきた浴衣を抱えて、立ち尽くしていた。


インスは、湯につかりながら、困惑した私の様子を思い浮かべて楽しんでいるかもしれない。

それとも、子供じゃあるまいし何をいまさら恥ずかしがっているんだ・・・と、呆れているかもしれない。

そんな思いが頭の中に渦巻いた。


「ユキ、星がきれいだよ」

ガラス戸越しにインスの声が聞こえた。

雪が降っているのに、星なんて見えるのかしら・・・そう思いつつも、夜空を彩る満天の星は大いに興味を誘った。

「私が、そこに行くまで、絶対に振り向かないと約束して!」

私は、ガラス戸をわずかに開けると、インスに向かって言った。

「約束するよ・・・だから早くおいで」


私はタオルで体を隠して、ガラス戸を開けた。

向かって左側にインスの後姿が見えた。

               

私は、わざと、インスとは反対側の位置から浴槽に入り、身を沈めた。

夜空を見上げると、インスの言ったとおりいくつかの星がきらめいていた。

舞い落ちる雪と控え目に輝く数個の星。

小枝をわずかに揺らす風と樹々の上に降り積もる雪。


「もっと、近くに・・・」

インスが、私を呼んでいる。

私は、もう少しこの自然が生み出す美しさを眺めていたくて、聞こえないふりをしていた。


「ユキが来ないなら、僕が行く」

タタミ4畳分の広さしかない浴槽の中で、抵抗しても逃げられるわけもなく、私はあっという間に逞しいインスの腕の中に閉じ込められてしまった。

眼鏡をはずしたインスの眼差しは、どこまでも透明感を漂わせ・・・。

茅葺の小さな屋根から零れ落ちる雪片が、インスの前髪できらきらと輝いていた。



2008/11/27 08:18
テーマ:創作の部屋 カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

「朝月夜」(アサヅクヨ)⑳・・・こちらは戯言創作の部屋

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インスが話しの糸口を探している様子が窺えた。

何から話したらいいのか、迷っているのだと思った。

私が、言葉を発しない限り、この沈黙は永遠に続きそうな気が

した。


「おおよそのことは、知っていました」

私は、遠慮がちに言った。

グラスを運ぶ手を止めて、インスは私を見た。

無言だったけれど、何を知っているんだ?と言っているのが解

った。


「左手に指輪があったから・・・結婚していることは、最初から

解っていました」

インスはそっと右手で左手の指輪を撫ぜた。

「入院した晩、家族に連絡をしましょうかと、私が尋ねた時、あ

なたは、いいえ・・・と、そう言いましたね」

インスは、黙ってうなずいた。

「そのことがとても気になって・・・。翌日、Oさんに聞きました」


奥さんは、仕事を持っていて多忙であること。

帰宅時間が遅く、夕食の仕度もままならないこと。

私は、O氏から聞いたことを話し、夫婦関係が円満ではなさそ

うだと、O氏が心配していたと付け加えた。




            


