2011/04/12 13:32
テーマ:ドリームハイ カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

ドリームハイ☆第7話No.2

Photo

 

 偽のショーケースの舞台設営に 闇金男は張り切っていた。

 闇金男は 本物の舞台にも負けないほどの垂れ幕や

 横断幕などで 会場を華やかに飾った。

 そして自分のクラブの客や従業員を 

 偽の保護者に仕立てて 会場に送り込む手配もしていた。

 (闇金男は熱血教師オヒョクを 相当気に入ったらしい。笑)

 

 一方、学校に着いたジェイソンは 

 コン先生に MRはメールで送ったと電話する。

 (だいたいMRって、いったい何なの??無知な私!笑)
 
 そして「僕も急いで帰ります。」と言うジェイソン。

 しかし実は ギョンジュン先生も学校に来ていたのだった。

 「何を持っていけばいい?名簿はメン先生が持ってるはず。」

 そう携帯で話す相手は 誰なのだろうか?(校長か??)

 とにかく ギョンジュン先生も 学校で探し物をしていたのだ。

 ジェイソンもギョンジュン先生も お互い出会うことなく

 キリン芸高の校舎に足を踏み入れていた。

 
 ギョンジュン先生が学校に来ているなどと

 夢にも思わないヘミやサムドン。そしてオヒョクたち。

 ヘミとサムドンは 2人で舞台演出のために作った

 紙吹雪が入った箱を仲良く運んでいると オヒョクが走って来て

 「これを聞いてみろ。」と 2人にイヤホンを渡した。

 「録音したてだぞ!」と言って オヒョクが聞かせたのは

 あの日 サムドンが即興で歌った曲だった。

 ヘミは 気に入った様子で、嬉しそうに微笑んで聞いている。

 サムドンは驚き、そして目が輝いた。

 「先生。これ・・・この曲は・・・」あまりにも感激した

 サムドンが 言葉に詰まりながらそう言った。

 「そうだ。お前が作った曲を形にしたんだ。」オヒョクが言った。

 ヘミは 心底驚いて聞く。「これ、本当にあなたが作ったの?」

 すると サムドンは照れながら言う。

 「俺は適当に弾いただけで 作曲だなんて・・・。」

 (ああ・・・やはりあのハミョンが選んだ男だ!!

  適当にキーボードを弾いて 素晴らしい曲ができるなんて!!

  サムドンは タダモノでは無かったのだ!!笑)

 「この曲は エンディングに使おう。お母さんが喜ぶぞ。」

 オヒョクがそう言うと サムドンは 涙をためて大喜びする。

 「先生!!先生!!」サムドンは 心からオヒョクに感謝するのだった。

 




 ビルスクがデュエット曲の”誰かの夢”を1人で練習していた。

 傍で 学生服を着こんだジンマンが踊っている。

 (どうやらジンマンは 本気で制服姿で舞台で踊る気だ!!爆)

 ジンマンは グクのパートも必死で歌おうとするビルスクに

 「俺が歌おうか?」と言うのだが ビルスクに断られてしまう。

 すると「俺ならどう?」と、ジェイソンが現れる。驚くビルスク。

 慌てて隠れる制服姿のジンマン。ジェイソンはビルスクに言う。

 「この曲は カラオケで一緒に歌っただろ?」

 「ショーケースには 行かないの?」とビルスクが言っても

 ジェイソンは「あっちは退屈。・・・一緒にどうだ?」と言う。

 ビルスクは 本物のショーケースをすっぽかしたジェイソンが

 怒られるのではないかと気になりながらも 凄く嬉しかった。

 そして隠れたつもりのジンマンも ジェイソンに見つかってしまい

 ジンマンは 制服姿の自分が恥ずかしくて

 「他の先生には 絶対に言うな!」と頼むのだった。(爆)

 ジェイソンは当然(こんな呆れることを)誰にも言うつもりもなく

 了解して、ベクヒと一緒に舞台に立つことになる。




 
 
 そして 忘れ物を全部揃えたギョンジュン先生が

 本物のショーケースへ戻ろうとするところへ 携帯が鳴る。

 「ジェイソンが戻ってない?」ギョンジュン先生は大声をあげた。

 彼は学校へ向かったはずだと言うコン先生に 探して見ますと言って

 ギョンジュン先生は 学校をくまなく探すことになる。

 (これはヤバイぞ!!オヒョクたち!!)

