楽しい記憶
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・・・ちなみにこのタイトルの記事にはBGMはつけてません(*^_^*)
昨夜の食事は 楽しかった!!
義父も満面の笑みで パクパクとお肉を頬張っていた。(笑)
ついひと月前は 青白い顔をして病室にいたというのに・・・。
やっぱり孫が帰ってくるというのは 嬉しいようだ。
経営する電気店を 早々に閉めて
張り切って、高松市内のステーキハウスまで出かけたのだった。
次男は 歌姫に良く似てお喋りだ。(笑)
食べながら 近況報告が延々と続く。(*^_^*)
雪が積もって もう5回も雪かきをしたとか・・・
雪はサラサラで 軽いんだとか・・・
受け持ちのクラスの生徒は みんな良い子で
次男の言うことを良く聞いてくれるし
仲が良くて 勉強も頑張ってくれて
この学年末テストの総合の平均点が
他のクラスよりも10点も高かったとか・・・
もう生徒が可愛くてたまらない様子だった。
特に面白かったのは
先日のフィギュアで 真央ちゃんを応援しようと
休み時間に学級のTVをつけて みんなで観戦したらしい。
ちょうど安藤美姫ちゃんが滑っていて
他のクラスの子も集まって ワァワァ応援していたら・・・
職員室から「まさか君 TVをつけてないだろうね。」
と電話がかかってきて・・・
「えっ?見てますけど・・・。」と次男。
「何だって!!早く消しなさい!!」と怒鳴られたという。
「ああ・・・真央ちゃん見たかった。」と悔しそうに語っていた。
「本当??なんで見せてくれないよのね。
日本国民として応援すべきよ!!」と歌姫。
「何を言ってる。うちの学校でも見せてない。」と夫。
ふうん・・・韓国ではどうだったんだろう?
きっと韓国は 学校中で観てたんじゃない?
まぁそんなこんなで・・・昨夜は
次男を囲んで ワイワイ楽しい夕食会だった。
きっと 義父の心の中にも残ったよね。
孫やひ孫たちとの「楽しい記憶」・・・
ひとつでも多く・・・残してあげたい。
そして今日は先ほど 次男は義父母宅へ挨拶に行き
友人の迎えで チャヌの結婚式場へ出かけて行きました。
歌姫も心ばかりのお祝いを 次男にことづけました。
夫は今日も朝から仕事・・・
一人で優雅な休日といきたいところですが・・・
午後から ピアノの生徒を集めて
発表会でのトーンチャイムの練習をします。
ああ・・・アニソナの後半が なかなか書けない・・・!!
お昼時間を削って なるべく頑張ってみますが・・・
今・・・TVでは
フィギュアのエキシビションをLIVEで放送しています。
歌姫は エキシビションが一番好き!!(*^^)v
うふふ・・・ヨンジュンも 今、観てるかな??
おめでとう!!
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今日は 次男が帰ってくる!!
明日 中学時代の親友の結婚式がこちらであるからだ。
実は その親友というのは
以前、ここでつぶやいたことのある青年。
”私のチャヌ”なの(*^_^*)
彼は中学時代・・・
次男に出会う前は 家庭の事情で荒れていて
隣町で超不良と呼ばれて 鳴り物入りで中3の時に
次男のいる学級に転校してきた少年だった。
しかしながら 転校直後に
我が次男と仲良くなって・・・
我が家にも遊びに来るようになり
すっかり不良からオサラバした経歴がある(笑)
頭は凄く良くて・・・
実は数学の天才だったその少年は
それでも 中学時代の素行が悪過ぎて(笑)
高校進学はできず・・・
大学検定試験には軽く合格したものの・・・
父親が突然に蒸発してしまい
有名大学には合格したのに、大学には入学できなかった。
次男が地方の国立大学に合格した時は
引っ越しの手伝いに来てくれて
その時 次男が祖父から入学祝にもらった
PCを見て「いいよな・・・お前は・・・。」
そう、つぶやいた言葉を 私は忘れない。
彼の悔しさや 悲しみが・・・痛いほど伝わった。
それでも 彼は人生を決して諦めなかった。
働きながら 自分で勉強は続けて・・・
今は この地方で複数の塾を掛け持ちする
立派な塾の講師になっている(*^_^*)
流石・・・数学の天才!!
その彼が 結婚する。
お相手は 彼の幼馴染だそう・・・。
昨年の夏だったか・・・久し振りに我が家に遊びに来た時に
「おばちゃん。彼女に結婚したいって言われてる。」
そう話していたっけ・・・。
ちなみに 蒸発した父親もだいぶ前に戻って来た。
彼には うんと幸せになってもらいたい。
”私のチャヌ”・・・結婚おめでとう(^O^)/
そしておまけ・・・
真央ちゃん、ヨナちゃん!!
オリンピックでの素晴らしい演技を ありがとう!!
金メダル、銀メダル・・・おめでとう(^O^)/
あ・・・・チャヌと書きながら・・・画像はチャヌじゃなくてごめ~ん(>_<)
女神の微笑み・・・
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ああ・・・今日は・・・
そう!!朝から・・・
オリンピックのフィギュアが気になる~~~~!!
キム・ヨナちゃんも大好きなんだけど・・・
今日は ヨンジュンの味方はできない(笑)
真央ちゃんに頑張ってほしい!!
やっぱり ここで
ヨンジュンと私は 国が違うことを再認識する。
金メダルは 真央ちゃんに
心から取らせてあげたい歌姫!!
それでも ちょうどその時間・・・
私は ベルの仲間との練習が入っている。
ああ・・・なんでこの日に練習を入れてしまったの??
気になって練習どころではない・・・(;一_一)
ヨンジュンごめん!!
今日は・・・
真央ちゃんに 勝利の女神が微笑むことを
必死で祈る歌姫です(*^_^*)
≪追記≫
ああ・・・真央ちゃん残念でしたね・・・!!
実は お昼前に早々にベルの練習を切り上げて(笑)
安藤美姫ちゃんからの放送に間に合って・・・
リアルタイムで フィギュアを観戦できたんです!!
真央ちゃんは トリプルアクセルを2本決められて
素晴らしかったと思います(*^_^*)
良く頑張りました!! 大きな拍手を送ります!!
そして 2日とも本当に素晴らしい演技を見せてくれた
キム・ヨナ選手・・・ため息が出ました。
・・・圧巻でした!!
勝利の女神の微笑みは ヨナちゃんのものでした♫
ヨナちゃん!!金メダルおめでとう~!!
