2009-11-11 15:27:06.0
テーマ:太王四神記 カテゴリ:韓国TV(その他)

今頃気づくって遅すぎ?


今回は「たどたどしくたどる旅」シリーズではありません。

『太王四神記』BSHiで絶賛集中再放送中。

実は冬ソナでなくこれがきっかけでヨンジュンさんに嵌った相当新参者な私。
DVDでいつでも見られると言っても、ハイビジョンは魅力。やはり録画して観てしまう。
やはり美しい。しかし、役者さんの毛穴やちょっとしたお肌の荒れも映し込んでしまい、ちょっと気の毒ではある。

ペーハーの美しさに見惚れていると内容を深く考えていなかったりするので(笑)、今回は改めて深く意味を考察しながら視聴している(今頃…)。

初見時意味がよくわからなかった、11話のスジニの鼻血。
あれは、一般的にはどういう解釈になっているのだろうか?
今回何となくあれっ、こういうことかな?と思ったので(今頃!?)、非常に遅まきながらちょっと書いてみようと思う。

2000年前。
火の神を崇める虎族が火の力と武力によって支配する世界。
(火の力は、天から授けられたものではなく地にもともと存在したもの)
世界に平和をもたらす為、神の子ファヌンが雲、雨、風の神を伴い天から降臨する。
虎族に虐げられていた民はファヌンの元に集まり、チュシンの国が成立する。


うーん。うつくしすぎる・・・

虎族の長、火の巫女カジンはファヌンに一目惚れする。
戦を止めようとしない人間たち。ファヌンはカジンから火の力を取り上げる。
カジンは仲間を殺して彼と結ばれたいと彼の元に走るが、ファヌンは彼女から取り上げた火の力を、己の民を率いる心優しく美しい、自らの愛する人間の女セオに授けてしまう。
(火の力を取り上げられたとき、カジンは口から血を流している。これはおそらくスジニの鼻血と関連性あり)


「人間に火の使い方を教える神」ということで、ギリシャ神話のプロメテウスの話を思い出しました。
ゼウスは本来人に火を与えるべきではなかったという考えで、プロメテウスに残酷な罰を与えるのでした。



↑思いっきりCGだけど、このシーンはとても好きです。

二人は夫婦となり、セオは神との間に子を生す。
「私が産んでいたかもしれないのに…!」
嫉妬に囚われるカジン。
ファヌンと今生で結ばれないなら来世でと願い、最後の戦いに挑み、二人の子を奪う。
セオは子を奪われた悲しみに自制心を失い、火の神に取り込まれて暴走し、黒朱雀となり、愛するファヌンの手によって命を落とす。
カジンは崖に身を投げる。
(求めてはならないものを求めた報い・・・神が人と結ばれたが為に、人が神と結ばれたいと欲したが為に、あるいは人が神の力を持った為に生じた因縁なのだとしたら、カジンとセオは被害者なのかもしれない)

そして・・・
カジンの転生キハ。今生では彼女に、ファヌンの転生タムドクと結ばれるチャンスが与えられたのだ。彼を守り助け、彼の信頼を得、前世での望みどおり、彼と愛し合い子まで生すことができた。

当初はキハこそが、天から定められた朱雀の守り人だったのだ。

しかし周囲の陰謀の為に誤解が生じた。前世で王であった自身のプライドのためもあるのか、説明も弁解もしない彼女。彼からの信頼を失った、彼を殺して自分も死のうと思いつめ、天地神堂のカオリ剣でのあの行動に及んだ。
(スジニが大殿でタムドクに話していた「守り人はチュシンの王を殺せないということを知っていたから」ということではない。キハはタムドクがチュシンの王だとは考えていない。ホゲにその可能性を示されても「たわ言を…!」と一蹴している。もしホゲがカオリ剣を執行していても結果は同じだろう)

しかし、本来仕えなければならない主である、チュシンの王の心臓に剣を突き刺したその瞬間、彼女は、せっかく今生で与えられた朱雀の守り人としての役割と力、そして愛する人と結ばれる運命とを、天から取り上げられてしまったのだ。
(その直後、高熱を出して寝込んでいるのはその象徴?それ故その後、キハがタムドクの子を身篭っている事に気づき、どう生きるべきか決めかねて彼に会いに行っても、前世と同じ事が繰り返されるのみ)

そして朱雀の守り人としての役割と力は、(そしておそらく愛する人と最終的に結ばれる運命をも)キハの妹スジニに移行する。
(鼻血が出たのはその象徴?)

