来年もお会いしたいです!!
28日から次男が帰省して
今日は中学時代の友人達と飲み会で
まだ帰ってきません・・・(;一_一)
長男夫婦は 昨日の朝7時半に
孫を二人連れて 車で我が家に到着しています。
なので・・・もう我が家は凄いことになってます(笑)
やっと大掃除が一通り済んだところだったのですが
小さい子供がいると 次から次へと汚してくれます(涙)
洗濯物も山のようですし・・・
昨夜は面倒くさくてカレーにしましたが・・・
これから3食の食事の支度・・・ゾッとします(笑)
そしてお正月の三が日は 義父母達も我が家で
3食しっかり食べるので・・・もっとゾッとします(爆)
ただ夫が一人っ子なので
息子達以外の家族は集合しないのが嬉しいかな(*^_^*)
今日は お節料理の買い出しに走ります。
そして大みそかは 夜明け前から料理にとりかかると思います。
我が家は三が日 しっかりおせち料理を食べるので
沢山の量を作らねばなりません(>_<)
毎年そうなの・・・姑は黒豆だけ炊いてくれて
私一人で すべておせち料理を作るんです。
嫁が来てから2人で作っていますが・・・
乳飲み子を抱えている今年は あまり戦力にならないかも(笑)
まぁ 何とか頑張って、良いお正月が迎えられることを願います。
今年は 振りかえってみれば
東京ドームの2日間のイベントへ参加できて 最高の年でした!!
「韓国の美をたどる旅」という 私にとって一生宝物となる
ヨンジュンの素晴らしい本の発行もあって・・・
本当に 心から嬉しい年だったと思います(*^_^*)
そして 東京で沢山の家族の友人に出会えて
忘れられない思い出を沢山作ることができました。
また このお部屋を沢山の方々が訪問してくださり
多くの家族の方と楽しくお喋りできたのは
なによりも嬉しいことでした♪
息子達が帰るまで バタバタするので
コメントをいただいてもお返事ができないと思うので
今回もコメント欄は 閉じておきますが
皆さまに どうしてもお礼を言っておきたかったので
今年最後のブログの更新をしておきます。
おっちょここいで 無鉄砲な歌姫が
あちこちで 色々失敗して・・・
皆さまにご心配をおかけして 申し訳ありませんでした。
また、その度に温かく励ましてくださった
このブロコリの仲間に 感謝の気持ちでいっぱいです!!
皆さま ありがとうございました!!
来年は 落ち着いて静かに・・・
「大人」の歌姫を目指したいですが・・・
無理なことかもしれません(笑)
それでも なるべくご心配かけるようなことは謹んで
なおかつ精一杯 ヨンジュンへの愛をこの場所で
叫べればいいな・・・そう思っている次第です。
なのでどうぞ 来年もよろしくお願いいたしますね!!
そして皆さま 良いお年をお迎えください(^O^)/
そして・・・来年もまた
ヨンジュンに逢えたら・・・いいですね!!
噂のアフレコツアー♫
ああ・・・大掃除 まだまだ終わりません(>_<)
実は 東京の妹夫婦からの相談に乗っていることがあって
このところ毎日 長電話してるの・・・(;一_一)
なので・・・掃除がはかどりません!!
歌姫がいつもこの時期に大掃除する場所は・・・
普段いい加減に収納している洋服ダンスの中とか
本棚、押入れ、台所の流し台の引き出しや戸棚。
食器棚など・・・整理し直したり 雑巾がけしたり・・・
冷蔵庫や換気扇 窓ふきや床のワックスがけも勿論いたします。
なんとか窓ふきとワックスがけは
夫の協力で ほとんど終わりましたが・・・(*^^)v
PCメールもここ数日チェックしていなかったので
先ほど 久し振りに覗いてみると
100近くのメールが溜まってて・・・(;一_一)
その中に!!
DAツアーからのメールがありました(*^_^*)
そしてそれを開いてみれば・・・
これがあの問題になった”アフレコツアー”なのね・・・♪
↓ ここでそのツアーを収録した番組の放送予定が分かります。
http://datour.jp/tour/animetour/animetour.html
ここでは ちょっとだけですが、
来日前の9月に ジウと一緒にアフレコをしている
とっても可愛いヨンジュンの映像を見ることができますよ♪
アフレコツアーの移動のバスの中で
こういったヨンジュンのアフレコ秘蔵映像が見れるらしいです。
みんなもうとっくに知ってたかしらん(笑)
まぁ・・・カメさんだけど・・・
歌姫からのお薦め映像でした(*^_^*)
ああ・・・韓国に行きたいぞ~~~~!!
では・・・明日も大掃除頑張りま~す(^O^)/
アニメ☆冬のソナタ☆第10話(後半)
遅くなってしまいましたが、大掃除の時間を削ってなんとか
ただ今、やっと後半を書き上げました(*^_^*)
今日はもう第11話の放送がありましたね・・・汗!!
では 第10話の後半をお楽しみください(^O^)/
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《第10話 後半》
昼間のソウル。チェリンがオープンしたブティックの作業場で
チェリンは一人でドレスの借り縫いをしていて まち針を指に刺してしまう。
痛い!!と思ったのもつかの間、チェリンはもっとショックを受ける。
真っ白なそのドレスに 自分の血が飛んで、真っ赤なシミになっていたのだ。
チェリンは”なんてこと!”と自分に腹を立てるが
これは何か虫の知らせかもしれないと思い 仕事を放り出して、
慌ててミニョンの病院に向かうのだった。 (鋭いチェリンの勘・・・怖い!)
夕暮れの病院。ミヒがユジンから受け取った紙袋を持って ミニョンの部屋を訪れた。
「あなたの服を返しにきた人がいたわ。」そう言ってミヒが部屋に入ってくる。
ミヒの視線の先にミニョンはいなかたった。ミニョンはベッドではなく、窓辺に立っていた。
美しい夕焼けを見つめて ミニョンは考えごとをしていたのだ。
”こんな綺麗な夕暮れの中で 僕は誰かと楽しそうに会話をしたような気がする。”
ミニョンは時々浮かぶ知らない風景を 必死で辿っていたのかもしれなかった。
そして”カン・ジュンサン”という名前が何なのか・・・。
ミニョンは その疑問で 自分が押しつぶされるような想いだったに違いない。
ミヒが部屋に来たことを知って ミニョンは振り返らずに ストレートにミヒに聞く。
「カン・ジュンサンって誰?」いきなりのその質問に ギョッとたじろくミヒがいた。
持っていた紙袋を落としてしまい 何も言い返せないミヒに ミニョンが振り向いて言った。
「僕は一体誰なの?イ・ミニョン?・・・それともカン・ジュンサン?」
ミニョンの問い詰める言葉が ミヒの胸を鋭く刺した。
一方、ギブスが取れたユジンを乗せて サンヒョクは凍てつく道を走っていた。
病院から仕事場のスキー場まで ユジンを送っているのだろうか・・・。
車内には長い沈黙が漂っていた。ミヒとユジンの会話を耳にしてしまったサンヒョクも
反対に話を聞かれてしまったユジンも 何をどう話していいのか整理できずにいたからだ。
「音楽でも聞く?」ユジンが気不味い空気をどうにかしようと ラジオのスイッチを入れた。
ラジオから流れ出るベートーベンの明るいメヌエットの音色が
車内の不器用な二人を 優しく包んでくれる。
「ユジン。辛いだろ。」サンヒョクがポツリと口を開いた。
「何の話?」ユジンが不安な顔で サンヒョクに聞く。
「チョンアさんから電話があったんだ。」サンヒョクはそう言った。
「あなたが連絡したんじゃなかったの。」ユジンは サンヒョクが迎えに来てくれたのが
チョンアが配慮したことだったのだと この時初めて知るのだった。
それだけチョンアの目から見て 今のユジンはとても心配だったに違いない。
怪我をして病院から仕事現場に復帰したユジンは 以前のユジンではなかったのだろう。
「君が仕事に夢中になり過ぎて 変だってさ。”喧嘩でもしたのか”って聞かれたよ。」
サンヒョクがそう言うと「チョンアさんったら。」とユジンが苦笑いをして言う。すると
「ユジン。・・・チュンサンを忘れてくれないか?」サンヒョクが やっとのことで
自分の本心を ユジンに打ち明けるのだった。
「急に何よ。」困った顔のユジン。 話を逸らそうと必死で
「運転代ろうか?腕も平気よ。」と明るく、怪我をした手でグーパーをして見せた。
サンヒョクは それを遮るように苦しそうな声で言うのだった。
「あの人。・・・ミニョンさんがチュンサンでも、何も変わらないよ。」
ユジンは驚いた。「何を言ってるの?」
サンヒョクはどうしても ユジンの気持ちがミニョンに傾くのを阻止したかった。
”君は僕と結婚するんだ。僕は君を放さない!”そう意思表示を
今ここで はっきりユジンに示そうとしたに違いない。
サンヒョクは 思いっきり急ブレーキをかけて車を停車させた。
そして 暗い夜道に停車した車の中で サンヒョクが決心して重い口を開く。
「10年だ。」ユジンがサンヒョクの方を見ると サンヒョクはハンドルを握り締めて下を向き
苦しそうな表情だ。サンヒョクは続ける。
「チュンサンが死んでから 僕は10年も待った。」「サンヒョク。」ユジンが声をかける。
うつむいたサンヒョクが体を起こし 今度は背筋を伸ばしてキッパリ言った。
「これからの10年だって 僕は待てる。」
その言葉を聞いて ユジンはどうしようもなく苦しくなるのだ。
この後・・・10年たったとしても ユジンはチュンサンを忘れられないに決まってるのだから。
サンヒョクから目を逸らし 目を閉じてユジンは言った。
「ごめん。サンヒョク。あの人は・・・ミニョンさんは チュンサンなの。」
ユジンは 思いきってミニョンの真実をサンヒョクに告げた。
チュンサンが生きている・・・ユジンにとっては それは何よりも幸福なことであったのに
そのチュンサンには 自分の記憶がなくて 別の人格で生きていて・・・
そしてチェリンの恋人である現実。
そして自分も サンヒョクと結ばれる約束をした現実がある。
しなしながら チュンサンが死んでしまったと思っていたから 受け入れたサンヒョクの愛を
今、ユジンは正面からどうしても受け入れられなくなっている。
正直者のユジンはこの時、サンヒョクに自分のそんな想いを
素直に打ち明けようと 覚悟したのではないだろうか。
場面は ミニョンの病室へ戻る。
窓を背にして ミニョンは母親のミヒと向かい合っている。
「母さん。答えて。」ミニョンは ”カン・ジュンサン”と自分との関係を訊ねていた。
「ミニョン。その話は今度にしましょう。」ミヒは答えを避て 逃げるように部屋を出ようと
扉のノブに手をかけた。しかし、その手をミニョンは激しく振り払いドアを手で押さえた。
何がなんでも この場で突き止めたいミニョンは 必死にミヒを逃すまいとした。
「この覚えのない記憶は・・・何なの? カン・ジュンサンって 一体誰なの?」
ミニョンは片手で頭を押さえて ミヒに迫った。「僕は誰?僕は本当にミニョンなの?
