2007-12-08 13:06:23.0
テーマ:創作+ひとりごと カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

24話の後に~戦いすんで(その1)


☆最終話を見て、どうしてこんなに胸が痛むのか、そのわけを考えてみました。
それをこんな感じにまとめてみました。
いつもの『ないしょ話』とは違いますが・・。


【フッケについて】

名もなき兵士の刃の冷たさ。
失われてゆく意識の中で、『ペーハー・・・』と声なき声をあげた。
その目に映ったのは、雄々しく戦うチュシンの王の姿。
もう一度、ペーハー・・、と呼びかけ、何ごとかひとこと、ふたこと・・。

彼が最後に仕え、愛した若い王。
思い描いてきた伝説のチュシンの王そのままに、力強く戦う姿形を目に焼きつけながら、
フッケはゆっくりと目を閉じた。
真っ赤に染まった顔いっぱいに、笑いが浮かんでいた。


【コ将軍について】

タムドクはゆっくりと兜を取った。
視線の先には、倒れている将軍の姿。
駆け寄ってその腕に抱けば、老いた忠臣は何ごとかか細い声で訴えるように・・。
それから、ペーハー・・、と。

幼いころから気がつけば側にいた。
孤独な王子に武芸を仕込み、時には身を挺してかばい、
時には涙ながらに諌め、
陰に日向に若い王をささえつづけた将軍。
長い髪には白いものが入り混じり、
やせた身体は小さく感じられて・・。
やがてそれが冷たくなってゆくのを、その重さを、
タムドクはその腕に感じていた。

なぜだ?!

 

【宿敵ヨン・ホゲについて】

ゆっくり顔を上げれば、そこに宿敵の騎馬姿があった。
愛する者を斃した男もまた、彼が幼いころには友と呼んだ者。
なぜだ?!
かなしい目で見返せば、
相手ははげしい顔で襲いかかってくる。

ホゲ!

宿敵を槍ごとつかんでひきずりおろせば、
相手はあっけなく地上に落ちた。
立ち上がりこちらを見たその目は、思いのほかおだやかで・・。

そう、思いのほか!

こうするしかないのか!
渾身の力を込めて槍を投げれば、いともたやすく宿敵は倒れた。
まるで、それを待っていたかのように!

こうするしかないのか!

はげしい戦の場。

一瞬のきらめきの中で失われてゆく命の数々。

チュシンの王とは、なんだ?
チュシンの王の統べる世界とは、いったいなんなのだ?!

 



[コメント]

1.Re:24話の後に~戦いすんで(その1)

2007-12-08 21:41:02.0 yonyon50

こんばんは、予想した通り切ない最後でした。あらゆる事がその瞳に空しく写っていた。なんの為の戦いなのか?真のチュシンの王とは一体?ホゲ軍も高句麗の民だ、その人達を殺してまで戦う意味がどこにあるのか?相手は幼馴染・・・ コ将軍を抱いているタムドクは幼かったときの様な目で、慈しむように、父とも兄とも思ってきたであろうその人を失うとする瞬間、本当に哀しそうでした。 色々物議をかもし出して、編集しなおして!とまで言われた最終回。しかしこれでよかったのだと思う。どんな風に終わっても言いたい人は言うでしょうし・・・あのボロボロになった姿をみたら何もいえません。ただ感謝するだけです。よく戦ってくれました。永い永い準備期間、トラブルに見舞われた撮影、でも素晴らしい作品を私たちに届けてくれました。これ以上のことがありますでしょうか?早い怪我の回復を祈るだけです。


2.Re:24話の後に~戦いすんで(その1)

