언젠가는(いつか…)
完璧、妄想の世界なので先に謝っておきます。
ごめんなさい。
妄想の世界なら大丈夫…という方のみ読んで下さいね。
私、旦那と義母と3人暮らし。
台所に女2人はいらない…と、外に出ない義母に家を任せて私はフルタイムの仕事している。
日々、家事に追われながらも就職して家を出た息子の部屋をマイルームにして、嫌なこともうれしいこともパソコン相手に話していた。
そんなある日、日頃の疲れがたまったのか、パソコンしながら寝てしまった。
「起きて。ね、風邪ひくよ」と
「うーん、もう少し・・・」
「ダメ、寝たいならちゃんとベッドで寝ようね」と優しい声
私は眠気に勝てず
「分かったから・・・」と言って、ふと気づいた。
この声はJOON? そんなわけないよね、彼は韓国人。
いくら彼の話す言葉を理解したいからと韓国語を勉強してても未だ聞き取りできない私。
「夢ね・・・でも気持ちのいい夢だったなぁ~」と、幸せな気分で目が覚めた。
次の日の深夜遅くにベッドに入った私は夢の中へ
「今晩は。いつも僕に話しかけてくれてありがとう。今日はあなたと話してみたくて会いに来ました」
「え?JOON・・・本当にJOONなの?だってそんなにきれいな日本語話さないじゃない?」
とJOONに対して失礼なこと言ったことも気付かずに…
「今は夢の中なので日本語で話せます。」
「へぇ、そうなんだ。」
(でも私があなたに話してることって旦那と義母の悪口が多かったかと… と冷や汗たらり…)
私はJOONが言った【夢の中】という言葉を信じ、思い切って聞いてみた。
「ね、JOONはどうして迷惑なファンに手を振るの?ファンを大切に思うことは大事なことだけど、ダメなことはダメって言わないと、いつまでも続くよ?」と。
JOONは哀しげな顔で
「僕は遠くから来てくれた人に冷たくできない。たとえそれが迷惑行為だとしても。でもそのことがあって最近は彼女と会えなくなって…」
(あ、やっぱり彼女いるんだぁ…)
「僕は自分のことだから我慢できるけど、彼女には無理なこと…だよね?」
うんうん、と頷きながらJOONの話を聞いた。
また興味がふつふつとわいてきて
「彼女ってどんな人?」と聞くと 顔を真っ赤にして
「とてもかわいい人です。ちょっとドジなところがあるけれど。そのドジなところに僕は癒されるんです」
へぇ~今まで見た中で一番いい顔してるわ。
JOONをこんな顔にさせる彼女って誰なんだろう?
夢なんだから聞いちゃえ…と
「彼女って女優さん?普通の人?」
JOONはにこっと笑い
「それは秘密です。いくら夢の中と言っても まだ彼女にOKもらってないから…」
「OKって・・・プロポーズ?」
「はい、太王四神記の授賞式の時に3年以内って言いましたよね?僕は約束を守る男です」
(あ、やっぱり守るのね(-_-;))
「ふ~ん、プロポーズしたいけど会えないから出来ない…と。で、何で私の夢の中に出てきたの?」
「僕はたくさんの家族の人の夢の中に出るんだけど、みんな僕との恋愛に夢中で…そんな中、あなたはいつも僕じゃないことを話してたでしょ?だからあなたになら聞いてもらえるかな?と思って…」
「すみませんねぇ~愚痴ばっかり、聞かせて」(-_-;)
「いいんですよ、僕もいつか彼女にこんな思いをさせるのかなぁ~なんて聞いてましたから」
二人顔を見合せて笑った。
「すみません、思ったより時間が過ぎてしまいました。
また、来てもいいですか?」
「うん、いいよぉ~大歓迎する。夢の中だもん、彼女にも知られないしね」(^_-)-☆
「ありがとう、それじゃまた」
夢の中とは思えないリアルな会話にどっと疲れた私はそのまま寝てしまった。
翌日
「こんばんは」
「あ、JOONだぁ~逢いたかったよ」と言うと
「僕もです。たくさん聞いて欲しいことがあるんです」
「あれから彼女に会えた?」
「はい、実はおっかけの人たちが自粛してくれるようになったので彼女に会うことができました」
「あ、それじゃプロポーズできたんだ」
「はい」と言ったきり無言のJOON
「どうしたの?まさかダメだった…なんてことはないでしょ?」
「ダメなのかな?彼女が自信がないって言うんだ」
「あー、そうかもね、ありえる」
「なぜ?僕は自分でできる精一杯で彼女を守っていくつもりなのに…」
「うん、JOONはそういう人よね?でも彼女はそういうJOONに負担かけたくないのでは?」
「何が負担なの?僕のこの思いが彼女の負担になるの?」
「私につっかからないでよぉ~あのね、彼女は不安なのよ。JOONが韓国だけでなく世界でも認められてる俳優だから。」
「でも僕は彼女の前では俳優でなく、一人の男として接してきたつもりだけれど?」
「あなたはそうでも、彼女は【俳優JOONの彼女】って言われるのよ?それってプレッシャーよ?」
「そうなの?」
「そうなのよ・・・でもあなたは彼女と離れられないんでしょ?」
「もちろん」
「それなら誠意をもってあなたの思いを彼女に理解してもらうのね」
「……」
「何黙ってるのよ?自信無いの?」
「いいえ、頑張ります。僕は彼女にずっとそばにいてほしい」
「そう、頑張ってね。家族の一員として応援してるから」
「ありがとう、なんだかすっきりしたな。ね、何かお礼がしたいんだけど…」
「いいわよ、お礼なんて」
と言いながら 夢の中なんだからいいかな?と大胆な言葉を発した。
「あのね、JOONより年上だけど、それに彼女に悪いんだけど…」
と段々と小さな声に…
「何?言って」
「あの・・ハグしてもらってもいいかな?私の夢だったの。」
「そんなこと?お安いご用です」と私に近づいてそっと抱きしめてくれた。
「僕の家族になってくれてありがとう。僕の話を聞いてくれてありがとう。必ず彼女にOKもらってみんなに発表するからね、それまでは秘密にね?」と・・
私は抱きしめられたまま
「うん、わかってる。うまくいくことを願ってるから。OKもらったら必ず発表してね。待ってる」
「本当にありがとう。これからも家族でいてね」
と言うとJOONは笑顔で私の前から消えた。
「JOON・・・」私は泣きながら目が覚めた。
「あ、先生、気がついたみたいです」
私は事故にあって、意識不明だったらしい。
目が覚めてからは退院まで順調に・・・
あれは夢だったんだ・・でもリアルだったなぁ~
家に戻ってから普通の日々を過ごしてたある日・・・
テレビから速報が…
「俳優のJOONさんが結婚されるそうです。これから記者会見です」と
彼女は一般人のため、名前も写真も伏せられた。
「家族の皆さん、僕は結婚します。どうかこれからも応援お願いします。」
JOONは最高の笑顔で挨拶した。
「良かったね、JOON」とつぶやくと
「ありがとう」とJOONの声が聞こえた気がした。
こんな≪いつか≫が来るのかな?来て欲しいなぁ~♪
コメント作成するにはログインが必要になります。