2007-10-14 22:43:03.0
テーマ:ひとりごと カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

タムドク、王の星を持つ者

Photo

タムドク様、
9話、拝見させていただきました。

わたくし、
何と申し上げていいかわかりません。
ひとことでは言い表せそうにない、
不可思議な気持ちでございました。


 ***********


小さな画面にあらわれた、
馬を駆けさせる精悍な鎧姿。
なびく赤い旗。
馬のいななき。
兵士たちの雄たけびの声。

切れ長の澄んだ目。
はらりと額にかかる前髪。
秀でた眉。
口元にかすかに浮かぶ笑み。
広い肩。
厚い胸。

宮中にあるときは、
すぐれた資質も激しい思いも奥深くとじこめ、
ひとり耐えて、何も語らず・・。
うつむいた孤独な横顔、
蝋燭の明かりほのかにかすかに揺れ、
黒々と陰を作る。

私は知っている。
あなたは、
確かに、王の星を持って生まれた方。

ひとたび城壁を飛び越えれば、
行き交う人々に親しくまじわり、
着飾った女たちをからかう。
酔いにまかせて吹く、澄んだ笛の音。
まなざしははるか遠くに、何を見つめている?

そう、まさに、
あなたは、
王の星を持って生まれた方。

けれども、いまだ、
王の道のけわしさを、
知らなかった方。


 ***********


9話、転換のとき。

危機に瀕したあなたは、若者たち数人を引き連れて、
援軍を求めて城にやってこられた。
城壁の上には、火矢で武装した兵士たち、
背後のうっそうとした林には、
ヨン・ホゲ率いる覆面軍団がうごめいている。
 まさに挟み撃ちになりそうな、そんな危険な状況。

そして、タムドク様、
案の定、あなたは格好の標的となってしまわれた。
覆面軍団からがんがんと矢を射かけられ、
付き従う者たちはいとも簡単に倒されてしまった、
彼らの太子を守るために。

傷ついた仲間たちを助け起こしながら、
あなたは、
ああ・・、と、
そんな表情をされましたね。
それから、やおら、立ち上がり、
自分ひとりを殺せとばかりに
敵に向かって行かれた・・。

まさに正義感あふれる、勇気ある姿。
画面いっぱいに広がるすがすがしさ。

タムドク様、
そんなところ、大好きです。

でも、
わたくしは、大きな声で叫んでしまったのです。
何と、安易な!
おやめなさい!と。

結局、数人の若者が命を落としてしまいましたね、
彼らの太子を守ろうと・・。

そして、父王までも!
そう、
ただの父親の愛からというだけでなく、
星を持って生まれた息子を守るために!
息子の愛する人さえ、過酷な運命に巻き込んで・・・。


 ************


正義と勇気だけでは、人を守ることはできない、
王たる者は、何より自分自身の命の価値を知れ、
ひとつ間違えば、つき従う者たちが命を落とすこともある・・。

自らの命の重さ、
生きることの、
生きてあり続けることの価値、
それが、ひいては付き従う者たちを守ることになる・・、
そんなことを、あなたは思い知らされたことでしょう。
そう、文字通り、
身を切るような痛みとともに!

四神のひとつ玄武の目覚めも、
最後に見せた涙も、
そんな痛みの、当然の結末だったのだと。

9話。
まさに、分岐点。
タムドク様、
ここから、
あなたの高句麗王への道が始まるのですね。
ただのひとりのやさしい若者から、
王の星の元に生まれた者としての・・・。

愛と憎しみ。
別れと葛藤。
様々なものがないまぜになって、
あなたを『王』の座へと導いていくのでしょう。

その道程の険しさ、
流れる血の色のあざやかさ、

涙の深さ、
苦悩の重さ。
わたくしは、そのひとつひとつに
しっかり目をあてていこうと思います。


    ************


『スペシャル』で放送された中に、出陣前の兵士たちを前に、タムドクが檄をとばしているシーンがあったのを覚えていますか?

