ドリームハイ☆第1話☆No.3
ブレイクショットの青年が 車を洗車している。
どうやら これが彼のアルバイトらしい。
写真をどうしても返してほしくて 青年をつけてきたヘミは
隙を見て その洗車中の車に乗りこんでしまう。
ドアをロックして 大きな音でラジオをかけて腕組みするヘミ。
青年が気がついて「おい!!」と大声で ヘミを出そうとするが
ヘミは 無視して車から出てこいない。
困った青年は アルバイトを終えて ヘミをある場所に連れてくる。
薄暗い地下の2階を降りて 入った場所は
真っ暗な中、舞台照明だけが輝く中、若者がダンスを楽しむ現場。
大きな音で響くのは ヘミの知らない 激しいダンスミュージック。
逆立ちしたり、そのまま頭で回転したり・・・
ヘミにとっては 下品な珍しいダンスだったに違いない。
中心で 派手なパフォーマンスで踊る青年こそ
ヘミの財布を最初に拾った ブレイクショットの青年の友人だった。
彼は ブレイクショットの青年を グクと呼んだ。
グクが部屋の照明をつけて ダンスの青年にヘミの顔を見せると
「もうモノにしたのか。」と 青年はグクに言う。
グクは 嫌な顔をして「そうじゃない。写真を返せ。」と言った。
ダンスの青年は ああこれかと 胸に仕舞いこんでいた写真を出す。
ヘミが返してと手を出すと「タダでは返さない。」とダンス青年。
ヘミに 自分のダンスの感想を言ったら返すと言うのだ。
ヘミは「本当に 下品だわ。」と思ったことを言う。
それを聞いて 仰向け倒れるダンス青年。(やっぱこれはコメディだ!)
「感想を言ったから返して。」とヘミに ダンス青年は悔しくて
「もう1度言ってみろ。下品だって?」と
ヘミの写真を握りつぶして 床へ投げ捨てる。
捨てられた写真を 怒って拾うヘミは 手で写真の皺を伸ばす。
そして 写真をクシャクシャにされたのが 腹立たしくて
「聞こえなかった?あんたのダンスは安物の三流よ!
スリのゴロツキめ!!」と言い放つのだった。
頭に来たダンス青年が 「本物のゴロツキってのはな!」と
ヘミを乱暴しようと向かってゆくと グクが止めに入った。
「キリン芸高のオーディションも近いんだ。」と グクはなだめる。
それを聞いたヘミは あのクソ学校に行きたいのかと馬鹿にする。
ダンス青年は またまた頭に来るが グクが押さえて我慢する。
そしてヘミには「黙って帰れ。」と忠告するグクだった。
写真を取り戻したヘミは ふん!といった感じで帰って行く。
ダンス青年は なぜあんな生意気な女を庇うんだ?知り合いかと聞く。
グクは違うと言うのだが ヘミの靴を履いていない足を見て
やはり気になってしまい、階段を上っているヘミに
自分の運送靴を ヘミの目の前に投げ上げる。
ヘミが振り返ると 自分はバイクに乗るから履いて行けと言うグク。
靴下だけの足が冷たかったのだが グクの優しさが
素直に受け入れられないヘミだった。(物凄く気が強い少女みたい)
地下に去ってゆくグクの背中めがけて ヘミは靴を投げ返した。
「臭いし サマにならない。」そう言って帰って行くヘミ。
あまりの可愛げのなさに グクは呆れかえるのだった。
そしてグクの靴を拒んだヘミは ティッシュペーパーの箱を
靴代わりにして 自宅までトボトボ歩いて帰った。(笑える!)
自宅は豪邸なのだが、門まで来ると闇金男と手下の声がする。
自宅に1人残っていた妹を ビビらせて帰って行くところだったのだ。
心配したヘミが 「ヘソン!!」と妹の名前を呼んで 部屋に入ると
(暖房も止められているらしい。笑)
奥から出て来た妹のヘソンは コートを着てパンを食べながら出てくる。
ヘソンは殴られてもなく、姉が戻ったら電話をするようにと
闇金男たちに 言われただけだったようだ。
闇金男にもらった名刺を ヘミに渡すヘソン。
その名刺には”融資天国 滞納地獄”と書いてある。(笑える!)
と、そこへ電話がかかってくる。ヘミが闇金だから出るなと言うが
ヘソンが出てみれば父親だった。「外国?」と驚くヘソンの受話器を
ヘミは取りあげて話せば 父親は1人で 韓国を抜けだして
カナダにいる親戚を頼るという。自宅を没収されたら自分たちは
どうすればいいのかと尋ねるヘミに 父親が教えたのは
ある電話番号だった。そこへ電話して しばらく世話になれという。
「こいつなら信用できる。」そう父親が教えた 電話番号の持ち主は
カン・オヒョク。その名前を聞いて
父親の人間関係の狭さに ヘミは呆れかえる。
絶対に行かない!そう言ってヘミは 電話を切ってしまう。
ヘソンは驚いて 「パパ!パパ!」と叫ぶが もう遅かった。
「久し振りの電話だったのに!」と 猛烈に怒るヘソンだが
「2人で生きていけばいい。」そう言うヘミは
履いていたティッシュの箱を ヘソンに蹴って飛ばして自室に入った。
カン・オヒョクって何者なの??ヘソンは疑問に思う。
カン・オヒョク・・・それはキリン芸高の教師だった。
オヒョクは声楽を担当していたが 生徒はみんなついてこなかった。
教え方がイマイチにようだ。
(腹式呼吸の教え方は素晴らしい!正解なのに!)