 本物のショーケースの楽屋では ジェイソンの帰りが遅いので

 コン先生が焦っている。学生たちは ジェイソンが逃げたと言い出した。

 ジェイソンが高慢なリアを嫌いなのを みんな知っているからだ。

 「私だって あんな奴と組みたくないわ!」リアが本気で怒りだした。

 「もうやめた!」そう言って 楽屋から出て行ってしまう。

 リアを追いかける先生たち。

 そこへ ベクヒの携帯に母親から電話があった。

 ベクヒの出番は何番かと聞くのだ。

 そう。母は ショーケースの舞台を観に来てくれていたのだ。

 「3番だけど。」とベクヒが言うと「分かった。しっかりね。

 下手だったら 舞台から引きずり下ろすよ!」

 それを聞いて 心から喜ぶベクヒだった。

  そして ベクヒはハミョンから貰ったペンダントを握りしめる。

 この幸せも このペンダントのおかげかもしれない・・・

 ベクヒは そんな風に考えたのだろう。



 

 そして 偽のショーケースの舞台を迎えるヘミは

 観客がまだいない開演前の舞台に立って グクを想っていた。

 闇金男が盛大に飾ってくれたこのステージに

 ヘミは グクと一緒に立ちたいと そう願ったのだ。

 クラシックの声楽以外で 自分が初めて立つ舞台だったから。

 あの日。バス停で グクは自分に言った。

 「デビューを果たして 舞台に立てた時は

  その隣に お前がいてほしい。」

 ヘミは今でも グクのその言葉を信じたかった。

 ”今日の舞台に あなたがいてほしい。”

 ヘミは素直な気持ちを グクにメールで届けたかった。

 だが、プライドが高く気の強いヘミ。

 やはり 自分から男にすがるようなことは出来なかった。

 ヘミは 本心を綴ったそのメールを

 結局、送信せずに消してしまうのだ。

 (そんなメールをしなくても グクが自分のために

 やって来てくれることを 心のどこかで 

 ヘミは期待していたのだろうか??)

 

 ショーケースの舞台を間近に控えて ジェイソンがいないし

 リアも怒っていなくなったので、プログラムのデュエット曲が

 披露できないと コン先生たちが困っていた。

 それを 廊下で立ち聞きしたベクヒ。その肩をグクが叩いた。

 「手ぶらで悪いな。頑張れよ!」そう優しく言うグク。

 (お前は誰が好きなんだ?そういう中途半端な優しさは

  結局は 女を傷つけることになるのに!!怒)

 グクの顔を見て、ベクヒは「力を貸して!」と またグクに甘える。

 「今日、ママが来たの。だから私とデュエットしてくれない?」

 しかし、グクは「ごめん。」と言って去ろうとする。

 だが、ベクヒは必死ですがる。(こういうことは ヘミには出来ない!)

 「ママに1度でいいから 認められたいの!!」

 ”親に認められたい”そういう思いは グクは人一倍理解できた。

 だからグクは ベクヒに同情する。

 優しい男のグクは ベクヒの願いを叶えてあげることになる。

 これが 自分の運命を変える第一歩に繋がるとは知らずに・・・。

 そして、これが後になって ヘミを苦しめるとも気づかずに・・・。

 

 