アニメ☆冬のソナタ☆第17話(前半)
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ユジンと自分は異母兄妹なのか・・・そんな疑問を抱いたチュンサンは
高校時代に父親だと思っていたジヌや 母親のミヒに直接会って確かめる。
そして 母から「ごめんなさい。チュンサン・・・。」の決定的な一言で
チュンサンは 自分がユジンとは結ばれてはいけない間柄だと知ることになる。
しかし・・・どうしても ユジンとの愛を壊したくないチュンサンは
スキー場に戻り 誰もいない夜のゲレンデで 降雪機が降らす雪の中・・・
「ユジナ。僕たち 結婚しよう。」と言ってユジンを熱く抱きしめるのだった。
ユジンは嬉しくて 嬉しくて・・・チュンサンの胸に顔を埋めた。
そして 神に背く決断をしたチュンサンは ユジンを胸に抱きながら
悲しみの涙を流すのだった・・・。
チュンサンのこの時の気持ちを 想像してみる・・・。
”どうして僕たちは 出会ってしまったんだろう・・・。
出会わなければ こんなに愛し合うこともない・・・。
出会わなければ 君を深く傷つけることもない・・・。
・・・でも 君に出会って、君を愛してしまった僕は
これからもずっと 君を離したくないんだ・・・。”
この時 チュンサンは ユジンを愛するあまり壊れてしまっている。
あの冷静沈着な あの数学の天才のチュンサンが・・・
悲しみのあまり・・・壊れてしまった・・・。
チュンサンの悲しみは 降雪機の吹き上げる雪と共に
空高く舞い上がってくのだった。
第17話
≪ふたりの初めての海 そして最後の海≫前半
華やかなファッションショーの会場だった。
その日は チェリンのフランスから帰国後 デザイナーとして初めてのショーだった。
花道のすぐ傍の 特等席にヨングクが座っていて
隣の席のサンヒョクが まだ来ないのを気にしている。
「時間がないから急いで!」舞台裏では 慌ただしく準備に追われていた。
そんな中。チンスクは舞台袖から こっそり会場を覗いている。
このショーが成功するか、会場の客の入りはいいか気になるのだろう。
チェリンが悲しみを乗り越えて 必死に辿りついたこの日だったのだから。
チンスクが チェリンに目をやれば
チェリンは冷静にモデルの衣装をチェックして
サイズをぴったり合わせるために 待ち針で補修している。
「みんな早く!」声がかかった。
スタッフが指で3、2、1と合図して スポットライトが眩しく輝き
デザイナー、オ・チェリンの初のファッションショーが開幕した。
(まるで アンドレ・キムのショーのようだ。笑)
スモッグが焚かれたステージで 次々に美しいドレスをまとった
モデルが登場すると ヨングクは鼻の下を伸ばして見とれている。
そんな中 サンヒョクがようやくヨングクの隣の席についた。
そしてサンヒョクが 自分の席で会場を見渡していると
向かい側の席に チュンサンが座っているのに気がつくのだった。
チュンサンは 花道から2列後ろの席で ショーを見守っていた。
その隣には ユジンの姿はない。
ユジンはといえば・・・招待状はチェリンから届いたものの
やはり 彼女からミニョンを奪ってしまったユジンとしては
とても チェリンの前に顔は出せなかった。
チェリンには申し訳ない・・・そういう気持ちが常にユジンにはあったはずだ。
ユジンは サンヒョクとチェリンには
一生かかっても返せない借りがあると思っていただろう。
ユジンは仕事場で 招待券を手にして眺めながら
チェリンのショーの成功を祈っていた。
そして無事にショーが終了し デザイナーのチェリンが舞台に登場した。
(ファッションデザイナーのくせに ダサイ格好をしてると思う・・・。)
会場から割れるような拍手喝采と カメラのフラッシュ!!
「おめでとう!」「おめでとう!」という声に チェリンは満足そうに花道を歩く。
どうやら 帰国後初のデザイナー・デビューのショーは 大成功のようだ。
ヨングクは興奮して 他の客と共にスタンディングオベーション。
隣のサンヒョクにも「お前も立て!」と言って 立ちあがって拍手をさせた。
舞台上のチェリンには 花束が次々と渡された。
「ありがとう。」そう言って受け取ると チェリンは暗い客席の中に
チュンサンが花束を持って 立ちあがっていることに気がついた。
チュンサンは いつもの優しい目でチェリンを見つめていた。
チェリンの心は動揺する。
”私を捨てたくせに・・・なぜあなたは 私にそんなに優しい顔ができるの?”
一方、ユジンの母ギョンスは ユジンからの突然の電話の内容に怒っていた。
「勝手に結婚するってこと?」ギョンスは声を荒げた。
「ごめんなさい。」・・・ユジンの声が受話器から聞こえる。
「私が許しても カン・ミヒさんが許さないわ!」ギョンスは 娘を必死で説得する。
それでも ユジンの決心は変わらない。
「許してもらえなくても いいの。ただ・・・分かってほしいの。
今までみたいに 私の味方になって・・・。ママ、お願い!」
そこまで聞くと ギョンスは電話を一方的に切ってしまう。
そして怒りに満ちた形相で(本当に怖い顔!)立ち上がり 居間の壁の
夫ヒョンスの写真を見つめて ギョンスは深いため息をつくのだった。
そしてショーが終わり 誰もいなくなった静かな会場で
チュンサンとチェリンが 少し距離を置いて向かい合っていた。
「何の用?」チェリンが チュンサンにそっけなく尋ねた。
「花束を渡しに来たんだ。」チュンサンが答えたが 言った後で
チェリンの態度を見て 暗い顔になった。
”ああ・・・まだ傷が癒えていなかったんだ”
改めて 自分がチェリンに与えた傷の深さを思い知るチュンサンだった。
(こういう女心は チュンサンは読めないお馬鹿さんなのよね・・・笑)
「約束を守りに来たの?」とチェリンは聞いた。
「君に 本当に悪いことをした。」とチュンサン。
チェリンはチュンサンを睨んで そして目を彼から逸らして
「それで? 謝りにきたわけ?」と聞いた。
するとチュンサンは「そうだ。ごめん。」と言う。
「それなら 戻ってきて!」とチェリンは チュンサンを責める。
「チェリナ。・・・」チュンサンは優しくて それ以上言い返せない。
「悪いと思うのなら 私のところに戻ってきて!」と 本心を言うチェリン。
「それはできない。」と 今度は即答するチュンサン。
「それじゃ、ユジンに言われて来たの?私を慰めてやれって?」
チェリンは声を荒げて チュンサンに食ってかかった。
それでもチュンサンは 静かに言った。
「頼みがあるんだ。僕はユジンと結婚することにした。」
その言葉を聞いて 心底驚くチェリン・・・。 (ああそりゃあんまりだよね!!)
今まで ずっと付き合って来たのに 彼は”結婚”という言葉は
チェリンには1度も口にしなかったに違いない。
チェリンのプライドは またしても粉々に砕け散ったのではないだろうか・・・。
チェリンはもう望みが消えた・・・というように ため息をついて
壁に手をついて 崩れそうな身体を必死に支えるのだった。 (ああ、可哀そうに・・・)
そしてサンヒョクの父 ジヌの研究室。
ギョンスは サンヒョクとの結婚を破棄してしまった
娘ユジンの我儘を許してもらおうと サンヒョクの父親のジヌを訪ねていた。
ギョンスは サンヒョクのことをお詫びしながら
チュンサンの母であるミヒのことを ジヌに相談したかったに違いない。
「結婚のことは 本当に申し訳ありません。」とギョンスが言った。
「残念ではありますが、それも運命でしょう。」とジヌは言ってお茶を一口飲んだ。
そしてまた口を開いた。「それでもユジンは娘も同然です。」
優しいジヌの一言に 救われる想いのギョンス。
「ユジンに何があったのですか?どうぞおっしゃってください。」とまで言われ
ギョンスは 不安な思いを打ち明けた。「カン・ミヒさんが訪ねて来たんです。」
「えっ?」ジヌは 心底驚いたようだった。「な、なぜミヒが あなたを?」
動揺するジヌに ギョンスは言いにくそうに言う。
「ユジンと彼女の息子が・・・お付き合いをしてるんです。」
「チュンサンとですか?」驚いて聞くジヌに ギョンスも驚いて
「彼のことを ご存じなのですか?」と聞く。
ジヌは手にしたカップを ソーサーちゃんとに戻せないくらい動揺して
「チュンサンとユジンが 本当にお付き合いを?
ミヒは 何と言ってます?」と聞き返した。するとギョンスは
「2人の仲を反対してくれと言われました。ユジンは 何を血迷っているのか・・・。
頑なに 彼と結婚すると言っています。」と答えた。
「結婚する??」ジヌは 思わず身を乗り出して 驚きを体全身で表した。
そしてファッション・ショーの打ち上げだろうか?