授業のチャイムが 鳴るか鳴らないかというタイミングで
生徒たちは 教室からあくびをしながら出て行った。
そこへ美人の教師が その日行われる
教務会議の場所を知らせにやって来る。
実はその日、教務会議では 産休に入る英語教師と
オヒョクのことが議題だった。
オヒョクは 3年連続教師評価が 最下位の講師だったのだ。
「担当学生が 全員入試クラスへと脱落。」と学部長は睨んで言う。
「理事長の承認が下り次第、免職処分となります。」
そう言われたオヒョクを 庇ってくれる先生は1人もいなかった。
そんな居たたまれない会議室に オヒョクの携帯が鳴る。
すみませんと言って 携帯に出れば「誰の娘だって?」とオヒョク。
なぜ俺の電話番号を知ってるのか?と 会議中にもかかわらず
電話の相手に聞き返した。そう。相手はヘミだった。
オヒョクは慌てて ヘミのもとへ車で向かった。
車を道路に停車させ、車内で緊張をほぐすために顔を叩く。
そして思いきって 車を降りて待ち合わせ場所へ向かうのだった。
車の後で こっそりその様子を伺うヘミは 拳を握りしめている。
ヘミは オヒョクに相当恨みがあるらしい。
ヘミはオヒョクの停めた車めがけて 全速力で走り
サイドミラーを 猛烈にキックして破壊してしまう。(笑える!)
振り返って驚き「何をする!!何様のつもりだ!!」と叫ぶオヒョク。
するとヘミは ツンとした態度で「コ・ヘミよ。」と名を告げる。
またまた驚くオヒョクに ヘミは言う。「チャン・ミョンオクの娘。」
すると オヒョクの顔が変わった。
実は オヒョクは昔、ヘミの母親と付き合っていた。(不倫だ!!)
そのせいで 両親は別れたのだった。7.8年ぶりに会うから
ヘミの顔が分からなかったと誤魔化すオヒョク。
ヘミとテーブルについて ご馳走を食べさせながら
生きた心地がしないオヒョクに ヘミは罪滅ぼしをさせてあげると言う。
父親が不渡りを出して 1人で外国へ逃げたから
父親が帰るまで 自分と妹を面度みろと迫ったのだ。
これから 自分も無職になるかもしれないオヒョクは 困った!
食事を終えて 外に出ると「車を取って来る。」とヘミに言って
結局、鋪道で待っているヘミを置き去りにして
オヒョクは 猛スピードで車を走らせて去ってしまう。
慌てて追いかけるヘミ。 妹と2人が身を寄せられる場所・・・
大嫌いなオヒョクに 頼らなければならないほど
ヘミは本当に 何処にも行く場所が無かったのだろう。
(実はこの後 ヘミの母親が亡くなっているという事実が分かる)
学校帰りの道をヘミは ベクヒと歩いていた。
ベクヒは ヘミに「本当にジュリアードへ進学するんでしょ?」
と羨ましそうに話している。「うん。」と答えるヘミの胸中は辛い。
今日はヘミの家に泊らせてと言うベクヒにも ヘミは嘘を言って断る。
父親が不渡りを出して 自宅が差し押さえられている・・・
プライドの高いヘミは どうしても本当のことをベクヒに言えない。
そこへ 闇金男が車(ヤクザお決まりの黒の車)でやって来て
ヘミの前に立ちはだかる。随分待っていたという闇金男を
ベクヒは ヘミの新しい運転手だと勘違いする。
闇金男はベクヒの前で芝居をして ヘミを強引に車に乗せてしまう。
仕方なく従って 車に乗ったヘミが連れて行かれた場所は
闇金男の事務所”融資天国 滞納地獄”だった。(笑える!)
闇金男は言う。自分は融資した金を無駄にしない男だ。
借金まみれのヘミの父親に融資したのは ヘミが狙いだったのだ。
”取り立てプロジェクト”と際して 闇金男がヘミに見せたものは
ヘミの美貌と歌の才能を 金に換えるというものだった。
ただし、ヘミの夢のオペラ歌手では まだまだ勉強が足りない。
手っとり早く金を稼ぐには
流行りのポップス歌手になるのが1番!!
そう闇金男は考えて、ヘミにキリン芸能高校に入学しろと迫ったのだ。
芸能人を輩出するキリン芸高を卒業すれば
ヘミなら人気歌手になれる。
そしてヘミを 自分の芸能事務所に抱えて金儲けをしよう!!