・・・僕は誰?」苦しそうなミニョンの姿に 涙が込み上げてくるミヒ。
そして ミニョンの顔をまともに見れずに「ごめんなさい。本当にごめんなさい、ミニョン。」
そう言うミヒの顔を見つめて ミニョンはやっぱりそうなのか・・・と思って訊ねる。
「僕が 本当にカン・ジュンサンなの?・・・じゃあ・・・なぜ僕をイ・ミニョンにしたの?」
「仕方がなかったの。過去の記憶に苦しまないように 別の記憶を入れてあげたかったの。
辛い決断だったわ。」ミヒは ミニョンに苦しい説明をした。
「母さんに そんなことを決める権利はないはずだ。僕の記憶だ。僕の過去なんだよ!」
激しく母親に抗議するミニョン。その時、病室の扉が開いて一人の男性が入ってくる。
驚いて振り向くと それはアメリカでお世話になっていた主治医だった。
「先生。」・・・ミニョンは 突然のアメリカからの主治医の訪問に驚くのだった。
一方、暗い山道で停止した車の中のユジンとサンヒョクはどうなっているのだろう。
ユジンの声がする。「あの人は チュンサンなの。・・・カン・ジュンサン。」
サンヒョクはユジンの顔を見れずに 険しい表情で窓の外を見つめている。
「ただ似ているだけだと言いたいんでしょうけど・・・。」ユジンがそう言うと
サンヒョクは怒った口調で
「10年も想い続ければ もう十分だろ?いい加減、忘れてくれ!!」
そう激しくユジンを責めた。「サンヒョク・・・。」ユジンは悲しくなった。
「ユジナ。僕はチュンサンを思い出す君は見たくない。嫌、あいつの名前すら聞きたくない!!」
激しく怒るサンヒョクに ユジンは泣きそうな顔で言った。
「じゃあどうすればいい?私だって忘れたい・・・忘れられるものなら、忘れたいわ。」
とうとう涙が目から溢れ出すユジンは サンヒョクに切々と訴えるのだ。
「でも、忘れたくても 目が彼の顔を覚えてる。私の胸が 彼の言葉を覚えてるの。」
ユジンの頬を涙がつたう。それを見たサンヒョクもまた 泣きたい気持ちだったのに
ユジンは まだ続ける。「私の話を信じて。あの人は・・・あの人は・・・
イ・ミニョンさんは チュンサンに似てる人じゃないの。
死んだと思ってた カン・ジュンサンが 生きてたのよ・・・。」
ユジンは泣きながら やっと胸に秘めていた想いを サンヒョクに告げたのだった。
サンヒョクは 耐えられなくなって車から外へ飛び出した。
”ユジンの心が またチュンサンへ向かっている。”その真実を突き付けられて
サンヒョクのプライドは傷ついたに違いなかった。
”今ままで僕たちが積み上げた愛情は いったい何だったんだ?”
サンヒョクはやりきれない気持ちを抑えるように ユジンに背を向けて煙草に火をつける。
しかし ライターの火がなかなかつかない。まるで二人の愛が冷えてしまったようで・・・
サンヒョクは悔しくて 八つ当たりで横に茂った木を 思いっきり右手で殴りつけるのだった。
ソウルの仕事を放り出して ミニョンに会いにきたチェリンが 病院の廊下を歩いていた。
ミニョンの病室の前まで来ると 中から聞き慣れない男の声がする。
「交通事故の外傷により、精神的な衝撃が大きかった。」チェリンは扉の外で驚いた。
病室の中で アメリカから来た医師がミニョンに説明を続ける。
「過去の辛い記憶に苦しむ君を 私は助けたかったんだ。」
「だからってなぜ 僕に嘘の記憶を与えたんですか?」ミニョンは まだ納得がいかない。
ミヒが口を開いた。「あなたのためよ。・・・父親がいなかったせいで
あなたは辛い思いをしてきた。だからチュンサンは 私を恨んでいたわ。」
医師もミヒに味方する。「催眠を通じて 過去の記憶を癒そうとしたが
君は その記憶を思い出すことすら嫌がった。
それで君に 新しい記憶をプレゼントしたんだ。」
「プレゼント?」ミニョンは 悲しい顔で呟き、そして今度は激しい口調で言った。
「嘘の記憶を与えておいて、プレゼントですって?」ミニョンの声が病室に響いた。
医師はそれを受け止めて 静かに言った。
「医者の場合、究極の決断を求められる時もある。あの時の決断に間違いはない。」
自信ありげにそう答える主治医の答えに ミニョンは何も反論できずにいた。
ただ無性に悔しかった。自分の意志とは関係なく
まるででたらめな記憶を自分は第三者から植えつけられてしまったのだ。
そして今まで イ・ミニョンとして自信に溢れて生きてきた自分が
なんだかとても滑稽な気がしてきて、ふっと苦笑いしたミニョン。
しかしやるせなくて ミニョンは突然病室を飛び出した。
扉を開けると 扉に張り付いて話を聞いていたチェリンにぶつかるが
ミニョンは夢中で走り去ってゆく。「ミニョンさん。」チェリンの声も届かなかった。
ミヒが上着を持って ヨロヨロとミニョンの後を追いかけた。
ミニョンはどこへ向かったのか?チェリンもその後を必死で追った。
病室に一人残されたアメリカから来た医師は 手帳を破いて
自分の名前と電話番号を書いて ミニョンのノートパソコンの上に そっとメモを残した。
彼の名前はアン博士だった。
病室を飛び出したミニョンは 屋上の扉を開けて 暗い夜空に覆われた外へ出た。
手すりに両手で捕まって ハァハァと激しい呼吸を整える。辛かった。・・・悔しかった。
自分が自分でなかった・・・。それはミニョンが 今まで経験したことのない苦しみだった。
今まで信じてきた自分が ガラガラ音を立てて崩れてゆくような気がしたのだろう。
ぐっと歯を食いしばり 心の痛みに耐えるミニョン。
ミヒが後ろから近づいて 優しくミニョンに上着をかけた。
「チュンサンを失って辛かったわ。でも、ミニョンを授かって 私は慰められたわ。
あなたは私を愛してくれた。ミニョンがいて お母さんは幸せだった。
少しでもいいから お母さんを分かってちょうだい。」そう泣きながら言って
ミヒはミニョンの傍を離れて行くのだった。
ミニョンは ミヒの言葉を聞いて母親を苦しめてきた自分を考えてみた。
ミヒが去ろうとする方向に チェリンの姿があった。
ミヒとチェリンが黙って向き合った。ミニョンの正体をチェリンも知ったのだ。
ミヒにはそれが分かったようだったが、何も言わずにチェリンの横を通り抜けて去っていく。
チェリンがミニョンを見ると 頼りないような後ろ姿で 彼は夜の街を眺めていた。
ミニョンが振り向いた。夜風が二人の髪の毛をなびかせる。
冷たい風が チェリンの心の中にも吹くような気がした。
”これから・・・私達はどうなるの?”そんな不安がチェリンを襲ったに違いない。
場面は一転して ユジンの実家。呼び鈴が鳴ってユジンの母が門を開けた。
すると立っていたのは娘のユジン。「こんな遅くにどうしたの?」母は驚いた。
「ママ。娘が来たのに嬉しくないの?帰ろうか?」ユジンはわざとすねるようにそう言った。
母親は笑って「寒いでしょ。中に入って。」と温かく娘を招き入れるのだった。
「言えば迎えに行ったのに。」そう言う母に 門の扉を閉めて ユジンは
「急に来たくなって・・・。」と明るくそう言うのだった。
(本当は サンヒョクと気まずく分かれて、泣きたい気持ちでやって来たに違いなかった。
こういう時に 長女のユジンは 素直に母親の前でも泣けないのだ。
母を心配させたくないから。
それでも母の顔を見て 悲しい心を慰めたいユジンだったろう。)
「ギブスは?もう治ったの?」優しい母は ユジンの心の傷とその深さも 何も知らない。
「ママったら。もう大丈夫よ。心配しないで。」
ユジンは怪我をした左手を掲げて見せて笑った。
ユジンが懐かしい我が家に入ると 可愛い妹のヒジンが喜んで迎えた。
「お姉ちゃん!」久し振りにユジンの一家が揃ったのだ。
