我を愛する歌 (啄木)
あたりを見まわし
物言ひてみる
東海の小島の磯の白砂に
われ泣きぬれて
蟹とたはむる
詩人が歌ったその心を解釈しょうなんて邪道だと思っていたんですが、雑学程度には知っておくべきことも多々あるようで…
本音は思い込みや勘違いでもいいと思うんですけどね^^
例えば
「赤とんぼ」
♪~夕焼け小焼けの赤とんぼ 負われてみたのはいつの日か~♪
御多分に漏れず、daiwa流解釈は追いかっけこしながら見てたのかと思ってましたし^^;
♪追われて見た~♪
上の「一握の砂」の有名な一首も、初めて詠んだ小6から高校生になるまでずっと、東海地方の白浜海岸を想像してましたが、実はそこは、函館大森海岸だと教えられた記憶があります。
それが最近読んだ本には、「東海の小島」そのものが「日本」をさしている、とも@@?
ずいぶん大きな話であるけど、異国人(呉英珍)の啄木研究家のこの弁、説得力ありました。
誰そわれに ピストルにても撃てよかし 伊藤のごとく死にて見せなむ
(1910年10月『創作』誌「九月の夜の不平」)
本棚の奥にあった啄木詩集(1983.2月29版)ではこの詩が、」同じ1910・10刊の「一握の砂・我を愛する歌」の中に収録されていました(???)
やっぱりこっちの編集のほうが変だし、信頼できないもの…vv
過去記事↓
水遊び(一人題詠ふたたび)
まてどくらせどこぬひとを宵待草のやるせなき。
今日の誕生花 まつよいぐさ
花言葉 あなたを待っています
竹久夢二は「宵待草」と呼びました。
名前と、月の下でひっそりと咲く姿から、恋人を待ち続ける
少し淋しげな美しい女性をイメージする花です
とけてきえゆく露ならば恋もわすれてありしもの
おもひみだるゝ人の子はながれのきしのしのゝめに昼はひるとて草の夢。
空晴れて虹の傘さし水遊び自由と燥ぐ言霊しぶき(和)

ひとり「夢のふるさと」竹久夢二
人をまつ身はつらいものまたれてあるはなほつらし
されどまたれもまちもせずひとりある身はなんとせう。
いたみ「夢のふるさと」竹久夢二
ほんとうの心はたがひにみぬやうに言はせぬやうに
眼をとぢていたはられつゝきはきたが
なにか心が身にそはぬ。
きのふのまゝの娘ならきのふのまゝですんだもの
なにか心が身にそはぬ
きらきら漂ふ言の葉あつめて
今日初めて訪れた町で
まだ会ったこともない君に
髪の色も目も 唇の形も歩き方も 知らない君を
想像してみることもなかったけれど・・・
横断歩道に突っ込み過ぎた車を振り返り 優しく微笑んだ口元
目の前を足早に横切って行ったその姿は君を思わせた
透き通った眼鏡の奥の黒い瞳は知的に澄んで
炎天下日傘も刺さず涼しげに長い黒髪を靡かせていた
ここにいるはずないと知りつ君住む南の空に思いをはせる
溺れるよ一度触れたら甘い罠そこは危ういと分かってたはず
耳鳴りじゃないから
かおる風 あなたの上を吹きぬけた 微かにきこえ運ばれし声
独り題詠といきましょ^^
かおる風 あなたの髪を弄ぶ 触れてみなよと秘かにさそう
かおる風 あなたの微睡妨げ 熱き思いに馳せろと急かす
朱蒙二次『チュモン少年のヰタセクスアリス』
(↑イルグクさん撮影;Twiterより)
いのちの誕生とともに
古の彼方から
繰り返されてきた営みも
現実と幻が交差する刹那がある
よしや
その刹那に堕ちようと
森羅万象の全ての神々は
恋人達のために
宴を開く
そして
恋人の
開かれたからだの源の畔を
神々達は
やさしく口づけをする
新たに生れ変わる歓びに
満ちて
溢れる泉のその瀬で
恋人の秘められていた花は
さらに色づき
大輪となって
神々達の新しい命を迎えるだろう
*・°☆.。.:*・°★.。.:*・°☆.。.:*・°★.。.:*・°☆.。.:*・°★.。.:*・°
Ⅰ <光に犯されるユファ>
暁の ころかと見紛う 明るい晩 背の君思い 月夜の散策
しっとりと 触れてる様に 纏い付く 光を浴びて 恍惚なりし
誘われ 部屋に入りしも 隙間より 這い入る光 艶かしくも
幾筋の 光が絡み 四肢捉え 月に向かいて あかされる足
卵を産む予定はありませんが…
まずはこんなところからはじめてみました。
毎回形式は変わります。
純文学風、詩小説風、3流官能小説風…気分が変われば云々^^
一万の夜を超え~流連~Ⅷ
久しぶりに創作の更新です(約5か月ぶり!) こんなこともやってました^^;
イルグクさんとは全く関係の無い創作です
(スルーして下さいね^^;)
これが終わったら、朱蒙二次か人生画報二次小説の創作やりたいな・・・・と、
最近「宮」の二次にはまってます^^;
