2008-11-09 23:04:36.0
テーマ:音楽 カテゴリ:趣味・特技(その他)

島原半島

Photo

映画「まぼろしの邪馬台国」が11月から上映されているそうです。これは盲目の文学者宮崎康平氏の同名著書が原作で、妻の和子さんの二人三脚の物語です。このことで第1回吉川英治文化賞をおふたりが受賞しているとか。
邪馬台国というまぼろしの国にロマンを感じて探究をした彼は、邪馬台国論争を学者達の世界から庶民にきずりおろしたと言われています。目の見えない彼に奥さんは日本書紀や古事記等を読み上げ、彼の杖となって九州を一緒に歩き、彼の考えを口述筆記されたそうです。


私はこの本を読んでいませんし、まだ映画も見ていません。私が“宮崎康平”という名を知ったのはさだまさし氏の♪
邪馬臺♪でした。確か高校生のころだったと思います。

  盲しいた詩人はいつも ザボン口に運びながら
  想い出たどる様に 見えない目を開いて
  静かに海を観てた

  幻の国の事を まるで故郷を語る様に
  道程について 風景について
  優しく僕に話した               
                   
【邪馬臺】』 byさだまさし より 
 

とても不思議な雰囲気のする曲だなという印象でした。宮崎康平という方はどんな人なんだろう、有明海を望む山のある風景はどんなところだろうと想像したものです。

宮崎氏は♪島原の子守唄♪を作った方です。彼に「フォークならその土地を歌わなければダメだ」と言われてさだ氏は♪精霊流し♪を作ったとか。Falk songだけではないと思いますが、素敵な歌に出会うとその場所に行きたくなるものです。
上の写真は昨年長崎へ旅した時、飛行機の中から撮影した島原半島方向です。山は雲仙であると思います。
長崎は地形が複雑です。海が西にも東にも南にもあり、その先に半島がまたあるから、自分がどこにいるのか、どちらの方を向いているのかわからなくなります。特に、昨年は地元の友にお任せ移動だったため地図を見ることもしませんでしたから・・・。

せっかく島原半島、雲仙方面に行くのならこの歌を思い出せばよかったのですが、忘れていました。あの時、私の中で長崎は長崎市街地のイメージしかありませんでした。映画を観て、本を読んで、またここを訪ねたいなあと思っています。

  有明の海に風が吹く
  あの人を追いかけて夢が吹く
  ああ悲しい程に 焦がれ続けた
  幻の人が 今
  きっとあなたを抱きしめている
  不思議な夢を観た 
 
       
さださんは宮崎氏に褒められるような歌を作りたいと思っていると聞きました。彼に日本の風景を題材にした歌がたくさんあるのはそのためでしょうかね。私がもっとも好きなのは宮崎氏も大変褒めたという♪まほろば♪です。ただでさえ奈良好きの私ですが、これを聴くと奈良に行って春日山の上に昇る満月を観たい!という衝動にかられます。


  寝ぐらを捜して鳴く鹿の
  後を追う黒い鳥鐘の声ひとつ
  馬酔の枝に引き結ぶ
  行方知れずの懸想文
      ・・・
  日は昇り 日は沈み振り向けば 
  何もかも移ろい去って
  青丹よし平城山の空に満月
                  
『まほろば』 byさだまさし より

【まほろば~修二会←メドレーで聴けます。


   

夕日は小浜温泉からのものです。だから有明海ではありません。
有明海というと私は混声合唱組曲♪筑後川♪の終曲『河口』のフレーズがすぐ浮かびます。

  筑後平野の百万の生活の幸を
  祈りながら川は下る
  有明の海へ
  筑後川 筑後川
  その終曲(フィナーレ) ああ
         
【筑後川/河口】』 by作詩:丸山 豊 作曲:團 伊玖磨

これは筑後川を歌ったものなので島原半島の有明海を挟んだ東対岸の歌になるのですね。
        
   




[コメント]

1.Re:島原半島

2008-11-14 22:24:45.0 ハリーママ

初めまして*^^* いつも ぺ ヨンジュンのブログコーナーかサークルし
か 行っていませんでしたが・・・ブログのコーナーの この「島原半島」
という テーマで おじゃましました。何を隠そう 私は そちらの出身で
す。学校へ通う途中に 宮崎邸の前を いつも通っていました。そして 
さだ氏が そちらに 行かれた帰りに お会いしたことがあります。まだ 
高校生の頃ですが・・・。高校の校歌も 宮崎氏の作詞でした。
懐かしい故郷の 美しい写真の UPありがとうございました。

