2007/03/28 00:18
テーマ:旅行 カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

インスのアパートで


2005年3月28日月曜日に 私はソウルのインスのアパートの前でインス姿のヨンジュンシに会いました。

この日のコトは2年経った今でも,昨日のことのように覚えています。
 
この日の朝成田エクスプレスの中で、チングが一枚のプリントアウトしてきたスーパーマーケットの写真を見せてくれました。

「ここで、一昨日撮影があったらしいよ!」

「ええええええ~そうなの~(@_@;)何処なんだろうね。行ってみたいね。」

まるっきり手がかりはありませんでしたが、ソウルのホテルのベルボーイに見せて

「ここって何処だかわかりますか?」と聞きました。

彼はその写真を見ると、すぐにどこかに電話をかけて、住所を聞き出しタクシーを手配してくれました。

スーパーの看板に小さく電話番号が,書いてあるのを見逃さなかったのです。

ホテルから30分程行ったところで、タクシーは団地の中をグルグルと回っていると、紛れもない写真どおりのスーパーマーケットの前に着きました。

店内に入って ドリンクのクーラーボックスを見上げると、ヨンジュンシの写真が貼ってありました。

食い入るように写真を見ている私たちにスーパーの店主のアジョッシが

「クジョッケ クジョッケ(一昨日)ここで、よん様の撮影があったんだよ!今日はいないよ惜しかったね~。」と教えてくれました。

そこで、お菓子や飲み物を買って、お店の周りを散歩することにしました。

その日は団地の敷地でマーケットが行われていました。

「イルボン サラン?(日本人?)ヨン様!ヨン様!!」とキムチ売りの青年が話しかけてきます。

「ネ~。ペ・ヨンジュンシ ボゴシップタ!(はい!ペ・ヨンジュンシに逢いたいです)」

するとキムチ売りの青年は「是非ともヨン様に会っていきなさい。」としきりに言ってくれているようです。

あちらこちらに電話をかけて何かを聞いています。でも電話を切ると両手を広げでお手上げポーズです。

その時 自転車で通りがかった若い女性を呼びとめ、私たちを指差しなにやら相談しているようです。

彼女は韓国語で何かを私たちに伝えようとしてくれましたが、さっぱり判りませんでした。

すると彼女は電話で日本人の妊婦さんを電話で呼び出してくれました。

妊婦さんは「昨夜も遅くまで、あそこのアパートで撮影があったけれど、今日もあるかもしれませんね。」
と言っているのだと通訳してくれました。

「一緒に見に行きませんか?」と誘ってみましたが、
夕飯の支度があるからと 自転車の彼女と妊婦さんは「会えるといいですね。」と笑顔で去っていきました。

キムチ屋青年が[食べろ!食べろ!]とキムチを口に突っ込んでくれました。

アパートの前には な・な・なんと!ロケバスが止まっていて機材を運び込んでいるでゃありませんか!!

スッタフの青年に「ペ・ヨンジュンシ イッスムニカ?(ヨンジュンさんいるのですか?)」と聞くと
「はい。います。写真を撮ったり。騒いだり、ヨンジュンシに触ったりしないで下さいね。ところで何故ここが判ったのですか?直前にならないと僕達だって現場を知らされないのに」と日本語で言われました。

何で そこまでこれたのか?私達にも何がなんだか判らない状態でしたので、
どう説明していいのかと、首を捻ってしまいました。

するとアパートの中から水筒を持った女性が現れて、
「私はこのアパートの大家さんだよ!私がヨン様をヨンで来るからここで、待ってなさい。(スッタフに向って)あんた達!日本から来た人に失礼なこと言うんじゃないよ!」という様なことをおそらく言ってくれているようでした。

「ええええええ!チョンマリア~?(本当に?)」
「チョンマリエヨ!まあ飲みなさい!」と大家さんは、テイス○スカフェをご馳走してくれました。

スッタフが立ち入り禁止のテープを貼って「ココから出ないで下さいよ~」と言いました。アパートの住人の方達が、少しづつ集まってきました。

荷物をのせたまま、タクシーのアジョッシを1時間以上待たせていることに気付いて、電話をかけてみましたが、繋がったのはタクシー会社の本部のようでした。

日本語と英語で タクシーの場所を移動してもらうように頼んでみましたが、
「明日の朝何時にお迎えにあがればよろしいですか?」としか繰り返さないので
『駄目だこりゃ!』と思いました。

いつなんどき、ヨンジュンシが出てきてくれるのかが判らないので、誰もその場を離れたくはありませんでした。

一人のチングが、「私呼んで来る!」とアジョシを呼びに行って来てくれました。

アパートの住人の子供たちが、日本人を見るのが珍しかったみたいで、
「コンニチハ!コンニチハ!」と日本語で話しかけてくれたり、お菓子や暖かいお茶をご馳走してくれました。

しばらく スタッフの若い青年やマネージャーさんと判らないなりに話したり、アパートの住人の方達との会話に耳をすませて、
自分達が今どうゆう状況なのかを把握しようとしましたが、頭の中が真っ白で考えがまとまりませんでした。

連絡を受けてやってきた韓国カジョクも到着して、アパートの部屋の中へ入って行きました。『永年ヨンジュンシを応援してきたカジョクは中に入っても良いんだな~』と思いました。