家族の笑顔を見て ユジンの冷えた心も 少し温まった気がした。
ユジンと別れたサンヒョクは やはり自宅に戻っていた。
チュンサンを忘れられないと泣きだしたユジンに サンヒョクの心は乱れていた。
ミニョンがチュンサンだったとしても 今は別人格の人間なのだ。
しかも彼にはチェリンがいる。そしてユジンは自分と婚約している。
ユジンがチュンサンを忘れられなくても そのチュンサンはユジンを忘れているのだ。
彼がチュンサンに戻ってしまわないうちに なんとかユジンを自分のものにしたい・・・。
サンヒョクは ユジンが自分から離れてしまうことを阻止したい一心だった。
サンヒョクの自宅の居間のテーブルに 食後のデザートの果物が置かれ
サンヒョクはコーヒーの入ったカップを手にした。両親も一緒に座ってコヒーを飲んでいる。
コーヒーを一口飲んで サンヒョクは両親にきっぱりと言った。
「ユジンとなるべく早く結婚します。」それを聞いて驚く両親。急にどうしたのかと・・・
両親は顔を見合わせた。そして「何か事情でもあるのか?」と父親が聞く。
「ユジンを早く僕のものにしたい。」サンヒョクは素直にそう言った。
すると母親はまるで話にならないという顔をして「許しません。私はまだ反対よ!」と言う。
婚約式に遅れてきたユジンをまだ根に持っている妻を
「お前!」と父親が母親をたしなめた。
サンヒョクは「悪いけど、母さんの許しなんて待っていられない。」と言う。
母親は怒って「何ですって!」と眉を吊り上げる。「サンヒョク。」父親も驚いた。
「まったく。」と怒る両親に サンヒョクは椅子から立ちあがると
「どうか 今回だけは許してくれない? 今回だけ。だからお願い。」
そう言って頭を下げるのだった。しかし母親は「それはできないわ。」と横を向いた。
「母さん。このとおりです。どうか許して!・・・母さん!」
サンヒョクが必死で頼み込むのだが
「絶対にダメよ!」そう言って母親は部屋を出て行った。
その様子を見ていた父親が サンヒョクに言った。「急いでも お前達が辛くなるだけだぞ。」
「父さん。」サンヒョクは 椅子に腰かけると苦しそうに訴えた。
「僕は ユジンを失いたくないんだ。」
父親のジヌは サンヒョクの横に座り直して 息子の肩を抱いて優しく言った。
「母さんを説得してみるよ。」
(ジヌはサンヒョクには甘い父だった。自分に似ずに数学ができない頭でも
一人息子のサンヒョクを溺愛していたに違いない。)
一方、失った自分の記憶に悩み続けるミニョンは 病室のベッドで横になっていた。
泣きそうになるのを堪えるかのように 右手で顔を半分覆っている。
そして傍にいるチェリンに 小さな声で訊ねた。「どうして僕に 嘘をついたんだ?」
チェリンは この時が来たか・・・と思うように 両手を固く握りしめた。
「チュンサンは・・・私の初恋の人だったの。」絞り出すようにそう言うと
チェリンの目から涙がこぼれた。
顔を覆った右手を外して ミニョンはそのチェリンの顔を見た。
泣きだすチェリンを目の前にして 驚きを隠せないミニョンだった。
★第10話の画像はすべて きょこままさんから提供していただきました♪ 感謝~❤
************************************
いかがでしたでしょうか?
続きが気になるとは思いますが、申し訳ありませんが
第11話の紹介は 、来年になると思います。
来年まで・・・どんな展開になるのか
それぞれ想像して楽しんでみてくださいね(^-^)
それでは皆様、良いお年をお迎えください!!
慌ただしくて お返事もできないと思い
前回のコメント欄は閉じてしまいましたが・・・
皆さんのご感想も やはり気になるので(笑)
今回はコメントを受け付けますね(*^^)v
お返事遅くなるかもしれませんが よろしかったらお書きください♫
アニメ☆冬のソナタ☆第10話(前半)
皆さま。メリークリスマス!!
頑張って書きたい気持ちは山々なのですが・・・
何せ年の瀬・・・やらねばならないことが沢山あって・・・
なかなかPCの前に座れません(>_<)
第10話を 半分だけやっと書けましたので 中途半端ですが
歌姫からのクリスマスプレゼントです(^-^)
よかったらお読みくださいね!!
*******************************
ユジンは病院を退院して その足ですぐに仕事場のスキー場へ向かっていた。
事務所の同僚であるチョンア姉さんが ユジンを乗せて
冬景色が闇に沈む中 スキー場へと急ぐ。
ユジンは車の後部座席に 涙をこらえるように うつむいて座っていた。
チョンア姉さんが話しかけても 何も返事は返ってこなかった。
心配になって チョンアがバックミラーでユジンを観察していると
ユジンが急に 独り言のように口を開いた。
「私は 全部覚えてるのに、あの人は何も覚えていない・・・。
私の頭の中の記憶が まるで嘘みたい。
あの人は私のことを 何も覚えてないし、
周りの人も 別人だって言うし・・・
今の私には どうすることもできないわ。」
走る窓から見える雪を被った木立のように ユジンの心も凍えるようだった。
暗い山道を 車が走り抜けるように・・・
ユジンも 自分が暗闇に飲み込まれていくような気分だったかもしれない。
運転するチョンア姉さんには ユジンが抱えた大きな悲しみ・・・
それが何なのかまったく理解できずに ただひたすら仕事場のスキー場へと
ユジンを乗せて ハンドルを握りしめ アクセルを踏むのだった。
ここでタイトル
第10話 《失われた時間の中の僕Ⅱ》
ソウル市内にオープンしたばかりの チェリンの高級ブティック。
その店内にモップを握りしめ やる気満々のチンスクの姿があった。
どうやら無職だったチンスクは チェリンに雇われてここの店員となれたようだった。
店内の清掃から お役様の対応まで 広い店舗スペースを
一人で任されているかのように 甲斐甲斐しく働くチンスクの姿があった。
「ああ・・・疲れた。」とお客様が帰って チンスクがほっとしていると
2階から別の店員が降りて来て「チンスクさん。」と
上の階に上がるように手招きされる。チンスクが上階のフロアに行くと
チェリンが怖い顔で 彼女を迎えた。
(これが普段の意地悪チェリンの姿。ミニョンに見せたい私。)
「ここのチェーンの処理が雑過ぎるわ。」
チェリンは ショーに出すドレスのチェックをしていた。
「言われたとおりに製作を頼んだのですが、ダメですか?」と
おどおどしながら答えるチンスク。
「取引先を変えてちょうだい。」とチェリン。驚くチンスクにチェリンは もっと怖い顔で言った。
「ささいなミスでも 私は許さないわ!ショーは目前よ。」そして 他の店員に向かって
「気を抜かないでちょうだい!!」と吠えた。
チンスクは内心、ドジな自分がこの店でやっていけるか不安になるのだった。
夜のスキー場。宿泊している部屋の電話から ユジンは病院に電話をかけている。
「イ・ミニョンさんの容態はいかがですか?はい。・・・そうですか。」
ユジンが病院側の説明を聞いている途中で部屋がノックされ
チョンア姉さんとキム次長の顔が見える。
「理事のお見舞いに行くけど 一緒に行く?」
チョンアがミニョンの見舞いに ユジンを誘った。
ユジンは「ごめん。まだ仕事があるから やめとくわ。」と即座に答えた。
チョンアは「無理しないで。体に障るわよ。」と心配そうに言って、ドアを閉めた。
チョンアとキム次長が去った薄暗い部屋に 一人残ったユジンは
ソファーに腰かけたかと思うと そのまま横にばったり倒れてしまう。
(怪我をした腕が下敷きになってるけど・・・大丈夫??)
