2010/07/29 22:36
テーマ:好きな本 カテゴリ:生活・日常(その他)

大事なもの

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蓮池 薫さんの「半島へ、ふたたび」

一年前に発行され話題になったベストセラーなので

すでにお読みになった方も多いでしょうね

遅ればせながら、私も。





初めて訪れたソウル

否応なく浮かぶ北での生活、それとの比較

あの国の言葉を武器に生きると選択した心の動き

多岐に亘る内容が興味深く、一息に読み終えました




「完全解決まで この拉致問題が風化することのないように

 関心を持ち続けてほしい。」

最後に書かれているこの言葉を胸に刻み

進展を望みながら見守りたい... そう思っています。






☆*.。.:+☆*.。.:+☆*.。.:+☆*.。.:+☆*.。.:+☆*.。.:+☆*.。.:+☆*.。.:+





『ハル 哲学する犬』

翻訳家 蓮池さんを知るきっかけになった詩集です

著書の中にその一部がありましたので

ここに紹介させていただきますね。






目のないまま太陽を見たら、まぶしさより、

まずその暖かさに気づくことでしょう。

花を見たら、美しさよりさきに、香りを感じるはずです。

                  
                  「この世でほんとうに大事なもの」より















2010/07/17 16:45
テーマ:好きな本 カテゴリ:生活・日常(その他)

まだまだ...

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更新が間遠くなって 季節は春から夏



한국말로 혼잣말(韓国語でひとり言)

 「好きな本や素敵な人との出逢いを

   韓国語で綴りたいと思っています...   」

ブログタイトルに込めた想いはどこへやらA^^;



というのも....


読書は仕事に必要な実用書中心になり

ここで出逢ったお友達とは心の繋がりを感じられ

かの人は追わなくても分かると錯覚できるようになった

だからなのかも知れません




そんな中 少し面白い本を見つけました



『おはなし名画シリーズ 葛飾北斎』


版が大きく、絵が美しく、字も大きくてふりがな付き

老眼の目にも とてもやさしい(*´艸`*)ププ

こども向けの美術全集ですが、大人も十分楽しめます


「私の名前は葛飾北斎」で始まる北斎じぃさんの独白

その中に こんな部分があります


70をすぎたあるとき わしは思ったものだ。

「73歳にして、ようやく鳥、獣、虫、魚の骨格や草木の

 なんたるかがわかってきた。このまま精進をつづけ

 80を過ぎれば かなりの進歩をのぞめるだろう。

 90歳になれば それらのほんとうの意味もわかり

 100歳になれば描く技も神にちかづくのではないか。

 そして110歳では一筆ごとが生きているようにもなる

 だろう。

 どうか長生きして、私の言葉がいつわりでないことを

 見ていてください」と。




残念ながら90歳で亡くなったわけだけど.... 

110歳の自分をイメージできるなんて... すごい!






2009/09/28 01:24
テーマ:好きな本 カテゴリ:日記(ひとりごと)









明朝に備えて早く休もうと思うのに

届いたばかりの本に 眠気を誘われるどころか

頭も心も冴え冴えとしてきます





“本当に成し遂げたい夢がある”





土を耕すことかも知れないし 演じることかも...

また、見えるものでなく 心の在りようかも知れない

私には推し量ることさえできないけれど



どんな夢であれ それを見守りたいと思う

長い時間が流れて あなたがそれを実現するときを

私もまた夢みて 生きていきたい









2009/04/15 21:20
テーマ:好きな本 カテゴリ:日記(ひとりごと)

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全龍福先生の本、「魂」を読んだ

一週間くらいかけて ゆっくり

姿勢を正して 言葉を反芻した



誰に示すわけでもないけれど

そうしないといけないような

敬虔な気持ちになった





先生が目黒雅叙園を復元されたのは

今のヨンジュンさんと同じ年齢のころだ


   『伝承、研磨、創造』


学んだのは漆と、不屈の魂だろうか









2007/06/28 10:46
テーマ:好きな本 カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

沈香(じんこう)

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以下の詩は、韓国の詩集「ハル」からです。

こんなふうに静かに強く、そして永遠に愛せたら.... 

実は、ブログを始めたばかりころ一度紹介したのですが

今日はもう一度、全文を掲載させていただきますね^^ 

 

 

 

ふかい海の底に、

数百年のあいだ海水にひたったままの

沈香という木があるそうです。

その木はながい年月をかけて、

かたくかたく凝固します。

そしてつよい香気をはなちますが、

それはそれは最高の香りなのだそうです。

 

そんな愛もあるのです。

ながい間ずっと、こころの奥ふかくに秘めていて、

だれにも話せない沈香のような愛が。

タブーのような愛が。

だからでしょうか?

奥にかくせばかくすほど、

口を閉ざせば閉ざすほど、

こころの奥ふかくから 

ほのかな香りがただよってくるのです。

おもてに出さず、

こころのなかで、ほんのりと最高の香りをただよわせる

あなたは、ほんとうにすてきです。

 

 

 




 


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