(祝杯をあげるにしては ショボイ屋台である。)
テントの屋台の片隅で チェリン、チュンサン、サンヒョク、ヨングク、チンスク。
ユジンを抜かした5人が 丸いテーブルを囲んで酒を飲んでいる。
ヨングクは大分酒が回っているようで 顔が真っ赤だった。
「それで? 結婚式に来いとでも?」相当 チュンサンにオカンムリのようだ。
チュンサンは暗い顔で 何も言わなかった。嫌、何も言えなかった。
(当たり前だろう・・・ついこの間、サンヒョクとチェリンを傷つけたばっかりなのだ!)
チンスクがヨングクの腕を揺すりながら「ヨングク!」とたしなめた。
しかし ヨングクの怒りは収まらない。
「俺たちはともかく・・・でも、チェリンとサンヒョクにまで言うなんて!」
そうヨングクが怒って言うと、チュンサンは言った。
「ユジンの親友じゃないか・・・。」
その言葉に ヨングクは どうしようもない腹立たしさを覚えて
コップの酒を一気に飲み干した。
ヨングクにすれば ユジンも親友だからこそ辛いのだ。
本来、ユジンの幸せならば 心から祝ってあげたいのに・・・
その大好きなユジンが 大好きなサンヒョクを傷つけ・・・
そして自分たちの仲間であるチェリンをも 傷つけたのだ。
目の前のチュンサンという男が 生き返らなければ・・・
すべてみんな 仲の良い仲間でいられたはずだった。
ヨングクは酒の勢いを借りて 本心をチュンサンにぶちまける。
「凄いよな。生き返って、記憶も戻って、そのうえユジンと結婚か!!
お前のせいで、俺たちがどれだけ苦しんだか分かるか?
勿論、ユジンもそうだけど ここにいる俺たちだって辛かったんだ!
カン・ジュンサンという名前を 口に出すことすら避けてきたんだ。
今さら言っても無駄だが・・・これは違うだろ?
好き合ってる2人が結婚するというのに・・・
なぜ 心から祝ってやれないだ?おかしいだろ? なぜなんだ?!!」
ヨングクの心の叫びを直接浴びて チュンサンはどう思ったのだろう?
この時のチュンサンは 自己嫌悪で胸が一杯ではなかったのだろうか?
そしてきっと 自分が影の国の男のように 寂しかったに違いない。
どうしても取り戻したかった記憶を 手に入れた結果がこれなのだ。
ユジンを手に入れたと心から喜んだのに・・・
気がつけば ユジンをも悪者にしてしまって
そして・・・親友たちを傷つけていた。
ましてや 実は兄妹であるのを知りながら
自分は頑なに・・・強引に・・・
ユジンを自分のものにしようと思っている。
ユジンを決して手放したくないと 自分の心が叫んでいるのだ。
そんな切ない胸の内を 誰にも話すことができない。
誰も彼の悲しみを 理解することなどできなかった・・・。
まさしく、この時 チュンサンは影の国の男だった。
「ヨングクやめて!」チンスクが また必死にヨングクを止めた。
しかしヨングクは 最後にチュンサンの心にトドメを刺す。
「お前に非はないかもしれないが 結果的にはお前のせいだ!
チュンサンが死ぬ前に戻せ!!
お前が現れる前に 何もかも戻してくれよ!!」
そう叫んで ヨングクは泣き崩れた。
チンスクも同様、同じ悲しみで隣でわんわん泣いている。
チェリンは 冷めた顔で下を向いていた。
チェリンにしてみれば ミニョンがチュンサンの記憶させ取り戻さなければ・・・
そういう思いだったかもしれない。
ヨングクとチンスクの涙を見て 居たたまれずに席を立った。
「お前は泣くな!」ヨングクが 泣きながらチンスクに言っている。
チェリンが店を出ようとするのを 「チェリン!」とサンヒョクが驚いた。
そして立ち上がり チェリンを追おうとするが、振り向いてチュンサンを見た。
チュンサンが チェリンを追いかけないか・・・確認したのだ。
チュンサンは悲しい顔で ただその場を動けずにいる。
”本当に これでいいんだな?”そんな雰囲気で
サンヒョクは チェリンの後を追いかけた。
屋台の中に残されたには 大泣きするヨングクとチンスク。
そして 影の国の男・・・チュンサンだった。
夜の繁華街の鋪道を チェリンはうなだれて泣きながら歩いている。
いくら自分のショーが大成功しても 心の中は虚しさで一杯だった。
ショーを準備していた最初の頃は チュンサンはミニョンだった。
そう。あの頃の私は ミニョンに愛されていたはずだったのに・・・。
”私が今日のショーで手に入れた 会場の拍手や喝采よりも
私が本当に欲しかったものは ミニョンさん・・・あなたなのよ!!”
チェリンの涙は止まらない。
そんなチェリンを心配して サンヒョクは後を追いかける。
そして チェリンに追いついて「チェリナ。」と腕を掴んだ。
すると「離して!」チェリンは サンヒョクの腕をはらいのけて走って行く。
「危ない!!」サンヒョクの大声が響く。
チェリンは道路に降りてしまったのだ。危うく車に轢かれそうになるが
車が急停車して チェリンは危機一髪助かった。
”僕はユジンと結婚する”そうチュンサンが口にした言葉・・・。
それは 死にたいほどチェリンには残酷なことだったのだ。
そう・・・それはサンヒョクにとっても・・・。
愛する人に去られた悲しみが 2人ともまだ癒えていないこの時期に
チュンサンは強引にユジンとの結婚を進めていた。
それはなぜなのか・・・。
なぜそれほど チュンサンは焦って結婚をしたいのか。
誰も真実を知らないうちに ユジンと夫婦になりたかったのだろうか?
影の国に迷い込んだ男の思考回路は 私にも分からない・・・。
その翌日。よく晴れた朝だった。
スキー場のホテルのロビーから外に出ようとするチュンサンと
外からホテルに入って来たユジンが出くわした。
チュンサンは 腕時計を指で指して「今日は遅刻するなよ。」とユジンに言った。
「あなたもサボらないでよね。」ユジンも言い返した。
そして2人はすれ違って まっすぐ前を歩いてゆく。
どうやら今日が・・・2人の決めた結婚式の日取りらしい。 (ああどうしましょう!!)
ということは 本当に急にチュンサンが思い立って
チェリンのショーをいいことに 昨夜ソウルに戻って
みんなに会って その旨を報告をしたのだろう。
「明日、僕たちは結婚します!」という宣言を・・・!!
漫画とはいえ・・・なんと無謀な!!(笑)
チェリンのブティックでは・・・
昨夜のファッションショーのことが取り上げられた 新聞を手にするチェリン。
「”彼女の初のショーは 既存の流行と新たな流行の間で彷徨うことに留まった。”」
新聞を読みあげて はぁ・・・と大きくため息をつくチェリン。
「”彷徨う?”」チェリンがつぶやくと 周りの店員はチェリンの怒りの矛先が
自分たちに来るのではと びくびくした。 (いつも八つ当たりをされてるもんね。笑)
「掃除は? 早くして!!」チェリンが厳しい声を上げる。
(やはり店員に八つ当たりした。笑)
「ショーが終わったからって たるまないでよ!」とチェリンが怒鳴った。
必死にかいがいしく掃除に励む店員たち。
するとどこからか・・・「今日 どうする?」とチンスクの声がした。
どうやら試着室の中で 携帯をかけているらしい。
「結婚式に行くの?はっきり言ってよ!」とチンスクが言うと
チェリンが 試着室の締め切ったカーテンを開いた。驚くチンスク。
チンスクの携帯から ヨングクの声がする。「お前は?チェリンは何て言ってる?」
チンスクはどうしたらいいかわからない。「もしもし?チンスク?」携帯が叫ぶ。
チンスクは携帯を強引に切ってから 手を横に振って誤魔化した。
「私は本当は行きたくないんだけど・・・どうしてもヨングクが・・・。」
(嘘だ。本当は自分からヨングクに結婚式に行ってあげたくて電話したくせに!)
