2009/11/19 22:43
テーマ:第?章 宮廷料理? カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

遅ればせながら、ゴシレデビュー(その3)


『高矢ジンジ』

優雅な韓服に清潔な麻のエプロンでお給仕してくれるウェイトレスさんの話によると「ジンジ」とは古い朝鮮の言葉で「食事」を意味するとのこと。

高矢は檀君の家臣で…という話はカジョクの皆様には有名なお話なので割愛します(笑)。「高」が姓で「矢」が名だとすると、タムドクペーハー(=高談徳)のご先祖様なのかもわかりませんね?
ということは、「韓国の美」本で高矢禮をされているヨンジュンさんは、ファヌン様の息子の家来であり、かつタムドクのご先祖様にあたるかもしれない方に禮をされていた、ということに…。

脱線しました。

『高矢ジンジ』は「床」と異なり、フレンチや料亭のようにころあいを見計らって一品ずつお料理を出してくれました。温かいものを温かく食べられてよかったです。

お酒は『高矢禮マッコリ』を頼みました。
普段焼肉やさんなんかでよくマッコリを飲むのですが、今まで飲んだどんなマッコリよりなめらかでマイルド。夫婦で気に入って、昼間から一本ずつ空けちゃいました。

サービスにしていただいたソフトドリンクは、梨のジュース、コカコーラ、ジンジャーエールをお願いしました。
私がオーダーした梨のジュースには、蜂蜜が入っているようでした。梨のざらっとした繊維がそのまま残っています。
ジンジャーエールは「普通のより辛いです」ということだったので、韓国はジンジャーエールまで辛いのかと、どんなものなのか夫が好奇心でオーダーしました。ですが別に韓国製というわけではなく、あのおなじみのカナダドライじゃないメーカーのジンジャーエールで、辛いのはたまたま、なんだそうです。

-前菜-



細かく刻んだ数種のきのこと青ねぎが入った、ごま油の香りの高いお粥です。
一品目にお粥となっていたので、スープっぽいのかな?と思っていたら、ポタージュよりはだいぶぽってりしています。
お米のつぶつぶ感が感じられるのは、炊く前にリゾットのようにお米を炒めているのかな?

-惣菜-



白菜チムは、牛ひき肉で作った丸い形のロール白菜でした。銀あんのような上品なくずあんがかかっていて、上にクコの実が載っています。できればもう1度、十字に切ってくれたらもっと食べやすいなと思いました。これは本当に文字通り「お惣菜」っぽくて、自分でも真似できるかな?

水キムチ、今回が初体験でした。冷麺のスープみたいなんですね。大根と、白菜の芯の部分が入ってました。
ナムルはひらたけがしこしこして美味しかったです。白菜味噌和えは私の好みにはちょっと合いませんでした。白っぽく甘いお味噌で和えてあります。

-主料理-



チヂミの元になったお料理、ということです。酢醤油が添えられて出てきました。
3種類ともすべて歯ざわりが違っていて楽しいですね。
にらはもちもち、えびはぷりぷり。
朝鮮かぼちゃは初めて食べました。ズッキーニそのもののように感じましたが…
この3種の中ではえびが一番お気に入りです。おかわりしたかったくらい(笑)



普段自分が作るチャプチェとは似ても似つかないものでした。色合いが綺麗。
味付けも親しみやすいお醤油味。
春雨からして韓国のものは違うみたいですね。戻し方や炒め方も違うのでしょう。具とは別に仕上げているんですね。白きくらげ(だと思う)の歯ごたえがとても良かったです。



お肉がとても柔らかく(少し叩いてある?)香ばしい香りがして美味しかったです。ただ、自分にはタレが少し甘めかな?と思いました。
お肉の上にかかっている、みじん切りの白っぽいものは、松の実だと思います。



カルビは、いろいろな葉野菜の入った、コチュジャンベースの辛いドレッシングで和えたこちらのサラダと一緒に供されました。今回のコースでは、辛いお料理はこちらと塩辛の2品だけでした。

-食事-



ごはん、塩辛、キムチ、そしてこちらの海鮮味噌チゲが食事として供されました。
冷めにくいような工夫がされています。
ごはんはまあよいとして、塩辛の写真を撮るのを忘れてしまった…
いわゆる日本の塩辛+唐辛子、なんですね。何の塩辛だったのか自信が無いのですが、たぶんイカかな?と。