2007-12-08 23:18:04.0 runri

天の青さま、こんばんは~(^0^)/ 天の青さまの今日の解説、頷くばかりです(ฺ-ω-)ゥンゥン 最終話はいろいろ論議を呼んでいるようですが、runriは大満足でした。 人の尊さがわかっているからこそ 神物を争って取ったり 戦いの連続で大切な人を次々失ったり 身を投じて後世に平穏な日々を残したかったんだと理解しました。 でも、それぞれの感性で意見があってもいいですよね♪ 天の青さまの創作話のタムドクが今も忘れられません。 背中を流している時の傷だらけの大きな背中、手をつないで歩いてくれる優しい愛、 どんなに疲れてても馬を走らせ帰ってきてくれる激しい愛 天の青さま違うENDで最終話を(屮゚Д゚)屮 カモーン


3.Re:24話の後に~戦いすんで(その1)

2007-12-09 00:09:31.0 天の青

yonyonさん、このドラマは、タムドクとヨンジュンさんとが一体になる戦いだったような気がします。そのための葛藤がありアクシデントあり、多数の出演者のケガがあった。大作であるだけに、それだけの代償が必要だったのかもしれません。それに体当たりで挑んだヨンジュンさんは、まさにプロ中のプロ、あらゆる意味で神がかりなタムドクという大王を見事に演じきりました。だから、というわけじゃありませんが、最終話が終わった今、やっぱりお疲れさまでしたと言いたいです。編集が必要だと言う方々の気持ちもわかるけど、テサギが何種類もできてしまうことには反対です。むしろ、ここにあるような忠臣たちとの心の交流も含めて、ヨンジュンさんがテサギの中に込めた意味について、ちゃんと考えたいと思います。


4.Re:24話の後に~戦いすんで(その1)

2007-12-09 00:16:14.0 天の青

runriさん、こんばんは。あなたもそう思われますか?これはこれで、ひとつの完結したすばらしい作品だと思います。彼が私たちに伝えたかったことがちゃんとわかるから。それで、ですね、このドラマの流れにそって、この続きを書いてみたいと思います。胸があまりに痛むので。もしかしたら、それを読んで不愉快になる方もいるかもしれないけど、私のために(ごめん)書かせてといいたいです。よかったら読みに来てね。それと、runriさん、私のタムトク、覚えてくださって、うれしかったです♪


5.Re:24話の後に~戦いすんで(その1)

2007-12-09 15:47:57.0 pocha♪

青さん、こんにちは!今日はお義父さんの命日・・筑波山に祭られてるお墓にお参りして、一時間ほど前に帰ってきました。青さんの、最終章の言葉ひとつひとつに頷きながら、今また涙が溢れてきそうです。何度でも頭を過ぎる感動の名場面・・最終章は、見る側に多くの思いを残してくれたと思います。王タムトクが、子供の頃から思い描いていた人の世・・。それぞれがきっと受け継ぐ心をもらったと、核心しています。タムトクは、本当にヨンジュンさんそのものだったと私も思っています。タムトクもヨンジュンさんも、自分の信念を貫き通す姿勢は完全に一致し、見るものすべての人達に感動を与えたと・・。そして、キハへの愛が貫かれたことも感動でした。そばにいれたなら、アリーナよりも心からの拍手を送ってあげたかったくらいに・・。明日は第2話放送ですが、なんだか心が追いつきません。。そんな中、青さん流の続編、楽しみに待っていますからね^^


6.Re:24話の後に~戦いすんで(その1)

2007-12-09 23:52:39.0 天の青

pochaさん、こんばんは。お義父さまのお墓にお参りしていらしたんですか。お天気が良くてよかったですね。タムトクが描いていた理想郷とは、あの戦乱の続く時代には少し早すぎたのかもしれませんね。だから、『後の世の人たちの手にゆだねたい』という言葉になったのでしょう。彼は、その道筋をつけたのだと思います。ただ、少し決断が早すぎたような気もします。理想郷への道筋を示したかもしれないけど、それを受け継ぐ人々は、指導者もなしに困難な道をあゆまなければならなかったはずだから。とはいえ、彼の後継である長寿王(タムドクとキハの子でしょうか)は、平和な大国を作ったとありますから、彼の選択は間違ってはいなかったということになります。ドラマの中でそのあたりにも触れているのかな?言葉がわからないだけに、まだわだかまりが少しのこります。早く、字幕版で最後まで見たいです。