あのとき、彼は、居並ぶ兵士たちを前にこんな言葉を口にしていました。

「王として命じる、
誰も死んではならない!」

ひとりひとりを見据えたまなざしの強さ。
かけられた言葉の力。
まさに、王たる者でした。

それは、これまで目にしてきた愛すべき太子タムドクとは、
ちょっと違うように思えたのです。

 



[コメント]

1.Re:タムドク、王の星を持つ者

2007-10-15 00:00:50.0 runri

天の青さま、こんばんは~(^0^)/ 9話見入ってしまいましたね。太子タムドク転換の時、まさしくその通りでした~ボォ~(  ̄‐ ̄)゚*。゚ いつもに無く男らしい太い声、美しい苦痛の顔、次々亡くなる者への悲しい顔、様々な表情が木曜日からぐるぐる頭をよぎっています。長い予告の内容の深かったこと。今週も水・木に合わせて仕事片付けたいと思います。何だかくたくたのような、メリハリのあるようないつもに無い過ごし方を続けております。


2.Re:タムドク、王の星を持つ者

2007-10-18 00:22:04.0 天の青

今頃になって、ごめんなさい、runriさん。そして、ありがとう。今、10話終わりました。タムドク、またひとつ上のステップにあがったかなと思いましたが、どうですか?何話だったか、ホゲがタムドクに、「生まれときから王子のあなたとは違って、私は自分で自分の力を証明して見せないといけない」なんていっていたけど、それはタムドクのほうに当てはまることでしたね。そうやって、苦しみながら、正真正銘のチュシンの大王になっていくのね。


3.Re:タムドク、王の星を持つ者

2007-10-18 12:59:42.0 runri

天の青さま、会社からこんにちは~(^0^)/ レスありがとうございます。待ってました~(*--)/ 天の青さまの「タムドク、またひとつ上のステップにあがったかな」(*´艸`)  そうですね、、それぞれの環境や本人の個性など色々ありますが、9話の予告で坦々と風を切り横切るタムドクと 無心に手を伸ばしてしまうキハの手を見たとき タムドクは着実に大王になっていく。。。と感じました。 愛が一番人に影響を与えているのですね♡ ♡ ♡   今日も楽しみですね(m^▽^m)


4.Re:タムドク、王の星を持つ者

2007-10-18 14:17:40.0 runri

天の青さま、runri勝手にタムドク切手作ったんです♡  ちょっとお気に入りなんです(*--) ノーコメントで構いませんから、見て頂けると嬉しいで~す(*vv)↑(貼り付けました♪)


5.Re:タムドク、王の星を持つ者

2007-10-18 19:48:30.0 天の青

runriさん、こんばんは。見てきました。タムドクの切手?素敵ですね。本当にこんなのがあったら、お手紙出すのが楽しくなるのにね。早速プリントアウトしました。


6.Re:タムドク、王の星を持つ者

2007-10-20 08:16:57.0 やしち

無邪気なタムドクが、自分の運命を背負って大人になっていく姿。 王になるには、優しすぎる彼の悲痛な想いが、何ともいえませんでした。 でも彼は、運命の王。 思いやり溢れる姿で、王になっていくのでしょう。 そこまで成長するタムドクの心の葛藤に私達は何度も感動する事になるんでしょうね。 青様、私達の想像を超えたタムドク、また青様の言葉で書いてくださいね。 ここにアップがあると読むのが楽しみです。


7.Re:タムドク、王の星を持つ者

2007-10-20 22:48:11.0 天の青

やしちさん、ありがとうございます。タムドクは、いろいろな意味で、それまでの王様の枠を超えていたのでしょう。それが、彼を取り巻く人々をひきつけたのですし、彼を大王に押し上げたのでしょうね。毎週小さなパソコンの画面で目にするタムドクの姿に、ただただどきどきするばかりで、消化不良気味な私です。言葉も浮かばない感じ。で、あちこち、創作も含めてアップができない感じです。でも、これからはここだけは、よろよろしながらも、書いていきたいと思います。よろしくね。


 
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