「行きなさい。」チェリンは チンスクにそう言った。
チェリンは もうすっかり諦めていた。そうなのだ。チェリンが愛したのは・・・
結局、チュンサンではなく。ミニョンだったのだから。
そしてチェリンが愛されたいと願うのも チュンサンではなく、ミニョンなのだ。
(空気の読めないチュンサンではなく、しっかり冷静に気働き出来るミニョンなの!笑)
チンスクが言葉を失くして驚いていると
「いいから。ユジンのドレスを持って、行きなさい、」
チェリンはそう言って チンスクから離れた。 (まぁ格好いい!!)
チンスクは 狐に化かされたような顔をして立ちすくんだ。
「ちょっと!もっと奇麗に並べてちょうだい。」
チェリンは店員にそう言うと 自分の仕事に専念した。
一方、サンヒョクの仕事場では・・・
先輩であるパーソナリティがそわそわと落ち着かないで
サンヒョクの前をウロウロしている。
「ドキドキしてきたよ。」と先輩が言う。
「なぜですか?」とサンヒョクが聞くと
「カン・ミヒさんが来るからさ。」と先輩は答えた。
「どうしてですか?2回目の出演でしょ?」とサンヒョク。
「だって1回目の時は 離れていたけど、今日は2人きりで放送だぞ。」
と 先輩は心細そうにそう言った。
「本当に好きなんですね。」とサンヒョクが言えば 先輩は
「それはそうだよ。初恋の人だから。・・・困ったな。」と言う。
サンヒョクは”初恋の人”という言葉に ユジンを思い出して胸がキュンと痛くなる。
その時、サンヒョクの携帯が 机の上で鳴りだした。
「もしもし・・・お父さん。」サンヒョクが出る。
「お父さんがなぜここに?」サンヒョクは 携帯の向こうの父に言った。
どうやらジヌが ユジンとチュンサンを心配して サンヒョクのもとへ来たらしい。
そして放送局には もう一人・・・ミヒも到着していた。
「着きました。」と運転手がドアを開け ミヒが車から降りる。
そしてバッグから取り出したサングラスをかけた。 (なぜだ?スッピンだったのか?)
いつもの自動販売機から いつものコーヒーが落ちてくる。
それと同時に サンヒョクの声がした。
「今 何て言ったの?チュンサンとユジンが何だって?」
サンヒョクは ジヌに向かってそう聞いた。
放送局の廊下で サンヒョクはジヌに会い、そんな深刻な話だとは思わずに
父親とコーヒーでも飲みながら・・・と思っていたに違いない。
(もうコーヒーなんてどうでもいい・・・)
「お父さん!! もう一度言って!!」サンヒョクは 真剣な顔で迫った。
父親のジヌは 息子の顔をじっと見つめて 言いにくそうにしている。
「お父さん!」サンヒョクがせかした。
ジヌはうつむいて 息子から視線を外して 重たい口を開いた。
「チュンサンは ヒョンスの息子だ。」
その言葉に 息を飲むサンヒョク。父は続けて言った。
「つまり、チュンサンはユジンと兄妹だ。2人の結婚は止めないと・・・。」
サンヒョクは あまりの衝撃に後ずさりして それから必死に駈け出した。
”今日2人は 結婚式を挙げるのだ!!急がなくては!!”
そうサンヒョクは思ったのだろう。もう仕事のことなど頭にはなかった。
駈け出すサンヒョクの後ろ姿を 心配そうに見つめるジヌ。
そして踵を返して帰ろうとすると すぐ後ろにミヒが立っていた。
「ミヒ。」ジヌが思わず声を出した。
2人は 放送局の廊下で正面を向いて しばらく見つめ合った。
ミヒは 今ジヌがサンヒョクに言った言葉を聞いていたに違いない。
サンヒョクは走った。必死だった。
”ユジンとチュンサンが兄妹なんて!!
それでは今日の結婚式は なんとしてでも止めなければ!!”
そして車まで辿り着くと 今度は猛スピードで車を走らせる。
そして放送局の用意した ミヒの控室では・・・
ミヒとジヌが向かい合って座っていた。
「あなたまで知ってしまうとは・・・。」ミヒが口を開いた。 (嘘つき!!)
「ユジンのお母さんに聞いたんだ。」とジヌが言った。 (ええっ?それも違う!)
「チュンサンが訪ねたそうね。」と言うミヒに ジヌが聞いた。
「チュンサンも ヒョンスが父だと知ってるのか?」
すると ミヒはうなずくのだった。そしてジヌが言う。
「ヒョンスが結婚した日の夜を覚えているかい?」黙っているミヒに またジヌは言う。
「あの直後、君は去って行った。だから チュンサンは私の子だと思った。」
ジヌの言葉を聞いて 目を合わさずにミヒはそっけなく言った。
「今さら昔の話はしたくないわ。」
するとジヌは言った。「あの時、チュンサンを身籠っていたのか・・・。」
「何の話?」ミヒは 今度はジヌの目を見てそう言った。
「君がヒョンスに執着した理由は 子どもだったのか・・・。
これでやっと分かった。お腹に子どもがいたから、だからだね。
なぜヒョンスに言わなかったんだ?
彼を引き留められたかもしれないのに・・・。」
ジヌは 本当に心からミヒを愛していたにだろう。
親友のヒョンスがどんな人物か・・・知っていただろうに・・・。
ジヌは ヒョンスを信じられずに ミヒの言葉を信じたのだ。
するとミヒはジヌに言うのだった。
「ヒョンスはあなたとは違う。
ヒョンスは 私が何を言っても 信じなかったはずよ。
あなたと違って ヒョンスは私を愛していなかったから・・・。」
その言葉に えっ?と驚くジヌがいた。
(そう・・・ジヌはミヒの嘘を見抜けなかったのだ・・・。お馬鹿~!)
後半につづく
**********************************
はぁ・・・なんとか必死で時間を作って ここまで書けました!!
私の努力を褒めてください(笑)
今回は 自分の独断や疑問があまりにも多いので・・・独白が多いです。
後半は 少し時間が開くかもしれませんが 待っていてくださいね。
独断の解説を いつも読んでくださって
皆さまには 感謝の気持ちでいっぱいです(*^_^*)
そして今回も きょこままさんから 画像をいただきました。ありがとう~❤
BGMはこみしゃんの提供です❤ 毎回お世話になってま~す! 感謝~❤
春を受け取ってください!!
毎日 バタバタ慌ただしく家事をして
家にいないことも多い歌姫なのですが・・・
先日 調律師が我が家に来て
午前中ずっと ピアノの調律をしていたので・・・
その間に 久し振りに庭のお掃除をしました。
★秋の終りに植えたストックの苗も大きくなりました!
来てますね~!! 春!!
もうすぐ もうすぐ・・・
花のつぼみが開きます(*^_^*)
1月から 梅の花も奇麗に咲いてくれてたの。
改めて「春をありがとう!」って言いたくなりました。
義父が松の木の根元に植えた福寿草。
毎年 可愛い花を咲かせて 楽しませてくれます。
鮮やかな黄色・・・ヨンジュンの好きな色かしら?
梅の木の横のモクレンの木のつぼみも・・・
これからもっと膨らんでくると思います。
ヨンジュンのいるソウルも 春の気配・・・
感じていますか??
