羽田空港のロン毛王子
先週月曜日にソウルで、一日違いで、ロン毛王子に逢えなくて、帰ってきましたが、今日なんと(@_@;)羽田空港でロン毛王子を見送ってしまいました!
8日は何だか旅の疲れが出て、早めに爆睡してしまったのですが、9日から新学期だったので、5時起きして、子供たちを送り出した後に、携帯のメールに王子が日本に極秘来日したという内容もメールが大量に入っていたので、(@_@;)しました。
8日は白金近辺のレストランにに6時間ほど来たらしいとのことだったので、六本木方面に新しくオープンしたばかりのホテルの45階で、オンニとランチしてから、テ○ビ朝日に行きました。
受付の前には、セットのフロントカウンターが置いてあって、アヤちゃんのでっかいポスターが3枚貼ってありました。でもロン毛ドンヒョクはどこにもありませんでした。ガッカリ・・・
「【ホテリアー】の番線用のチラシかポスター下さいな!」と受付嬢にお願いしてみましたが、「駄目です!」と断られてしまいました。(T_T)遅番のスクラッチ嬢と駄目ですの断り方がそっくりでした。縁があるのかな?
残り香フェチの私は 8日に王子が現れたと噂されていた、羽田空港国際線へとあてもなく電車に乗って、行きました。
すると、カジョクらしき瞳をした乙女が、20名ほどいるではありませんか!?
プレスやテレビ局に人達も来ていました。
搭乗待合室のベンチには5時を過ぎるとカジョクの数がドンドンと増えていきました。
本来そこの席はこれから飛行機に乗る旅行者の方達の席だったので、いつ警備員さんに追い出されるかなァ?と思っていましたが、何度か見回りに来ましたが、何も言われませんでした。
警備の方がポールを持って現れました。
一列に並んだ方が、いいのかなぁ?と思いましたが、警備員さんが、
「皆さん、もとの位置に戻って下さい。」と言われたので、シートに戻ろうとすると、私の荷物は床に落とされて、知らない人が座っていました。
「あの~~~。」と小心者の私は恐々声を掛けましたが、
「席を離れるあんたが悪い!」と言われましたが、ガンとして彼女は動こうとしませんでしたが、それまで隣や前や後の席で、ヨンバナで一緒に盛り上がっていたその日初めて会ったオンニたちが説得してくれていましたが、彼女には聞こえないようでした。
警備員さんが、また前に立って、何かを説明始めたので、そちらを見ていて、振り返るとアレ?また席が空いています。
隣の席の説得してくれていたオンニに「良かったわネェ~。」と言われて、またその席に座ることが、できました。
私は便箋にサインペンで、一文字づつ、배용준냠 파이팅!!(ペ・ヨンジュン ファイティン)と書いて隣近所にいるカジョクの皆さんと横一列に一枚づつ胸の前に持ちました。
私はいつも旅行に行く時、筆記用具とお手紙セットと電子辞書を持って行くのですが、先週ソウルに行った時のままバックに入っていたからです。
警備員さんが、「皆さん!静かにお見送りをして下さいね。席を立ったり押したり、写真を撮ったりしなければ、ヨンジュンさんはここをゆっくり歩いてくれますよ~。」と笑顔で、言ってくれたので、持っていたカメラをポケットの中にしまいました。
ベンチに座ったまま王子の登場を待っていると、窓ぎわに待期していたカジョクの方が、
「今車から、降りたよ~!」と教えてくれたので、
『うわ~~~本当に!オットケ~~~!!!』信じられない!気持ちでしたが、入口付近で、歓声が、あがり歓声がドンドン近付いてきました。バクバクです。
黒のハンチングにサングラス、フードのある黒いジャケットにジーンズ姿でショルダーバックを持ったロン毛王子が、ゴージャスなオーラを放ちながら、颯爽と現れて、にこやかに手を振ってくれくれました。
メッセージも見てくれたような気がします。
猫背の孫社長が、手を振る王子に被ります。ううう・・・
彼の居る場所だけが、空気が違って見えました。
王子が歩いた空間は 天の川のようにキラキラと輝いていました。
何だか夢の中の出来事のようで、細かい事をはっきりとは憶えていません。
搭乗口まで、孫社長が、一緒に歩いて、また搭乗カウンターの方へと折り返して歩いて行きました。
暴走するカジョクがいなくて、誰も走らずに定位置を離れずに見送れたことが、何よりも嬉しかったです。
王子が、扉の向こうに消えていくと拍手があがり、涙を流しているカジョクの方達もいました。
警備員さんも無事にお見送りが終わったことで、安堵の表情を見せ、カジョクを暖かい眼差しで見詰め頷きながら、出口に向うカジョクを見送ってくれました。
外に出て、小振りの雨の中折畳み傘をさして、飛び立つ飛行機を見送って、手が千切れるほど振りました。
お~~~~じ~~~~!又来てね~~~~!!
