2013/07/20 10:49
テーマ:ひとりごと カテゴリ:趣味・特技(その他)

기름(1)


기름~油~

突然ですが、RSPOという言葉をご存知でしょうか?

私は以前にも書いたように、石鹸を手作りして13年になります。
そして、石鹸の主な材料は「油」です。
最初はオリーブオイルだけを原料にしていました。

しかし、どんどん創作欲は沸いてくるものです。
オリーブオイルだけでも 充分素晴らしい使い心地だった、
その最初の感動も 慣れに変わり、
もっと素晴らしいものへ挑戦したい欲求や
オリーブオイルだけでは得られない、欠点克服という欲求です。

オリーブオイルが凶作だった年、他の油を混ぜて作ってみたら
むしろ ある意味もっと凄い石鹸が出来た―それが、
マルセイユ石鹸(サボン・ド・マルセイユ)の始まりと言われています。
現在、色々な配合で販売されてはいますが
本来のマルセイユ石鹸は オリーブ:他の油=72:28の割合の物と
されていました。

その、28%に多く使われている油の1つが パーム油なのです。

さて、RSPOとは
 
「持続可能なパーム油のための円卓会議」

のことです。
(詳しいことはWWF RSPO などの言葉で検索して頂ければと思います。)

パームオイルなんて、日本では馴染がないと思われるかもしれません。
しかし、実際には 今スーパーマーケットにある商品の半数近くにはパーム油から得ら
れた油脂や派生物が使われています。
食料ではマーガリン、即席めん、マヨネーズなどからクッキー、チョコレート、スナック菓子、アイスクリームに至るまで、
また食用以外でも石鹸、洗剤、塗料、化粧品、化学製品などに幅広く使われているのです。
今や日本で なたね油に次いで2番目に消費されている植物油となりました。

パーム油はアブラヤシの果肉から得られる油脂で、大豆油を抜き世界では最も多く生産される植物油脂です。面積当たりで大豆の10倍の油が取れることもあり、急速に
その需要が高まった油と言えます。

そして、その産地はというと、マレーシアとインドネシアの2か国で全世界の85%を生産しています。大規模なプランテーションで、環境破壊、劣悪な労働条件という農園も出てきました。

そこで、RSPOを開き、社会や環境を十分配慮した優良な農園のパーム油を
優良な油として認証する事になりました。

それが、2004年ころでしたが 日本の企業は欧米に比べ腰の重い所もありましたが、
徐々に批准しています。

パーム油を手作り石鹸に加えると、固まりをよくします。
オリーブ単独よりも、解け崩れにくい・しっかり硬い石鹸になるのです。
しかし、私は 確かな油以外 パームを使わないことにしました。
その方が きっと 洗い上がりも気持ちよく お風呂タイムの楽しみを
持続可能にするでしょう。

「馬医」では、どんな命も大切なのだというメッセージをおくりたいという、
イ・ビョンフン監督のお話を聞きました。

そこには、自分の国では 危険で使いたくないという国民が圧倒的な技術を、
外国へ売りつけようなどとする、そんな政府のエゴとは、
明らかに違う、尊い愛があります。

馬も人間も、熱帯雨林も 森の人も、みんなちがってみんな大切です。



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