漢江の水の流れ・・・
漢江の縁を彩る草木たち・・・
あなたの見ている景色を 私も見たい・・・。
それでも私は・・・
まだまだ あなたの傍には行けないので
今日は 私の周りのささやかな春を あなたに・・・
ヨンジュンに 春を贈ります♪
どうか 私の春を受け取ってくださいね!!
もうすぐ3月。
私の仲間が 大勢あなたに会いに行きます!
あなたの 演じる最後のチュンサンの姿を
大勢の家族が 目に焼き付けに行きますよ!
私は あなたが贈ってくれた
【旅の記憶】と【韓国の美をたどる旅】を
交互に手にしながら・・・
あなたの愛を感じて・・・
ブラウン管に映るあなたの姿を
心から楽しみにしています(*^_^*)
希望☆
★BGMが重なって聞こえる場合は 上のタイトルをクリックしてください★
昨日は 穏やかな晴天。
午前中、ピアノの調律があって
その間 久し振りに庭掃除をした(*^_^*)
プランターの花もスクスク元気に育っている。
チューリップの芽も やっと顔を出して来た。
写真も撮ったのだが・・・
今朝は 朝一で義母の眼科の通院のお手伝いで
出かけるので 明日にでも
歌姫のお庭の”春”の写真をUPするね!!
今日も暖かな 良いお天気になりそう!!
そして今日は 晩に音楽仲間の娘さんの
バイオリンコンサートが 高松市内であるので
応援も兼ねて 聴きに出かける(*^_^*)
あさっての晩は コンサート会場を借りきって
自分の発表会のリハーサルで出かけるし・・・♪
その翌日の金曜日は ベルの練習があって
朝から半日潰れる。
そして土曜日は 次男が中学校時代の親友の
結婚式が日曜にあるので 静岡から帰って来るので
晩に義父母たちも一緒に 市内のステーキハウスで食事の予定♪
うう~~ん・・・・アニソナ・・・書く暇ないかも(笑)
まだ1行も書いてない・・・(;一_一)
今日 コンサートに行く前に
書けるだけ書いてみる・・・。
みんなが納得できる仕上がりになれば いいんだけど・・・。
で・・・今日の写真は 真愛勇俊さんで見つけた
ABの写真なんだけど・・・
ポスターをテーブルに置いた写真を加工したので
ちょっと歪んでるのがあるけど 許してね(*^_^*)
【旅の記憶】のヨンジュンも凄く素敵だけど・・・
歌姫は 今のヨンジュンも大好きだよ~❤
ああ・・・3月にヨンジュンに会える家族の皆さま!!
ABのお店にも みんな寄って来るよね??
こんな素敵な写真が 盛り沢山だもの・・・
行くよね??
でも・・・歌姫はパンフレットをAさんに頼んでるの・・・。
お願い!!
歌姫の分、ちゃんと とっておいてよね~~~~~~!!
それだけが楽しみで お留守番してるんだもん・・・。
ABのお店にも頼んじゃう!!
3月は パンフレットを目いっぱい印刷して
沢山お店に 山ほど置いておいてください!!
1000人の家族が 押し寄せてもいいように!!
そして・・・実は 今日1番の希望・・・
真央ちゃん!! 頑張れ~~~~~~!!
写真集☆旅の記憶☆
昨日 届いたヨンジュンの写真集。
これは 家族の皆さん大満足のようですね(*^_^*)
勿論 歌姫もとっても嬉しい写真集でした!!
だって・・・なんと117枚!!
ヨンジュンの顔が映った写真が満載なんだもんね♫
手だけ映ってるのも入れたら 120枚以上
被写体がぜ~~~~んぶ
ヨンジュン!!!!!!
へ~!! 実は・・・
歌姫はヨンジュンが撮った写真も見たかったけど・・・
117枚・・・素敵なヨンジュンだから 許す!!(爆)
ここにUPしたのは 真愛勇俊さんからいただいた写真。
それをちょこっとだけ 加工したもの・・・(*^^)v
本当は もっと可愛かったり
美しかったりする写真が いっぱい詰まった写真集☆
これは 売れるよ!!(爆)
長い髪の写真集を出してって誰か言ってたけど
これが まさしくそうだもんね(*^_^*)
束ねたり、ほどいたり・・・
ヨンジュンの長い髪のアレンジも楽しめる(*^^)v
ちなみに 歌姫が一番気に行ったのは
景福宮を取材している時の写真の数々。
サングラスをかけている写真なのだが・・・
同じ形のサングラスを夫がかけた時と違って
なぜこんにも 美しいのか・・・不思議だ!!(笑)
男っぽいサングラスなのに
かけてるヨンジュンは 女性のように美しい・・・。
でも・・・次回があるなら
眼鏡やサングラスを外したヨンジュンの顔を
満載して出版してください!!
↓ おまけ~♫
↓ もうひとつ・・・花おぼろさんへ・・・おまけ~♫
ちょっと歪んだ写真だけど・・・お許しください~♫
悩みます・・・
今日の話の内容は アニソナの話なので
これからアニソナを見る方で
まだストーリー内容を知りたくない方は
ここで・・・Uターンしてください。
アニソナの17話。
今朝、夫にお弁当を持たせ送り出してから
やっと今・・・録画を見ることができました。
・・・ああ微妙・・・。
この17話の解説は 物凄く悩むと思います。
なぜかというと・・・
原作ドラマの実写の中の登場人物と
アニメの中の人物とでは
思考回路と感情に かなり差があると思うから・・・。
ドラマは何回も観ているし
大好きな作品なので キャラクターの性格や
その場面での心情は しっかり把握できているのだけど
アニメのほうは セリフは実写版のままを使っているのに
場面設定が違うので・・・物凄く違和感があります。
こんなことを 果たしてあのチュンサンがするのだろうか?
私には 疑問が残りました。
それは ユジンとの結婚式。
アニメでは しっかりチェリンやサンヒョク達に報告して
挙式の準備をして 結婚式を挙げてしまいます。
ユジンもお母さんに 結婚するという事前の報告を電話でしています。
ユジンの行為は理解できます。
ミヒには反対されても お母さんは私の味方でいて・・・
という気持ちは 当然だと思うから・・・。
だけど・・・チュンサン・・・。
ユジンと異母兄弟と知りながら それでも「結婚しよう。」
そうドラマの中で言ったのは
あまりにも受け入れ難い現実に
賢いチュンサンでありながら 感情に流されてしまったから・・・。
そう私は解釈していました。
神様に逆らってでも ユジンを自分の妻にしたい。
そう思った思考回路は もう壊れたものでした。
本当に ユジンのことを考えるのなら
やはり 兄妹である自分たちは 結婚すべきではない・・・。
そう思うのが 冷静な判断ではなかったでしょうか・・・。
ドラマの中のユジンが
チュンサンと異母兄弟だと知って
マルシアンの事務所に 確かめに行くシーン。
チュンサンに 異母兄妹を「本当なの??」
と聞いて 彼がうなずいた後の
ユジンの態度を見れば分かります。
ユジンは 「来ないで!!」とチュンさんを拒みます。
自分の父の血が流れるチュンサンを
ユジンは許せなかったのです。
チュンサンに触られるのも嫌!!
この時のユジンの感情は そうだったと思います。
私は これが当たり前の流れだと思います。
ドラマの中のチュンサンの強引な結婚式への行動は
ユジンへの愛から来る 衝動的な行為であって
あの時のチュンサンは 普通の思考回路ではなかった・・・。
思考が壊れるほど それほど・・・
ユジンを愛していた証・・・そう私は思っていたのに・・・。
チュンサンにとって ユジンは宝物だったはず。
だから ユジンを傷つけるようなことは
チュンサンは 絶対にしたくなかったはずです。
最後の海・・・。
実写ドラマで チュンサンが海を選んだのは
ユジンと最後の思い出を
美しい思い出を残したかったから・・・。
そこで最高の幸せな時間を過ごして
後は結局、ユジンよりも母を取る・・・という
自分は ユジンにとって悪者になって去るつもりでした。
だから何も知らないユジンが
この海の一時を ”新婚旅行”と思っていても
チュンサンは 違う!!
