サラハヌン ナラ
私が年に2回韓国に行くようになったのは、Joonに恋してしまったからです。
「冬のソナタ」で、雪を見上げるミニョンさんの心がとろける笑顔を見たときは今までに感じたことのない衝撃を受けました。
ネット配信の「愛の群像」で、ジェホがユン・ソナちゃんが演じる女性がコンパクト越しにチラリと見た時のしてやったり顏のニヒルな笑い。
とても同じ俳優さんが演じているとは思えなくて、とても素敵で、すっかり魅了されてしまいました。
それまで、地理と歴史に激しく疎かった私が、韓国語を勉強して、5度も韓国に旅行にいくことになるなんて、夢に思いませんでした。
韓国の方達は本当に親切です。
地図を広げていたり、道に迷ったり、何かに困っていると、すぐに誰かが
「ケンチャナヨ?(大丈夫ですか?)」と救いの手を差し伸べて下さいます。
高速バスに乗り遅れそうになって困っていると、知らないアジュマ(おばさん)が手を引っ張って全速力で走ってくれた事もあります。
「ウリ ナラエ ワジョソカムサハムニダ!(我が国に来て下さって、ありがとう)」と見知らぬ日本人観光客の私にご馳走してくれたりもします。
「ペ・ヨンジュンシ ボゴシップタ!(逢いたいな)」と言うと、
「是非逢っていきなさい。」とJoonのいる場所を教えてくれたり、連れて行ってくれました。
その親切な方達は、
「一緒にヨンジュンシに逢いに行きませんか?」と聞くと殆どの場合、
「僕はヨンジュンシによく似てると言われるんで、間違えられるといけないから・・・」とか、
「ウチの息子の方が何倍もいい男だから」とかありえない理由を言って笑顔で送り出してくれました。
幸運なことに、私は2005年3月と2006年11月と2007年3月にJoonに逢えるという幸運に恵まれました。いつまでも忘れたくはない大切な思い出話を忘れてしまわないために、ここに綴りたいと思います。