味噌チゲには、エビ、イカ、カニ、あさり、角切りにした朝鮮かぼちゃや豆腐が入っています。辛みはありません。
この鉄鍋ごとぐつぐつ煮立てたあとが、器の内側に残っていました。韓国のお味噌はしばらく煮立ててこそ味が出ると、韓国料理の料理本で読んだことがあります。
かにみそとえびみその味がスープに溶け込んで濃厚な味わいを醸し出しています。最初ちょっとこれは合わないかな・・・(魚介系のダシの強いラーメンとかが苦手)と思ったのですが、しばらく啜っていると、不思議と美味しく感じられてきました。



お茶とデザートを待っている間。天板ごとお膳が下げられてもまだ呑んでいます(笑)



息子は初体験だった五味子茶。冷たくて甘くて、大好きになったようです。
色はハイビスカスティーみたい。浮かんでいるのはエディブルフラワーかな(食べなかったけど)?種類はわかりません。



こちらは『薬膳床』には付いていなかったので少し分けてあげました。
上に粉砂糖がかかっています。
シャーベットのようにしゃりしゃりしている感じは全くありません。解凍の具合によってだいぶ食感が変わりそうですね。
とろーんとして上品な甘さ。そこらにある普通の柿ではないようです。あんぽ柿を凍らせたらこんな感じになるかなあと思いましたが、どうでしょう。

全体的にはきのこいっぱい、秋らしい献立でした。

ウェイトレスさんの話では、やはり昼のお客様はほとんど彼のファンの女性ばかりですが、夜は大使館関係者の方が接待に使われたりして、男性のお客様も多いそうです。
このウェイトレスさんは日本人でしたが、中で働いておられる方はほとんどが韓国人だそうです。テーブルの天板を外しに来たがたいの良い男性の店員さん2名もそうでした(相当力仕事のようなので、男性2人がかりなのですね)。
なので、お客様に出すお料理の味は日本人向けにアレンジされているけれど、賄いはまっかっか(笑)だそうです。

今回、私にとってはやっと念願が叶い、息子には異文化体験もさせることができましたし、家族で楽しい時間を過ごすことができました。
しかしながら、特に高価な食材を使っているわけでもないし、このご時勢、コストパフォーマンスという点ではちょっと疑問が残るかもしれないですね。
それはさておいても、遠いところにいる彼を間近に感じられる貴重な場所であることには、間違いありません。次回は、外観が美しくライトアップされた様子も見たいので、夜に行ってみたいです。

余談ですが、息子が「うちのおかあさんはペ・ヨンジュンが好きでいつもドラマとか見てるんだよね~」というと、ウェイトレスさんは「でもそれでお母様がお幸せで優しくしてくださったら嬉しいでしょ?皆さんそうですよ」というような感じにフォロー(笑)してくれました。

P.S. トイレ(女性専用の方)に蘭が飾られていて、とってもいい香りでした。


2009/11/19 13:08
テーマ:第?章 宮廷料理? カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

遅ればせながら、ゴシレデビュー(その2)


私と夫は『高矢ジンジ』というコースを、息子には『薬膳床』を予約時にオーダーしておきました。

まず『薬膳床』(ヤクソンサン)。



見づらいですが・・・

-お惣菜5品-
ひらたけのナムル
きのこチャプチェ
白菜味噌和え
干しエビのにんにく炒め
水キムチ
キムチ
昆布のプガク

-一品料理-
白菜チム

-主料理-
テールコムタン
ご飯

-後食-
五味子茶

主料理は、テールコムタンか海鮮スンドゥブチゲ(辛いのと辛くないのがあるそうです)、どちらかを選べました(予約時に)。
(実はスンドゥブチゲに辛いのと辛くないのがあると教えてもらったのは予約時ではなくウェイトレスさんからで、この辺はちょっと?)

コムタン以外の食器、そしてお箸とスプーン(チョッカラとスッカラでしたっけ?)、すべて真鍮で、ずしりと重いです。息子には特にお箸は重いようで、扱うのにかなり難儀していました。

お惣菜「5」品というのは、キムチ類は数に入っていないのでしょうか?