”新婚旅行”と意味付けてしまえば
後の別れで ユジンが深く傷つくことになるからです。
それなのに アニメでは・・・
しっかり最後まで結婚式は挙げてしまうし
「新婚旅行だよ。」と言って 海に誘うチュンサン・・・。
嘘~~~~~~~~!!( ̄□ ̄;)
う~~~~~~~ん。
今日 少し時間があるので
アニソナを書くつもりですが・・・
凄く・・・悩みます(;一_一)
感無量☆
ただいま!!
今 高松市内の海の見えるホールで行われた
知人のコンサートを 夫と聴いて帰ってきました。
”パリからの便り”と題されたコンサート。
2本のサクソフォンとピアノとのトリオのコンサートでした。
3人は いずれもパリ国立高等音楽院の卒業生。
3人とも同期生だそうです。
その中のサクソフォン奏者の女性(一等賞卒業)が
夫の教え子だったので・・・招待状をいただいて
2人で聴きに行ってきました(*^_^*)
ピアノは中国人の女性。CDも出している実力派です。
もう1人のサクソフォンは スロヴェニア生まれの男性。
現在スロヴェニア国立音楽大学の教授だそうです。
もう素晴らしい演奏会でした!!
ラヴェルの曲では 心地よ過ぎて寝てしまいましたが(笑)
最後の ピアソラの「タンガーター組曲」と
アンコールでの 「リベルタンゴ」は圧巻でした!!
サクソフォンの彼女は 中学の時に
夫が顧問の吹奏楽で 初めてサクソフォンを手にして
それ以来、サクソフォンの虜になって 音楽家を目指しました。
実は出身小学校も 我が息子たちと同じで 彼女が先輩です。
なので お母様も私は知っているんです。
知り合いのお子さんが こんなに大きく成長して
素晴らしい活躍をしている・・・。感無量です。
ヨンジュンを教えた先生や ご近所の方々も
こんなに大きく偉大になってしまったヨンジュンを
さぞ誇らしく思っていることでしょうね。
そういえば ヨンジュンは幼なじみと会って
楽しい時間を過ごすなんてことは
今では もう出来なくなっているのかしら?
子どもの頃のヨンジュンを知ってるよ・・・
そんな人に出会って 子ども時代のヨンジュンの話
聞いてみたいなぁ・・・(*^_^*)
アニメ☆冬のソナタ☆第16話(後半)
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第16話 ≪最後の記憶のかけら Ⅱ≫ 後半
教会の祭壇の前で まるでユジンにプロポーズのような祈りを捧げたチュンサン。
ユジンを家まで送り ユジンの母の自分を拒むような視線に
チュンサンは 何かを感じたのだろうか?
その晩、突然 チュンサンは飛び起きた。何か悪夢でも見たようだ。
汗をびっしょりかいて ベッドの上で息もハァハァと苦しそうにしている。
チュンサンの夢に出てきたもの。 それは実は あの白黒写真だった。
母のミヒとジヌの2人の焼け焦げた写真が 両親のたった1枚の写真だと
ずっと思っていた 高校までのチュンサン。
しかしユジンの家で見つけた完全な白黒写真には
ジヌの他に ユジンの父も母の横で笑っていた・・・。
夢の中で 高校生のチュンサンは 必死で走っていた。
”僕が急いで行く場所はどこなんだ?・・・”
そう思った途端・・・急に苦しくなって飛び起きたのだった。
”これは 自分の過去の記憶なのか? では・・・その記憶の先は?”
考えると頭痛が激しくなるのだった。そして チュンサンは洗面所で顔を洗う。
襲ってくる不安な気持ちを洗い流すように・・・。
そして鏡に映る自分に 心の中でつぶやいてみる。
”お前は まだ僕に 何か隠してるのか?”
すると目の前がかすんで 自分が良く見えなくなる。
鏡が曇ったのかと手で鏡を拭いてみるが、一瞬目の前が真っ暗になった。
この時 チュンサンは初めて 自分の頭痛や視力の異常を感じたのだろうか?
嫌、違う。初めて記憶が蘇って クリスマスツリーの前でユジンを抱きしめてから
ユジンを家まで送り届けたあの日もまた
ヒジンの前で 同じようなめまいと頭痛がチュンサンを襲っていた。
”どういうことだ?”と不安になる。
(それでも 案外、チュンサンは楽天家で ケンチャナ~!と
あまり気にしなかったのだろうか?・・・?)
そして チュンサンが頭痛とめまいに苦しんだその朝。
眠り姫ユジンは そんなチュンサンのことは露知らずぐっすり眠り込んでいた。
(だいたい・・・母親にチュンサンのことをあんなに反対されたのに・・・
よくこんなに穏やかな顔でグ~グ~寝れますなぁ・・・笑)
そしてユジンの机に置かれた携帯が 目覚ましのようにユジンを起こす。
しばらく目覚ましの携帯が鳴り続け、ユジンは”うるさい!”というように
布団から手を伸ばして携帯を掴んだ。まったく!と思って見れば
それは チュンサンからの ”今日はサボろう”というメールだった。
チュンサンはユジンを 高校時代のデートの思い出の湖へ誘った。
並木道は 昔の初雪デートの時のように 真白にお化粧していた。
チュンサンとユジンの2人はその並木道を 10年前のように並んで歩いている。
ふと途中で チュンサンは立ち止まった。ユジンは知らずに前を歩いてゆく。
チュンサンは ユジンの残した小さな靴跡を踏みつけながら 後を追った。
「影の国で 寂しくならない方法を知ってる?」いきなりチュンサンが質問した。
ユジンが立ち止まって えっと振り向く。
「誰かに影を覚えてもらえばいいんだ。こうやって・・・。」
そう言ってチュンサンは ユジンの足跡を踏みつけた。
これは 10年前の初雪デートのユジンを そっくり真似たものだった。
チュンサンは ユジンと過ごした記憶は すっかりすべて思い出しているようだった。
チュンサンが 仕事をサボろうとユジンを誘ったその日は
まるで2人のこれまでの空白の時間を埋めるかのように 充実した楽しい時間だった。
その日は青い空が澄み渡った 気持ちの良い冬の日だった。
美しい空を見上げて 2人は雪に大の字になって横たわる。
そして高校生に戻ったように 2人は無邪気に 雪景色の中で遊び回った。
雪の積もった枝をゆすって 雪を飛ばしてみたり 雪合戦をしたり
座っているユジンの上に チュンサンは雪の塊を落としたり・・・
現実から逃れたいかのように 無心に 2人は一日、雪と戯れるのだった。
そして あの高校生の2人が見た夕日のように、
美しい夕暮れが 仲良く寄り添う2人を優しく包んでいた。
そして晩になり 2人は街のレストランまで足を伸ばした。
(夕食を食べ終わった後なのか?お茶だけ飲んでいるのか定かではない。)
2人は窓辺の席に 横に並んで座っている。 (変!!普通向き合って座らない??)
「ここの雪は ほとんど溶けてるわね。」とユジンが言うと
「そうだね。悲しい?」と チュンサンが優しい声で聞いた。 (本当に優しい良い声!)
