2007/02/08 20:47
テーマ:ひとりごと カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

『永遠の抱擁』にタムトクを見た

Photo

 イタリアのマントバ近郊で、5000年前の男女の遺骨が見つかって、ちょっとした話題になっているのをご存知ですか?
それは、その埋葬されたと見られる男女が、抱き合った姿で発見されたからなんです。
 え?この写真、ただ、骸骨が二体向き合って並んでいるだけで、ちょっと不気味じゃないのって?
ま、まあ、そうかもしれないけど、それでも、5000年前の二人を取り巻く状況をいろいろ想像してみてくださいよ、ちょっとロマンチックな気分になりませんか?

 以下、私の妄想です。(私の勝手なものなので、お許しを。)

①ふたりはどんな関係だったのか?
 当然、恋人同士でしょう、それはやっぱり。
それも、運命のいたずらで、この世でふたりいっしょに生きることをまっとうできなかったのよ。

②ふたりはどんな人たちか?
 男性は若い王、女性は姫だわね。きっぱり。
え?どうしてかって?そういうのが好きだからよ。

③ふたりはなぜいっしょに埋葬されたか?
 これもすぐに答えられるわ。
悲恋に生きた二人に同情した、ふたりに近い人たちが、二人の死をいたんで、いっしょに眠らせることにしたのよ。

④じゃ、ふたりは同時に亡くなったのか?なぜか?
 これは難しい。
でもね、きっと姫(女性:向かって左)のほうが先に亡くなったのね。
う~ん、たとえば、攻めてきた敵にやられちゃったとか?
王(男性:向かって右)のほうは、彼女を守って戦っていたんだけど、彼女が命を奪われたことにショックを受けて、自ら毒をあおいで、そして、まだあたたかい彼女の体を抱いて、ふたりいっしょに亡くなった、っていうのはどうかしら?
だって、彼が彼女をやさしく抱いているように見えるじゃない?
これって、まだ、彼の意識がはっきりしていたっていうことね。
で、彼女はっていうと・・・、ああ、そう、彼女もまだほんの少し息があった、それで、彼の腕のぬくもりを感じながら死の眠りについた・・・。

⑤それで、あなたは、なんでここでこんな話をしてるの?
 あらあ~、うふふ・・・。
高句麗王タムトクは若くして亡くなったっていうでしょう?
私、その最期はどうだったのかなと、ず~っと考えていたんですよ。
たぶん、生涯ほとんど戦場にあった彼のことだから、敵との戦いの最中に亡くなったのだと思うんです。
でも、実際そうであっても、それじゃ、あまりにもさびしい。
せめて、かたわらには愛する人がいっしょだった、それも、彼女を守るために戦って、いっしょに命の最後の炎が消えるように、抱き合って亡くなったのだと思いたい。つまり、これは私のせつなる希望です。

⑥じゃ、なに?この右側が、タムトク、つまり彼だってこと?
あ、・・そ、それはですね・・、これは5000年前の恋人同士っていうわけで、私はそんなこと、言っていません、ええ、けっして・・・。
でもね、ふたりは運命の波にもてあそばれながらも愛し合った、
しかしながら、人生の半ばで、ともに亡くなった。
それでも、死してなお、愛が残った・・・。

タムトクもそうであってほしい、そう言いたいのです。


 確か、聖徳太子は、愛妃と、ほとんど一日か二日違いで亡くなったんですよね。
 ふたりとも病死じゃないかといわれているけど、それでも、古代からずっと変わらない永遠の愛の存在を感じます。

 それじゃあ、タムトクもそんな最期だったんじゃないかって思うわけですか?
はい、もちろんです。

 少なくとも、ヨンジュンさんの演じる高句麗王タムトクとは、ただの冷酷非情な大王なんかじゃなくて、人を愛することにも情熱を燃やすことのできる人だったと、私は思うのです。
  


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