普段から普通に辛いのを食べている息子なので、こちらのあっさりした浅漬けのようなキムチは全く問題なく食べられました。いつものようにご飯に載せて食べていました。昆布のプガクは、揚げて塩と砂糖をまぶしたものだそうですが、何だか食べたことのあるような味。干しエビのにんにく炒めとともに、美味しいですがお惣菜というよりはお酒のおつまみのような感じですね。

テールコムタンにはお肉をディップして食べる用のタレ、スープに味をつけるための塩、薬味の白ねぎがそれぞれ小皿に入れられて付いてきます。タレは酸味が弱めの酢醤油プラス何か…辛くはなかったです。しかしこのタレが浅い小皿にすれすれまで入れられているので、息子が何も考えずにお肉をじゃっぽんとつけると自動的に・・・(汗)
お塩のほうには何か黒っぽい粒粒が混じっていまして、見た目は黒胡椒っぽいんですが・・・ちょっと舐めさせてもらったのですが、昆布塩かな?と思いました。
今までにも別のお店で食べたことが何度かありますが、スープのお味はその中でもっともまろやかであっさり。自分で味をつけられるというところもいいです。
お肉はとても柔らかく煮えていましたが、お箸でつつくだけでほろほろとくずれる、というほどではなく、それなりに歯ごたえがありました。息子はお肉が美味しいと言って、塩をつけながらいつまでも骨をしゃぶっていました(笑)

ほかのメニューは親のほうとかぶるので後ほど・・・


2009/11/18 19:19
テーマ:第?章 宮廷料理? カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

遅ればせながら、ゴシレデビュー(その1)

Photo


短い旅を終え、戻って参りました。
良いものを見て、



聴いて、食べている時、
同じ部屋のこの同じ席に座ったらしい、あの人がまず先に思い浮かびました。



これからもあの人と同じ夢を見て行きたいと思います。




お料理の詳細等は後ほど(その2)から・・・


2009/11/11 15:27
テーマ:太王四神記 カテゴリ:韓国TV(その他)

今頃気づくって遅すぎ?


今回は「たどたどしくたどる旅」シリーズではありません。

『太王四神記』BSHiで絶賛集中再放送中。

実は冬ソナでなくこれがきっかけでヨンジュンさんに嵌った相当新参者な私。
DVDでいつでも見られると言っても、ハイビジョンは魅力。やはり録画して観てしまう。
やはり美しい。しかし、役者さんの毛穴やちょっとしたお肌の荒れも映し込んでしまい、ちょっと気の毒ではある。

ペーハーの美しさに見惚れていると内容を深く考えていなかったりするので(笑)、今回は改めて深く意味を考察しながら視聴している(今頃…)。

初見時意味がよくわからなかった、11話のスジニの鼻血。
あれは、一般的にはどういう解釈になっているのだろうか?
今回何となくあれっ、こういうことかな?と思ったので(今頃!?)、非常に遅まきながらちょっと書いてみようと思う。

2000年前。
火の神を崇める虎族が火の力と武力によって支配する世界。
(火の力は、天から授けられたものではなく地にもともと存在したもの)
世界に平和をもたらす為、神の子ファヌンが雲、雨、風の神を伴い天から降臨する。
虎族に虐げられていた民はファヌンの元に集まり、チュシンの国が成立する。


うーん。うつくしすぎる・・・

虎族の長、火の巫女カジンはファヌンに一目惚れする。
戦を止めようとしない人間たち。ファヌンはカジンから火の力を取り上げる。
カジンは仲間を殺して彼と結ばれたいと彼の元に走るが、ファヌンは彼女から取り上げた火の力を、己の民を率いる心優しく美しい、自らの愛する人間の女セオに授けてしまう。
(火の力を取り上げられたとき、カジンは口から血を流している。これはおそらくスジニの鼻血と関連性あり)


「人間に火の使い方を教える神」ということで、ギリシャ神話のプロメテウスの話を思い出しました。
ゼウスは本来人に火を与えるべきではなかったという考えで、プロメテウスに残酷な罰を与えるのでした。



↑思いっきりCGだけど、このシーンはとても好きです。

二人は夫婦となり、セオは神との間に子を生す。
「私が産んでいたかもしれないのに…!」
嫉妬に囚われるカジン。
ファヌンと今生で結ばれないなら来世でと願い、最後の戦いに挑み、二人の子を奪う。
セオは子を奪われた悲しみに自制心を失い、火の神に取り込まれて暴走し、黒朱雀となり、愛するファヌンの手によって命を落とす。
カジンは崖に身を投げる。
(求めてはならないものを求めた報い・・・神が人と結ばれたが為に、人が神と結ばれたいと欲したが為に、あるいは人が神の力を持った為に生じた因縁なのだとしたら、カジンとセオは被害者なのかもしれない)