そして ふと視線をテーブルの携帯電話に向けた。すると急にその携帯が鳴りだす。
ユジンの携帯に電話してきたのは
昼間チェリンにさんざんこき使われていたチンスクだった。
「もしもし ユジン!!」物凄い大声で チンスクは怒鳴っている。
ユジンは思わず 携帯を耳から遠ざけた。
それでも聞こえるチンスクの大声。「私、チンスクよ!!」
「もしもし・・・チンスク?周りがうるさいわね全然聞こえない。」とユジンが言った。
チンスクはヨングクとサンヒョクと3人で ソウルの夜の街でビールを飲んでいたのだ。
酒癖の悪いチンスクは 酔うと絡む癖があった。今日も酔っ払って腹が立って来たらしい。
「ユジン。その仕事を辞めて!サンヒョクのためにね。ずっと前から言いたかったの。」
チンスクは立ちあがって 電話の向こうのユジンに抗議している。
「分かった?」チンスクが言っている横で「酔っぱらったな。早く切れ!!」とヨングクが言う。
チンスクは立ったまま、そのヨングクのビールを一気に飲み干して
「酔ってなんかないわよ。」と怒った顔で言いい
「ユジン。あの男はダメよ!」と電話を続けた。
「あの男と一緒に仕事をするなんて 話にならないわ。
あの男の顔を見て チュンサンを思い出すでしょ?」チンスクがそこまで言うと
ヨングクが怒って 「お前が首を突っ込むなよ!!」とチンスクの携帯を奪おうとする。
「ヨングク。それでも友達なの?」チンスクは 反対にヨングクを怒って言った。
「どうしようもできないサンヒョクの気持ちを分かってるの?」チンスクが叫ぶ。
それを聞いて 暗い顔になるユジン・・・。
ヨングクが やっとのことで携帯を奪い「チンスクがかなり酔っちまってる。後で電話する。」
彼はそうユジンに優しく言って ユジンを気遣うのだった。
電話を奪われたチンスクは うつろな表情で ビールを飲んでいるサンヒョクに
「早く ユジンにあの仕事を辞めるように言いなさいよ!」と詰め寄った。
すると「なんで?」とサンヒョクが聞き返す。チンスクは
「本当に平気? あの人はユジンのために怪我をして 仕事でも一緒なのよ。」
そう言われても 反応せずにビールを飲む続けるサンヒョクに チンスクは腕組をして
「私には理解できないカップルね。特にサンヒョク。あなた何を考えてるの?」
ユジンとサンヒョクの仲を本気で心配するチンスクは
ユジンとミニョンを引き離す努力をしないサンヒョクに 怒りを表すのだった。
(このチンスクの怒りは ごもっとも・・・)
そして そのチンスクの怒りの言葉を耳にしたユジンは・・・
サンヒョクの気持ちを考えると申し訳なくて・・・それでもチュンサンを諦められない自分が
どうしようもなく悲しくて・・・いつまでもソファーで頭を抱え込んでいた。
そして言いたいことを思いっきり吐きだしたチンスクは 酔い潰れてタクシーの後部座席で倒れていた。
「参ったよ。じゃぁチンスクは俺が送る。」ヨングクがそう言って 同じタクシーに乗り込んだ。
「気をつけて。」とサンヒョクは手を振って別れた。ヨングク達を乗せたタクシーを見送って
暗い顔で溜息をつくサンヒョク。
そして携帯を取り出してみれば そこには”不在着信 ユジン”
そう表記された画面が現れる。それをしばらくじっと見つめるサンヒョクだったが
ユジンに電話することなく、彼は携帯を閉じてポケットにしまい込んだ。
この時のサンヒョクの心理状態は どんなものだったのか?
多分、ミニョンがチュンサンだったという衝撃的な事実を知ってしまい ユジン同様、
サンヒョクもまた苦しかったに違いない。ユジンからいつ別れを切りだされるのか・・・
チュンサンには叶わない自分・・・それを知っているサンヒョクの不安な心の葛藤は
彼を深い闇に飲み込んでゆくのだった。
場面は翌朝のスキー場。大きなつららを右手でボキッと折るユジンの手が現れる。
ユジンは 黄色いヘルメットを被り工事現場の視察をしている。
雪が積った地面の上に 材木が横倒しになって積んであるのを見て
その場にいた労働者に「地面の上に置かないで。」とユジンが言った。
「どうせ 明日使うんだろ?」面倒臭そうに その労働者が答える。
「駄目よ。木材は濡れると強度が落ちます。そのまま使っては危険です。
濡れるだけならまだしも、凍ったら・・・」ユジンが強い口調で言い返していると
「こら!」と大声がした。「ユジンの機嫌を損なったら 現場はストップだ。言うことを聞け!」
そう言いながら労働者にけりを入れたのは 昔から馴染みの現場を取り仕切る班長だった。
「はい。」と素直に返事をして去っていく労働者。
「どう?」と笑いながらグッドサインの親指を突き出す班長。班長は ユジンの強い味方だ。
ユジンもつられて グッドサインを班長に出して にっこり笑った。
「今日も一日中 監督か?」その班長が訊ねると「はい。」と答えるユジン。すると
「お前がいると みんなが怯えるぞ。今日は勘弁してくれ。」と おどけたように班長が言う。
ユジンが微笑んでいると 後ろにいる大勢の工事スタッフが そのとおり!というように溜息をついた。
そこへチョンア姉さんが 「寒いのでどうぞ。」
水筒に温かいコーヒーを持って差し入れに来る。
「どうも!!」寒い現場で仕事をするスタッフは チョンアの親切な差し入れに喜ぶのだった。
「ぐいっと飲んで温まろう。」みんなが 紙コップで チョンアのコーヒーをありがたく飲んでいる。それを並んで見ているユジンとチョンア。
チョンアがユジンのギブスの腕をこずいて言う。(痛!笑)
「ユジン。ちょっと・・・」振り向くユジンにチョンアは 内緒話のように小声で言った。
「意慾的なのもいいけど、程々にしてね。」「なんで?」とユジン。チョンアは困った顔で
「あなたのクレーム処理に大変なの。あそこの男も”あなたを返して”って言ってる。」
そう言って指さすのだった。
ユジンがチョンアの指さす方を見れば そのにはサンヒョクの姿があった。
サンヒョクは ポケットに突っ込んだ手を出して 笑顔でユジンに手を振って言う。
「怪我人をこき使うなんてひど過ぎるよ。」・・・「サンヒョク。」ユジンは彼を見て驚いた。
「今日 ギブスを取るんでしょ?サンヒョクと行って ついでにデートしてきなさい。」
チョンア姉さんがユジンに優しく言うのだった。
「チョンアさん。」戸惑うユジンがそう一言だけ言った。
チョンアはサンヒョクの方を向いて「サンヒョク。これで満足?」と聞けば
サンヒョクは おどけて「はい。」と敬礼のポーズを チョンアにするのだった。
それに手のサインで返すチョンアの横で ユジンは困ったような顔をしている。
チュンサンが生きていた事実を まだサンヒョクは知らないとユジンは思っている。
その事実をサンヒョクに話すべきか・・・
ユジンは この時はまだ迷っていたのかもしれない。
そしてミニョンがまだ入院する病院で ユジンは腕のギブスを外してもらった。
診察する医師が「痛かったら言ってください。」と言い。「はい。」とユジン。
「ゆっくり腕を曲げて見てください。」と医師に言われて ゆっくり腕を曲げるユジン。
スムーズに曲げられて 痛みもないことに驚き、そして微笑む。
それを見た医師は「今度は伸ばしてみてください。」と言い、ユジンは腕を伸ばしてみる。
ユジンがギブスの取れた腕を診察してもらっている時、
ミニョンの部屋へ キム次長が訪れていた。
「調子いいんだって?」と言いながら、重たい設計図の入った紙袋を下ろすキム次長。
「だから 仕事をさせる気なの?」ミニョンが言うと キム次長は「勿論。」そう言って笑い
ミニョンのベッドの端に腰かけて言った。
「それだけ休めば十分だろ?そろそろ働かないと。」
笑いながら「先輩、ひどいな。」とミニョンが言う。
「まずは 急ぎの仕事だ。
現場に来なくいていいように持ってきた。感謝しろよ。」とキム次長。
ミニョンは 資料を広げながら「現場はどう?」と聞いた。すると返ってきた返事は
「ポラリスのユジンさんのクレーム以外は 特に問題はない。」というものだった。
「ユジンさんがなぜ?」ミニョンは不思議そうに聞き返す。
するとキム次長は腕組をして「ほらまた。ポラリスの話が出ると すぐ食いつくな。
それとも・・・ユジンさんか?」とからかうのだった。
ミニョンは 真面目な顔をして「何の話?」と聞き返す。
すると呆れたようにキム次長が言う。
「施工会社を決める時も ユジンさんに電話で企画を聞いた後、
すぐポラリスに決めたろう。」そう言われて えっと驚くミニョンの顔を見て
キム次長は「覚えてないのか?」と言った。
「ポラリス・・・。」ミニョンは 小さく呟く。
「ポラリスに決めた理由を聞いたら ”道に迷わないから”だとか・・・忘れたのか?」