 キリン芸高に到着した サムドンの母とビルスクの両親。

 闇金男の手配で親に扮した 大勢の観客と共に会場に入る。

 そして オヒョクの姉の魔女もまた、自分の仕事関係者の

 マスコミ陣を率いて 会場にやって来る。

 そして 以前、家の傍で立ち話をした闇金男を 

 会場に見つけ、にこやかに挨拶するのだ。

 魔女は 弟がこの男から 自分の家を担保に

 大金を借りてるとは 知る由もなかった。

 「偶然ですね。」「あなたも動員されたんですか?」

 笑いながら 偽の芸能事務所社長だと名乗る闇金男だった。

 そして 講堂が本物のショーケースさながらに

 開演前に 客席が満席になってゆく様子を見て仰天したのは 

 ジェソンを探していた ギョンジュン先生だった。

 何なの?これはどういうこと?驚いたギョンジュン先生は

 開演前のスタンバイを完了させようとしている

 オヒョクのところへ 怒ってやって来る。

 「今すぐ中止して!何のつもりですか?」

 なぜここに ギョンジュン先生が??と驚くオヒョクだったが

 今更 中止になど出来るわけもない。「見逃してください。」

 オヒョクは 必死にギョンジュン先生に頼む。

 「私も生徒も真剣です。親御さんも来ています。」

 しかし、ギョンジュン先生は言う。

 「偽のショーケースを親に見せて 何になるの?」

 「親は 子ども達の晴れ姿を 誰よりも見たいはずです。」

 と、オヒョクが言うと ギョンジュン先生は言った。

 「親たちのためを思うなら 子ども達の実力不足を早く知らせて

  他の道を探させないと。叶わぬ夢を見て時間を無駄にさせないで。

  生徒たちも同じです。飛べもしない生徒に飛べると言って

  崖から落とす気ですか?カン先生は 感傷に浸るあまり

  生徒や親たちに罪つくりなことをしてるわ。

  あなたは 私よりはるかに 残酷です!!」

 ギョンジュン先生からそう非難されて オヒョクは小さくなった。

 「そのとおりかもしれません。」

 だが、オヒョクは どうしても自分の教え子と親たちに

 夢を見続けて欲しかった。夢を諦めてほしくなかったのだ。

 だから 申し訳ないとは思いながら ギョンジュン先生を抱えて

 彼女を倉庫のような部屋に入れて 閉じ込めてしまうのだ。

 「後で私を殴っても 訴えてもいいですから。

  シ先生の言うとおり 私は残酷かもしれません。

  それは 自分で収拾をつけますから。では後ほど!」

 こうして邪魔者は排除でき、偽ショーケースは幕を開けた。




 


 まず、プログラム1番は ビルスク。

 デュエット曲”誰かの夢”を歌うビルスク。

  ”ある人は 夢を持ち続けて生きる

   ある人は 夢を分け与えて生きる

   ある人は 夢を忘れようとする”


 そして 本物のショーケースの舞台では

 ベクヒが 同じ”誰かの夢”を歌っている。

  ”ある人は 夢を忘れたまま生きる

   ある人は 他人の夢を奪って生きる

   ある人は 夢なんか 元から無いという”

 

 ビルスクの舞台では ジェイソンが登場して歌う。

  ”世の中には たくさんの人と

   人の数だけある個性。

   みんな自分が 正しいと言い張り

   夢を語るけど・・・”

  間奏になり 華麗なダンスを披露するジェイソン。

  ”ある人は 夢を持ち続けて生きる

   ある人は 夢を分け与えて生きる

   ある人は 夢を忘れようとする”

 ビルスクの歌声とジェイソンの華やかなダンスは

 開演早々、観客を熱狂させるのだった。

 

 (画面は 偽のショーケースと本物のショーケースの舞台が

 交互に映し出されるので、ここでは色分けしてそれを表します。)



  ”ある人は 夢を忘れたまま生きる

   ある人は 他人の夢を奪って生きる

   ある人は 夢なんか 元から無いという”

 そしてベクヒの舞台もまた グクの登場で

 際立つ華やかなステージとなっていた。

  グクは華麗なダンスを踊りながら 

 素晴らしいラップを披露する。

  ”Every night 夢を見る 舞台で踊る

   観衆の歓声と 心臓の鼓動で目を覚ます

   Back to 暗い現実 不安な毎日

   空っぽの胸を 練習を埋める

   涙と汗を流して 学んだ人生の価値

   No pain no gain 挫折は禁止

   Love friend hope and dream 奮い立つ力

   準備はいいか?

   Light camera action now"



 

  
  ”世の中には たくさんの人と

   人の数だけある個性。

   みんな自分が 正しいと言い張り

   夢を語るけど・・・”


  ”俺は誰なんだ?

       明日を夢見ているか?

   俺は誰なんだ?

       夢がないじゃないか!

   俺は誰なんだ?

       明日を夢見ているか?

   俺は誰なんだ?

       空しい夢!!”