そして・・・
カジンの転生キハ。今生では彼女に、ファヌンの転生タムドクと結ばれるチャンスが与えられたのだ。彼を守り助け、彼の信頼を得、前世での望みどおり、彼と愛し合い子まで生すことができた。

当初はキハこそが、天から定められた朱雀の守り人だったのだ。

しかし周囲の陰謀の為に誤解が生じた。前世で王であった自身のプライドのためもあるのか、説明も弁解もしない彼女。彼からの信頼を失った、彼を殺して自分も死のうと思いつめ、天地神堂のカオリ剣でのあの行動に及んだ。
(スジニが大殿でタムドクに話していた「守り人はチュシンの王を殺せないということを知っていたから」ということではない。キハはタムドクがチュシンの王だとは考えていない。ホゲにその可能性を示されても「たわ言を…!」と一蹴している。もしホゲがカオリ剣を執行していても結果は同じだろう)

しかし、本来仕えなければならない主である、チュシンの王の心臓に剣を突き刺したその瞬間、彼女は、せっかく今生で与えられた朱雀の守り人としての役割と力、そして愛する人と結ばれる運命とを、天から取り上げられてしまったのだ。
(その直後、高熱を出して寝込んでいるのはその象徴?それ故その後、キハがタムドクの子を身篭っている事に気づき、どう生きるべきか決めかねて彼に会いに行っても、前世と同じ事が繰り返されるのみ)

そして朱雀の守り人としての役割と力は、(そしておそらく愛する人と最終的に結ばれる運命をも)キハの妹スジニに移行する。
(鼻血が出たのはその象徴?)

高熱から回復したキハの身に残った“点けられるけれど消せない”火の力は、朱雀の守り人としての力ではなく、火の巫女カジンの転生であるがゆえに残されたもの。

ということなのだろうか…。


2009/10/27 11:28
テーマ:第6章 茶 カテゴリ:韓国俳優(ペ・ヨンジュン)

韓国お茶名人の雀舌茶飲んでみました その2


今日は中雀茶を淹れてみました。

まずは茶葉。こんな感じです。



参考までに、こちらが中国の銘茶の一つに数えられる「碧螺春(へきらしゅん)」。



色がきれいに出てなくてすみません。本当はもっときれいな明るい緑色です。茶の木の新芽を一芯一葉で摘み取って作られるお茶で、芽(明るい黄緑色の部分が芽)はほわほわっとした産毛に包まれています。

そしてこちらが前回の大雀茶。



写真が下手で分かりにくくて申し訳ないのですが…全体的に、大雀より中雀、中雀より碧螺春と、全体的に茶葉が細く細かくなっていくのが分かると思います。
これが収穫時期による茶葉の生育具合の違いということなんですね。茶葉の段階での大雀と中雀の香りの相違は、あまり感じられないです。

水色はこんな感じ。
今回は75℃くらいで淹れています。

 

前回と撮影条件が違っていて分かりにくいですが、水色にもあまり違いは見られなかったです。

肝心の味のほうですが・・・
多少旨みと甘みが気持ち強く感じられるかな?という感じで、想像していたような大きな違いはありませんでした。
普段に気軽に楽しむなら、自分は大雀茶で十分かな、という感じがしました。
機会があったら、細雀茶も是非試してみたいです。


今回韓国のお茶名人さんのお茶を淹れて飲ませていただいてみて…

今回飲んでみた韓国の緑茶は、日本の緑茶とは製法も茶の木も違うことによって、味わいも異なるものでした。
現在私達は、中国やインド、パキスタンやアフリカから送られてくる紅茶、ウーロン茶の茶葉、あるいは英国やフランスなど他の国でブレンドされた各種の紅茶など、店頭で気軽に選んで購入することができますよね。
同様に韓国の緑茶も、全く別の種類のお茶として、選択肢の一つとして気軽に買うことが出来ればいいなあ、と思います。ただ、現在輸入元から提示されているお値段では、ちょっと競争力がないかな…? 

韓国の方々にも是非緑茶がもっと身近になるように、そして日本の緑茶も楽しんでいただきたい。私が生まれて初めて玉露の最高級品をいただいた時の感動を、是非ヨンジュンさんにも、体験していただきたいと思います。
ヨンジュンさん、日本にも、美味しい緑茶、ありますよ?
お好みとは違うかもしれませんが、70℃くらいでゆっくりゆっくり、淹れてくださいね(笑)

誰か彼のお知り合いの日本の方、彼にプレゼントしてくださらないかな?


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