そう闇金男は思いついて ヘミにキリン芸高受験を強要した。
「人気のある高校だ。自信がないか?」と聞かれると
「入るだけなら自信があるます。」そう言う気の強いヘミ。
しかし嫌なら?と聞けば B案は妹のヘソンがターゲット!!(笑)
妹を犠牲に出来ないと思うヘミは 闇金男の提示した
A案のプロジェクト・自分が流行歌手になる案を受け入れた。
グクはといえば、先輩のアパートにやって来た。
そこで 何か食べさせてもらおうと思ったのだろう。
先輩は 鍋でラーメンを作っていた。喜ぶグク。
グクが鍋敷き代わりに広げた新聞に
”ヒョン会長 独居老人に私財100億寄付”という記事。
「政界進出のためとはいえ 100億は大金だ。」と先輩。
グクは その新聞の上にラーメンの鍋を置いて隠す。
(なにやら グクとヒョン会長とは関係がありそうだ。)
一方、ヘミは 自分が先生と立った会場の座席にいた。
舞台を見つめて 先生が舞台の前にレッスンしてくれたのを
思い出していた。ヘミが夢見ていたクラシックの声楽家。
尊敬する先生と 同じ舞台に立たせてもらって
あの時は どんなに幸せだったか・・・。
あの頃は 夢が叶うと信じていたのに・・・。
ヘミは取り返した 皺苦茶の写真を愛おしそうに撫でた。
そして 夢が破れた悔しさで 涙が溢れて来るのだった。
翌日、ヘミはベクヒに 喫茶店で食事をしながら
キリン芸能高校を受験すると打ち明けた。
驚くベクヒ。「ジュリアードは なぜ諦めるの?」
「環境を選んでいては 天才とはいえないわ。
やみくもに留学する連中と 一緒にされたくなし。」
プライド高いヘミは 真実をベクヒには やはり言えなかった。
するとベクヒは喜んで 自分も一緒に受験の準備をすると言う。
「一緒に?」と驚くヘミだが ベクヒはヘミに憧れて
声楽も習っていたし 体も柔らかいからダンスも出来る。
ジュリアードは無理でも キリン芸高には行けそうだと言う。
ベクヒは 憧れのヘミと離れたくなかったのだろう。
「課題曲は別としても 自由曲はデュエットにしよう!」
と嬉しそうにヘミに提案するベクヒに ヘミも了承するのだった。
「ありがとう!」喜ぶベクヒに ヘミはありがたいなら
ここの食事代を払ってねと言って 先に店を出て行くのだった。
自分がおごる?ヘミの実情を知らないベクヒは 驚いた。
(裕福だった頃のヘミは ベクヒにいつもご馳走していたのかも!!
さて・・・お待たせいたしました!!やっとハミョン登場です!!)
キリン芸高の理事長室。溜まった書類に目を通すハミョンがいた。
そこへ ノックして入って来たのは 学部長だった。
ある書類をハミョンの机に置くと
「オーディションの繊細は決まりましたか?」と学部長。
ハミョンは 書類に目をやったまま、学部長の顔も見ずに
「はい。いくつか変更したい点があります。」と言った。
「何をどんな風に?」と 怪訝な顔の学部長。
「合否は その場で発表したいと思います。」とハミョンが言う。
「それで 定員を超過しては 困るのでは?」と学部長。
ハミョンは 学部長の顔をしっかり見つめて
「超過させません。」と言いきった。
「ですが・・・」とヘラヘラ笑って 困る学部長に
「オーディションは公開で行います。」とハミョンが言う。
(学部長と会話するハミョンは みなさまご指摘のように
ドンヒョクの雰囲気が漂います~❤とっても素敵~❤)
「馬鹿な!」と小声で つぶやく学部長。
ハミョンは聞き逃がさない。そんな理事長の前で
学部長は咳をして「失礼しました。」と、誤魔化した。
しかし 腑に落ちない学部長は「なぜ公開に?」と尋ねた。
「なぜ公開にしないのか、私のほうが聞きたい。」とハミョン。
「昨年度デビュー42名の記録を打ち立てるまで
多くの思考錯誤がありました。
その思考錯誤を 繰り返すことになります。」と学部長。
それを聞いたハミョンは 微笑みながら
「そうかもしれない。ですが・・・
自主退学49名も 開校以来、最多です。」
最後は しっかり学部長を見据えて語る。
「私は この記録に心が痛みます。」
そうハミョンに言われた学部長は
まるで 喧嘩を売られたような顔をした。
(ハミョンと学部長、喧嘩をしても話にならないです!
だいたい、顔もスタイルも差があり過ぎるもんね~!!笑)
****************************
はぁ・・・今回はここまで!!!
次は いよいよオーディションの場面です!お楽しみに~♫
と書きながら・・・
実は 昨日、土曜の午後から嘔吐下痢になってしまい
夫が留守だったので・・・夕方まで我慢してたら
義母がタクシーを呼んで 近所の病院へ担ぎ込んでくれて
ノロウィルスと診断され、点滴を打たれ・・・
アジアカップの決勝戦も観れなかったの・・・(T_T)
今朝も同じ病院で もう1度来なさいと言われ
点滴を1時間半かけて 打って来たのでした(>_<)
なので・・・
後半は もうしばらくお待ちくださいね~!!
m(_ _)m
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