2010/06/13 08:32
テーマ:歌姫のひとりごと カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

最後の・・・最後の願い☆

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 義父は 昏睡状態から戻って

 とても弱々しい声だが 目を開けて会話が出来るまでになった。

 
 しかし、あまりに声が小さいのと 息が漏れるので

 義母や夫は 義父が何を言っているのか 良く分からないらしい。


 おととい 2人が口を揃えて 

 「誰かに しきりに話しかけていた。」と言っていたのだが

 昨日、私が病室へ行って 義父が何を言っていたのかが分かった。

 

 父は「家に帰りたい。」と しきりにお願いしていたのだった。

 

 





 ・・・私には 分かっていた。

 本当は 最初から入院などしたくなかったのだということを・・・。

 それは病院を紹介してくださった 

 元の主治医の先生も重々分かっていて・・・
その先生は

 「なるべく本人の意思を尊重して 最後まで在宅でみてあげてください。」

 と前々から いつも通院を手伝っていた私に そう話していたからだ。

 


 





 昨日、私の顔を見るなり 義父は「死にたい!」と泣きだした。

 驚いた私に 義父は言ったのだ。

 「家で死にたい・・・。 もう家に帰りたい・・・。」

 ・・・それはそれは 声にならない声で・・・。

 「帰りたいの?・・・ラジオ屋に帰る?」

 義父母の住む電気店へ帰るのかと聞きくと 首を横に降った。

 「○○さんのところに帰るの?」と夫の名前を言うと 頷いた義父。

 義父が1人息子の夫のために 心を込めて建てた 我が家に帰りたいと言う。

 傍で聞いてた義母は 「寝たら治るんだから 早く寝なさい。

 ちゃんと寝て・・・治ったら帰ろうね。」と 義父をなだめた。

 私は もう我慢ならなかった。義父が可哀そうで仕方がなかったのだ。


 
 義父は手を合わせて 泣きながら必死に私に頼むのだ。

 義父は もう分かっている。もう自分の余命が僅かだということを・・・。


 義父が最後の眠りにつきたい場所は 我が子の家なのだ。

 そして 息子に看取られながら静かに この世を去りたいのだろう。

 また、初孫の君の顔を どうしても最後に見たいのだということも・・・

 その時、私は直感で分かってしまった。

 

 


 「君。君に会いたい・・・。」

 しばらく静かに寝ていた義父が また目を開けて泣きだした。

 ああ・・・やっぱりそうなんだ・・・。

 が育った家だから 孫たちと楽しく過ごした家だから 

 義父は 我が家に帰って来たいのだ。

 の顔を見て・・・の声を傍で聞いてから 旅立って行きたいのだろう。


 私は また長男のに電話して 義父に声を聞かせる。

 すると義父は びっくりするような 大きなはっきりした声で

 「君!!君!!・・・爺ちゃん、君に会いたい。」と言ったのだった。

 

 長男は 嫁のお父様の事務所で昨年から働いているのだが

 お父様が快く休暇をくださって 今日1人で戻ってくる。


 そして私は 夫と義母を説得して 夫が都合のつく火曜日に

 義父を退院させて 我が家へ連れて来ることに決めた。

 病院側もそれを了承して 火曜日までに少しずつ酸素吸引の量を減らして

 退院の際には 酸素吸引しなくてもいいように配慮してくださると言う。

 
 義父が我が家に帰ってきたら・・・

 しばらく長男と夫と3人で 川の字なって寝ればいいと思っている。





 



 最後の最後の 望みくらい・・・

 最後の最後の 願いくらい・・・

 叶えてあげたいと 誰でも思うのではないだろうか?


 たとえ それが命を縮める判断だとしても・・・

 それが 本人の希望なのだとしたら

 最後の最後の願いは 叶えてあげたい・・・。

 

 ヨンジュン。

 ここで こんなことを呟いてしまう弱い私を

 どうか・・・許して・・・。
 
 

 

 

 

 

 

 

 


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