家に帰って勇熊に
「アポジに逢ってきましたよ!」と報告すると、
「オンマ!僕もアッパーに逢いたかったなぁ」と言いたげでした。
JoonBearが当たりました!
今週 L社のキャンペーン旅行で、明洞のLホテルに娘たちと泊まってきました。
Joonが「キダリケヨ!(待ってるよ)」とCMで言ってくれたからです。
でも、『もし。その頃ホテリアーの撮影がその時期にあったら、近所(地域限定)でも評判の彩ちゃん似の長女を、彩ちゃんと取り替えて、ロン毛ドンヒョクと共演させてしまおう!!!』などと罰当たりな事を、考えて、試しに
「テ○朝でエキストラ募集してるから登録してみない?」と聞いてみましたが・・・
「え~~めんどいから嫌だぁ」とムゲに断られてしまいました。
すると 出発前日にソ ウルにいる旅行好きのチングから、
『今、Lホテルで撮影やってるよ~!』のメールが来ました。
『明日そこに泊まるのだけど・・・明日もあるのかな?』
『撮影はあるみたいだけれど、Joonは出ないみたいよ~。今日来れないの?』
娘たちと一緒なので、行ける訳ありません。しかもキャンペーンの旅行だし・・・
ジタバタしてもどうしようもありません。仕方が無いので、お花見に行きました。
「左手で落ちてきた花びらを掴むと、幸せが掴めるんだって・・・」と娘に教えてもらい、無気になってようやく一枚掴むことができました。
「やったね!ママ!きっとヨン様に会えるね!」その言葉と花びらだけにすがって、逸る心をなんとか抑えて、娘たちとソウルのLホテルに向いました。
『ヨンジュンシー キダリケヨ~!!!』
ロビーに着くと、撮影らしい気配は微塵もありませんでした。ガーン(@_@;)
罰当たりな野望を抱く私の事を Joonは待っていてはくれませんでした。(当たり前だし・・・)
フロントのホテリアーに
「昨日ヨンジュンシの撮影がここで、あったんですよね?」と聞くと・・・
「エエ!有りましたよ!ヨンジュンさんをご覧になれましたか?」
「いえ。今着いたばっかりで・・・」
「そうでしたか。今日はHホテルで、撮影があるようですが、ヨンジュンさんは出られないようですよ。あちらとそちらと3×××号室で昨日撮影があったのですが、日本のテレビ局の方達のガードが非常に厳しくてですね・・・ヨンジュンさんは従業員通路を使って移動なさいましたので、お姿をご覧になれた方は殆どいらっしゃらなかったみたいですね。いつも免税店の撮影の時とかは正面からお入りになるんですけどね。・・・・」と嬉しそうにニコニコと お話しを聞かせて下さいました。
「あ・明日とかは撮影は無いのですか?」
「ええ。今日の撮影が終わったら、スタッフの皆様もこちらにお泊りですが、日本にお帰りになられるようですよ。撮影関係のことは私に連絡が入る事になっているのですが、当分その予定はございません。それにしてもヨンジュンさんは本当にいつも礼儀正しくて、素敵な方ですよね。男の私から見ても惚れ惚れします。・・・」
「ね~。ヨンバナはソレくらいにして~~お腹空いたよ~~。」と娘たちからのブーイングを浴びつつも、激しく落胆している私を見て、ホテリアーはJoonのミカン色のネクタイのポスターと 表紙がJoonがお花を持っている写真の地図と 期限切れのスクラッチの交換券を下さいました。
「ヨンジュンシはどこから出て、どの出口から帰られたのですか?」と聞いて、ヨンジュンシが18時間前に乗ったエスカレーターを教えて貰いました。
ロン毛ドンヒョクにふさわしいゴージャスなエレベーターの前には金のモールが置いてあって一般人は使用できないようになっていました。
『ううう。。。(T_T)Joonの吐いた二酸化炭素がまだ漂っているかも・・・・』と過呼吸で倒れそうに成るほど息を吸い込みました。
「あ!今ヨン様の香りがした~~~~!」
「気のせい。気のせい。早く!ヨン様のレストランに行くんでしょ!」と娘たちに、引き摺られてタクシーに乗り込みました。(T_T)
さて、翌朝 免税店で、買い物をして、恐る恐るホテリアーに頂いたスクラッチの交換券をスクラッチ会場に持っていくと、女神のように優しいスクラッチ嬢が
「はいどーそ!」とスクラッチの抽選箱を差し出してくれました。
「え?いいの?」とスクラッチを削ると【シ】と【ン】と【ー】の文字が見えて