 こうして偽ショーケースのビルスクと

 本物のショーケースのベクヒの舞台は

 それぞれ ジェイソンとグクの参加によって輝きを放ち

 双方個性的な舞台で 溜息の出る素晴らしいものとなった。






 入試クラスのグクを ショーケースの舞台に急遽あげてしまい

 「校長先生に怒られる!」と心配するコン先生に

 「舞台に穴を開けるよりましよ。あの子たちったら 

  随分上手いわね!」と メン先生が感心して言った。

 そして、グクの舞台を見て 苦々しい顔をした校長の横で 

 大満足しているのは 大手芸能プロダクションの社長だった。




 

 グクとベクヒは ショーを終えた舞台で

 観客から沸き起こる割れんばかりの拍手と歓声を聞いていた。

 ベクヒの母も喜んで 立ち上がって拍手を贈っている。

 それを見たベクヒは とても嬉しかった。

 一方、夢中でステージを終えたグクは

 舞台で喝采を浴びながら ハッと我に還った。

 自分にも こんなに人を感動させることが出来るんだ。

 そう思ったら 心の底から喜びが湧いて来た。

 自分が見つけた夢は こんなに素敵な夢だったんだ!

 その夢を手放そうしている自分は馬鹿だと グクは後悔する。

 そして スポットライトに照らされた舞台での歓声と喜びを

 グクが共に分かち合いたかった相手は ヘミだった。

 あの時ヘミと2人で語った夢を やはりこの手で掴みたい!!

 グクは喝采の中で 強くそう思い直すのだ。






 舞台から降りたグクに ベクヒが「ありがとう。」と言った。

 しかしグクは「俺こそ ありがとう。」ベクヒに礼を言うのだった。

 驚くベクヒに 吹っ切れたように 明るくグクは言う。

 「ここに来たのは 隠れるためだ。逃げて来たんだ。

  だけど、もう逃げない。自分が何をしたいか・・・

  誰と一緒にいたいか分かったから。

  ・・・お前のおかげだ。本当にありがとう!帰るよ。」

 戸惑うベクヒにそう言って グクは背を向けて去って行く。

 その背中を見て ベクヒは溜息をつき、唇を噛みしめた。

 「一緒にいたい人は 私じゃないの?」 (当たり前だ!!)





 グクがヘミの元へ帰ろうとしていると

 大手プロダクションの社長が声をかけた。

 「おい君!!君が噂の特待生か?」

 社長は 名刺を差し出して話があるとグクに言った。

 驚くグク。 (ああ・・・グクはヘミの元へ帰れるのだろうか?)





 

 


 一方、偽のショーケースでは・・・

 舞台の幕から顔を覗かせて サムドンが客席を確かめていた。

 母親が来ているかが 気になる可愛いサムドン。

 そして 客席に大好きな母を見つけると 嬉しそうに微笑む。

 (この絆の固い親子は 本当に微笑ましい。)

 母が来ていることを確認して 幕から顔を引っ込めると

 ヘミが「お母さんは?」と サムドンに声をかけた。

 「来てる。」嬉しそうなサムドンに 「次は私達の出番よ。」

 ヘミがそう言うと、サムドンが「お前のお父さんも来れば・・・」

 と、うっかり口が滑って言ってしまった。

 ヘミの父親は 韓国から出国して逃亡中だというのに・・・。

 「いいえ。来なくて良かった。私が声楽を諦めたと知れば

  きっとガッカリしたはずよ。」ヘミはそう言うのだった。

 そして湿っぽくなった会話を 明るくしようと ヘミは

 「お母さんの前で どんな風に振る舞ったらいいの?」

 そうサムドンに聞く。するとサムドンは小さな声で

 「母さんは お前が俺に惚れてると思ってる。

  お前はお姫様。俺は王子様・・・。」と呟いた。

 ヘミは 覚悟を決めて 明るい声で言った。

 「いいわ。今日だけお芝居してあげる!あなたもね。」

 そう言って ヘミはハイタッチしようと右手を差し出した。

 するとサムドンは 殴られるのかと思って よける。(爆)

 でも ヘミがそのまま手を差し出しているので

 ああそうか・・・と思って 自分も右手を上げて 

 「頑張ります!!」と宣言するのだった。

 ヘミは呆れて サムドンの宣誓している手に タッチする。

 「ハイタッチよ!・・・ハイタッチ知らないの?」

 そう言って もう1度、サムドンの手にタッチするヘミ。

 サムドンはハイタッチを その時初めて知ったのだ。

 (この時から サムドンはハイタッチが大好きになる!笑) 





 

