2011/02/20 10:57
テーマ:創作の部屋 カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

創作の部屋~朝月夜~<60話>

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☆BGM「抱きしめたい」~K~







軽い衝撃とともに、機体が快晴の静岡空港に着陸した。

「着きましたね」

タケルが窓の外を見ながら言った。

久しぶりの恋人との再会に心躍らせているのか、その声は明るかった。


タケルも僕も、荷物は機内に持ち込んだ小型のスーツケースひとつだった。

流れてくる荷物を受け取る必要もなく、入国手続きを済ませるとそのままバスターミナルに向かった。


空港内は全てが新しく、開港間もない雰囲気が漂っていた。

シャッターが下りたままのテナントもいくつかあった。

富士山の絵が多く飾られているのも静岡空港らしいと思った。


その中の1枚の絵の前で僕は足を止めた。

夕日に照らされ、赤く染まった富士山の絵だった。



                


                
富士の裾野に住む人々は、1日の仕事を終えた後、夕日に染まった山を見て、心を癒すのだろうか。

『父の側で畑を守って暮らしたい』と、言っていたユキ。

農作業を終えて、山を見上げながら家路に着くユキの姿が浮かんだ。


その傍らには、ユキの父親とユキにふさわしい素朴な男の姿。

そして、父と母に走り寄る幼い子供・・・。

夕日の富士山を背景にした暖かい≪家族写真≫。


その中に僕の居場所はない。

無理に写り込もうとしたら、ささやかな幸せを壊してしまうことになるのだと、思った。


「監督・・・バスの時間です」

絵の前で立ち尽くしている僕に、タケルが声をかけた。

「タケル、どこかでコーヒーを飲もう」

振り向きざまに、僕は言った。


「コーヒーなんか飲んでたら、バスに乗り遅れちゃいますよ」

「次のバスに乗ればいい。コーヒーが飲める店を探そう」

「缶コーヒーを買ってきますから、予定通りのバスに乗りましょう」

「嫌なら先に行け」

「僕が行ってどうするんですか」


僕は、それらしき店がありそうな方に向かった。

「星降行きのバスは、1時間に1本しかないんですよ~!」

うしろで、タケルの叫ぶ声が聞こえた。


                


カフェの座席からは、滑走路が見下ろせた。

僕は、煙草を吸いながらぼんやりとその景色を見ていた。


「監督、コーヒーが冷めますよ」

コーヒーが飲みたいと言いながら、半分も減っていないカップをのぞき込みながらタケルが言った。


「次のバスには必ず乗りますからね」

「なにをそんなにあわててるんだ?」

「これから僕たちが行く星降と言う町には、泊まるところなんてありませんから」

「解ってる」

「監督を送ったら、僕はすぐに帰ります」


「そんなに早く、彼女に会いたい?」

「そうじゃなくて!監督の恋人の家でしょ。僕が一緒に泊まれるはずがないじゃないですか」

「泊るつもりはないけど・・・」

「久しぶりに会うのに・・・?」


「姿を見ることができたら、黙って帰る」

「黙ってって・・・。恋人じゃないんですか?」

「結婚してる」

その言葉を言ったとたん、タケルの表情から一気に力が失せたような気がした。



                



「失礼なことを言うようですが・・・」

少しの沈黙のあと、タケルが言った。

「恋愛の対象が人妻であるとか・・・、不倫であるとか・・・そう言った恋愛は、僕には理解できないし・・・応援する気もありません。すみません」

「謝る必要なんてないさ。それが普通の感覚だと、僕も思う」


「ならば、なぜ・・・って、監督の恋愛を事細かに聞くつもりはないです。結婚して星降にいることだけは、確かなんですね?」

「多分・・・」

「多分?大事なことなのにそんな風に曖昧でどうするんですか!」


仕事における立場も、年齢も逆転してしまったような気がした。

タケルも同じように感じたのか、「すみません」と、また謝った。


「何月何日に結婚したと、知らせを受けたわけではないが・・・。最後に会った時、大切な人と田舎で暮らしていると言っていた」

漢江の畔のレストランまでユキを送った時、車内で交わした会話だった。


                

                 

「大切な人・・・と言うと、やはりそう言うことになるのかなあ・・・」

ひとり言のようにタケルが呟いた。

「それで・・・どうします?間もなくバスの時間ですけど」

「行く」

「じゃあ、行きましょう」

タケルは、あっさりと立ち上がった。


僕はすでに先程の会話で、タケルの道案内は期待できないと思っていた。

「応援はできない・・・って」

「幸せな家庭を築いてる人をそこから引っ張り出す応援はしません。
でも・・・会うことによって、監督の気持ちにけじめがついて、新たな一歩が踏み出せる・・・って、言うのなら、応援します」

「諦めきれなかったら・・・?」

僕は兄に甘える弟のような言葉を口に出した。


「・・・それは、その時に考えましょう!」

「頼もしい部下を持って幸せだよ」

「ホントにそう思ってます?」

「ああ・・・思ってる」

「ならば・・・給料アップ、お願いします」

タケルの顔に笑顔が戻った。


「ついでにコンビニで弁当を買ってください」

「飛行機の中で食べただろう?」

「あれは朝飯。星降に着く頃には昼を過ぎます。向こうに行ったら、コンビニなんてないですよ」

言いながら、タケルの足は空港内のコンビニへと向かっていた。






2011/02/20 09:03
テーマ:今日のひと言 カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

久しぶりの≪ロータス≫

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前回来たのはいつだっけ・・・?

と、思うほどに久しぶりの≪ロータス≫で、昨日はランチ。

ますますレトロ感がグレードアップした・・・。

と、思える≪ロータス≫


メニューもちょっと変わったようで。

昨日は≪塩昆布のチャーハン≫を注文。




≪ロータス≫のお料理は、

「これはおいしいけど、これはイマイチ」と、言うものがなく、

≪塩昆布のチャーハン≫も、一部ではこの店の「売り」

と、言われるだけあっておいしいです。


≪ロータス≫に行くのは初めてと、言う友人がいたので。

ならば、当然「ヨンジュンシート」を予約・・・。

と、思って、数日前に予約の電話を入れました。


それが結構照れくさくて・・・。

「ヨンジュンシートをお願いします」

と、言えない(笑)

「下のフロアの・・・奥の左側の・・・席をお願いします」

と、言っておいた。




食事の後、デザートの注文に迷っていると。

≪ロータス≫のお兄さん、

「皆さん、チーズケーキとシフォンケーキを注文なさいます。

それと、カプチーノを・・・」




「ヨンジュンファンだってばれてるのね?」

と、言ったら、にこやかに(?)笑ってました。


私たちがコーヒーを飲んでいる時には、

女性数人のグループが来店して、

「あいにくあの席は予約のお客様がいて・・・」

と、答えてる声が聞こえていたし・・・。


2時を過ぎた頃には、

「3時から次の方の予約が入っておりますので・・・」

と、丁重に言われ。

ヨンジュン人気、ここでも健在・・・と思いました。


本当は、向かいにあるとんかつのお店≪まい泉≫に、

行きたかったのだけれど。

どうせ行くなら、≪ヨン様席・ヨン様メニュー≫にこだわりたい。


週末は予約ができないと言うことなので、

こちらはいずれのお楽しみ。


週末ごとに出かけていると思われそうだけれど。

12日は仕事だったし。

26日も仕事。


何か楽しみがないと仕事も行く気にならず・・・。

お付き合いしてくださるヨンジュン家族の友人。

誘い出してくださるヨンジュン家族の友人。

本当に感謝しています。


                                               





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