「うん。あなたが死んだと思った あの冬も短かった。
冬が短いと 雪と共に何もかも消えてしまいそうで 不安なの。」と言うユジン。
「安心して。僕は消えないよ。」チュンサンは 優しくユジンにそう言って微笑むのだった。
「約束よ。」とユジンが言う。「約束するよ。」と即答するチュンサン。
しかし その答えが嬉しいはずなのに・・・ユジンは深くため息をつくのだった。
暗い顔のユジンを見て チュンサンは
「ユジナ。昨日 何かあったの?・・・辛い時は 何でも僕に言って。」と言う。
それでも「大丈夫。」と首を横に振るユジン。そしてユジンは 無理矢理気分を変えて
明るい顔をしてポケットの中に手を入れた。そしてコインを手に取り
「前に観た映画で コインで結婚を占ってたの。表は結婚できて、裏はできない。」
とチュンサンに コインを見せながら言った。「結果は?」とチュンサンが聞く。
「当然!!表が出て結婚したわよ・・・私達も占ってみる?きっと表が出るわよ。」
ユジンが チュンサンにそう言うと「ほら!」と ユジンは片手でコインを放りあげた。
コインはクルクル回転して落ちてくる・・・とユジンより先に
チュンサンが途中でコインを掴んで隠してしまう。そしてユジンに言うのだ。
「映画を良く観てた?映画では・・・」チュンサンもポケットから1枚コインを出す。
(韓国人は いつもポケットにコインを持っている国民らしい。笑)
そして両手の人差指で その2枚のコインを挟んで言った。
「こうやって貼り合わせて 両面が表だったんだ。
それでカップルは結婚できたって話だよ。ヤ~ッ!」
今度はチュンサンが 2枚いっぺんに コインを空中に放り投げた。
その1枚を ユジンは手で掴んでから ため息をついた。
そのユジンの肩に 優しく手を置くチュンサンがいた。
チュンサンは肩を抱いて 自分の方へぐっと抱き寄せる。(ああ、ユジンが羨ましい!)
そしてもう1枚 チュンサンが掴んだコインを掌を開いて見れば 裏だった・・・。
そんなことは知らないで・・・ユジンはやっと思い口を開いて 昨夜の話を始める。
「昔ね・・・ママが憧れていた女性がいたんだって。
美人で才能もあったけど、パパを死ぬほど愛していて
ママを悩ませていたみたい。」そこまで話して ユジンは自分の肩に置かれた
チュンサンの手を 身体をずらして外した。 (あらま!ちょっとひどいんじゃない?)
そして チュンサンの顔を見て言った。「あなたのお母さんよ。」
「えっ?」チュンサンは 目を見開いて驚いた。
「私の父とあなたのお母さんは 以前 婚約していたんだって。」
ユジンのその言葉に チュンサンは母の言葉を思い出していた。
「僕の父親は誰?」と自分が尋ねた時に 母は言ったのだった。
「彼は私を傷つけた。私を捨てて 私を忘れたの。・・・そして死んだ。」
チュンサンはその途端、大きな不安が襲いかっかて胸が苦しくなったはずだ。
思わず力が抜けて チュンサンが手にしたコインが床に落ちて転がった。
そして出たのは また裏だ。 (この思わせぶりな演出・・・嫌いです。)
チュンサンは走った。夢で見た高校生の自分のように・・・。
風を切って走り続ける先は そう・・・サンヒョクの父の研究室だった。
(実写版では ジヌはソウルの大学に移っているが、アニメでは違うのか?
ジヌはまだ春川にある大学にいるのだろうか?だって・・・
チュンサンがすぐに走って辿りついたんだもの。ソウルだったら変!!)
夜の研究室で ジヌとチュンサンは向かい合っている。
「君は本当に チュンサンなのか?」とジヌが聞いた。
「ええ。そうです。」とチュンサンが答えた。
ジヌは眼鏡に手を置いて 心を落ち着かせてから
「すまない。・・・聞きたいことは 何かね?」とチュンサンに聞いた。
チュンサンは「前にスキー場で 僕が訪ねて来たと言いましたよね?」と言った。
「ああ 言ったよ。それで?」とジヌ。
「もしかして 父の話をしませんでしたか?」とチュンサンは言う。
「君のお父さんの?」ジヌは驚いた。「僕の父親が誰か ご存じないですか?」
チュンサンは率直に ジヌに尋ねる。それはジヌも知りたいことだった。
「お母さんには 聞いてないのか?」ジヌが言った。するとチュンサンは
「亡くなっているからか、話を避けるんです。」と言う。
”亡くなっている”という言葉に ハッとするジヌ。そこへドアを叩く音がする。
ドアが開き 1人の男性が「間もなく教授会が始まります。」とジヌを呼びに来た。
(韓国の大学は 夜更けに教授会をするらしい。)
「すぐに戻って来るから 少し待っててくれ。」ジヌはそう言って部屋を出て行った。
(韓国の教授会は すぐに終わるらしい。)
残されたチュンサンは 暇を持て余して、ジヌの机に置いてあった
サンヒョクと一緒に釣りをして 幸せそうに微笑むジヌの写真を手に取った。
すると その写真立てに隠されていた1枚の写真が ハラリと床に落ちた。
(ジヌは初恋のミヒの写真を ずっとここで、こっそり眺めていたに違いない。笑)
チュンサンが 落ちた写真に目をやると
それはまさしく 夢に観たあの白黒写真だった。
10年前のユジンの言葉が蘇る。
「パパの隣・・・奇麗な女の人でしょう?恋人だったのかもね。」
・・・そして チュンサンはすべての記憶を取り戻すのだった。
10年前のジヌの言葉。
「ただの友人さ。片思いだよ。ミヒはヒョンスが好きだったんだ。最初から・・・。」
チュンサンは(節電で)真っ暗な大学の廊下を フラフラしながら歩いている。
母の言葉も聞こえてきた。
「若い頃からずっと愛してたの。
人生の中で 唯一愛した人だと言ったら 信じてくれる?」
ショックが大きくて 平常心ではいられない。床が歪んで見えるのだ。
ならくの底に突き落とされたような そんな感覚だったかもしれない。
それでも必死に チュンサンはジヌの研究室から立ち去った。
そして やはりどうしても 母本人から確かめたかった・・・。
ユジンの父親が 自分の父だなんて・・・母に 否定してほしかったから。
チュンサンは母の泊るホテルの前で ミヒを待ち伏せをした。
ミヒが帰って来た。母の顔を見るなり 道端でチュンサンは口を開いた。
「僕の父親は チョン・ヒョンスさんなの?」・・・ミヒは何も言わない。
「お母さん。僕の父親は ユジンのお父さんなの?そうなの?」
興奮して大きな声になるチュンサンだった。 しばらく母は黙っていた。
そして「チュンサン。ごめんなさい。」と一言謝るだけのミヒだった。
(コラ~~~~!!真実を知っている私はゲンコツを握りしめる。)
チュンサンの願いは虚しく敗れた・・・。体が震えて目も潤んでくる。
そんな大変なことになっているなんて 夢にも思っていないユジン。
ユジンは あのクリスマスツリーの前でチュンサンを待っていた。
きっとレストランでの会話の途中で チュンサンは突然飛び出したのだろう。
「ちょっと待って!用事が出来たから、また明日会おう!!」そう言って
またこのツリーの場所で 2人は待ち合わせしていたに違いない。
(そう理解してあげる賢い私。笑)
それでも なかなか来ないチュンサンに ユジンは携帯で電話をしてみる。
しかし チュンサンは電話に出なかった。・・・ユジンは不安になる。
「募金に協力お願いします。」街頭で募金を呼び掛ける男の声がする。
ああ、あの日もこんな夜だった・・・ユジンは ふと思い出して切なくなる。
「どうかよろしくお願いします。」金を鳴らして叫ぶ声。
10年前の大晦日に ここで待ち合わせていた時もそうだった。
そんな募金活動をしている人の傍らで
自分はひたすらチュンサンを待ち続けていた・・・そんな記憶が蘇った。
もうすっかり夜も更けて 人影もなくなった商店街だった。
ユジンは胸のポラリスを触ってみる。”大丈夫よね?永遠に一緒よね?”