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2.Re:島原半島

2008-11-14 23:10:43.0 ブログ主(ソクラテス)

ハリーママさん、こんばんは。初めまして。

宮崎氏は島原半島で知らない方はない有名人なんですね。
昨年初めて長崎の友を訪ね、駆け足であちこち周りました。市街地
の観光ももちろん楽しかったですが、自然いっぱいの風景もたくさ
んあって素敵なところだと思いました。雲仙は霧というか雲の中に
入ってしまい、普賢岳や有明海が見えず残念でした。
私が訪れたのは9月下旬。段々畑と単線電車の線路脇に咲いて
いた真っ赤な彼岸花も忘れられません。
また旅したいです。


ヨンジュンさんのことはあんまり出てこないブログですが、またお立ち寄
りください。


3.Re:島原半島

2008-11-15 07:19:31.0 ゆあ

はじめまして。
ハリーママさんに教わって、お邪魔しました。
島原・・・宮崎康平氏・・・そして・・・と期待したら、やはりさだまさし氏にた
どり着きました。
うれしいなあ・・・さだファンがここにも一人いた(笑)
ハリーママさんが、教えてくれなかったら、きっと見逃していたと思いま
す。
そういうささやかな縁がうれしいですね。


4.Re:島原半島

2008-11-15 18:15:48.0 ブログ主(ソクラテス)

ゆあさん、こんにちは。はじめまして。
はい、さだファンです。といっても、最近の歌はあまりきいたことがな
いのですけど・・・。

いや~「縁」ですねえ。ハリーママさん、よくぞここを探してくれまし
た。以前、ヨンジュンさんの公式でさだファンがひそかにスレを続けてい

のを読んだことがありますが、ゆあさんたちもそこにもいらしたので
しょうか?

このブログには他に「主人公」と「風に立つライオン」を登場させまし
た。記事の内容にさださんは登場しませんけど、よかったら覗いて
ください。(「主人公」はずっと前でどこか捜せず。「ライオン」は上

URLです)

「まほろば」→「修二会」から「瑠璃光」→「夢しだれ」、さらに「昨
日・
京・奈良、飛鳥・明後日」とめぐり聴き、無性に奈良へ行きたくなっ
てしまいました。現在、ちょっと旅を計画中です。

また、お立ち寄りください。

【追伸】
2008年7月のブログに八島から霧ケ峰辺りのことを記しています。
これもさださんは出てきませんけど・・・ポリポリ f^^*)


5.Re:島原半島

2008-11-15 23:57:59.0 雪と水

ソクラテスさん、はじめまして。この間から島原半島っていう地名が出て来て、それがさ
ださんと関係があるのか,何かなと思っていましたが、今日ゆあさんから紹介されてお
じゃましました。私はさださんの防人の詩が好きでしたが、完全にとりこになったのはの
その次に聞いた東大寺の落慶法要のコンサートでのまほろばからでした。宮崎先生に大変
ほめられたとライナーノートだったかで読みました。ヨンジュン家族にはさだファンも多
くて、こうして語れるのもうれしいです。ついこの間,知り合いからさださんのアルバ
ム、『美しき日本の面影』の中の向日葵の影を薦められて聞き、久しぶりに泣きました。
実はジュンで精一杯でこのCDを買ったことも忘れていたのです。お返しに風に立つライ
オンを薦めたのですが、身近な人を題材にしていてあまり気分がよくなかったといわれ
て、まあ、いろいろな感じ方があるものだと、ちょっとがっかりもしていたんです。隠れ
さだファンの主人が紅白で歌ったのを聞いていて、あれはいい歌だといっていたのに。

奈良をテーマにした曲、さださんらしくて私も好きです。『昨日・京・奈良・飛鳥・明後
日』聞いたとき笑いました。ずっと年上の私たちの修学旅行とちっとも変わってないか
ら。そしてこのタイトルの日本語の文字の並びと響きに感心しました。


6.Re:島原半島

2008-11-16 21:09:31.0 ブログ主(ソクラテス)

雪と水さん、こんばんは。コメントありがとうございます。ヨンジュンさんカ
ゾクにさだファンは結構いらっしゃるんですね。
なんでなんでしょう(?。?)