高熱から回復したキハの身に残った“点けられるけれど消せない”火の力は、朱雀の守り人としての力ではなく、火の巫女カジンの転生であるがゆえに残されたもの。

ということなのだろうか…。



[コメント]

1.Re:今頃気づくって遅すぎ?

2009-11-11 18:36:52.0 ten

こんばんは、はじめまして^^

『太王四神記』のヨンジュンさん演じるファヌン、
テジャ、ペーハーは、
またとびきり美しかったですよね。
『太王四神記』というドラマもまた奥が深くて、
何度見ても気づくことがあったり、
わからなくなったり(笑)することがあります。

ギリシャ神話の話も、面白く拝見しました。
チュシン王の心臓に剣を刺した瞬間に、
天に、力と、愛する人と結ばれる運命を
取られてしまったというのも、
今まで考えたことがなかったので、面白かったです^^

朱雀の神器とキハとスジニの関係は、
いまだに私もよくわからないところがあります(苦笑)
11話のスジニが鼻血を出すシーンは、
その前後にある、キハがカジンの夢にうなされて
高熱を出すことと
何か関係があるのだろうなあとは思いました。

今ふと思った、私の個人的な思いつきですが、
結局、キハもスジニも、2人とも朱雀の守り人として役割を、
最後まで、持っていたのかもしれません・・。
後のほうの話数のキハとホゲの会話に、
「結局、私たち(キハとホゲ)は、
タムドクを王様にするための道具でしかなかった」
というようなキハのセリフが出てきますよね。
キハは、タムドクを王様にする朱雀の守り人の、
「負の力」=タムドクに試練を与えて王様にする力、
スジニは
「正の力」=タムドクを守り、助ける力
だったのかもしれないと思いました。
ファヌンから正しい火の使い方を教わったのも、
セオ(=スジニ)でしたよね・・。
キハも好きなので、「負の力」と言ってしまうのは、
ちょっと悲しいんだけど・・。

はじめましてなのに、思いつきをズラズラ書いて、
すみません・・。
『太王四神記』、大好きな作品なので、
いろいろ語りたくなります^^

コメント削除

2.Re:今頃気づくって遅すぎ?

2009-11-11 20:40:04.0 どこかのともこ

tenさまはじめまして、コメントありがとうございます。

朱雀の守り人として、キハ=負の力、スジニ=正の力というお話
し、とても興味深く読ませていただきました。
確かに彼に敵対する勢力、キハや火天会、そしてヨン家の面々がい
なければ、タムドクはチュシンの王としての自覚を持つ事はなかっ
たですものね。太子の時、ジョークかもしれませんが、太子を辞め
て宮を出て、キハを大道芸人にして日銭を稼がせて暮らそうとする
ほどお気楽だったし…(笑)

実は第1話が一番好きと言ってもいいくらいお気に入りなのです。

11話まで、どうも韓国時代劇によくあることのようですが、これ
でもかこれでもかという試練の連続で、もちろん面白いんですけど
少し辛くなってくるので、これを1~2話削って、神話時代をもう
少しじっくり描いてくれていればなあと思ったりしました。(でも
CGに手間がかかっていそうなので、あの1話だけでもコストがも
のすごいんでしょうね、きっと)

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

コメント削除

3.Re:今頃気づくって遅すぎ?