7.Re:24話の後に~戦いすんで(その1)

2007-12-10 20:42:49.0 pocha♪

青さん、こんばんは!昨日はいいお天気で、ぽかぽか・・でした。ただかなり嫌なこともあって。。そんな気持ちを脱したくて、またお邪魔しました。まっ、ほとんど?自分の中で消化しつつありますが・・それじゃないと、身が持たない・・感じなものですから・・^^; タムトクの決断、青さんの言うように早かったのかもしれませんね。今、浮かんでくる言葉は『人間は過ちをおかすもの・・そして学んでいくもの・・』 タムトクの思いを悩みながらでも学びながら、人の為の世の中を築くことであって欲しいと願ってしまいますね。”長寿王は平和な大国を作った”教えていただけて、嬉しいです。これでまたホッとします。さぁ!今夜は第2話♪どんな言葉が聴けるでしょうね^^ホントは、一週間長すぎる。。って、ため息ついてる私なんです*^^*けどね・・。


8.Re:24話の後に~戦いすんで(その1)

2007-12-11 00:47:12.0 シャララ

天の青さん こんばんは。凄いラストでした。私には、全くかんがえもつかなかったです。衝撃でした。今まで、PCで見てきて、復習もいっぱいしたからなのかもしれませんが、韓国語がわからなくても、けっこう大丈夫だという変な自信もってしまってました。でも、ラストは やっぱり、タムドクの言葉がわからない自分が悔しかったですね。ええっ(@@) キハを選んだの?そんな感じに受け取ってしまい、、、 ほんとうに自分の理解力が悲しいです。 タムドクの言葉を聞いて、タムドクが流したなみだを私も流す事が出来たのです。 もっと、よくわかっているつもりでいましたが、ちっともわかっていなかったと思い知りました。 ↑ 泣かせるな~~。セリフもほとんどなくて、ナレーションも入らないけれど、本当に、皆さん素晴らしかったですね。緑のホゲも カッコよかった。どういってよいかわからないけど、最後の表情、凄かったです。まだ、ここには登場しないけれど、タムドクのあの見渡すお顔も! PCで見たとき、言葉がわからなくて、タムドクの選択を どう受け入れてよいかわからなかったので、この哀しい戦闘シーンのほうが 泣けてしまったくらいです。その2 待っています。


9.Re:24話の後に~戦いすんで(その1)

2007-12-12 00:23:20.0 天の青

ごめんなさい。お返事、明日します。


10.Re:24話の後に~戦いすんで(その1)

2007-12-12 23:26:27.0 天の青

pocha♪ さん、タムドクの後を継いだ長寿王は、周辺諸国との争いもなく、長く平和な時代を築いたといいます。そして、それは、若くして逝った父の好太王タムドクの遺したものなんですって。タムドクが戦い、勝ち取ったものというだけじゃなくて、彼が育て遺した家臣たちが、長寿王をもりたてたんじゃないかと言われているそうです。このドラマのタムドクを見てると、わかるような気がしますね。


11.Re:24話の後に~戦いすんで(その1)

2007-12-12 23:34:39.0 天の青

シャララ さん、そうなんです、私もこのラストは衝撃的でした。予想もつかない展開でしたね。私はこのタムドクの選択を、彼の懐の深さに起因するものだと思いました。戦いのない世界を創るということと、キハをひとりで逝かせることができなかったということが、こんなラストになった理由なのだと思います。自分を捨ててあえて過酷な選択ができるタムドクこそ、真の指導者なのだといえるでしょう。ここに書いた先頭部分では、特にフッケに、私は大きく心を揺り動かされました。(その2)、自分では一生懸命書いたつもりだったんですけど、??なお話になってしまったかもしれません。でも、よかったら読んでくださいね。


 
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