「それで・・・?」

インスはつぶやくように問いかけた。

「それで・・・」

余計なことを聞いてしまったと後悔しました・・・と、言おうとした

私の言葉を遮るように、「同情した・・・。」とインスは言った。

「哀れに思った・・・。」

「哀れに思って、会津まで同行した・・・。」

先ほどのつぶやくような声とは違って、インスは矢継ぎ早やに

断定的な言い方をした。


「君の想像通り、僕は、哀れな男だよ。妻に男ができたことも

気づかず、気づいた後も、世間体のため夫婦関係を継続しよ

うと、けなげに努力した」

「妻に離婚届を突きつけられてもだ・・・」

「僕は、何も悪いことはしていない。なのになぜ、こんな仕打ち

を受けなければならないのだ・・・と妻を恨んだ」

「憤りを抱えたまま、僕は日本に来た」

「ひとりになって考えてみると、胸の中の憤りの原因は、踏み

にじられた愛情ではなく、傷ついた夫としてのプライドと意地な

のだと思えた」

「そんな時、君に出会った。心の片隅に明かりが灯ったような

気がした」

「自分でも驚くほど素直になれて・・・僕は君を会津旅行に誘っ

た。君と一緒にいたいと思った」

「妻との関係がダメになったから、君に近づいたのだと思われ

たくなかった」

「だから、言えずにいたんだ」

無口なはずのインスが、言葉を選ぶ余裕もないほど、一気に

話しているのを、私は黙って聞いていた。





「哀れな僕に同情し、会津まで来た。そして、慰めるつもりで僕

に抱かれた・・・?」

「違う・・・」

私は、初めて口を挟んだ。

「違う・・・わ。確かに最初は同情から、あなたの面倒を見ようと

思った。でも、それは、奥さんとのことで同情したのではなく、

異国の地で体調を崩してしまったあなたが気の毒になったか

らよ」

「気の毒に感じて会津まで来た・・・」

インスは、私の横顔をちらりと見ながら言った。


「言葉のわからないあなたが心配だったことも事実です。で

も・・・一緒に行こうと決めたのは、あなたに好意を持っていた

からです」

同情した、哀れんだなどとは、誤解だと私は言いたかった。

おそらくインスは、夫婦関係を覗き見するような私の行動を知

って、苛立っているのだろうと思った。

だが、決め付けたような言い方は私にとって心外だった。

インスは、それに対して詫びる様子もなく、無言でいることに

私も苛立ちを感じ始めていた。




「ベッドをともにした理由も言わないといけない?」

私はわざと棘のある言い方をした。

「聞きたい」とインスは言った。

「興味よ・・・興味と・・・好奇心・・・」

心にもない言葉が口を突いて出た。

「Kしか知らない私の体が、他の人に対して、どんな反応を見

せるのか・・・興味があったの」


「それで・・・?どうだった?昔の男と僕と・・・どっちがよかっ

た?」

わずかな言葉の行き違いが、互いの心から冷静さを失わせ

た。

言うべきことではない言葉を生み、それぞれの心を傷つけ合っ

ていた。

私は、グラスに残ったワインを一気に飲み干すと、寝室に駆け

込んで、勢いよくドアを閉めた。

Kのことを「昔の男」と言われたことも悲しかった。

だが、それ以上に、素直になれない自分が悲しかった。

インスが外に出て行く気配がした。

閉まる扉の音が大きく響いた。



2008/11/19 18:39
テーマ:今日のひと言 カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

「休ブ届」

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日々の出来事を綴る「ブログ」をしばらくお休みしようと決めました。


決めた理由はいくつかありますが、ブログに寄せられたレスで傷ついたとか、そういうことではないということをまず、お伝えしておきます。


別に、改まって「休ブ宣言」しなくても・・・。

とも、思いましたが、それが、今まで暖かいコメントを寄せてくださった多くの方に対するエチケットだと思いました。


先週末、ブロコリに対する今後の希望、要望を意見交換しようという場所を提供してくださっている方がいることをはじめて知りました。

そう言えば、さらに何日か前、私の元にも「ぜひ、意見を・・・」と、レスが入っていたことを思い出しました。


そのような大事なレスを流してしまったことを反省するとともに、時間的余裕を失くしていることに気づきました。


誰に頼まれたわけでもなく、好きでやってきた「ブログ」ですが、たくさんの人の目に触れると思うと、言葉選びも慎重になります。

堅苦しく考えず、気楽に書こうと始めましたが、自分の部屋という意識を持つようになると、「ま・・・これでいいか・・・」では、済まされなくなってきました。


フォトは、より良いものを・・・と吟味し、文章の言い回しを何度も読み直してチェックしていると、あっという間に時間が過ぎていきます。


けして義務ではない「ブログ」の更新。

それが、なんとなく「書かなくちゃ」という思いに捕らわれると、本来の「楽しみながら書くブログ」の、私の趣旨からどんどん遠ざかって行く気がして・・・。


「ブログ」を書くことに費やしてきた時間を、一時返上して、「太王四神記」ををもう一度、最初から観てみたい・・・。

ブロコリブログのそれぞれのお部屋を駆け足ではなく、ゆっくり訪ねたい・・・。

「創作」サークルの先輩たちの創作をもっと楽しみたい・・・。


そして、現在進行中である「創作」の完結を年内と決め、それを達成したい・・・。

このようなことが「休ブ」を決めた理由とご理解ください。


当分の間は、どうしても何か語りたくなったら、どなたかのお部屋に、レス・・・という形で、残したいと思っています。



さて、報告は以上とし、昨日の忘年会のことを少し。

ヨンジュンにどんなに夢中になっていても、一応は主婦の集まり。

12月は、横浜でクリスマスイベントもあることですし、11月に忘年会を・・・ということになりました。


場所は、赤坂の中国料理店「星が岡」。

幹事の計らいで、ヨンジュンが二度目の来日の時お世話になった柿沼氏とお会いすることができました。

あの日のヨンジュンの様子を、身近で見た柿沼氏のお話は、感動に値するものでした。


来月も「星が岡」でオフ会を予定しているため、参加予定者の楽しみを奪ってしまうと申し訳ないので、詳細を書くことは、控えます。


柿沼氏のお話に興味のある方は、ぜひ一度、「星が岡」に足を運ばれることをお勧めします。


最後に、昨日の忘年会におきまして、企画の段階から、お世話してくださった2名の幹事さんへ、感謝の言葉を申し添えたいと思います。

お世話様でした・・・そしてありがとう。


            






 


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