「え?シャンプー?かな?」と目の悪い私が首をかしげていると・・・女神のようなスクラッチ嬢が
「おめでとうございます!ジュンベアーが当たりました!」と大きなダンボールの箱を差し出すではありませんかぁ・・・(@_@;)
ところで、スクラッチ嬢はもう一人います。
情け容赦のない彼女の噂は聞いてはおりましたが、規則を何が何でもキッチリと守らなくては気が済まない方のようで、彼女には泣き落としもオネダリもガイドさんのとりなしも一切ききません。
交換券が何枚あっても、お一人様一回限り、期限切れなんて言葉は彼女の辞書には無いみたいです。
彼女は大抵遅番なので、彼女に当たってしまったら、翌日時間帯を変えて行ってみて下さい。
女神のようなスクラッチ嬢が有効期限が3/31までの交換券でも微笑んで、抽選箱を差し出してくれることでしょう。
でも景品がいつまであるのかは不明ですが・・・ベアはあと10個は積んであったような気がします。
娘達はナムドンセン(弟)が出来たと大喜びでした。
「ナヌン ヌナエヨ!(私がおネーちゃんダヨ!)」
明洞や東大門のショッピングに次女が抱いて一緒にショッピングに出かけました。
するとコスメショップのアガシや、アクセサリーショップのアジュマ達が、ベアを見ると
「可愛い!可愛い!」と言って人だかりが出来るほど大人気でした。
そうでしょう!そうでしょう!眉がアポジのJoonにそっくりで、色白の処は私にそっくりです。
可愛い可愛いアドル(息子)を授けて下さって ヨンジュンシ チンシムロ カムサハムニダ!
タルドゥル(娘達)と大事に大事に育てます。韓国最高!!
インスのアパートで
2005年3月28日月曜日に 私はソウルのインスのアパートの前でインス姿のヨンジュンシに会いました。
この日のコトは2年経った今でも,昨日のことのように覚えています。
この日の朝成田エクスプレスの中で、チングが一枚のプリントアウトしてきたスーパーマーケットの写真を見せてくれました。
「ここで、一昨日撮影があったらしいよ!」
「ええええええ~そうなの~(@_@;)何処なんだろうね。行ってみたいね。」
まるっきり手がかりはありませんでしたが、ソウルのホテルのベルボーイに見せて
「ここって何処だかわかりますか?」と聞きました。
彼はその写真を見ると、すぐにどこかに電話をかけて、住所を聞き出しタクシーを手配してくれました。
スーパーの看板に小さく電話番号が,書いてあるのを見逃さなかったのです。
ホテルから30分程行ったところで、タクシーは団地の中をグルグルと回っていると、紛れもない写真どおりのスーパーマーケットの前に着きました。
店内に入って ドリンクのクーラーボックスを見上げると、ヨンジュンシの写真が貼ってありました。
食い入るように写真を見ている私たちにスーパーの店主のアジョッシが
「クジョッケ クジョッケ(一昨日)ここで、よん様の撮影があったんだよ!今日はいないよ惜しかったね~。」と教えてくれました。
そこで、お菓子や飲み物を買って、お店の周りを散歩することにしました。
その日は団地の敷地でマーケットが行われていました。
「イルボン サラン?(日本人?)ヨン様!ヨン様!!」とキムチ売りの青年が話しかけてきます。
「ネ~。ペ・ヨンジュンシ ボゴシップタ!(はい!ペ・ヨンジュンシに逢いたいです)」
するとキムチ売りの青年は「是非ともヨン様に会っていきなさい。」としきりに言ってくれているようです。
あちらこちらに電話をかけて何かを聞いています。でも電話を切ると両手を広げでお手上げポーズです。
その時 自転車で通りがかった若い女性を呼びとめ、私たちを指差しなにやら相談しているようです。
彼女は韓国語で何かを私たちに伝えようとしてくれましたが、さっぱり判りませんでした。
すると彼女は電話で日本人の妊婦さんを電話で呼び出してくれました。
妊婦さんは「昨夜も遅くまで、あそこのアパートで撮影があったけれど、今日もあるかもしれませんね。」
と言っているのだと通訳してくれました。
「一緒に見に行きませんか?」と誘ってみましたが、
夕飯の支度があるからと 自転車の彼女と妊婦さんは「会えるといいですね。」と笑顔で去っていきました。
キムチ屋青年が[食べろ!食べろ!]とキムチを口に突っ込んでくれました。
アパートの前には な・な・なんと!ロケバスが止まっていて機材を運び込んでいるでゃありませんか!!