そうキム次長に言われて ミニョンは深刻な顔をして言うのだった。
「ポラリスは 季節が変わってもいつも同じ場所にある。・・・先輩。こんな経験ない?」
「急にどうした?深刻な顔をして。」キム次長が聞き返す。するとミニョンは言った。
「自分が自分じゃないような感じ・・・。」ミニョンは言いながら下を向く。
「つまりどういうことだ?」キム次長は ミニョンの言っている意味が分からない。
「急に見知らぬ人の記憶が 頭の中に浮かんでくるんだ。
僕をよく知ってそうな人がいるのに、僕はその人を知らない。」
ミニョンは自分の中にあるもう一人の
知らない記憶の存在に気がついて、困惑していたのだった。
ミニョンがキム次長と語っているその時、ユジンは診察を終えていた。
診察室から廊下へ出ると ユジンはミニョンの母のミヒにばったり会ってしまう。
「腕は治ったようね。顔色もいいし。」ミヒは ユジンを見てそう言った。
ユジンが近づいて「ミニョンさんは?」と聞く。「おかげで良くなったの。」ミヒはそう言った。
「この服を彼に返してください。」そう言ってユジンは
ミニョンから借りた服の入った紙袋を差し出す。
「ええ。」ミヒは受け取ると「直接 自分で返せばいいのに。」と固い表情で言った。
(この言葉はミヒの本心ではないはずだ。
本当はユジンがミニョンに会うことを恐れているミヒだったろう)
ユジンは 何も言わずお辞儀だけして 無表情でミヒとすれ違って去ってゆく。
チュンサンに偽物の記憶を刷り込んだミヒを ユジンは許せなかったはずだ。
しかし、ミヒにはミヒの事情があったのだし・・・そして何よりチュンサンの実の母だ。
ユジンは 悲しくて苦しい気持をずっと押さえて耐えていたのだと思う。
ミヒはユジンの様子を見て、目をつぶって「ユジンさん。黙っててくれてありがとう。」
そう言って振り返り、ユジンに向かって「なぜ急に気が変わったの?」と聞く。
ユジンはミヒに背を向けたまま 悲しそうにこう言った。
「ミニョンさんには まだ安静が必要ですから・・・。」
それを聞いたミヒは 「チェリンさんが言ってたけど、近いうちに結婚なさるそうね。」
そうユジンに確認する。ユジンは「失礼します。」と言って去ろうとするのだが
性格の激しいミヒは 険しい顔でユジンに向かって
「あなたに ミニョンを傷つける資格はないわ。」そう言って
自分はユジンを傷つけるのだった。ユジンがその言葉を無視して去ろうとすると
自動販売機のコーヒーを手にしたサンヒョクが ユジンの前に立っていた。
サンヒョクは 二人の会話を聞いていたのだ。
サンヒョクは悲しい目をして ユジンをまっすぐ見つめている。
一方、ミニョンの病室。主治医が検査結果をミニョンに伝えている。
部屋の外で キム次長が心配そうにのぞき込んでいる。
主治医は ミニョンに「検査結果は 脳に異常はありませんでした。
不思議なことは・・・10年前の交通事故の時の診察記録に
イ・ミニョンという名前は見当たりませんでした。」
と言う。「僕が 交通事故に遭っていたんですか?」と驚くミニョン。
主治医は少しためらったが ミニョンに当時の診察記録を見せた。
ミニョンが受け取った記録に書かれていた名前は”カン・ジュンサン”だった。
夢の中で 誰かが読んでいた名前・・・。ミニョンはその”カン・ジュンサン”の文字を見て動揺する。
そして 慌ててキム次長が持って来た書類をミニョンは取り出し
”イ・ミニョン”という自分の名前を見て 変な胸騒ぎがして 頭がクラクラしてくるのだった。
後半につづく・・・。
*****************************
ごめんなさい!! 今日はここまでしか書けませんでした(>_<)
ああ・・・この続きは もうしばらくお待ちくださいね!!
Happy Christmas!!
しばらく ここへは来られない~と言ってたのに・・・
ちょっと時間が取れたので ノコノコやってきました(笑)
今日は クリスマスイヴですね(^-^)
皆さま 幸せなクリスマスでありますように!!
歌姫は 今日の午後 今年最後の生徒のレッスン♪
そして晩には 特別ご招待していただけた
サヌカイトという美しい音の出る石でできた楽器が奏でる
クリスマスソングのコンサートを 夫と聴きに行きます。
★先週まだ元気に咲いていた花壇のミニバラ
そうそう・・・
昨日のことですが、Happy Christmasがありました(*^_^*)
今晩は仕事帰りの夫と待ち合わせしての演奏会で
その帰りには 田舎ではディナーは食べれる時間ではなくなるので
昨日の晩に 一足早いクリスマスディナーを食べに
毎年行く ステーキハウスに行ったのです。
そのお店は 今年に限りカップル対象で
クリスマス特別メニューを企画していて
時間も5時半と7時半限定だったのですが・・・
歌姫夫婦も そのカップル限定メニューを注文していて
7時半に予約していました。
で・・・せっかちな夫に連れられて しっかり5分前に到着。
そしてお店の10人掛けのコの字のテーブルに案内され待つこと15分。
テーブルには鉄板が設置されています。
実は このテーブルで3組のカップルを同時に
目の前で パフォーマンスでお肉を焼くつもりだったらしいの。
歌姫以外のカップルは 時間に遅れてきたわけです。
食べる気満々で来ている歌姫夫婦。
やっと3組揃って メニューが運ばれてくるのですが
はっきり言って 他の2組に比べて 食べるスピードが全然違います。
はい・・・食いしん坊の歌姫夫婦は あっという間に
次から次へと 出てくるお料理を平らげてしまうわけ(笑)
他のカップルは べちゃくちゃお喋りしながら ゆっく~り食べてる。
ちなみに 1組は若者。可愛い学生風の男女ペア♪
もう1組は”不倫”の匂いが漂う(爆)中年カップル。
まぁ2組とも熱いムードで 話に盛り上がってる様子。
歌姫夫婦も会話はありますが・・・
でも 料理が出されれば 優先的に食べまくります(笑)
もう お店の方は困ったでのしょうね・・・
ロブスターやヒレステーキを 6人分一緒に焼きたいのですから・・・。
当然 早く食べ終わってる歌姫夫婦が
他の2組が食べ終わるのを待つことになります。
別に それはそれで納得し その間に会話をしていたはずなんだけど・・・
デザートの時になって 他の2組はそのテーブルから違う場所へ移動し
歌姫夫婦だけが 同じ場所でデザートをなぜか食べたのですが
そのデザートが運ばれてきた時に
「今日は お待たせして大変申し訳ありませんでした。」
とお店の方が 私達だけにくださったプレゼントがありました。
★昨日の残りの歌姫手作りケーキと いただいたカップ
帰宅後 箱を開けてみてびっくり(@_@;)
この写真の銀色のペアカップでした♪
ええっ??早食いの歌姫夫婦が 申し訳なかったのに(笑)
美味しいお料理をいただいた上に こんなプレゼントをいただけて
Happy Christmasだなって・・・そう思いました(*^_^*)
流石に昨日のお料理は 写真に撮れませんでしたが
メニューを書き連ねるとこうなります。
★海の幸のミルフィーユ ウニ風味のソース
★フォアグラのソテーとリードヴォーのラグーマデソースにカシスの恵み
★紫イモのポタージュ
★オマールエビの鉄板焼き 瀬戸内産の海老ソースで
★シャンパンのグラニテ
★厳選フィレステーキ温野菜添え 自家製ソースで
★グレープフルーツに入ったサラダ
★ノエル2009(デザート)
★コ-ヒー
以上に 焼き立てフランスパンがつくわけです(^-^)
昨日は昼間 生徒に作った生クリームのケーキも食べちゃったし
・・・晩には このメニュー・・・(;一_一)
またまた太ってしまう歌姫なのでした(>_<)
今日は お茶漬けサラサラ~ですまそうかと思ってる
歌姫の Happy Christmasでした(*^_^*)
クリスチャンのヨンジュンは 静なイヴを過ごすのでしょうか?
ヨンジュンも 皆さんも どうか・・・
Happy Christmasでありますように~(^O^)/
皆さまへ感謝をこめて・・・一足早い★メリークリスマス!!
今日は お昼前から
夫の実家が経営するお店の年賀状を
私が頼まれて PCで作っていました。
我が家の年賀状も まだ作ってないというのに(>_<)
お客様に出すものなので いい加減なものは作れず
それなりに頑張って・・・やっと出来ました!!(*^_^*)
夕方からは 結婚式場のブライダルフェアの仕事もあり
模擬結婚式で 賛美歌やアヴェ・マリアを歌ってきました。
終了したのが6時過ぎで、慌てて帰宅し蟹雑炊を作り
買ってきたコロッケを添えての 質素な夕食でした。
先日 ここで一日48時間欲しい!!