すると首飾りのチェーンが外れて そのポラリスは胸から零れおちてしまう。
地面に落ちてしまったポラリスを 急いでユジンは拾い上げる。
そして急に 不安な気持ちがユジンの胸に広がって来るのだった。
”なぜ?・・・なぜ・・・チュンサンの愛の証のポラリスが壊れるの??”
この間にサンヒョクの映像が入る。 (訳が分からない映像です。笑)
サンヒョクが 明るい日差しの降り注ぐ窓の外を見つめている。
そしてまた 明るい日差しの窓辺で チェリンが必死にPCで仕事をしている。
(これはほんの一瞬の映像。どういう意味だ??
2人のことを忘れようと必死になっているサンヒョクとチェリンってこと???)
場所はスキー場。コンサート会場だった場所も撤去され 垂れ幕も外された。
屋内では チョンア姉さんが内装の点検をしている。
「仕上がり材もオーケー。」そう言って手帳にメモを取っている。
その後ろで しきりに携帯を気にするユジンがいた。
チョンアはそんなユジンに気がついて やってられないという顔でため息をついた。
そして「まったくもう」と言って ユジンから少し離れた。
ユジンが眺めている携帯の受信歴は カン・ジュンサンばっかりだ。
それでも あれほどユジンに電話をしまくっていたチュンサンからの電話は
あの日、仕事をサボって湖で遊びに行ったきり・・・音信不通だった。
「あとは宿泊棟に集中して作業すれば 工期に間に合うわ。」
チョンアが ユジンに仕事の話をしている間も ユジンはチュンサンに電話をする。
「ちょっと!何してるの?」チョンアがユジンに近づいて
「ここは 電波が悪いから 後でかけたら?」とアドバイスする。
(本当は 仕事に身が入らないユジンを叱りたいと思うのに・・・優しい先輩だ。)
「そう?分かったわ。」とユジンは 全く悪気はなくそう言った。
「理事さんは出ないの?」とチョンアが尋ねた。うんというユジンに チョンアは
「仕方がないわね。」と 呆れた顔で言うのだった。
「スンリョンが言うには C棟の配線がややこしいって・・・。」
チョンアは仕事に専念してほしいと思いながら ユジンを別の部屋に連れ出す。
部屋を出る時に ユジンは振り返った。
その場所は 吹雪で2人が閉じ込められた 暖炉のある広間だったのだ。
ユジンは暖炉を見つめ チュンサンがミニョンだった頃を思い出したのかもしれない。
そして「さぁ乾杯!!」とビールの大ジョッキが3つぶつかり合った。
ホテル内の居酒屋なのだろうか?
(実写版のユジンが酔っぱらった店にソックリだけど・・・)
キム次長とチョンア姉さんとユジンが 3人でビールを飲んでいる。
「いいね。仕事の後のビールは最高にうまい!!」とキム次長。
ユジンは 一人で覚めた顔をして 携帯を握りしめている。
チュンサンからの連絡を心待ちにしているユジンだった。
「チョンアさんも お疲れ様でしたね。」「キム次長も。」「いやいや。」
チョンアとキム次長だけで盛り上がっている・・・。
ユジンは ”私はいなくても大丈夫ね・・・。”そう思ったのか その席をこっそり立った。
ユジンは 誰もいない夜のスキー場を歩いていた。
チュンサンから何も連絡が来ないので 寂しくて、悲しくて・・・涙が溢れた。
そしてユジンは 泣きながら大声で叫ぶ。
「ちょっと!!チュンサン、いったいどこにいるのよ!!
何も言わずにいなくなるなんて・・・ひどいじゃない!!」
そう叫び終わると ユジンは雪の上に足跡を見つける。
足跡はずっとまっすぐ丘の向こうまで続いていた。
ユジンは その足跡を踏みつけながら辿ってみる。この足跡は・・・誰??
ユジンは チュンサンであることを祈りながら 必死に歩いた。寒くなんかなかった。
すると遠くから ボ~と人影が現れた。スキー場のライトの逆光で 良く見えない。
その人影は まっすぐこちらに向かって歩いてくる。
”間違いない!!あれは・・・チュンサンだ!”ユジンは そう確信した。
逆光の中 愛するチュンサンが自分のもとへ歩いてくる。
ユジンは嬉しくて 胸がいっぱいになる。
「チュンサン。」そう言って ユジンは駈け出してチュンサンの前までやってくる。
ハァハァ・・・吐く息が白い。そして「いつ来たの?」とユジンが聞いた。
チュンサンの心には悲しみが溢れているのに ユジンにそれを知られないように
必死で普通の顔をして「さっき。」とチュンサンが何もなかったように答えた。
「遅かったじゃない。ずっと待ってたのよ!どれほど心配したか・・・。」
ユジンはチュンサンの胸を叩きながら
「電話にも出ないし どこに行ってたの?今まで何をしてたの?」と聞いた。
チュンサンは それには答えずに「雪はまだ残ってるんだね。」と
ユジンから目をそらして そう言った。ユジンの顔を見るのが辛かったから・・・。
チュンサンが自分を見ないで 答えをはぐらかすなんておかしいと思ったのだろう。
ユジンは不思議そうに 右手でチュンサンの頬に触れ、顔を自分の方に向けて
「あなた変だわ。何かあった?」と言った。
ユジンに頬を触られて ユジンと向き合ったチュンサンは「いや。」とだけ言った。
「でも いつもと違うわ。どうしたの?」とユジン。
「寒過ぎてさ・・・。」とチュンサンが 誤魔化して笑った。
「馬鹿・・・。もう心配したのよ。」そう泣きそうな顔で言うユジンの右手を
チュンサンは左手で握りしめる。そして 優しい声で「ごめん。」と言った。
そしてユジンを自分の胸に強く引き寄せて 抱きしめた。(凄く素敵!!裏山~!!)
驚くユジンに チュンサンはもっと驚く言葉をささやく。
「ユジナ。僕たち・・・結婚しよう。」
ユジンは驚いて・・・でも嬉しくて チュンサンの胸の中で・・・
今まで寂しくて 不安だった気持ちも温かく溶けていくのだった。
しかし チュンサンが自分を抱きしめながら 泣いていることなど
この時のユジンは知る由もなかったのだ。
(この時のチュンサンの悲しみは 筆舌に尽くしがたい。
自分がユジンと異母兄妹だと思って どんなに苦しんだことだろう。
きっと泣き虫チュンサンだもの・・・
一人で長い時間 泣き明かしたに決まっている。
それでも辿りついたのは ユジンとは離れられない・・・。
そういう結論だったのかもしれない。
それほど ユジンを愛していたし・・・
自分のことをこんなにも愛するユジンに 事実など告げられない・・・。
そう思ったのだろう。
そして あまりに現実が苦し過ぎて・・・この時のチュンサンは
現実逃避で 普通の思考回路ではなかったような気がするのだ。
だから神に逆らってでもユジンを誰にも渡さないと この時は思ったのかもしれない。)
しっかり抱き合った2人を 夜のスキー場は降雪機が雪を舞散らして包み込んでゆく。
悲しい2人は これからどうなってしまうのだろう?
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今回も きょこままさんから 画像をいただきました。きょこままさん ありがとう~❤
BGMはYuちゃんの提供です❤ 毎回お世話になってま~す! 感謝~❤
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