苺
父の病状が悪くなりつつあります。お正月は家で静に過ごすことができました。七草を過ぎたころ、お風呂場で倒れました。たぶん貧血だったのだと思います。検査の結果、腹腔内に出血をしていましたから・・・。肝臓の腫瘍が破裂したんです。
入院です。血管を閉塞させて出血はとりあえず止まりました。でも、肝不全が進み、腹水が増え、お腹はいパンパンです。お臍が伸び切って、皮膚もツルツル。「お腹が張って苦しい」と言ってます。幸い肝性脳症という意識が無くなる状態にはなっていません。いや、むしろ少し意識がボーッとしていたほうが、苦しくなくていいのかもしれませんけど・・・。
今回入院した当初は、治療をしてもらってから腹痛がなくなり、すぐに退院できるかなと思っていました。でも、しばらく熱が続き、炎症の数字も高くなってしまいました。せっかく入院したから家で点滴ができるように管を入れてもらおうと、主治医にお願いしていましたが、熱が出たことで延期になってしまったのです。( ̄へ ̄|||) ウーム、手術を考えずに退院にしてもらえばよかったかなあと思うくらい、2週間のうちに父は衰弱しました。
実は食事が全く喉を通らなくなったのです。貧血に加えて黄疸もみられ、顔色は土色になってきました。食べれませんから、肉が落ちて随分と痩せました。トイレまではがんばって歩いていますが、時々ふらついています。転ばなきゃいいなあドキドキします。
入院中、父の入浴を何回か手伝っています。一人で入るのは危ないので。こんなことでもなければ父の背中を流すなんてなかったかもなあ・・・なんておもってしまいました。風呂好きの父、知らなかったんですけど、長湯なんですよね。しかも熱い風呂に入る( ̄д ̄) 。これじゃあ、湯上りに倒れるわけですよ。
母と早く家に連れて来たいねと夕べ話をしました。病院にいても回復する見込みはありませんから。なんとか今週末はと願います。自分の身体が思うようにならなくて、苦しく辛い父も帰りたいって思っているでしょう。命の終わりを自覚して、不安でいるかもしれません。でも、そういうことは言いませんから・・・。
本日の写真は旬の苺です。入院当初、それでも果物系はよく食べていた父。苺、みかん、りんご・・・。夕べは「何も持ってくるな」と言われてしまいました。水分は入るようなので、今日は野菜ジュースでも持っていこうかな。
正月に帰省していて北国に戻ったばかりの妹に、また戻ってきてもらわなくちゃ。
コメント作成するにはログインが必要になります。