三日月
職場の納涼会で後輩たちとお酒を飲みました。そして、人生を語りました。なんと、3次会のカラオケの後、道路脇のベンチに座り、自販機で購入したペットボトルのお茶を飲みながら・・・。気がつくと朝4時です。先日の合宿もそうでしたが、どうも私の周りには語りたい熱い人間が多いようです。
どんなことを語ったか・・・。酔っていたので、残念ながら具体的にあんまりよく覚えていません。後輩の記憶によると、「仕事の話から組織、社会、夢、希望、未来へと発展した」ということです。
曖昧な記憶の中で私が覚えているのは、「今自分にできることをするしかない」というのを後輩たちに説いていたようだということです。それを受けてひとりが「夢がない」とか言っていたような・・・。
うまく伝えられなかった気がします。現実を見据えることは夢をみないとかあきらめたというんじゃないんですよ。どこかで聴いた言葉なんだけど、「夢は見るものではなくカナエルもの」なんだと思います。そのために今何ができるか、自分は何をしたらいいかを考えていくんだって言いたかったんです。
描くだけでは何もはじまらないし、変わって欲しいと願ってもダメ。自分の夢は他人がなんとかしてくれるものではないし、他の人にもやっぱり夢はあるでしょう。社会や組織や地球の変化が嫌だって思っていることもあるけど、それでも自分にできることをするしかないと思います。それ以上のことはできない、つまり、とりあえず目の前にあることを乗り越えるしかないかな。
(゚-゚;)ウーン、これって、かなり自分に言い聞かせていることかもしれません。
語り合うことって心が深く、得した気分にさせてくれるなって思いました。内容の記憶は曖昧だけど、そういう時間を誰かと持ったということが私に充実感を与えました。また、がんばらなくてはという気持ちにさせてくれました。後輩たちに感謝です。
そういえば、NHKの「きわめる!韓流~ドラマ徹底解剖~」で、韓国の若者はお酒を飲みながら人生を語るって言っていました。魂(ホン)のコーナーでのことでしたが、人生や夢を語ることは、心(マウム)を相手に見せて本当の友達になることだと言っていたように思います。私と語ってくれた彼らがそうなのかどうなのかは知りませんが、ちょっと哲学チックな話題で私にとっては素敵な時間でした。
夢とか現実とか世の中は・・・とか話をしていて、思い出した言葉があります。それはJR東海の「うまし うるわし 奈良」の春日大社編のポスター(←クリック)。
変わらぬものはない。
失くせぬものがある。
ポスターを見た瞬間、この言葉に釘付けになってしまいました。単純に言い換えると、世界は変わっていくことが当たり前、だからといって大切にしたいものを捨てちゃいけないよってことかな。
今日の写真は三日月です。後輩たちと語り合った後、ふと空を見上げると遠のきかけた闇夜に三日月が見えたんです。ビルの合間の細い月は神秘的でとてもきれいでした。でも、写真は残念ながらそのときのものではありません。西に沈む時間に撮影したものです。
それから、この歌も思い出してしまいました。
誰もが気付かぬうちに何かを失っている
フッと気付けばあなたはいない 思い出だけを残して
せわしい時の中 言葉を失った人形たちのように
街角に溢れたノラネコのように
声にならない叫びが聞こえてくる
もしももう一度 あなたに会えるなら
たった一言伝えたい ありがとう ありがとう
【ありがとう・・・】 by KOKIA
KOKIA ♪ありがとう♪(←よかったらここ)
コメント作成するにはログインが必要になります。