スッタフの青年に「ペ・ヨンジュンシ イッスムニカ?(ヨンジュンさんいるのですか?)」と聞くと
「はい。います。写真を撮ったり。騒いだり、ヨンジュンシに触ったりしないで下さいね。ところで何故ここが判ったのですか?直前にならないと僕達だって現場を知らされないのに」と日本語で言われました。
何で そこまでこれたのか?私達にも何がなんだか判らない状態でしたので、
どう説明していいのかと、首を捻ってしまいました。
するとアパートの中から水筒を持った女性が現れて、
「私はこのアパートの大家さんだよ!私がヨン様をヨンで来るからここで、待ってなさい。(スッタフに向って)あんた達!日本から来た人に失礼なこと言うんじゃないよ!」という様なことをおそらく言ってくれているようでした。
「ええええええ!チョンマリア~?(本当に?)」
「チョンマリエヨ!まあ飲みなさい!」と大家さんは、テイス○スカフェをご馳走してくれました。
スッタフが立ち入り禁止のテープを貼って「ココから出ないで下さいよ~」と言いました。アパートの住人の方達が、少しづつ集まってきました。
荷物をのせたまま、タクシーのアジョッシを1時間以上待たせていることに気付いて、電話をかけてみましたが、繋がったのはタクシー会社の本部のようでした。
日本語と英語で タクシーの場所を移動してもらうように頼んでみましたが、
「明日の朝何時にお迎えにあがればよろしいですか?」としか繰り返さないので
『駄目だこりゃ!』と思いました。
いつなんどき、ヨンジュンシが出てきてくれるのかが判らないので、誰もその場を離れたくはありませんでした。
一人のチングが、「私呼んで来る!」とアジョシを呼びに行って来てくれました。
アパートの住人の子供たちが、日本人を見るのが珍しかったみたいで、
「コンニチハ!コンニチハ!」と日本語で話しかけてくれたり、お菓子や暖かいお茶をご馳走してくれました。
しばらく スタッフの若い青年やマネージャーさんと判らないなりに話したり、アパートの住人の方達との会話に耳をすませて、
自分達が今どうゆう状況なのかを把握しようとしましたが、頭の中が真っ白で考えがまとまりませんでした。
連絡を受けてやってきた韓国カジョクも到着して、アパートの部屋の中へ入って行きました。『永年ヨンジュンシを応援してきたカジョクは中に入っても良いんだな~』と思いました。
マネージャーさんが現れて、「これから、ヨンジュンさんは食事をしてから、皆さんにご挨拶にいらっしゃいます。静かにお待ち下さい。」と言いました。
マネージャーさんに黄色い巾着袋に入った手紙とプレゼントを渡すと、
「僕にですか?嬉しいなぁ!」とおどけています。
「アニエヨ!アニエヨ!(違います)」と必死に慌てると、
「判ってマスヨ!ヨンジュンさんに渡して来ます。」と巾着の紐をクルクル回しながら、メイクバスの方に陽気に歩いていきました。
ジノ監督は外へ、食事に行ったようでしたが、ヨンジュンシは出前をとったようでした。
暫くしてマネージャーさんが楽しそうに戻ってきて、
「今手紙読んでいますよ!」とジェスチャーで教えてくれました。
タクシーのアジョシに「ご飯を食べに行って来てください!」と片言の韓国語で言いましたが、
「ケンチャナヨ!ケンチャナヨ!(大丈夫)ヨン様もうすぐ出てきますから、早く行きなさい。」と彼は車の中のテレビで野球中継を見ていました。
どの位そこに立っていたのでしょうか?
