ジェホの病院を訪ねて・・・
昨年と正反対と言っていいぐらいに
お天気が良かったので、
私たちの乗った飛行機は、
機体が揺れることもなく、
仁川空港に着陸しました。
今回はツアーではなく個人旅行だったので、
空港からリムジンバスに乗りました。
COEXの都心空港ターミナル直行バスを
選びました。
終点COEXのバス停から宿泊したホテルまでは、
歩けない距離でもなかったのですが、
荷物と所要時間のことを考えて、
タクシーを利用しました。
行き先が近い時 たまに、
乗車拒否されると聞いていたので、
ドキドキしましたが、
優しい運転手さんだったので、大丈夫でした。
ホテルに荷物を置くだけ置いて、
早速 地下鉄を利用して、
ジェホが治療を受けていた病院に
行くことにしました。
病院訪問は、今回一緒に旅をしてくださった
ヨン友さんの強い希望で決めました。
病院訪問・・・
実は、私は、自分がジェホの病院に訪問して
どんな気持ちになるだろうか・・・と、
少し不安でした。
実際 病気がちだった父の看病をしていた
時のことと、
ジェホが発作を起こして
病院で治療していた時のシーンや、
もう時間の問題だからと、
自宅療養を決めたシーンなどが重なって、
まさかとは思うけれど、
気分がすぐれなくなってしまうかもしれない・・・
一人旅だったら、
たぶん 訪問はしなかっただろうと思いました。
月日が、心の傷を癒してくれたのでしょう。
今回訪問して感じたのは、
ただただ 懐かしい 気持ちだけでした。
当日が 植樹の日だったためか、
土曜日だったので、診察が半日だったためか、
病院の中は 静かで、
外来の診察室のあたりの電気も消されていました。
エスカレータもストップしていました。
でも、モノは考えよう・・・
外来の患者さんがおられない分
私たちが 写真を撮影したりしていても、
だれからも「何してるのですか?」と
質問を受けることはありませんでした。
シーンとして薄暗い
脳神経外科の外来診察室の前の廊下・・・
今まで 何度か訪問しておられた方々の
写真を見せていただいた時とはまた、
趣が違って、深刻な、重たい感じがしました。
ジェホとシニョンさんが偶然会ったエスカレータは、
歩いて昇ってみました。
そして、2人が 久しぶりに 言葉を交わした
中庭にも行って見ました。
ヨン階フロアーの非常口から外に出たら、
患者さん達の憩いの場として、
樹木が美しい緑の庭がありました。
数名の患者さんがお見舞いに来られている方と、
語り合っておられました。
ここにもジェホとシニョンさんの面影が
感じられて・・・
せつない想いがこみ上げてくる気がしました。
もちろん 写真に残しました。
その後 午前中の機内食を
昼食代わりにしていた私たちは、
地下の食堂で軽く食事をしてみることにしました。
助かったことに、写真付きのメニューが
壁面に飾られていたので、
言葉がうまく繋がらない部分は、
指差しで乗り切りました。
頼んだのは、冷麺と、シーフードのちぢみです。
突き出しのキムチやスープなども含め、
薄味で、とても美味しく食べることができました。
お腹もいっぱいになったし・・・
病院の外回り・・・
いろいろなシーンで登場していた駐車場などの
写真を撮影して、来た道とは
少し違う道を選んで、地下鉄の駅まで戻りました。
最初 直進し過ぎて、道に迷ってしまった
私たちでしたが、帰り道はなんとか
スンナリ戻れました。
中庭の樹木以外の場所は、
ほとんど変わっていないように感じました。
訪問したことによって、よりリアルなイメージが
自分の心の中に定着したとように感じました。
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