 サムドンとヘミのステージが始まった。

 舞台の両脇からそれぞれ別々に現れた2人は 

 スポットライトの当たるステージの真ん中に来ると 

 仲良く、手をしっかり握り合った。

 拍手に迎えられて ステージの前に揃って歩きだす2人。

 サムドンは黒。ヘミは白の衣装で 本当に王子とお姫様のようだ。

 2人揃って客席にお辞儀をすると サムドンの母親が

 隣のビルスクの親に「うちの息子です。」と嬉しそうに囁いた。

 オヒョクはギター。ジンマンもキーボード奏者で舞台に立っている。

 そして・・・ヘミとサムドンのデュエットのステージが始まる。

 

 まずは サムドンがソロで歌う。


 ”凍りついた心が 

  知らないうちに 溶けていたようだ

  君がやって来て

  いつの間にか 僕の心を満たしていた

  いつからか 家に帰ると

  君を想い浮かべている

         自分に気がついた

  心の中に 君がいることに気がついた”


 優しく透き通った サムドンの歌声。

 そして 可愛いヘミの声が重なってデュエットになる。


 ”Maybe you`re the one

    ひょっとしたら 君は僕が待っていた人かも

  Maybe it is true

    いつも近くにいたから 分からなかった

  Baby I`m in love with you”


 そして サムドンの高音が響くソロパート。


   ”まだ遅くないはず

   ようやく気づいた愛を 受け止めてほしい

   遅くなたけど やっと気づいたけど・・・”


 ヘミと見つめ合いながら 歌うサムドンは素敵!!
 
 そして またヘミが上手に重なって歌う。

 用意した紙吹雪も 時送風機が動き初めて

 最後の盛り上がりを 華やかに演出し始める。


  ”何があっても

       この気持ちは揺るがない!!

   Maybe it is true

     いつも近くにいたから 分からなかった

   Baby I`m in love with you

   Baby I`m in love with you

   Baby I`m in love with you

   Baby I`m in love with you”


 最後まで 2人は仲良く見つめ合って歌いきった。

 可愛く美しい2人を 真っ白な紙吹雪が包んでいる。

 最高の舞台だった。

 割れんばかりの拍手喝采が ヘミとサムドンに贈られた。

 キーボード奏者のジンマンも 狂ったように拍手をしている。

 ステージを成功させたヘミとサムドンを 舞台の上で

 ギターを奏でたオヒョクが 嬉しそうに見つめている。

 まるで自分の子どもの晴れ姿を見るように 眩しそうに・・・。

 サムドンは 母を見る。母の心から喜ぶ顔が目に映る。

 その嬉しそうな母の姿は 彼にとって何より最高の幸福だった。

 サムドンはヘミと一緒に 客席に向かって深々とお辞儀をした。

 ヘミも嬉しかった。こんなに観客が喜んでくれて・・・

 この舞台を諦めずに やりとげて良かった・・・そう思った。

 力を貸してくれた闇金男が ヘミに向かって”良かったぞ!”

 そうジェスチャーをして見せた。

 ヘミはサムドンと見つめ合って 舞台の上で

 笑いながらハイタッチをして そのまま手を握り合った。

 その姿を見て オヒョクは考えていた。

 これで 本当に良かったんだよな・・・と。






 偽のショーケースが無事に終わり

 (最初と最後の2ステージしか登場しなかったが・・・

  本当はもっと色々あったのよね??1時間ステージだもん!笑)

 サムドンは制服に着替えて 楽屋の鏡の前に座った。

 そして大きく安堵の溜息をついて 自分に向かって微笑んだ。

 すると オヒョクが「御苦労さん。良かったぞ!」と

 肩を叩いた。サムドンは恥ずかしそうに言う。

 「とんでもない。音も外したし 声も上がりきらなくて・・・」

 謙遜する彼に オヒョクは尋ねた。「舞台はどうだった?」

 すると サムドンは素直に言う。

 「楽しかったです。本当に楽しかった!」

 「それならいい。」そう言って 去ろうとするオヒョクに

 「先生。」サムドンが呼び止めて こう言った。

 「前に 夢が逃げて行くと言いましたよね?