マネージャーさんが現れて、「これから、ヨンジュンさんは食事をしてから、皆さんにご挨拶にいらっしゃいます。静かにお待ち下さい。」と言いました。

マネージャーさんに黄色い巾着袋に入った手紙とプレゼントを渡すと、

「僕にですか?嬉しいなぁ!」とおどけています。

「アニエヨ!アニエヨ!(違います)」と必死に慌てると、

「判ってマスヨ!ヨンジュンさんに渡して来ます。」と巾着の紐をクルクル回しながら、メイクバスの方に陽気に歩いていきました。

ジノ監督は外へ、食事に行ったようでしたが、ヨンジュンシは出前をとったようでした。

暫くしてマネージャーさんが楽しそうに戻ってきて、
「今手紙読んでいますよ!」とジェスチャーで教えてくれました。

タクシーのアジョシに「ご飯を食べに行って来てください!」と片言の韓国語で言いましたが、
「ケンチャナヨ!ケンチャナヨ!(大丈夫)ヨン様もうすぐ出てきますから、早く行きなさい。」と彼は車の中のテレビで野球中継を見ていました。

どの位そこに立っていたのでしょうか?
後で計算してみると5~6時間だったようです。

いつの間にかすっかりと日が暮れていましたが、寒いとも、お腹がすいたとも、トイレに行きたいとも何も感じず、ただただヨンジュンシが現れるのを待ち続けました。

メイクボックスから人影が近付いてきます。辺りは真っ暗なのに、ぼんやりとヨンジュンシがオーラーを放って、ピサーラーお届けのCMのようにスーッと近付いてきました。

それまで、見えていたマネージャーさんやスッタフたちが文字文字君のように真っ黒でシルエットしか見えなくなってしまいました。

その時 隣に立っていた初老の女性が片言の日本語で、
「押されても、絶対しゃがんだりしないでね、あなた達も転んで怪我をするし、ヨンジュンさんも怪我したら、大変だからね。」と言ってくれました。

私達は最前列に並んでいたので、後から背中を押されたり、叩かれたり、髪を引っ張られたりしていましたが、ヨンジュンシ以外のものは 何もかも夢の中の出来事のようで、何とも感じませんでした。

インスの衣装を着たヨンジュンシは、恥ずかしそうにはにかんだ笑顔で目の前に立っています。

ニコニコ微笑んでいるいつものヨンジュンシとは全く別人のようで、
『インスなんだな。』と思いました。

チングが絵本やCDを渡そうとしましたが、ヨンジュンシが首を振ったので、チングはマネージャーさんに渡すと、
ヨンジュンシはマネージャーさんから受け取り、街灯の灯りにかざして、絵本を1頁づつめくって見てくれました。

「カムサハムニダ」と何度も何度も綺麗にお辞儀をして、
ヨンジュンシはアパートの中に入っていきました。

マネージャーさんが「これからも遅くまで、撮影が続きますので、皆様どうぞお気を付けて、お帰り下さい。」と言われたので、
あっという間に誰も居なくなり、私達もタクシーでホテルに向かいました。

その後、ホテルに着いて、タクシーのアジョシに
「明日は何時にお迎えに来ますか?」と聞かれましたが、
二日も続けて撮影現場に行くのは、いけないことなのかもしれないと思ったので、予定どうりに、サムチョクに観光に行こうと思うと伝えました。

最後に 感動で魂の抜けた状態の私たちを、タクシーの運転手さんが、娘のように抱きしめてくれました。


2007/03/27 16:43
テーマ:旅行 カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

サラハヌン ナラ


私が年に2回韓国に行くようになったのは、Joonに恋してしまったからです。

「冬のソナタ」で、雪を見上げるミニョンさんの心がとろける笑顔を見たときは今までに感じたことのない衝撃を受けました。

ネット配信の「愛の群像」で、ジェホがユン・ソナちゃんが演じる女性がコンパクト越しにチラリと見た時のしてやったり顏のニヒルな笑い。

とても同じ俳優さんが演じているとは思えなくて、とても素敵で、すっかり魅了されてしまいました。

それまで、地理と歴史に激しく疎かった私が、韓国語を勉強して、5度も韓国に旅行にいくことになるなんて、夢に思いませんでした。

韓国の方達は本当に親切です。

地図を広げていたり、道に迷ったり、何かに困っていると、すぐに誰かが
「ケンチャナヨ?(大丈夫ですか?)」と救いの手を差し伸べて下さいます。

高速バスに乗り遅れそうになって困っていると、知らないアジュマ(おばさん)が手を引っ張って全速力で走ってくれた事もあります。

「ウリ ナラエ ワジョソカムサハムニダ!(我が国に来て下さって、ありがとう)」と見知らぬ日本人観光客の私にご馳走してくれたりもします。

「ペ・ヨンジュンシ ボゴシップタ!(逢いたいな)」と言うと、
「是非逢っていきなさい。」とJoonのいる場所を教えてくれたり、連れて行ってくれました。

その親切な方達は、
「一緒にヨンジュンシに逢いに行きませんか?」と聞くと殆どの場合、
「僕はヨンジュンシによく似てると言われるんで、間違えられるといけないから・・・」とか、
「ウチの息子の方が何倍もいい男だから」とかありえない理由を言って笑顔で送り出してくれました。

幸運なことに、私は2005年3月と2006年11月と2007年3月にJoonに逢えるという幸運に恵まれました。いつまでも忘れたくはない大切な思い出話を忘れてしまわないために、ここに綴りたいと思います。


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