2009-11-11 21:32:13.0 ツインズ母

こんばんは。
私は朱雀の守り主はどちらか、ではなく2人なのだと思います。
スジニの鼻血は、2人が繋がっていることを表しているだけなので
はないかと^^単純に解釈しました。
私は私で、ずっと疑問に思っていることが…
タムドクが自分を殺そうとした…というキハの言葉、です。
で、今回、私なりの解釈が^^
あの雨の中の殺陣のシーンで、タムドクの目がきっとキハにはそう
思えたのだろうとは思っていたのですが、実際には殺そうとしてま
せんよね。
でも、カウリ剣のシーンでタムドクとキハがすれ違う時のあのタム
ドクの態度に、キハは確信したのだと思うのです。
彼が自身の心の中のキハへの思いを殺した。
愛する人が信じてくれなかった、自分への愛を封印した、と。
だから、殺そうとした…と言ったのではないかと…
あ~なんか違うかな~><

コメント削除

4.Re:今頃気づくって遅すぎ?

2009-11-11 22:09:25.0 どこかのともこ

ツインズ母さま、こんばんわ。

やはりキハスジニ双方が朱雀の守り主とお考えなんですね~。
結構多数派なのかな。
では、スジニは火を点けるのも消すのも自在なのに、キハは消すこ
とはできない…
この違いはどう思われますか?

「殺そうとした」ありましたね。
韓国語全く分からないので確かめようが無いのですが、オリジナル
の台詞でも文字通りなんでしょうか?

あの時の雨の中のタムドクは、対火天会忍者戦、難民村以来2回目
ですよね?明確に殺意を持って、火天会の忍者たちを斬っていまし
た。
キハはそれまでに、そんな彼を見たことはなかったですよね。
キハの愛し方は、自分を信じてくれないならあなたを殺して自分も
死ぬみたいに、思い込みの激しいところがあると思うのです。
その一味と目されたに違いない自分さえ、殺そうとしていたと思っ
たのかもしれないですね。

コメント削除

5.Re:今頃気づくって遅すぎ?

2009-11-12 02:22:20.0 ten

どこかのともこさん、こんばんは、再びおじゃまします。

13話のキハのセリフ、「殺そうとした」ですが、
ここの原音(韓国語)には主語がないそうです。
↑urlリンク先の、「コメント2」に詳しくあります。
劇場版『太王四神記』の字幕を作った会社のブログですが、
劇場版字幕のここの部分のセリフの解釈は、
「だから私(=キハ)は命を絶とうと思う」
(キハが自分自身を殺そうとした)のようです。
私も韓国語は全然わからないのですが、
参考になれば嬉しいです。
13話くらいから、テレビ版と劇場版の字幕の違いが
いろいろ気になっていました・・。
結構、違うんですよね^^

コメント削除

6.Re:今頃気づくって遅すぎ?

2009-11-12 12:06:59.0 どこかのともこ

tenさまこんにちは。

劇場版字幕翻訳の会社さんからの情報、ありがとうございます。
主語がない…それなら「(自分で)自分を殺そうとした」っていう
意味のほうが意味がより通りますよね。

字幕翻訳って独特な世界らしいですね。画面を見ている間にぱっと
読める程度の尺に訳文を納めなければならないから、これはないで
しょ?ってくらい省略されていたり、思いっきり意訳にしてあった
り…ご苦労がしのばれます。

今度の劇場版4部作もこちらの会社さんが担当されるんでしょうか
ね。今度のDVDで収録されるという未公開シーンも入るんでしょ
うか?TVでは入れられないようなシーンも映画ならOKですし
(笑)劇場版もDVDもとても期待しています。

コメント削除


[トラックバック]

 
▼この記事のトラックバックURL
http://blog.brokore.com/tomoko_pg/tbpingx/5015.do

▼この記事にコメントする

コメント作成するにはログインが必要になります。

[ログインする]


TODAY 21
TOTAL 107965
カレンダー

2025年1月

1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブロコリblog