12月の一粒万倍日
半年間、更新していないCLASSIC MOCHAなのですが
それでも毎日、訪問者が沢山いてくださっているのに驚いています。
すっかり遅くなりましたが
半年前、どんな決断をしようかここで迷っていた結果を
今日は皆様に報告しようと思います。
実は今年は、クリスマスを東京で過ごせなくなりました。
14日に部屋の荷物を出して鹿児島へ引っ越すことにしたのです。
なぜ14日なのかというとその日が”一粒万倍日”だからです。
”一粒万倍日”・・・「いちりゅうまんばいび」と読むこの日は
たった一粒の籾が万倍にも実り
素晴らしい稲穂になるということを表すそうで、大安と並ぶ吉日!!
なので縁起を担いでこの日に引っ越すことにしました。
そして実家には大安の18日に荷物を届けてもらいます。
昨年、あまりにもあっけなく
36年間の結婚生活が崩れ落ちたましたし(笑)
実家の父の老いが急速に進んでしまい不吉なので
せめて縁起のいい日に引っ越して
福をいただこうと思っているわけです。
でも、14日は荷物だけ出して
私は残って、くまなく部屋の掃除をして
15日には阿佐ヶ谷の行きつけの美容室と
ネイルの予約があるから最後に行って
結局、鹿児島へ飛び立つのは
一粒万倍日でもない普通の日(笑)16日の土曜日になります。
それにしても・・・
せっかく親友が「おいで!!」と呼んでくれた南阿佐ヶ谷は
本当に大好きな所でしたが、結局1年しか生活できませんでしたね。
14日からは2泊、その親友の家に泊まらせてもらって
彼女のお母様ともゆっくり別れを惜しむつもりです。
実は・・・
鹿児島へ行く決断をしたのは、お盆に帰省した時でした。
なぜなら春と夏では父の車が変わっていて、その理由が
自宅の納屋に車を激突させて廃車になったからと聞き
もう父には運転させられないと思ったからです。
近くにコンビニもスーパーもない本物の田舎ですから
車は必需品なので、86歳になっても父は運転しているわけですが
今はいつ交通事故を起こしてもおかしくない状況なので
私が実家に戻って、父のアッシーをすべきだと思ったのです。
それに、末期癌の舅を姑の代わりに世話をし看病したというのに
実の父親をほったらかすわけにはいきませんものね。
決断したお盆は、韓国の三男に
連日のように間近で会ってきた後だったこともあり
心が十分に満ち足りていたのかもしれませんが(笑)
これからは、やはり実家に戻って親孝行しようと思った所存です。
5人もいる兄弟の中で、私が一番父とは気が合いますし
なにしろ独り身だから(笑)当然、私が父の世話をするのがベスト。
父の寝室である奥の広い洋間の3分の1をもらって
離婚の際せしめた慰謝料で、今回私の部屋を作りました。
そして来年は傷んだ水回りも
私のお金でリフォームしようと思っています。
思えば、渋られながらもそれなりの慰謝料をいただけたわけですから
元旦那の不貞行為は神様の贈り物だったのかもしれません。(爆)
ま、それを暴いたのは私のお手柄ですけどね!(笑)
私が突き止めていなければ
元旦那はそのまま不貞行為を続けていたのでしょうし
私は大嫌いな姑の世話を今もしていたに違いありません。
それでも、大馬鹿野郎は私よりも20歳も年下のその不倫相手と
結局、この春結婚したのですから
浮気ではなく本気だったということで
二回りも下のお相手と幸せになれて、めでたしめでたし!!
私が出ていくショックで、昨年の秋に倒れて入院した姑は
暮れもお盆も、結局そのまま一度も仮退院すらさせてもらえず
今は痴呆になったらしく、施設に入れられているそうですが
自分の息子を庇った結果なので、それも自業自得だと思っています。
可哀そうなのは2人の息子たちです。
義理の母親の年齢が自分たちに近いわけですからね。
下手をすれば自分の子よりも幼い腹違いの兄弟が出来ちゃうかも!!
それでも・・・
香川から離れた場所でそれぞれ家庭を築き子供もいるので
自分の父親を反面教師にして
お嫁さんを大切にして幸せな家庭を築いてほしいと思います。
そうそう・・・嬉しいことに
先月、次男に第一子が誕生し、長男には第三子が産まれました。
一週間違いで生まれた孫たちですが、2人とも男の子です。
だから私は、めでたく
4人の男の子のお婆ちゃんになったというわけ。
そのうち4人の元気な孫たちを引き連れて
夏恒例のキャンプに行くことになるのでしょう。楽しみだわ!!
私の結婚は
この孫たちと出会うためだったと思えば後悔はありません。
これからは鹿児島で息子たち家族と集うことになるでしょう。
香川の家の8人掛けの大きなダイニングテーブルを
長男がこの間、鹿児島に届けてくれましたから。
引っ越すにあたり、実家に自分の部屋を作る段取りをしに
10月は、ひと月ほど鹿児島で過ごしていたのですが
床の間に見慣れない表彰状が飾ってあったので父に尋ねたら
「推薦されてフランスの芸術展に短歌を出展してみたら
文学大賞を受賞した。」というではありませんか!!
五十四年連れ添う妻を今見れば
その笑みやよし胸を衝かれる
語る間もなく言切れし妻を恋ふ
思ふはしばし日々刺となる
亡き妻を想う歌で、フランスのとある文学大賞を受賞した父。
ああ・・・母は幸せ者だぁ!!
父のような男と結婚すればよかったとつくづく思います。
見る目が無かったんですね・・・私は。
だから結局、父の言うように私も自業自得なんでしょう。
先月から幼馴染やお世話になった方々などと
色々と送別会が続いていて・・・
ブロコリ仲間の方々とも一日過ごしましたし
先週の土曜は50人も集まった大規模なパーティーもあり
一昨日は香川から上京していた友人と銀座ランチ。
平日の昨日も、大学の後輩が阿佐ヶ谷まで来てくれました。
今度の土曜が最終の送別会となり
大学時代の恩師や友人たちと会食して
翌週の第3週がいよいよ引越しです。
父が首を長くして鹿児島で待っていてくれています。
今日から気合を入れて荷造りに励みます!!
”一粒万倍日”を信じて・・・
私の人生、これから幸せな花が咲くように
今までの自分を振り返り、反省すべきことは反省し
今後も明るく、前向きに生きていこうと思っています。
これからますます寒さも厳しくなります。
皆様もお体に気を付けて、良い年をお迎えください。
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