金色の鳥篭 - 終焉 -
二千年の時を越え 諸外国に脅威を与えた、その時代。 その中心にいたのは、 頬を撫でる風が、何故か心地良い。 太陽の眩しさに思わず目を細めた瞬間、 どこからか自分を呼ぶ声がする。 正直、やっと書けた。そんな感じです。(笑) しかし、いくら閉鎖とはいえ、プレゼント創作にタムの最期って… でも、これはやっぱり書いておかないとと思ってさ。 思えばこのシリーズも終焉を迎えましたね。ちょっと感無量…
その時
ひとつの時代が終わろうとしていた。
民に平和と愛を
神の血を受け継いだひとりの男だった。
人を愛し
妻を愛し
国を愛したその男はまた
彼を知る多くの人々から愛され、尊敬されていた。
だが突然
その時はやってくる。
抜けるような夏の青空が
彼を迎えに来たかの様に…
さっきまで聞こえていた猛る男たちの声が
今は何も聞こえない。
まるで時が止まったかの様な、全くの静寂。
ふわりと宙に投げ出され
体が地面に叩き付けられた。
青く澄んだ空が、ただ広がっていた。
鼻をつく青草の匂いに、そっと首を動かすと
紅く染まった葉先が、すぐ目の前にあった。
あの白く柔らかな首筋を紅く染めたのは、僅か三日前。
逃げる手足を優しく押さえ、昇っていく后の声に幸せで満たされる。
もっとその声が聞きたくて、細いからだを強引に引き寄せると
后は少し怒ったように、唇を尖らせた。
「痛いです、王様」
「あはは、怒ったな。鳥の様に口ばしが尖っているぞ」
「そんなに…尖ってなんかないわ」
「おや。王に向かって口ばしを尖らせるとは悪い鳥だな。
よし。捕まえてさっそく篭にいれておかなければ」
「えっ?」
「スジニ。明日は出立だ。今度の戦は長くなるかもしれぬ。
…憶えておきたいのだ。お前の全てを。
お前の声も、お前の笑顔も、お前の泣き顔も…見せてくれ、この私に。
この体に刻み付けてくれ。
そうすれば、戦場にも恐れず向かってゆける。この国の王として」
「おう、さま?」
「私は弱い人間だ、スジニ。常に恐れ迷い、自分の進むべき道さえ
容易に見つけることが出来ぬ。私にはお前が指針なのだ。
私を導いてくれスジニ。やがてお前が羽ばたく方向へ、私も共に向かおう。
だから、今だけその羽根で私を包んでくれ。
明日の朝、隊列の先頭に真っ直ぐに立てるように…」
「王様」
「柔らかいな…そしてお前の羽根は暖かい…」
「・・・うっ、ス、ジ…」
声を出すと、口中に鉄の味が広がった。
激痛に顔が歪む。
いつの間にか静寂が破られ、辺りは男たちの怒号と剣がぶつかり合う音
そして馬が駆ける振動で体は小刻みに揺れていた。
「王!!」
「タムドク様!!!」
あの声はチュムチ?
それともヒョヌだろうか。
彼らは戦っている。
早く起きあがって。隊を導かなければ
だが、起き上がろうと力を込めても
体の自由が利かず、もはや何の感覚も無かった。
目の前に、出立の時、后に着せてもらった鎧が、無残な形で
転がっているのがぼんやりと見える。
― 鎧の紐を結ぶのって、すごく難しいんだよ。
誰にでも簡単に出来るってもんじゃないんだ ―
そうだな。
確かに、お前が一番上手だったよ。
「スジニ…」
愛しい名を呼んだその時、遠くで鳥の鳴く声がした。
まるで、自分を呼んでいるかの様な懐かしい響き。
そして視界が…だんだんと遠くなる。
何故か、涙が流れた。
温かく流れるひとすじの涙。
…あぁ、そうか。時が来たのだな。
そして漸く逢えるのだ…キハに。
長かった。
いや、短かったのか。
驚くほど心が穏やかだ。
何の恐れも、何の迷いも無い。
「スジニ…空が高い…な」
少し微笑んだタムドクが、何かを掴もうと空に手を伸ばした。
やがて静かに下ろされた掌には、
小さな真紅の羽根がひとつ、しっかりと握られていた。
お友達のサークルに贈った創作。ここにも持ってきました~^^
誕生日月に…
猛暑の東京。
今日は、仲の良い友達たちと炎天下の新橋でランチをしておりました~。
久しぶりにいわゆる都心に出たんでその息苦しいばかりの暑さに何だか
クラクラしましたよ。我が街もかなりの暑さだけど、やっぱり所詮都下…^^
山も川も近いですからね。暑さの質が違うんだ、と改めて認識!