  今は はっきり見えます!僕の夢は 凄く素敵な形をしてました。

  あまりにも素敵で 絶対に掴みたくなりました。

  だから その夢が叶うまでの時間も 幸せだと思います。」

 その言葉を聞いて「良かった。」とオヒョクが心から言った。

 そして「ところで サムドン。公演も終わったことだし。そろそろ・・・」

 と オヒョクが言いかけると、サムドンは突然、激しい耳鳴りに襲われた。

 そして目まいがする。青い顔をしてフラフラするサムドン。

 オヒョクは心配するのだが、「平気です。ちょっと耳鳴りが・・・。

 拍手が大きすぎて 耳が驚いたみたい。」と サムドンは誤魔化した。

 「びっくりしたぞ。」とオヒョク。「僕もです。」とサムドン。

 2人は笑いあって この耳鳴りを気にしなかった。

 (この耳鳴り・・・ヘミを助けた時の後遺症では??と
 
  私は凄く気になります!!気になれよ、オヒョクの馬鹿!!)





 
 そして オヒョクに閉じ込められたギョンジュン先生。

 必死で 部屋から出してちょうだい!!と叫び続けたのだろう。

 疲れ果てて涙が出ている。そして 最後の力を振り絞って

 体当たりでドアを壊そうと ドアに向かって走ると

 急にジンマンが そのドアを開けたので

 ギョンジュン先生は 勢い余ってジンマンに体をぶつけていまい

 2人とも一緒に 廊下に倒れてしまう。 

 ジンマンの体の上に乗かっているのだが、

 それがオヒョクだと勘違いした
ギョンジュン先生は

 ジンマンの上で「遅いじゃないの。」と泣きじゃくる。

 「シ先生。なぜここに?」ジンマンの声で 誤解に気づいた

 ギョンジュン先生は 大声で叫んで飛びのいた。

 (それは オヒョクだったらくっついていても大丈夫なのに・・・

 ジンマンだったら嫌だということ??もしや これって!!笑)
 
 ギョンジュン先生はジンマンの前から 何もなかったように去って行く。

 彼女を見送る ポ~としたジンマンの顔。最高にオカシイ!!(爆)

 しかし、ハッと気がついてジンマンはギョンジュン先生の後を追った。

 (校長に 今日の公演のことが知れたら ヤバイ!!)

 
 そしてオヒョクは 子ども達のステージを観終わって喜びに浸る

 サムドンとビルスクの親のことを考えて 舞台袖に立っていた。

 ギョンジュン先生から言われた

  ”親たちのためを思うなら 子ども達の実力不足を早く知らせて

  他の道を探させないと。叶わぬ夢を見て時間を無駄にさせないで。

  飛べもしない生徒に飛べると言って 崖から落とす気ですか?

  あなたは 私よりはるかに 残酷です!!”

 この言葉が オヒョクを悩ませていた。

 そして 意を決して公演の閉めの挨拶をすることにする。






 オヒョクはマイクを持って 舞台に上がった。

 観客に一礼すると オヒョクは冷静に話し始めた。

 「キリン芸高の教師 カン・オヒョクです。

  ご来場くださった観客のみなさん。

  生徒たちへの声援 心から感謝いたします。

  私からみなさんに お詫びしたいことがあります。」

 姉の魔女や闇金男は お詫びと聞いて驚き 不安になる。

 まさか 真実を言ったりしないだろうな・・・と。

 しかし オヒョクは言った。「ご覧になったショーケースは 

 実は偽物なのです。すみませんでした。」

 音響装置を触ってオヒョクの挨拶を妨害しようとしていた

 ギョンジュン先生と彼女を追いかけて来たジンマンも これには驚く。

 「今日 この舞台に立ったのは 

  本物のショーケースから脱落した生徒です。

  その事実を隠すために この舞台を企画しました。」

 それを聞いて サムドンの母もビルスクの両親も動揺する。

 しかし オヒョクは続けて言う。

 「親御さんはこう尋ねます。

  ”うちの子はスターになれますか?”

  ”才能があるように 見えますか?”

  飛べもしない子が崖から落とされ 怪我をしないか 

  親御さんなら 心配なはずです。

  実は その質問に対する答えは 私にもわかりません。」

 そこまで聞いて サムドンの母は心配になって

 「じゃあ誰に聞けばいいの?」と呟いた。

 オヒョクは続ける。 (ここから 私の大好きな台詞!!)

 「ただ確かなのは 飛びたいと強く願う生徒たちの気持ちです

  誰よりも この舞台を楽しみにして、

  紙吹雪を自分たちで切り刻み 

  成績と関係のない この舞台のために 

  彼らは徹夜で練習しました。

  夢が叶うまでの時間さえ 幸せだと断言する生徒たちです。

  そんな彼らに 飛ぶな!と言うのは 酷ではないでしょうか?

