ジェホに相談してみた。。。 第3話
ジェホ「少し寒いけど、素敵な夜ですね」
狐猫 「そうね。私にとっては、何物にも替えられない 贅沢な時間だわ」
ジェホが、少し寒いと 言ったから、私は 『そうね』って応えたけれど、
本当は、 私の心の中は、ぽかぽか あったかくて、
柔らかな ジェホの声に 抱きしめられているような感じ。。。
自分の言葉で 遮ることが躊躇されて、私は、無口になる。
ジェホ「ギルジン先生が 社長さんだったとしたら・・・」
突然 ジェホが 少しうつむきながら、話し始めた。
狐猫 「? ヒョンが?」
ジェホ「もし、何か 急にアクシデントに巻き込まれたとしても、
僕に助けてもらいたくはないだろうな。」
狐猫 「そうなの? ・・・私は 助けたいわ!
うぅ・・・ん でも、助けることが できるかしら。。。」
ジェホは、嬉しそうに笑いながら、
ジェホ「・・・狐猫さんが たとえ 『どうしょう』って
泣いているだけだったとしても、 それでいいんです。」
狐猫 「まっ 失礼ね。 私だって 少しは 力になれるわ。
・・・ヒョンの好きな 果物を持って行ってあげて、
私にもできそうな仕事を・・・
? ジェホ。。。 どうしたの?」
ジェホの表情が、なんとなく 泣きそうな 不思議な表情に見えたから、
私の心の奥の奥が、痛くなって、気がついたら 涙が溢れてきた。
ジェホ「ぼくは、助けられないけれど、狐猫さんに
僕の分まで、ギルジン先生の傍にいて、
一緒に頑張っていて欲しいって思う・・・
狐猫さんは、僕が、本当は
どんなことでもしてあげたいって思っていること、
・・・解ってくれますよね」
私は、うなずきながら、 でも 少し不安な気持ちで
狐猫 「私が、あまりにも ヒョンのこと ばっかり応援しても
助けてくれない あなたを責めることには ならないのかしら」
と言うと、
ジェホは、私の 瞳をじっと 見つめた。
見つめられて 私は、胸が もっと痛くなってきて、
べそをかきながら、
狐猫 「私が、ヒョンを助けることが・・・」
気がつけば、何度も つぶやくように言っていた。
何度目かの 私の言葉を遮るように、
ジェホは 噴き出しそうになるのを我慢しながら、
ジェホ「たとえ話なのに・・・やっぱり 頼りにならないな!
先生 しっかりしてください!!」
私の背中に 気合を入れた。
狐猫 「痛い!」
私は、ジェホに笑われても、
すぐには 止まらない涙が 恥ずかしかったし、
背中を 力強く叩かれたことへの お返し(報復?)代わりに、
ジェホのジャケットの袖で涙(と鼻水)を拭いた。^^;;
狐猫 「・・・ ジェホ ありがとう。
なんだか 少し 気持ちが楽になったわ」
ジェホ「ぼくは・・・ あなたの 泣き虫なところが・・・」
ジェホは、そこで言葉を のみ込みながら、私を抱きしめてくれた。 ^^
ジェホ「そろそろ 仕事の時間です」
狐猫 「もう そんな時間なのね。 寂しいわ」
ジェホ「本当ですか? 目が笑ってますよ」
ジェホは、そう言いながら 私の髪を撫でたかと思うと、
仕事場に向かって 颯爽と歩いて行きました。。。
ジェホは・・・
私に 鼻水つけられたこと気付いてないみたいだ。。。 (独白) チャララララン♪
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