2007/01/31 00:55
テーマ:ひとりごと カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

『太王四神記』とは?~王の証

Photo

 ここに一枚の写真がある。
あるサイトでみつけたきた『太王四神記』の撮影風景のものである。
玉座のようなところに、王らしい人物がすわっているのだが、何の説明もないので、何がどうなっているのかまったくわからない。ともかく、わがタムドックではないことだけは確かなようだ・・・。
 これに限らず、作品の内容はほとんど伝わってこない。
これだけ待たされたわけだし、ここまできたら公開されるときの楽しみっていうのもあるから、まあ、いいわ、そう思ってよしとしようと思う。

でも、やっぱりじれったい。ほんとに撮影は進んでいるの?ほんとに五月に放送されるの?と、気持ちは熱くつのるばかり・・・。


 でも、だいじょうぶ、少ない情報の断片をつなぎあわせて、妄想の翼をほんの少し広げれば、ほら、この写真の玉座には、いつのまにか、ヨンジュンさん演じるタムトクが座っている・・・・。

 というわけで、高句麗王タムトク、日本史の教科書では広開土王と呼ばれるこの人物を、ヨンジュンさんはどう演じるのか、私なりに考えてみた。
 今回は【その1】として、タムトク即位にまつわることを書き留めてみた。

《西暦 374年、高句麗王の弟のところに男の子が生まれた。これがタムドックだ。
現国王には後継となる息子がいなかったから、王の死後、王位は弟である、ダムドックの父が継ぐことになった。.
タムドックが13歳になったとき、太子に立てられた。幼いころから抜きん出た資質を示したためだと思われる。
 タムドックは太子時代に直接軍隊を率いて、百済などとの戦いに参加した。すでに10代のころから、その勇猛ぶりと知略は隣国にまでに鳴り響いていた。
 391年、父王が隣国との戦いの最中に亡くなり、その後を継いで、タムドックが第19代の王となった。18歳のときのことである。》

 

 タムドックは13歳で太子に立てられたとある。これは当時の高句麗でも異例の早さだったようだ。
タムドックが幼少のころから優れた資質があると認められていたためだといわれているが、それだけだろうか?

 父である王は、前王の弟にあたり、兄に男の子がいなかったために、その死後王位についたという。
となると、ここにすでに王位をめぐる争いがあってもおかしくないような気がするのだ。

 そして、父である王が隣国燕(中国地方)との戦いの最中に亡くなったという。

 その死後、タムドックは王位につくことになるのだが、それ派簡単なものではなかったはずだ。


 あちこちの史料で調べたところ、この父王の戦いはどちらかというと無謀なものだったようだ。大国に挑んで、戦死したというところだろうか?
 どちらにしても、急な死であり、タムドックや家臣たちにとっては深い悲しみというだけでなく、大きな困惑だっただろう。


 たぶん、即位の前には、『反タムトク派』のような抵抗勢力との戦いがあったように思う。
 たとえば、タムドックよりも年上の男子王族(従兄とか、叔父とか)、国内の有力な大貴族、それから隣国百済王や燕王などが、高句麗の支配をねらってひそかに、またはおおっぴらに動いていたのではないだろうか。

 考えてみれば、若くして一国の王位につくということは、並大抵のことではない。
 なにしろ、現代の立憲君主制などとは全然違う。
朝鮮半島だけを見ても、三つの国とほかにも小国がいくつかあるという、戦乱の世、・・・もっといえば、国境もはっきりとはしていない頃のことなのだから。
そんな中にあって、18歳のタムドックは、「王たるものの証」を求められたに違いない。


ここで、抵抗勢力と戦う前に、いろいろなエピソードが考えられる。
 父の家臣たちや国民たちを前に、何かの奇蹟を見せるとか・・・・。


どんな?

たとえば・・・・、

①マケドニアのアレキサンダーも、父の死を乗り越えて20歳で王位についた。(しかも、王妃、つまりアレキサンダーの母に暗殺されたという説もある)


②イングランドのアーサー王は、王位もままならないような戦乱の世にあって、巨石から剣を抜くという奇蹟を周囲に見せることによって、その王としての証をたてた。(映画『エクスカリバー』で有名。)


③古代エジプトのラムセス二世もしかりである。ヨンジュンさんの愛読書『ラムセス二世』の冒頭部分には、巨大なライオンと対決することによって、父王セティ一世にその後継者として証を立てている。

 つまり、この新作ドラマにおいても、『王たるものの証』を証明してみせるシーンがいくつかあるのではないか。

 それがどんなものになるのか(岩から剣を抜く、なんていうのでもいい・・・、彼には似合いそうだから。)、それはまだわからないが、これがドラマのひとつの核になって、ここに四神がからんで展開していくのではないかと私は思う。


『王たる証』を見せる・・・、その時、わがヨンジュンssiはどのようなオーラの輝きを見せてくれるのだろうか。

 

 


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