2007/01/28 13:19
テーマ:ひとりごと カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

『冬のソナタ』に何を見たか~黄色いポロシャツ


 『冬のソナタ』が民放地上波で放送され、ちょっとした話題になっている。
今までファンでもなんでもなかった人が、これを何気なく見て、遅ればせながら、DVDを貸して・・、と来るケースが結構あるのだとか。

 実は、昨日ヨンジュンさん関係のちょっとした集まりがあり、例によってこのドラマがについて語り合った。やはり、みなさん、このドラマに対しては特別な思い入れがあるらしい、語らせたら、それはとどまることを知らないような熱いものになった。
ここで、その一部をご紹介したいと思う。

①友人や知人に薦められて何となく見始めたのに、気がついたらとりこになっていた。
②最初見始めたころ、ミニョン、チュンサン自体、それほどすてきだと思わなかった。だから、自分がこのドラマに肩入れするのは、ヒロインのユジンがすてきな女性だと思っているからだ、つまりこの女優さんが好きなのだ、そう思った。でも、実際は違っていた。
③このドラマを最後まで見て、それでも、ぺ・ヨンジュンという俳優が好きなのではない、自分が心引かれるのはドラマ『冬のソナタ』なのだと思った。

 これらは、私が聞いた感想の一部である。

 で、自分はどうだったかということを、ここで書いてみたいと思う。
なにしろ、熱く語るみなさんの中にあって、口下手の私は思いの半分も話せなかったと思うからだ。(誰だ?『え~!みんなそう思っているんじゃないの?』っていっている人は?)


 私がこのドラマをはじめて見たのは、ご他聞にもれず、友人から薦められたからであった。ヨンジュン初来日の前年の年末のことである。

 BSで二回目の放送中ということで、すでにこのドラマにはまっていた友人があれこれと話していたのに、なかなかその気にならず、結局最終回というその日、せめてここだけでも見てみて・・、そういわれて見たのだった。いわば、義理が絡んだ上でのこと、ほんのつき合いという程度のものだった。


 最終回だけ見て、このドラマをいいと思えるはずもない。(中にはそういう方もいらっしゃるかもしれないが・・・。)
 その波乱万丈、大逆転、不幸てんこもりの内容に、私の感想は、ふうん・・・、という程度のものだった。これが噂のどろどろね、と。
 そんな中で印象に残ったのが、あの黄色いポロシャツ姿の彼だった。驚いた。
すてきだって思ったのかって?いいえ!テレビに出てくる俳優さんなのに、どうしてこんな服装しているのかと・・・。いくら目が見えないからといっても、これはないんじゃないかって・・・・。

 そんな私が一話からちゃんとこのドラマに向き合ったのは、翌年の地上波での放送だった。
そして、なぜ、ヒロインは心が揺れ動いてしまったのか、なぜ、彼は他人の恋人を奪わざるをえなかったのか・・、そのあたりのことに自分なりに納得できるものを見つけたのだった。
 
 で、『黄色いポロシャツ』はどうなったかって?
二度目のこのラストシーンに、これはすごい小道具だと思った。
あれこそが、チュンサンの持つピュアなものの象徴、薄暗い講堂に流れる『初めて』のピアノの旋律とともに、運命に操られたチュンサンという男性を語るときに欠かせないもの、私はそう感じたのである。
目が見えなくなってしまった彼の澄んだ瞳と透明な微笑み、そして、この黄色いポロシャツ・・・、あのシーンで彼は、人生のもつ不思議さ、運命に翻弄されながらもけなげに生きようとする姿勢を、静かに語りかけていたのだろうと今でも思う。
そして、それは、『チュンサン』を通して、ぺ・ヨンジュンという俳優さんの本質を、私が初めて見つけた瞬間だったような気がするのである。


 でもね、そうは言っても、冬ソナについては、私も、③だったと思うのですね。
私がはっきり「落ちた」ことを自覚したのは、続いて見せられた『ホテリアー』の、刑務所に入っていくクールなドンヒョクに出会ったときだったのですから。
だから、私はやはり彼の外見からこの道に入ったのです、はい。


 


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