風に揺れる夜桜
『BYJ Classics/The Scenes』が届きました。どこかで耳にしたクラシック曲が収められたとても聴きやすいCDです。ヨンジュンさんの映画とそれぞれの音楽への想いの解説を読みながら楽しんでいます。
先日、BYJ公式サイトにusshyさんがこのCDの解説とも言えるスレを投稿しています。保存物のすばらしいそのスレを読み、自分は映画を知らないということがよくわかりました。このCDで紹介している映画のうち、私が観たことあるものは『ゴッドファーザーPartⅢ』のみです(/ω\) ハズカシイ...。
私がクラシック音楽と出会ったのは小学生のころで、カラヤン指揮の曲集がきっかけだったと思います。妹と二人で大きな音で聴きながら指揮の真似といいうか、踊っていたというか・・・。特にハンガリー舞曲の5番、6番がお気に入りでした。8トラテープとかいうものだったので、だんだんと伸びてしまい、変な音になり、いつしか切れて聴けなくなってしまいました。その時はとても悲しかった(x_x;)
やはり小学生の時、N響のコンサートを学校で斡旋してくれたことがありました。母がそれに私を連れて行ってくれました。確か指揮者は尾高忠明氏ではなかったかなあ。初めて聴いた生オケに緊張した記憶があります。聴いた曲は忘れてしまいましたが・・・
中学に入り、吹奏楽部に入部した私。以後、自分が吹いた曲を中心に吹奏楽として編曲されたクラシック音楽をたくさん聴くようになりました。レコードで音楽が聴ける環境にはなかったので(我が家にプレイヤーがなかった)ラジオ番組をカセットテープに録音して聴いていました。昨年のブログにも書きましたが、高校生のころラジオから流れたチャイコフスキーの『序曲1812年』が忘れられません。本物の空砲と花火の音、華やかな鐘の音が混じっていたんですから・・・。録音したカセットテープがどこかに残っていればよかったなあと思っています。
CDラジカセというものを購入して(してもらって?)から、クラシック音楽がどんどん身近になりました。高校を卒業したころだったと思います。また、就職してから自分でお金を出してコンサートに足を運ぶこともできるようになりました。
ヨンジュンさんの選曲されたこのCDを聴くにあたって、映画と結びつけることは難しい私。私の場合、吹奏楽で自分が演奏したかどうかに結びつけて聴いてしまうようです。もちろん、そうでなく好きな音楽もたくさんありますが。
『BYJ Classics/The Scenes』にあって私が奏した曲たちは下記です。
ドボルザーク 交響曲第9番《新世界より》より 第2楽章
ムソルグスキー 《展覧会の絵》より 『キエフの大門』
マスカーニ 歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》より 間奏曲
チャイコフスキー 序曲《1812年》
ワーグナー 楽劇《ワルキューレ》より 『ワルキューレの騎行』
ヨハン・シュトラウスⅡ世 ワルツ《美しく青きドナウ》
ワーグナー 楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》より 前奏曲
ムソルグスキー 交響詩《はげ山の一夜》
ホルスト 組曲《惑星》より 『木星,快楽をもたらす者』
これらを聴くと自分の吹いたメロディーライン、おたまじゃくしが上下するパート譜がおぼろげに浮かびます。また、吹いた頃の自分もなんとなく思い出してきます。
今日の写真は、3/23の枝垂れ桜のライトアップ編です。上記のはすごくぶれて写っているのですが、それは風が強くて枝が揺れているからなのです。じっと見ていると乗り物酔いをするような錯覚に陥ってしまいます。色と揺れが妖艶で、時間という狂わないものが狂わされてしまったような雰囲気があります。クラシック音楽を聴きながら昔を懐かしんでいる私がタイムスリップしたということで・・・。
下記の2枚は広角で撮影したものです。
余談ですが、ラジオでクラシックといえば、昔「小澤幹雄のやわらかクラシック」という番組がありました。小沢幹雄さんというのは小澤征爾さんの弟さんです。クラシック音楽の紹介番組なんですが、逆回転クイズとかあっておもしろく、毎週楽しみにしていました。NHKで渡辺徹さんが司会をする「おしゃべりクラシック」にちょっと似ています。
それから今年はカラヤン生誕100年だとか。TVで特集とかもあるみたいですね。
もう一つ余談ですが・・・
ヨンジュンさんが『2001年宇宙の旅』のオープニング曲で使われている“交響詩《ツァラトゥストラはかく語りき》”を解説している文章に注目してしまいました。ニーチェの書いたこの元作品をヨンジュンさんは10代のころに読んだというところです。すごい・・・。私のブログ、2007.2.7の追記にこの作品のことをちょっぴり書きました。ヨンジュンさんが読んだニーチェ、私も読めるかしら・・・。
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