hanaのお気楽ブログ

失業した一家の大黒柱に代って妻が働く現代社会、このドラマはこうした時代の流れの中で、同病愛憐れむ視聴者たちの共感をベースにつくられた。ただ、人々の涙と悲しい現実を映し出すことに主眼があるのではなく、痛快な笑いと感動が基調になっている。また、少し誇張された場面が演出されつつも現実味を失わないよう注意を払っているので、思わずふきだてしまいながら、所々で納得して驚くような、振り返ってもう一度考えてみたくなるようなドラマである。 結婚生活は不幸なもの。主婦と家長の立場が逆転した場合はなおさらだ。しかし、互いに傷つけ合う日々が49日あるとしても、愛という名のもとに幸せを感じる日々が51日あるから、結婚生活は良いものなのだ。ドラマは立場が逆転した二組の夫婦を通じて、真の夫婦関係とは何かについて肯定的に光を当てる。