立山登山
2年以上もブログを休んでしまいました。特別何かがあったというわけではなく、ただ何となく作成するエネルギーがでなかった・・・ということなのかな。私の日常は毎日同じことの繰り返しのようでした。だけど諸行無常です。
地球に生息するものはその環境に適応して生きています。環境が変わったら個体も変わらないと生は続かないわけです。高山で咲いている花は低地では育ちません。北極に棲むシロクマは氷がなくなると食糧が手にはいらなくなってしまいます。生きていくことは大まかに自分の置かれた環境で栄養を摂って成長し、子孫を繋いでいくことなんだとろうなと思います。
地球が誕生して約46億年、人類が誕生して約700万年だそうですが、他の生物と違って人間はちょっと特殊な存在のようです。環境に挑んで生きているというか、生きやすいように環境を変化させています。寒さ暑さに対して着衣やエアコンで温度調節して快適さを保つ、食糧を生産備蓄して飢えないようにする、便利な道具を作って単位時間の中で多くのことができるようにする・・・など他の生物が成しえないことをしています。人の欲求がそういう生き方を創っていったのでしょうね。
地球という星の生命軸で考えると地震は小さな変化なのかもしれません。でも、あの時そこに生きていた命にとっては何もかもが奪われた大きな災いでした。寿命50~70年の人間が知恵を出し合って歴史的に繋いでに作り上げた環境が、地球の振動で一瞬にして崩壊しました。さらに人間がより良く生きるためにと地球に挑んで構築したエネルギー産生システムの破壊から新たな脅威も発生しました。
諸行無常
崩壊した空間はそこにある生命によってどんどん変化していくことになるのでしょう。そのコツコツとした積み重ねはどんな環境を作り出すのか・・・。科学の恩恵にどっぷり染まって生きている私が言うのはおかしいけれど、地球のシステムを無理やりに変えるような環境でない方が生きやすいかもしれないと思ったりしています。他の生物のようにもっとスローで詰め込み過ぎない生き方に人間は変わっていかないだろうか。
震災をきっかけに日本人としてどのような環境で命の営みをすることが良いのかをこれまで以上に考えるようになりました。
宿の人に「明日は天気が良いから溶けるでしょう。明後日に登れるかも」と言われ、一日待って初めての雄山3003m登頂!一眼レフを抱えてザレ石と岩の道を登るのは苦しかったけど、ものすごい達成感がありました。
何百枚もの中から選んでwebアルバムを作りましたので、よかったらスライドショーで見てください。
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立山2011年 |
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