  何かに打ち込めるのも才能です!

  その才能は 今日、ここで発揮されました。

  ですから その才能を信じて・・・

  私は 彼らに飛んでみろ!と言いたいのです。

  飛べるかどうか分からなくても 挑戦しろ!と言いたいです。

  その過程が幸せであるよう、私は全力を尽くします。

  また、落ちた時に受け止めてくれる 安全綱も必要です。

  私は それが家族だと思います。

  今後も お子さんへの激励と応援を お願いいたします。

  ご静聴に感謝いたします。」お辞儀をして 挨拶は終わった。

 このオヒョクの語った内容に 親も生徒も大感激する。

 嫌、その会場で聞いていた誰もが オヒョクの言葉に感動した。

 客席から大拍手に包まれて 安堵するオヒョク。

 闇金男と魔女の2人も つくづくオヒョクはいい奴だと思うのだ。

 ジンマンも涙を流して感動し、拍手している。

 その横にいたギョンジュン先生は いたたまれなくなって

 その場を去ってゆく。自分が今まで 生徒にしてきたことと

 全く正反対な道を行くオヒョク。それでも 多くの人々が

 オヒョクに賛同している。嫌、彼女自身も彼に感動したのだ。

 (彼女はこの時から 変化するのだ。お楽しみに!笑)


 ハミョンがオヒョクを見抜いたように・・・

 オヒョクは生徒にとって 素晴らしい先生だった。

 オヒョクが舞台挨拶を終えると サムドンが待ち構えて

 オヒョクにハイタッチする。

 そしてジェイソン、ビルスクも 両手でオヒョクとハイタッチ!

 最後に オヒョクがヘミを見ると ヘミは目を反らしながら

 それでも 小さく右手をオヒョクに差しだした。

 ヘミは この時から完全に オヒョクのことを

 ”父の敵”とは思わなくなった。

 オヒョクは ヘミにとって”恩師”に変わる。

 オヒョクは嬉しそうに ヘミにハイタッチするのだった。


 




 一方、本物のショーケースの舞台で大成功を収め

 歌手になりたいと 本気で思い直したグクは

 留学をやめたいと言いに 父親の元へ行く。

 選挙を控えた 大会社の会長であるグクの父。

 「確かにキリン芸高に入学したのは

  父さんへのあてつけだった。

  歌手になる気はなく、父さんを困らせるためだった。

  謝るよ。政界進出という父さんの夢を 
  
  馬鹿にしたことも 謝ります。

  自分の夢に気づくと 他人の夢も尊く見えるんだね。」

 そう静かに語るグクに 父は怒って言う。

 「遠回しな言い方は 大嫌いだ!」

 グクは 父の目をまっすぐ見て言った。

 「僕は 留学には行かない。やりたいことがある。

  歌手になるんだ。これは あてつけじゃない。本気です!」

 そう言うグクに「私の足を引っ張る気だな!!」と父は怒る。

 「違うよ!父さんを応援する。

  父さんの息子として 恥じない人間になるから。

  だから 父さんも応援して。」

 素直なグクが そう言って父の部屋を出ると

 携帯で ”ヘミ 話がある。6時にアジトで”

 メールをヘミに送った。そして父の会社を出た途端!!

 顔見知りの父親の部下が 数人の男を連れて 

 グクを囲んで「車に乗れ。」と命令した。

 「どこに行くの?」とグクが聞いても

 「中で話そう。」とだけ 父の部下が言った。

 グクは危険を感じて 逃げ出そうとするが

 その時グクの携帯は 道路に落ちてしまい

 グクは男たちにも捕まって 強引に車に乗せられてしまう。

 これは 父親の仕業に違いない!!

 グクが父のオフィスを見上げて 父のことを悲しく想う。





 さぁ、いったいグクは どうなってしまうのか??

 
      ・・・ここで第7話が終了です。

 

 ***************************

 


 この第7話は 大好きな回だったので

 結局、凄く詳しく書かせていただきました!!(笑)

 サムドンやグクのステージも 素晴らしかったですし

 このドリームハイは 絶対に放送で観てください!!


 

 
 

  

 

 

 

 
 

 
 

 

 

 

  

  

  
  

  

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 

 

  

  
 

 

 
 

 

 
 

 


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