後で計算してみると5~6時間だったようです。
いつの間にかすっかりと日が暮れていましたが、寒いとも、お腹がすいたとも、トイレに行きたいとも何も感じず、ただただヨンジュンシが現れるのを待ち続けました。
メイクボックスから人影が近付いてきます。辺りは真っ暗なのに、ぼんやりとヨンジュンシがオーラーを放って、ピサーラーお届けのCMのようにスーッと近付いてきました。
それまで、見えていたマネージャーさんやスッタフたちが文字文字君のように真っ黒でシルエットしか見えなくなってしまいました。
その時 隣に立っていた初老の女性が片言の日本語で、
「押されても、絶対しゃがんだりしないでね、あなた達も転んで怪我をするし、ヨンジュンさんも怪我したら、大変だからね。」と言ってくれました。
私達は最前列に並んでいたので、後から背中を押されたり、叩かれたり、髪を引っ張られたりしていましたが、ヨンジュンシ以外のものは 何もかも夢の中の出来事のようで、何とも感じませんでした。
インスの衣装を着たヨンジュンシは、恥ずかしそうにはにかんだ笑顔で目の前に立っています。
ニコニコ微笑んでいるいつものヨンジュンシとは全く別人のようで、
『インスなんだな。』と思いました。
チングが絵本やCDを渡そうとしましたが、ヨンジュンシが首を振ったので、チングはマネージャーさんに渡すと、
ヨンジュンシはマネージャーさんから受け取り、街灯の灯りにかざして、絵本を1頁づつめくって見てくれました。
「カムサハムニダ」と何度も何度も綺麗にお辞儀をして、
ヨンジュンシはアパートの中に入っていきました。
マネージャーさんが「これからも遅くまで、撮影が続きますので、皆様どうぞお気を付けて、お帰り下さい。」と言われたので、
あっという間に誰も居なくなり、私達もタクシーでホテルに向かいました。
その後、ホテルに着いて、タクシーのアジョシに
「明日は何時にお迎えに来ますか?」と聞かれましたが、
二日も続けて撮影現場に行くのは、いけないことなのかもしれないと思ったので、予定どうりに、サムチョクに観光に行こうと思うと伝えました。
最後に 感動で魂の抜けた状態の私たちを、タクシーの運転手さんが、娘のように抱きしめてくれました。
サラハヌン ナラ
私が年に2回韓国に行くようになったのは、Joonに恋してしまったからです。
「冬のソナタ」で、雪を見上げるミニョンさんの心がとろける笑顔を見たときは今までに感じたことのない衝撃を受けました。
ネット配信の「愛の群像」で、ジェホがユン・ソナちゃんが演じる女性がコンパクト越しにチラリと見た時のしてやったり顏のニヒルな笑い。
とても同じ俳優さんが演じているとは思えなくて、とても素敵で、すっかり魅了されてしまいました。
それまで、地理と歴史に激しく疎かった私が、韓国語を勉強して、5度も韓国に旅行にいくことになるなんて、夢に思いませんでした。
韓国の方達は本当に親切です。
地図を広げていたり、道に迷ったり、何かに困っていると、すぐに誰かが
「ケンチャナヨ?(大丈夫ですか?)」と救いの手を差し伸べて下さいます。
高速バスに乗り遅れそうになって困っていると、知らないアジュマ(おばさん)が手を引っ張って全速力で走ってくれた事もあります。
「ウリ ナラエ ワジョソカムサハムニダ!(我が国に来て下さって、ありがとう)」と見知らぬ日本人観光客の私にご馳走してくれたりもします。
「ペ・ヨンジュンシ ボゴシップタ!(逢いたいな)」と言うと、
「是非逢っていきなさい。」とJoonのいる場所を教えてくれたり、連れて行ってくれました。
その親切な方達は、
「一緒にヨンジュンシに逢いに行きませんか?」と聞くと殆どの場合、
「僕はヨンジュンシによく似てると言われるんで、間違えられるといけないから・・・」とか、
「ウチの息子の方が何倍もいい男だから」とかありえない理由を言って笑顔で送り出してくれました。
幸運なことに、私は2005年3月と2006年11月と2007年3月にJoonに逢えるという幸運に恵まれました。いつまでも忘れたくはない大切な思い出話を忘れてしまわないために、ここに綴りたいと思います。
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