上党山城への道③【ネタばれ有り】
一回目の休憩が終わって、赤いメイクバスから出てきたヨンジュンシは身のこなしが軽やかで若々しくて、まさに10代の談徳でした!
爽やかに手を振ったり 軽く会釈をして、カジョクの前を通ってから 撮影現場に向かって歩いて行きました。
草原の上でピョンピョン跳ねたり、マントを翻して回し蹴りをして、振り付け師の人らしき人物と 何かを話していました。
背格好も衣装もそっくり同じスタントマンらしき人たちも 数名いましたが、ちょっとした仕草で遠目で見ても どれが本物の談徳なのかはすぐに判りました。
先程 おでんをご馳走してくれた韓国家族の方たちは いつの間にか、帰ってしまっていました。
そのあとに 声をかけてきてくれたのが、米国で不動産業を営んでいるという韓国人家族のGオンニでした。
Gオンニは少し特徴のある英語で話しかけてくれましたが、頭の中が韓国語モードになっていたので、自分の言いたい事を英語で話すのが困難だったので、英語の得意なKオンニと3人で韓日英の三ヶ国語入り乱れてお話しました。
①と②をヨンで下さった皆様は 私が韓国語がペラペラのように思われているかもしれませんが、会話の中で聞き取れた2つ3つの単語から推測して
『だいたいそんなような事を言っているんだろうなぁ~。』と思っているだけなんです。
また私が何とか言葉を伝えようとカタコトの下手な韓国語で言おうとしていると、相手の方で私の言わんとしている事を汲んで 韓国語で言ってくれるので、
「クレヨ!クレ~!(そうです。そうです。)」
「マジャヨ!(おっしゃる通りです。)」
「アニエヨ!(違います)」と相槌を打っているだけなのです。
その他にもとても嬉しい出会いがありました。
Gオンニと いかにヨンジュンシが素敵かを 語り合っていると、地元のカップルが話しかけてきました。
女性の方は ロケ現場に一目散に走っていって、スタッフと楽しそうにお話していました。いいなぁ・・・
地元の男性は
「こんな山奥までわざわざ日本から本当に良く来て下さいました。
日本でヨン様のドラマがヒットして、沢山の日本人が清州に 多くの関心を持って、訪れてくれるようになったら、こんなに嬉しいことはありません。」
と 私の手を両手で包み込んで、言ってくれました。
涙が出るほど 嬉しかったです。
いつか 皆さんも韓国に行く機会があったら訪れてみてはいかがでしょうか?
私も城壁の中はどうなっているのかを、昼間 行ってゆっくり見学してみたいと思います。
ところで、上党山城ですが、清州市のHPでは上党山城なのですが、金版・銀版では上堂山城と字幕がでていますが、どっちの字が正確なのかな?
いずれにしろ、ハングルでは상당산성(サンダンサンソン)なので このまま上党山城のままで書き続けます。
お土産物屋さんに隣接して、その豪華なトイレと駐車場がありました。
お土産物屋さんで不思議な物を見ました。
売店の奥の引き出しの中で、猫を飼っているのです。
しかも猫の首にかかった紐は引き出しの取っ手に縛りつけてありました。
謎だなぁ・・・
お土産物屋さんの前の喫煙所では 衣装をつけたままの俳優さん達が、出番を待つ間 沢山ウロウロしていました。
面白そうに私達を見ている 飄々とした俳優さんに 話しかけてみました。
多分 ヒョンゴ役のオ・ガァンロクさんだったと思います。
私「アンニョンハセヨ~!アクスヘ ジュセヨ。(握手して下さい)」
彼「ウェヨ?ナン ペ・ヨンジュンシ アニムニダ。(何故ですか?僕はペ・ヨンジュンさんではありませんよ。)」
私「アラソヨ。チョヌン タンシン ペニエヨ!(知っています。私はあなたのファンなんです。)」
彼「マジャヨ? ナン イルボネソヌン ユミョンハムニッカ? モラゴハヌン ドラマ バッソスムニッカ?(本当ですか?僕は日本で有名なんですか?何というドラマを見たのですか?」
さあ 困りました!
確かに見覚えのある俳優さんなのですが、どのドラマで見たのかが全然思い出せません。
そこで 苦し紛れに・・・
私「チグン ボゴナソ モッチンサラミラゴ センガッケヨ!ハハハハ・・・(今 見てかっこいいなぁ~って思って・・・ハハハハ・・・・)」
彼「あはははは・・・」
なんとか切り抜けましたが・・・その人を見たのはドラマではなくて、映画の【親切なクムジャさん】だった事に気付いたのは、日本に帰ってからでした。
公式ガイドBOOKがもっと早く出版されていればなぁ~~~。
そんなことをして私が遊んでいる間にも激しい格闘シーンは何度も何度も繰り返されていて、談徳の掛け声が山に木霊していました。
二度目のヨンジュンシの休憩時間になって、また談徳が小道を降りてきました。
まだ つづく・・・