バッタかカマキリかヤギかという顔のさださんと、オスカルのような凛々しい
ヨンジュンさん。全然似ていません。口から生まれてきたような流暢な
おしゃべりをするさださんと、恥ずかしがりでメモをとりながら自分を
語るヨンジュンさん・・・似てません。
せいぜい、眼鏡をかけているところが一緒でしょうか。

「防人の詩」・・・“二百三高地”ですね。
防人→大宰府で私は「飛梅」が繋がってしまいます。

「向日葵の影」は悲しい歌ですね。
ところで精霊流しの時の爆竹ってすごい賑やかなんだそうです。長
崎の友によると、爆竹は箱買いするそうです。1箱何百個もの爆竹
が入っていて、それを一晩で鳴らすからそりゃもううるさいんだっ
て。

また何かさださんにちなんだ記事を書いてみますので、お立ち寄り
ください。


7.Re:島原半島

2008-11-17 19:54:04.0 yu-53

こんばんは。
わんちゃんのご縁でこちらに寄らせていただいて、4のお返事で10/8
のブログに行ってきました。

さださんのバックに私の大好きなアフリカが・・・
若かりし頃『サバンナクラブ」に入っていて、東アフリカに魅せられた仲間
がたくさんいました。渡辺貞夫さんの生演奏あり、戸川幸夫さんの動物
の話やアフリカに行った方々の話が聞けて楽しかったです。
渥美清さんとそこで話をしたことを思い出しました。
30年も前の事です。アフリカに行くのはまだ大変な時代でした。

ソクラテスさんのお好きだったドクターは夢半ばで逝かれたのですね。
素敵なメッセージを残して。タッチングですか。わんこはいつも撫で撫で
してますよ。触れることが大切なんですね。
ヨンジュンと握手したいなあ~ ~  夢見ている私です。

「風に立つライオン」ステキな曲ですね。曲名がいい!
島原半島とはかけ離れたレスになってしまいました。ごめんなさいね。

お身体に気をつけて、お仕事頑張ってください。

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8.Re:島原半島

2008-11-18 00:04:17.0 ブログ主(ソクラテス)

yu-53さん、サバンナクラブとは野生的な方々の集まりなんでしょうか。
しかも30年前にアフリカへいらしたとはすごいパワーです。

Yutubeの「風に立つライオン」の背景写真、アフリカのエネルギー、生
の力を感じて引き込まれますね。NHKの番組の録画のようです
ね。テレビの画面で見たかったなと思います。

戸川幸夫・・・ってとても懐かしい名前です。若い頃(子供のころ?)
「高安犬物語」を泣きながら何度も読んだ記憶があります。ただ、
今その物語を思い出せないのが歳の影響か。どこかに本あるかな
あ。


9.Re:島原半島

2008-11-19 18:30:53.0 -yu-53

ソクラテスさん、こんにちは。
再度お邪魔します。

「高安犬物語」なつかしいです。よくご存知で。文学少女だった?マタギ
と猟犬の話でしたね。
高安犬がいたのが「ひろすけ童話」の作者浜田広介の故郷だったという
のを大人になって知りました。一度は訪ねてみたいと思っていました。
「ひろすけ童話賞」をさださんも受賞したことがあった記憶が…
本当に多才な方なんですね、さださんって。

それから、東アフリカの大地は未だ踏めてないんです。
新婚旅行はアフリカに行くと言うから結婚承諾したのに.......
仕事の都合で二週間の休暇が取れず、年末(3月に結婚)に延びていた
のですが、長女が授かり行けなくなったのでした。夫は相変わらず忙しく
今に至っています。定年退職を待つしかないみたいです。
それまでお互いに足腰丈夫でいなくてはね。

ソクラテスさんのブログに辿りつけてよかった。感謝です。
「風に立つライオン」の映像何度も見に行っています。
ありがとうございました。
<東アフリカのサバンナ、永遠の大地よ>です。

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10.Re:島原半島

2008-11-20 21:41:05.0 ブログ主(ソクラテス)

yu-53さん、こんばんは。
私が文学少女・・・全然違います。あまり読まなかったほうだと思い
ます。読まないから読んだ本の題名を覚えていると言えるかもしれ
ません。
「ひろすけ童話」も知りませんでした。でも、小さいころ絵本は見て
いるかもしれません。母に買ってもらった絵本は妹と一緒に何度も
くり返し読んでいた記憶があります。

どちらかと言えば私は少女マンガで育ったかもしれません。そうえい
ば漫画家の高橋亮子さんがさだまさし氏のファンで「もうひとつの雨
やどり」をマンガに描いていました。

新婚旅行がアフリカを予定していたなんて、旦那様は『サバンナク
ラブ』の方ですか?ぜひいつか旅してください。


 
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