海を渡った猫の本
「さよなら、猫よありがとう」著者のイ・ヨンハン先生が
ご自身のブログで日本での出版に関して書いてくださいました。
以下、翻訳させていただきます。
■‘野良猫報告書’より、イ・ヨンハン先生のコメント■
12月に、日本でついに「さよなら猫」シリーズ第1弾である
「さよなら、猫よありがとう」が翻訳出版されます。
これまで日本の猫本が韓国で翻訳出版されたことは数多くありましたが
韓国の猫の本が日本で翻訳出版されることはありませんでした。
日本に渡った韓国の初めての猫の本。
表紙は、映画『dancing
cat』のポスターとしても広く知られている、ヒュジニャンです。
韓国版とは表紙の写真が違うので、なんだか新しい本を見ているようですね。
今回日本で発売される「さよなら、猫よありがとう」は
数多くの猫本が出版されている日本の出版市場に
はじめてお目見えするということだけでも、意味があると思います。
売れ行き如何に関係なく、日本に韓国の野良猫の過酷な現実をお伝えし
韓国にもそんな猫たちに差し伸べる多くの手があるということを
お知らせできるだけでも、私は満足です。
本作はすでに昨年、中国と台湾で翻訳出版されています。
また、映画『dancing
cat』の原作でもあります。
「さよなら猫」シリーズは第3巻を以って完結しますが、
また違うスタイルの猫の本を、今後も制作していく予定です。
■
以上、先生のコメントでした。
韓国のファンの皆さんも、日本での出版をすごく喜んでいらっしゃいます。
>大ヒットしすると良いな!
>日本に猫本はたくさんあるけど、これほどのクオリティーの猫の本はなかなかないですよね。応援しています!
>買います!
などなど・・・。また、
>おめでとうございます!でも、韓国の野良猫のかわいそうな現実を日本に知らせるのが恥ずかしい気もする・・・
というコメントもありました。
実は私もこの本を出すことで、日本の猫好きの皆さんが
「韓国はひどい国だ!」などと変に誤解をしないか、心配をしたのですが
この本を読めば、決して酷い人たちばかりではないとわかってくださると思い、
あえて韓国の現状を批判している部分も変にオブラードに包まず、翻訳をしました。
それが、先生のご希望でもありました。
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