レストラン
日本の食文化って世界に誇れるなあと、外食するたびに思います。その理由は、世界各国から入ってきた料理を自分たち風にアレンジしてバリエーションにとんだ種類の料理を食していると感じるからです。
パスタ料理のメニューとかに“和風”と書かれているのを見ると笑ってしまいます。このメニューはパスタの本場イタリアにはない料理なんだろうなあ・・・と。他にも和風ってつく和食の分類に入らない料理はたくさんあります。また、回転すしに行くと、牛肉やらマヨネーズを使ったサラダがあり、これって昔の日本人は知らないんだろうなと思います。お蕎麦屋のカレーうどんは和食?
和風というのは昔から日本人が使ってきた調理法で外国の料理を作ったものって言う意味になるようですね。逆は洋風とか中華風とかetc.になるのでしょう。日本人は、時代や社会の変化と共に入ってきた料理を自分たち風にアレンジし、いつの間にか新たなものを作り出しているようにも思えます。
おいしいと感じる味に「うま味」っていうのがありますね。グルタミン酸とかイノシン酸とかに代表されるアミノ酸がそれを感じさせる成分だとか。昆布、カツオ節、干しシイタケ等の出汁に入っているそうです。もちろん、他のたんぱく質にもあるんでしょう。
人間の味覚は基本的に「酸」「塩」「甘」「苦」「うま味」の5つに分けられるようです。これは多くの味を便宜上分けているのではなく、生理学的にそうなっているということでした。つまり、それぞれが別々の細胞で感じているそうです。これに温度と痛みの感覚が加わり、それぞれの感覚の強弱により様々な味が生み出されるということのようです。
「うま味」は海外でも「umami」というとか。日本の出汁文化から発見された味ですが、味覚としての表現が海外になかっただけで、おいしいと感じる世界の料理には大抵入っているようです。もちろん、たくさん入っていれば言い訳ではないし、他の味覚もミックスされて味は生まれるのですが・・・。
日本人が世界の食べ物を和風にアレンジする意味は、もしかしたら日本風「うま味」を出すアレンジかな~って思いました。
上記写真は東京・丸ビルのレストランです。ワイワイと多くの方がおしゃべりと食事を楽しんでいました。動いている人が亡霊のように写っていますが、にぎやかな雰囲気が感じられて良しです。
そこを振り返ると右のような景色です。 夜景を撮るとき露出をプラスに補正すると明るくてきれいです。 ちょうど瞳孔が開いてたくさんの光を眼が感じているのと同じということです。 |
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