2007-11-19 09:33:30.0
テーマ:自然 カテゴリ:趣味・特技(その他)

草(追記)

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昨日東京に吹いた風は気象庁から『木枯らし1号』と認定されたようです。“木枯らし”とは晩秋から初冬の間に吹く風速8m/s以上の北よりの風のことをいうそうです。地球温暖化問題が叫ばれている近年、このようなニュースは季節がいつもと同じように変化していることを実感させてくれうれしくなります。

木枯しは『凩』とも書くようです。日本で作られた字だそうで、木を揺らす風という意味からきたのでしょうか。うーん、日本人ならではの季節ネタの言葉です。好きだなあ~~

 

こうなると我が家もストーブ登場です。寒さには暖をくれるものがなければ生きていけない・・・

最近購入した『自然力マガジン・WATER』という雑誌は自然と人とのつながりを考えるものです。そこに温暖化する地球を乗り切るサバイバル術という記事がありました。漫画もあってわかりやすく面白い内容です。

記事内容を要約すると、とにかく適応能力をつけるために小さいときから自然に触れることであると理解しました。人間の身体機能の多くは3歳くらいまでに基礎ができます。そういう意味で“三つ子の魂”は大切でしょうね。

 

エアコンという快適環境のもとで成長した人は自らの体温調節能力が発達しません。うまく汗をかくことができず、夏には熱中症になりやすいということでしょうか。この病気、昔はあまり注目されなかったかな。熱射病くらいはあったかもしれません。また、快適環境生活は寒さから体温を保持する力も衰えてしまいます。

アウトドアでの遊びから風・水・火などの力の恐さを体験することができます。それは自分を害するものからの備えを学ぶということです。きれい・汚いや危険・安全が何かは必ずしも目に見えるものではありません。自らの感覚を使って察知していかなくてはなりません。いつでも誰かが守ってくれる・・・では生きていけないのです。自然と触れ合って五感を磨くことがより良く生きることなのでしょう。

 

今年はインフルエンザの大流行の予感?大きな生物は小さな生物に滅ぼされるのではないでしょうか。私のブログ「夕焼け」の中にもちょっと書きましたが、小さな生物、つまり細菌やウイルスといったものは環境に適応してすぐ自らを変化させます。感染症から自分の身体を守るのは予防接種や殺菌剤・・・ではないと思います。やはり免疫力、抵抗力、体力という基本的な力でしょう。

何かに侵害された時の身体の変化はブログ「初冬の欅路」で書いたヨンジュンさんの怪我の変化と大差ありません。どこが侵されたかの違いです。自らの身体を修復する力をどのくらい持っているかが大事ということになります。『WARTER』の記事は“医食同源”を強調しています。薬がなんとかしてくれるのではなく、適応能力の高い身体をつくる暮らしが大切ということでしょう。

 

今日の写真はアパートが壊された空き地に生えていた草です。よく見る草なのですが名前を知りません。よく見るということは、適応能力の高い草と私は思いました。雑草という分類は人間に役に立たないという意味であまりにも人間勝手です。名前を知っている方がいたら教えてください。

下記はがんばっている草木の写真です。

岡山城の石垣

雲仙の溶岩

 

そういえばテレビで、利尻山の頂上付近で風に飛ばされそうになりながら咲いていたひなげしを見ました。根っこ1本で岩に着いているだけですが、子孫も残している草です。ナレーションでは他との生存競争に負け、ここでしか生きられなかったと。でも、ここで生きる力を獲得したとも言えます。

『WATER』のあるコラムに書いてありましたが、二酸化炭素が増えて地球が温暖化するのは植物にとっては好都合なのだそうです。

 

【追記】

MSNニュースのコラムに「溶けゆく日本人“快適の代償”」という特集がありました。自分のメモのつもりでここにそのURLを貼り付けます。

http://sankei.jp.msn.com/column/5241/clm5241-t.htm



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