都内に住んでるなんて、ホント、おこがましくて言えないですわぁ…
まぁね^^
炎天下って言っても、結局ビルの中の和食屋さんでの楽しいランチ♪
そのあと近くのパーラー(超有名な老舗!)でのお茶だったんで、ほとんど
街中は歩いてないんですけど(笑)、8月の都心の日差しの強さは、もはや
凶器に近いですよね。早く涼しくならないかなぁなどと思いつつ、楽しいお
しゃべりで、あっという間に時間が過ぎていくのでした^^
ヨンジュンがいたからこそ出会えた4人組。
最近では、ぱったり姿を見せない彼の話より、それぞれの近況や実の^^
家族の話題などで盛り上がっているけれど、彼が繋いでくれたものって
この出会いだけでも感謝に値します。
「一体、今何をしてるんだろうね」
新しい興味や、愛すべき別の対象。どんな楽しい事が現れても、やっぱり
どこかで気になる彼の存在。
笑いあうおしゃべりの間に、彼の顔がふっと私の頭に浮かびました。
今年も誕生日が近づいています。
せめて声が、聞きたいですよね。
休憩時間の突然の再会
今日は母の日。しかも、我が街では昨日から毎年恒例の
「新撰組まつり」が行われていて、全国から沢山の観光客
がいらっしゃったんです~(^^)v
というわけで^^やっぱり今週末もお疲れな私なのでした(笑)
…母の日に、母、仕事。(自虐的?爆)
でも、あれだけ忙しかったりすると、疲れてはいるんだ
けど逆に笑顔しか出てこないもんですね^^妙にヘラヘラ
して同僚と目が合う度に意味もなく笑っちゃってました。
私は残念ながら見に行けなかったけれど、新撰組まつり
も、かなり盛況だったようですよ。毎年どんどん規模が大きく
なってきていますし、今日はまた天気にも恵まれましたしね♪
家のすぐ近くでパレードがあったのに、見られなくて本当に残念
でした~(-.-)
そうそう!
昨日、休憩で数時間抜けて家に帰った時、CS放送で
「愛の群像」の一挙放送をやっていましたよ~!どうやら
土曜に放送してたらしいです…久しぶりに会ったジェホ。もう~!
好きなのに、無理しちゃダメだって~!シニョンさんを見つめる
目が寂しすぎるよ~~。
…ぐすっ、休憩時間に号泣しそうになって慌てて自制。
ダメだわ。やっぱジェホは片手間で観られるもんじゃないです。
サクラ記念日
花散らしの雨が降る中、我が近所の桜は、まだ踏ん張っているようですよ。
来週は、公立小学校の入学式ですものね。やっぱり桜咲く門出にしてあげ
たいものです。そういえば、ハナの1年生の時は結構な雨だった記憶が…^^
おめかししたスーツに長靴スタイルで、ちょっと可哀想でした(笑)
桜…といえば、たしか4月3日は「サクラ記念日」でしたね。
我らがヨンジュンの初来日の日。
まぁ、当時の私はTVのニュース映像を「ふ~ん…」ってな感じで観ており
ましたけれど、人生、どんな出逢いが待っているかは本人でも分からない
もの。
今、私がこの場所で色々呟いていられるのも、この日があったればこそ!
なのでしょう。
思えば、この日からもう10年経つんですよね。
この10年。
彼にとっても、彼を想う私たちにとっても、人生の中の大きな転換期でした。
彼に出逢えた事。
大切な友人達と出逢えた事。
全てに感謝。
そして、愛しい日々です。
彼に逢いたいですね。
彼の演技で、またドキドキしたい。
散る前のサクラに祈ったら…願いは叶うかしらね。
懐かし映像を観てました。
先週末の大雪ショック。
慣れない雪道歩きで変な筋肉痛になっちゃったけど、やっとここ数日は
解けて来たり、雪かきも完璧に出来てたりとイイ感じになってきてたのに・・
東京地方、何だかまた今週末に雪が降るらしいですよー。
さすがに40数年ぶりの大雪って言われた先週の二の舞にはならないと
思うけど、こう週末ごとに雪に降られたらホント困りますわ。
雪国の方たちからしたら、「何言うてんねん!」(何故か関西弁)って話
でしょうけどね~。
大雪も困りものだけど、オリンピック観戦でここ数日また寝不足の日々^^
昨夜も女子カーリングの試合から目が離せず、1人コタツの中で手に汗
握りながら応援してましたよ。結果勝ったから良し!でしたけどね(笑)
スノーボードの10代2人の快挙に心躍らせ、
沙羅ちゃんの涙に抱きしめてあげたくなって。
分かっちゃいるけど連日TVの前に座っちゃうんですよ。
で、今日は休日だったんだけど、昼間、オリンピック放送の合間にHDDの
中身を整理してたら、懐かしい「徹子の部屋、35周年記念」の映像が出て
きたんですね^^
あの、徹子さんがヨンジュンの筋肉を触って「気持ちのいい筋肉ですぅ!」
ってご機嫌に話すあの名場面が入ってて、つい何回か巻き戻して観ちゃい
ました(笑)あの時の王子タキシードのヨンジュン、素敵でしたよね。
思わず、あの時の徹子の部屋を全部観たくなったけど、確かハナがDVDに
焼いてくれたはず・・・さて、どこにあったっけか?
本格的に探すには今回はちょっと挫折したけれど、そのうちにあれも見直し
てみたいです。まだまだ新しい映像にお目にかかるには、かなりの時間を
要しそうですしね(苦笑)
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