と書きましたが・・・
本当に 切羽詰まって参りました!!(笑)
歌姫は欲が深いのか・・・
あれもこれも なるべく完璧にしたい!!と
出来もしないのに 思ってしまうタイプ( ..)
これから 我が家の年賀状作りや
生徒のクリスマス会の準備もあります。
それに実は 来年1月には 自分の歌の発表会があるんです。
そのレッスンも これから晩に入ってきます。
また、3月の第1週めには
生徒のピアノ発表会が控えており
そのための準備も色々しなければなりません。
そういうわけで・・・せねばならないことが・・・
山積み状態なのです(T_T)
これから 孫たちが帰省するまでに
家の中も 色々片付けておきたいし・・・
何よりも これ以上PCに縛られていると
睡眠時間を削ることになるので・・・
健康にも よろしくないと思いました。
このところ 毎日頑張って更新してきたブログですが
なにしろ PCで毎晩遅いので
夫の機嫌も最悪なんです(>_<)
そんなわけで 残念ですが(涙)
これから年末にかけて 更新は難しいと思います。
ここは 歌姫の大好きな場所ですが・・・
悲しいけれど・・・なかなか来れなくなるんです。
写真家のBANAZOさんからご招待を受けた
クリスマスイヴの「サヌカイト」という特殊な石の
石琴を使ったクリスマスコンサートの内容を
是非ここで ご紹介できればと思っていましたが・・・
やっぱり忙しくて・・・ちょっと無理な気がします(>_<)
それでも アニソナの紹介文は
時間を見つけて時間はかかっても
この場所で すべてご紹介するつもりではありますので
すぐにはUPできなくても 待っていてくださいね(^-^)
必ずアニソナは 責任持ってお伝えいたします(笑)
まぁ・・・そんなわけで・・・
ここしばらくは お友達のお部屋を
覗いても コメントは残せないかもしれません。
本当に申し訳ありません<(_ _)>ごめんなさいね。
今年1年 この場所で
皆さんと 沢山お喋りができましたし
また、多くの方々に訪問しただいて
毎日 とても励みになっていました。
ありがとうございました(*^_^*)
ヨンジュン大好き!!お喋り大好き!!の歌姫は
それでも時間が出来た時には 必ず!!
ブログ記事をUPすると思います。
その時には 是非お立ち寄りくださいね!!
少し早いですが 皆様、メリークリスマス!!
そして・・・ 良いお年をお迎えください!!
お返事は すぐにはできそうもないのですが
それでよろしければ どうぞコメントしてくださいね。
幸せになるために・・・
昨日は 毎年恒例
歌姫の家で クリスマス★お食事会がありました。
我が家に6人の食べること大好きな音楽友達が
手作り料理を持ち寄ってのお食事会です(^-^)
歌姫は 蟹入り大根サラダと
鳥の唐揚げしか作ってません(笑)
写真の料理の他に
ミネストローネやおざんざいまでありました。
もう お腹いっぱい!!(爆)
嬉しかったのは テーブルに飾るお花を
オリジナルで手作りしてくれた友人がいて
本当に素敵なお花をいただきました(*^_^*)
そして今日は 歌の仕事から帰って
午後から 孫をはじめ息子や嫁や義父母や姪や甥の
クリスマスプレゼントを夫と一緒に買い物に行き
5時半に早い夕食を デパートのレストランで済ませ
6時半から わが町であった
大好きなショーヤン(伊勢正三)のコンサート♪に
行ってきました~!!とっても良かったです(^-^)
ガロの大野真澄さんや太田裕美さんも一緒のコンサートでした。
3人で”Nagomi-zu”という名称で
ここ数年活動をしているらしいんです・・・初耳でした(笑)
歌姫の大好きな ショーヤンの曲が聞けて大満足!!
田舎の会場でのコンサートでしたが
最後は盛り上がって アンコールも3曲してくださいました。
高校時代・・・オフコースの小田さんを好きになる前
ショーヤンが活動していたデュオグループ「風」が大好きで
都内であった「風」のコンサートは
何回行ったか分からないくらい(笑)
あの頃 まさか未来の私が こんな田舎町の会場で
ショーヤンの歌を聞こうとは 全く想像していませんでした(笑)
・・・人生って不思議だな・・・ふとそう思いました。
未来は予測不可能です(*^_^*)
今も 未来の自分は想像もできませんが・・・
そういえば ヨンジュンもまた
自分の未来は想像できないのではないかしら。
ただひとつ 言えることは
「幸せ」になるための努力を
惜しまずに 毎日を過ごそう・・・
ヨンジュンはそう思っているに違いありません。
そして 私も・・・
「幸せ」になるために・・・
これからも 頑張って生きていきます(*^_^*)
プレゼントの用意☆☆
みんなは もう年賀状を書き終わりましたか?
歌姫は 全然・・・(;一_一)
ヨンジュン家族向けの年賀状も 作りたいのに・・・
実は 義父母の年賀状も 頼まれている私。
義父母はお店を経営してるから
その量も半端じゃないんだけど・・・。
頼まれると断れない性格の私は
今年も承諾してしまった・・・(>_<)
孫たちにも プレゼントの用意がまだ
半分しかできてない!!
姪や甥へのプレゼントも 準備しなくちゃ!!
今日は 我が家で 友人達とクリスマス会★
明日は お昼にブライダルの仕事で
夕方から 夫と一緒に 懐かしい伊勢正三のコンサート♪
あさっての日曜日も ブライダルの仕事があって・・・
月曜日は 午後から美容室でゆっくりヘッド&フットスパ♪
火曜日は 生徒のレッスンの後、晩に自分の歌のレッスン♪
水曜日の天皇誕生日は 生徒のクリスマス会★
その晩にステーキハウスで夫とデート♪
木曜日のイヴは 高松でクリスマス★コンサートを
夫と共に聞きに行く・・・。
で・・・翌日には もうクリスマスになってしまう!!
こんなスケジュールで
プレゼントを用意して カードも書かなくっちゃ!!
ああ・・・年賀状を3種類作らなくっちゃ!!
大掃除もしなくっちゃ!!!!
焦る・・・焦る・・・焦る・・・!!!!!!
神様・・・年末は 一日48時間 私に下さい!!!
今日は こちらも雪がちらつくお天気だとか・・・
皆さまのところも 寒い一日かもしれませね。
どうか 風邪なのひかないように・・・
この歳末を乗り切りましょう!!
ヨンジュンにも このチュンサンのように
楽しい冬の時間があったらいいね・・・。
夫には内緒のクリスマス★
食べてきました~♪
豪華フランス料理のフルコースです(^-^)
いつもお料理を教えていただくお店での
クリスマス会のお食事でした♪
いつもは決められた班があって
同じメンバーでテーブルを囲むのですが
今回はクリスマス会ということで
くじを引いて その番号の席に座るということでした。
まだお喋りにことのない方々と
お近づきになれるチャンス!!だったわけ♪
で・・・遅刻寸前で到着した歌姫は
残ったくじが2つだけ(笑)もう会場は すでに満席状態。
そして引き当てたくじ番は「4」番!!ラッキー(^O^)/
ヨンジュンの4番を当てて嬉しい歌姫でした(笑)
そして4番の席はというと・・・
一番奥の6人掛けの席でした。でも不思議なことに・・・
なぜか・・・座っている4人のお婆様方は
皆ご一緒に 西の方からいつも来られるお友達で固まっていました。
後のひとつは この教室のリーダー(歌姫の友人)だったのです。
なぜに4人が固まっていたのか??・・・謎です(笑)
そして遅れて私が席に着いて挨拶をすると
「まぁ・・・今日は若い方とご一緒で楽しいわ~♪」
そう言ってくださり 一安心(*^_^*)
この方々は 本当に仲がよろしくて
常にご一緒で遊び歩いているリッチなお婆様4人組らしい。
その中の1人は こちらでは有名な
元国会議員さんの妹さんもいらっしゃってビックリ!!
そしてその4人のお婆様方は
歌姫を温かく迎えてくださって 「若いわね~!!」
とあんまり連呼するので・・・何か勘違いしてる?と思い
しっかり自己紹介をしておきました(*^_^*)
「はい。でも・・・ もう嫁がいます。」
「ええっ??」
「しかも・・・孫も2人いるんです。」
「ええ~~~っ??」
その4人衆の反応が・・・超嬉しかった歌姫でした(爆)
やっぱり お歳を召していらしたのか・・・
目が良く見えてなかったようです(爆)
だってね・・・歌姫を独身だと思ったのだとか!!(@_@;)
20歳も若く見てくれた・・・とってもいい4人衆だったの(笑)
もうそれだけで 気分は最高~♫ (*´∀`*)
いつもは他の会員さんが入り込めないくらい
4人だけでお話しているこのお婆様たちも・・・
昨日は 歌姫中心で話を回してくださって
色々なお話ができて楽しかったようで・・・
12時から始まった会食は
3時過ぎまで お喋りをしながら楽しく続いたのであります♪
帰りがけに「今日はとっても楽しかったわ~♪」
と4人衆は私に言ってくださり いい笑顔で帰られました。
嬉しかったですし、歌姫も本当に楽しい時間でした(^-^)
お腹いっぱ~い!!
