2009-10-05 22:09:07.0
テーマ:第8章 皇龍寺跡、弥勒寺跡
カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)
廃墟の風景 その2
宮城県多賀城市に、『多賀城政庁跡』という史跡があります。
ここは奈良~平安期に陸奥国府が置かれていた場所で、創建は8世紀初頭。
皇龍寺は7世紀中頃の完成ですから、半世紀程タイムラグがありますね。
平城京跡、大宰府跡と並んで三大史跡と言われているそうです。
以前訪れたことがあります。
広さは1キロ四方ほどで、新羅の首都に建立された大伽藍皇龍寺とは地方政庁ゆえ比ぶべくもありませんが、正殿の遺構は、土が少し高く積まれた基礎部分に石造りの階段があり、その上に柱を支える土台石が整然と並んでいて、あの本の表紙をみた途端、すぐにここのことを思い出したのです。
日本と朝鮮半島あるいは中国大陸を行き来するには、未だ陸路海路問わず命の危険が伴う長い旅。
そんな時代に、朝鮮半島から建築技術を持った匠たちが海を渡ってやってきて日本の技術者たちにその技を伝えてくれたか、あるいは日本から「ものならはし」の技術者たちが、現地で学んだ後何十年後かに帰国して、そして都から遠く離れた陸奥にその技が伝えられた・・・のかもしれない。
そんなことをぼんやり考えるだけで、何だかわくわくしてきます。
[コメント]
[トラックバック]
▼この記事のトラックバックURL
http://blog.brokore.com/tomoko_pg/tbpingx/7.do
▼この記事にコメントする
コメント作成するにはログインが必要になります。
コメント作成するにはログインが必要になります。