頭の中はエロチュモンか非情ヒョンシク(日本に逃避してた頃の妄想)でいっぱい^^;
でもここでやっちゃ抹殺されるよね^^
玄界灘に沈められること間違いなし@@;
Ⅷ
そんな不毛な交わりだからこそより激しく求め合ったのかもしれない
僕たちは雪山で遭難でもしたかのようにぴったり抱き合ったまま眠ってしまったらしい。
しかしここは雪山ではなく、裸の若い肉体にはいささか熱すぎた。
べったりと汗ばんだ状態は、二人の眠りを妨げた
そして「まだ時間があるから、仕事場近くでシャワー浴びよう」と言った
「ホテルに泊まってると思ってるし、ホテルでは自宅に帰ってると思ってるわ」
以外にも街灯の下でも美しく、毅然と主を待っていた。
久しぶりの朝焼けを見たような気がした。
インター出口すぐのホテルにそのまま入った。
派手な外観の建物にも負けない派手な車だが、誰にも会わないシステムになっている。
しかしあちこちの防犯カメラはしっかり僕たちを記録してるだろう・・・
その部屋にはこの手のホテルには珍しく大きな窓があった。
貴子はコートとサングラスをベッドの上に投げ置くと、まるで下着のモデルのように窓に近寄り、カーテンを大胆に開けた。
事務所に紹介したいくらいよ。どう?今より良いお金になるかもよ」
でも、彼はもう出来上がってる感じだし、あのカオならタッパも欲しいとこかな。」
もう下着は身につけていないようだった。
突っ立ってると電柱と間違えるから,さっさと動け!ってね。
でも、仕事が終わった後はみんな優しいんだよ、これが!」
あんたに呼ばれりゃ、すぐしっぽ振って飛びつくよ」
「松葉ガニって・・・ひどいなあ。由美ちゃんみたいに色白で少しふっくらしたのがいいんでしょ?」
好きでも嫌いでもないし、それに今、彼も切ない恋をしてるみたいだし、私と出会う前からの恋人と・・・」
まさに松葉ガニ状態だ。
俺を間男にすることで自分を誤魔化しるだけじゃないのか」
彼女も私の家庭教師だったから、よく知ってるの。
当時大学生だったけど、知的で優しく、機知に富んでて初めてのディスコにもこっそりつれてってくれたわ。
私はまだ16歳だったけど体が大きいせいか、子供にみられることなかったしね。
大好きだったから彼女のあとをいつもくっついてて、その頃彼にも会ってるはずなのに全くお互い気付いてないの、こんなに目立つ大きな体にも気付かないほど彼はその頃から、彼女しか見ていなかったのね。
貴子はその彼に会いたくて、大学生の家庭教師について回ってたのだろう。
乙女心よ軽やかなれ!
恋をして初めて気付くさが故に 乙女心よなお軽やかに
少し愛で少しささやく もっともっとと欲張りな夢
眩影
項を支える長い指先が 少し冷たく
一万の夜を越え~流連~Ⅶ
ヘンな女に振り回されていない?」
29歳の誕生日なの」
かなり参った感じの貴子が痛々しくも愛おしくなったが、部屋に入れてしまうと余計に彼女を傷つけてしまうことになるだろう。
言いながらコートの前をゆるめると、小さな下着だけが、ちらりと見えた。
シーズンオフ近いスキー場で出会い、その日のうちに付き合いが始まり、
東京に戻っても会えばホテルに行ってたが、僕の部屋に入ったのはこれが初めてだった。
一万の夜を越え~流連~Ⅵ
特別な事が無い限り、早めに店が終った日は、当然のように、いつもここに来ていたのだが、店の女将さんが、息子の潤一郎君に、僕を夜遊びに連れ回すなと窘めたらしい。
今はすっかり平静心を失っていた。
言ってたんだから・・・!」
中なら、ソープの女とだって愛を語ってきた。
心臓がまた激しく波打った。
私が何かに揺れてるってことが許せないみたい」
「どうしちゃったの?鍵なんかかけちゃって、女の子でも珍しく連れ込んでる?」
此処あるもの
ウチの一番下のバカ息子リオン(ウェリッシュコーギー6才半)がまた家出しちゃいました
逃走はしょっちゅうで、もう大人なんでほっときゃ帰ってくるんですが、
いまはすぐに通報されちゃうんですね
警察のお世話に2回、遠く離れた八王子の保護センター迄迎えに行ったことも・・・
これは未だに疑問なんです
ほんのチョとの間に地元に何の通報も無くいきなりセンター行き
近隣の警察にも市役所にも通報が無いので、娘がネットで迷子犬を検索したら、
いなくなったその日に載ってた!
特徴が一致してたので一応確認に・・・
間違いありませんでした。
もうずっとそこにいなさい!って言ったらシュンとして、
しばらくおとなしかったんですが・・・
もうすぐ4歳のの頃の息子と4ヶ月のリオン
人間様はこのあとすぐ追い越された
いにしえの果てより
[1] [2] [3] |