この出会いと 食べた中身は・・・夫には内緒!!
夫とは24日に ステーキハウスを予約してるからいいよね(笑)
それにしても 明日は我が家でクリスマス会★
またまた マダムの手料理でテーブルが埋め尽くされます♪
ああ・・・また1月に ドレスを着る歌のステージがあるのに・・・
ダイエットが全くできない歌姫です・・・(;一_一)
ヨンジュンも あれから沢山食べて太ったかな??
太りすぎは格好悪いけど(笑)
やっぱり健康でなくっちゃね(ゝヮ∂)-☆
ヨンジュン・・・
あなたも 暖かい素敵なクリスマスを過ごしてね~❤
アニメ☆冬のソナタ☆第9話(後半)
《後半》
その晩。サンヒョクがいなくなった病室を
ユジンはこっそり抜け出して ミニョンの病室へやってきた。
チェリンも安心して帰ったのか、ミニョンは一人で静かに横たわっていた。
そのミニョンの寝顔を ユジンは見下ろしながら
「本当に 私を覚えてないの?」小さな声で 優しくミニョンに語りかける。
「嘘よね? わざと知らんぷりして からかってるんでしょ?」ユジンはそう言うと
右手でミニョンの頬に触れ「チュンサン。どうか目を覚まして。」そう言った。
そして彼の左手を自分の頬にあて 「私を覚えてなくてもいい・・・。
イ・ミニョンでもいいから・・・だから・・・目を覚まして・・・。」
そう言って ユジンは涙ぐむのだった。
その様子を こっそり覗くサンヒョクの姿があることを ユジンは全く気がつかなかった。
サンヒョクはこの時 そんなユジンの姿を見てどう思ったのだろう・・・。
いつまでも チュンサンの手を離さずに 涙ぐむユジン。
サンヒョクは 悲しそうな顔で 静かにその場を立ち去るのだった。
その翌朝。甲斐甲斐しくミニョンの世話をするチェリンの姿があった。
濡れたハンカチで ミニョンの乾燥した唇を潤すチェリン。
優しくミニョンの頬に 左手を触れた・・・その時だ。
ミニョンが長いこん睡状態から戻り 目を覚ました。
「ミニョンさん。」チェリンが喜んで声をかける。
目覚めたミニョンの前には やはり自分をミニョンと呼ぶチェリンの顔があった。
「気がついた?」チェリンは安心して 大きく溜息をつく。
ミニョンは そんなチェリンを不思議そうに見つめていた。 (全然微笑んでいません)
「私がどれだけ心配したか分かる?ミニョンさんにもしものことがあったらって・・・。」
チェリンがミニョンに訴えると ミニョンは口を開いた。
「心配しないで・・・もう大丈夫だよ。母さんは?」弱々しい声でそう言うミニョン。
「お疲れのようだったから ホテルに私が送ったわ。
ミニョンさんの容体もだいぶ安定してきたから・・・。」とチェリン。
「ありがとう。」と また弱々しい声で、ミニョンがお礼を言った。
(この時の ヨンジュンの声の演技は素晴らしい!!)
「今日は何日?」ミニョンが訊ねる。
「4日間も 眠り続けてたのよ。目を開けてもすぐ閉じてしまって。」とチェリンが答えた。
「フッァッションショーまで時間がないだろう?心配しないでソウルに戻って・・・。」
ミニョンが優しくそう言うと「こんなミニョンさんを 置いて行けないわ!!」とチェリン。
(早くソウルに帰れ!!と思う私・・・。)
「それでも 君にとっては初めてのショーだろ?花束を持って行くよ。」
そう言うミニョンは 以前のミニョンと変わらない。
「ミニョンさん。」チェリンは感激して まだ病み上がりのミニョンの胸に飛び込むのだった。
ミニョンは その勢いに驚いて笑いながら「痛いよ。押さないで・・・。」と言った。
「あら。」チェリンは うっかりしたわ・・・と思ったのか、すぐにミニョンから離れて
「ごめん。」と言って微笑んだ。ミニョンは チェリンを見つめて・・・
「ユジンさんは?」と ユジンのことを聞く。相当ユジンが気になっていたのだろう。
チェリンの笑い顔が急に曇って 「ああ・・・。あなたのおかげで軽い怪我ですんだわ。
今日 退院するんだって。」と答えた。それをボ~とした顔で聞くミニョン。
「ユジンが取引先の人だって なぜ黙ってたの?」チェリンが ずっと心の中で
不安に思った質問を 思いきってミニョンに訊ねる。
ミニョンは チェリンから目をそらして答えた。
「覚えてない?話そうとしたら 君は”関心がない”って言ったじゃないか。」
チェリンはすっかりその答えに安心して
「ユジンをよろしく頼むわ。私の親友だから・・・この際、仲良くなってね。」
と 心にもないことをミニョンに言うのだった。
そう言われたミニョンは また驚いたような表情だった。
ミニョンが微笑みもせず 無言のままなので、チェリンは
「ミニョンさん。お茶でも飲む?」と ユジンの話題は終わらせたいチェリンがそう言った。
「待っててね。」チェリンはそう言うと お茶の用意を始める。
ミニョンは 何を思うのか・・・不服そうな顔をして横を向いて考え込む。
(さて・・・ミニョンがチュンサンの記憶をどこまで取り戻しているのか・・・。
なんとなく、高校時代の自分とユジンの姿を思い出したようではあるのだが・・・。
うかつなことを書けない・・・難しい展開のこのアニメ・・・。)
場面は変わって ユジンの病室。
部屋の中から扉が見え、チョンア姉さんの声が聞こえる。「来てるよ。静に!」
(これは ホテリアーのジニョンの誕生日に 彼女の部屋で集合する仲間達に似ている)
扉の窓にユジンの影が映り 私服姿のユジンが
怪我をした左手を吊って扉を開けて入って来る。
その途端に 「う~ジャジャ~ン!!」とチョンアの声がして
大きなクラッカーからパンと中身が飛び出して ユジンの顔まで飛んできた!
ユジンは驚いて思わず目をつぶってしまう。良く見れば
「ユジン。退院おめでとう!」と拍手して喜ぶチョンア姉さんだった。
そしてその横には サンヒョクも微笑んで立ち「おめでとう。」と声をかけてくれた。
「私も嬉しいわ。」と、体にくっついたクラッカーの紙テープを払い落して ユジンが言った。
「その言葉、後悔するよ。」とチョンアが言う。えっとユジンが不思議がると
チョンアは「仕事が山積みだからね。」と手を広げておどけて言った。
ユジンは思わず笑ってしまい「だから”おめでとう”なの?」と聞いた。
チョンアは「悪い上司みたいに言わないでよ。出勤は明日でいいわ。」と
腕組をしながら言う。
「今日は 2人でデートして。」そう言われて ユジンは首を横に降って言った。
「ううん。今から仕事に行くわ。」・・・それを聞いて驚くチョンア姉さん。
そしてサンヒョクも「僕もソウルに帰る。」そうチョンアに告げるのだ。
チョンアは不思議そうに「サンヒョク?」と サンヒョクをしげしげと顔を見て言うと
サンヒョクは「着いたらすぐに ハッピーの様子を見に行きます。」と言う。
それを聞いて チョンアは可愛い愛犬のことを思い出して
「お願いね。絶対よ!」と サンヒョクに強く迫る。
「分かったから・・・分かりました。」とサンヒョクは 両手の掌をチョンアに向けて
勘弁してください・・・というように 笑いながらチョンアを制した。
するとチョンアは腰に手をあて不機嫌な顔で「あの藪医者と 本当に友達なの?」と聞く。
「藪医者じゃないですよ。」サンヒョクが真面目にヨンゴクを庇っていると
「サンヒョクの言うとおりよ。安心して任せて。」とユジンも ヨングクの援護射撃をした。
そう言われて チョンア姉さんは「2人がそこまで言うならいいけど。」と安心した。
退院するユジンの荷物は ふたつの鞄だった。
それを 同時に持とうとして サンヒョクとユジンの手が触れる。
反射的に 2人の手がすぐに離れる。目と目が合って 気まずそうに目を逸らす2人。
この2人は もう以前の仲良しの感覚はなくなっているようだ。
固まってしまったユジンを無視して
サンヒョクはひとつの荷物を持って部屋を出ようとする。
もひとつの荷物を チョンア姉さんが持って言った。「患者はいいの。私が持つわ。」
「そうだ!理事に会って帰るでしょ?恩人にお礼を言わないと。」
そうチョンア姉さんに言われて ユジンはあっという顔をして・・・そして悲しい顔をした。
”逢いたい!でも・・・自分を忘れたチュンサンに会うのが辛い。”
これがユジンの気持ちだったろう。 「ううん。今日はやめておく。今度、今度にするわ。」
ユジンは部屋を出ようとしたチョンアに そうわざと明るい声で答えた。
場面はミニョンの病室に戻る。チェリンが テーバッグでお茶を入れている。
ミニョンは眼鏡をかけ ベッドに上半身を起こしてじっと前を向いて
何か考えごとをしてるようだ。 (チェリンの方は向いていない。)
「あなたの好きな ルイボスティーよ。」と言って チェリンはカップのお茶を勧めた。
「ああ、ありがとう。」ミニョンはお茶を受け取って・・・
しばらくそのお茶を見て また何かを深く考えるように間を置いて
「チェリナ。」とぽそっと小さな声でチェリンに語りかける。
「パリで初めて出会った時に、僕に言ったこと覚えてる?」
チェリンは自分のお茶の用意をしながら「もちろんよ。」と言った。
あの時。ミニョンがパリのオープンカフェで 1人でお茶を飲んでいると
チェリンが「本当にアメリカ生まれ?育ちは?本当に韓国に行ったことはないの?」
そう突然、ミニョンに質問攻めをしたのが 二人の出会いだったのだ。
「なぜ僕にそんなことを聞くの?」ミニョンはその時、不思議に思ったのだった。
そして 吹雪で山頂の山小屋に閉じ込められた時 ユジンさんも自分に質問をした。
「アメリカですか?本当にアメリカの高校ですか?」
「春川は知りませんか?春川のチェイル高校は覚えてませんか?本当に韓国は初めて?」
ミニョンは 生死を彷徨っていた時 最後に聞いた
「チュンサン。」という自分を呼ぶ声が 気になって仕方がなかったのだろう。
ミニョンはカップの中のティーバッグを上下に揺すりながら
「もしかして 僕に似てる人でもいたの?」とチェリンに質問した。
はっとするチェリン。突然のミニョンの問いに お茶を入れる手が止まってしまう。
しかし何とか誤魔化そうとして 「ええ。確かにそうよね。誤解しちゃうわよね。」
と またお茶を入れながらミニョンの顔を見ずに答えた。
「誤解?」ミニョンが怪訝な顔をして聞く。チェリンはミニョンの方をやっと向き
「私、プライドが許せなくて 今まで言わなかったけど・・・何というか・・・
うふふ・・・理想どおりの男性が 突然目の前に現われて・・・
あんまり驚いて あんなことを言ったの。」と必死でいい訳をした。
「そうか。」ミニョンはそう言って また自分のカップのお茶を眺める。
そして言った。「じゃ ユジンさんは? ユジンさんは僕を初めて見た時に・・・」
ミニョンは ユジンが初めて事務所に来た時に 泣きだして帰ってしまったことを
チェリンに言おうとしていたのだ。しかしここで邪魔が入る。
病室のドアが開き、サンヒョクの姿が見えたのだ。
"お前は・・・本当にチュンサンなのか?もし本当にチュンサンだったとしても
今はユジンは 僕のものだ。絶対にお前なんかに渡すものか!!”
サンヒョクは 黙ってミニョンを睨みつけていた。
その攻撃的な視線を 不思議そうに しかしながらまっすぐ受け止めるミニョンがいた。
場面は病院の廊下。自動販売機の傍のベンチ。
チェリンとサンヒョクは 二人で病室を出て 缶コーヒーを手にしている。
チェリンはベンチに腰掛け、サンヒョクはその横で突っ立ている。
「私も お母さんのことはついこの間知ったの。有名なピアニストだって。
ミニョンさんは口が堅いもの。」そうチェリンが言った。
缶コーヒーを飲みながら サンヒョクが「本当に 彼のお母さん?」とチェリンに聞く。
サンヒョクは学校で調べた学生簿で
チュンサンの母親の名前が カン・ミヒだと知っているからだ。
「なぜそんなことを聞くの?」チェリンが 立っているサンヒョクを見上げて言った。
「サンヒョク。仕事のためでしょ?」チェリンは 誤解して笑みを浮かべながら聞いた。
「クラシック番組だから インタビューをしたいのね。
私から お母さんに頼んでみるわ。」機嫌よく、チェリンはそう言った。
「ありがとう。」サンヒョクは 谷底に落とされたような気分だったのに 無理してそう言った。
するとチェリンが言う。「私もお願いがあるの。誤解しないで。」驚くサンヒョク。
「ミニョンさんとユジンを会わせないでほしいの。」とチェリンが言うからだ。
「2人のことが気になるか?」サンヒョクが訊ねると チェリンは泣きそうな顔をして
こっくり素直に頷くのだった。そして言った。
「ミニョンさんには まだ安静が必要なの。チュンサンの話で彼を混乱させないで。」
すると サンヒョクは冷たく言った。「混乱するのは君だろ?」
「何のこと?」きつい声でチェリンが聞き返した。
「イ・ミニョンさんが現れてから ユジンは変わった。」サンヒョクがそう言うと
立ちあがったチェリンは「私のせいなの?」とサンヒョクに食ってかかった。
「チュンサンじゃないのに、ユジンが勝手に思い込んでるの!彼に怪我をさせたくせに!」
「やめよう。」サンヒョクは暗い顔で チェリンの言葉を遮った。そして言う。
「約束するよ。もう2人のことで心配させない。」サンヒョクのその言葉に
チェリンは 心から喜ぶのだった。
もう日が暮れかかってる中を ユジンはチョンアとスキー場に向かっていた。
チョンアが運転する車は 雪景色の中を走っている。
「気持ちいいでしょ?いつもよりいい景色ね。枝に雪が積って綺麗。見える?」
チョンアは後部座席に座っているユジンにそう聞いた。
しかしユジンの返事はない。「サンヒョクと何かあった?」またチョンアが聞いた。
ユジンはうつむいて泣きそうな顔をして座っている。
「さっき2人が気まずそうで、私まで気まずかったわよ。」
チョンアはそう言うと 黙り続けているユジンが気になって
バックミラーで ユジンの様子を確認する。
ユジンは下を見て悲しそうな顔をしているユジンの口がやっと開いた。
「私は全部覚えてるのに・・・彼は何も覚えてない。」
チョンアは ユジンが何を言ってるのか分からずに「ユジン。」と呼んだ。
ユジンの様子がいつもと違うからだった。うつむいたままのユジンは言う。
「私の頭の中の記憶が まるで嘘みたい。」そう言って ユジンは横を向いた。
そして 窓に映る自分に向かって言葉を続けた。
「彼は私のことを何も覚えてないし・・・サンヒョクもチェリンも別人だと言うし。
今の私には 何もできない。」
このユジンの独り言を チョンアは何のことだか分からない。
ただ・・・悲しみの底に沈んでしましそうなユジンを
チョンアは心配でたまらないまま スキー場へと彼女を運ぶのだった。
★今回も きょこままさんからすべて画像を提供していただきました❤感謝です!!
場面は朝の病院。廊下を2人の医師が肩を並べて歩いている。
「本当に久しぶりだな。」「お元気そうですね。」
そう話しながら歩いているのは ミニョンに催眠療法を行った男性の医師と
若い青い目の女性の医師だった。その女性の医師に男性医師が言った。
「ジェーン。復帰した気分は?」
「私だけが変わった気がして、何だか落ち着きません。ご指導お願いします。」
美しい女性医師がそう言うと 年老いた男性医師は言う。
「有能な脳外科医に そう言われてもな。」「いえ、有能だなんて。」と女性。
すると男性医師が 急に携帯を取り出し耳にあて「もしもし・・・」と話しだす。
携帯をマナーモードにしていて どこからか、かかってきたらしい。
「えっ?ミニョンが?」と驚く男性。女性もミニョンと聞いてはっとする。
「ちょっと失礼。」男性は女性医師にことわって 電話を続けた。何か重要な電話らしい。
女性から離れるように歩きながら「詳しく話して・・・ミニョンに何があったって?」
と男性医師が話している。「ミニョン?」残された 美しい女性医師が呟く。
(とても美人のこの医者は、ミニョンの何なんだ??)
男性医師に電話をかけていたのは 実はミヒだった。ミヒは泣きそうな顔で喋っていた。
「幸い 意識は戻りましたが、ミニョンにもしものことがあったらと・・・不安なんです。」
ミヒは韓国から アメリカの病院へ電話をかけていたのだ。
「先生。私のせいですか?」話しながら とうとうミヒは泣きだした。
そして画面は闇に包まれるのだった。
ここで第9話の終了です。
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さぁ・・・なんなのでしょう??
アメリカの病院で登場する女性医師は かなりの美人です。
歌姫は この青い目の美人が凄く気になります(笑)
はぁ・・・なかなか録画を見る時間が取れず・・・
大変遅くなりましたが
第9話楽しんでいただけましたでしょうか?
では・・・また 第10話でお会いいたしましょう(^O^)/
★追記★
前半に書いたものに
サンヒョクが看護師野言葉で受けたショックの意味を
勘違いしていたことが分かり 前半にいくつか書き足してあります。
よろしければ もう一度ご確認くださいね。
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