花冷えの頃
桜が開花してから肌寒い日が続きます。夜はもちろんですが、薄く広がった雲が陽光をさえぎっており、花見をするにはまだ少し空気が冷たいかなと感じました。ニュースによるとここら辺りの桜は3分咲きなのだそうです。木によって咲いている花の数は差がありましたけど・・・。
ぼんやりとした空に桜の淡いピンク色は濃淡が少なく、どう切り取ったらよいのかわかりません。青い空を背景にし影のできる陽光があるとくっきりとして写真が撮れるんだけどな~。まあ、このふんわりとした景色がこの季節の特徴なんでしょうね。天気予報では今日、明日くらいは雨模様になるとか。昔の日本人はこんな変化を「花曇」として不安定さを楽しんだというからなんとも前向きです。
桜咲く公園では、親子連れや友達同士でやってきた春休みの子供たちがたくさんいました。遊具で遊んだり、かくれんぼしたり、探検したり、シロツメツユクサの花飾りを造ったり・・・。
中にはベンチに座って話し込んでいたグループもあります。出会いや別れの季節ですから、子供たちの世界にもそれがあるんでしょうか。それとも教室では話せないこと、学校から離れた場所だからこそ話せることがあるのかもしれません。
大人になると何を語ったのか忘れてしまうかもしれませんが、語り合うことは相手を知ることですから、そういう体験はたくさんしてほしいです。
もちろん、一緒に体を動かして遊ぶことも。遊びは社会にルールがあることを学ぶ一番の方法ですもの。共通した約束事を守る、順番を守る・・・大切です。
上の左の写真に写っている滑り台ですが、私が幼稚園のころにはもうありました。シンプルな遊具なんだけど、ただ滑り降りるだけでなく、冒険もできそうな道具です。また、遊び方やルールを自分たちで工夫するとどんどん楽しくなるんですよね。
カメラ
すっかり春めいてまいりました。うきうきする頃でもありますが、年度の変わり目は落ち着かないものです。
季節は毎年同じように繰り返しているのに、時間の変化は一方向です。春は淡い季節の到来のようですが、実は日本の社会においては急な環境変化の季節です。自分の生が後戻りできないことを痛いほど感じます。
そんなワサワサした心を癒そうといろんな音楽をたくさん聴いています。iTunesのサイトで様々なアーティストの曲をむさぼるように試聴しつつ購入。そのなかにはこれまで耳にしたことのない方の曲もあります。
岡野宏典さんという若いシンガーソングライターの歌が気に入りました。とくに♪フォトグラフ♪という歌は自分やヨンジュンさん、そして季節の変化と重なってジ~ンときました。
少し肌寒い風に シャツの襟を立てて
新しい季節の気配を感じてる
君とよく待ち合わせた バス停の周りも
淡く色づき出す 麗らかな日
目に映る景色を 君に伝えたくて
ここにある全てを 君のために閉じ込めたい
離れてもそばにいられるように
君に笑顔咲きますように
届けたいこの想い
僕なりに切り取ってみる
いつまでも色褪せることない
僕ら出逢った頃のような
きらめく時の中で輝いてるフォトグラフ
【フォトグラフ】 by 岡野宏典
もしかしたら秋の歌なのかな。ま、いいさ。
止めることができない時間をそのまま切り取っておきたい・・・それが写真への私の想いです。
いつまでもこのままいたいというのは、やはり贅沢なことなんでしょうか。
雪解けで豊富になった滝の水流のような年度の境目。私はそこに飛び込む自分の緊張をなだめるために、ちょっと後ろ、つまり過去を振り返りたくなりました。自分がここにあるのはどうして?どうしてここにいるの?私の人生の物語はこの先どうなるんだろう・・・。
“ひとは物語の中で生きている”
実はここ数ヶ月間考えていることです。いつかブログにそのことが書けたらいいなと思っています。頭の中がまとまらないんですよね~。
この岡野宏典さん、どうも地元の方だったようです。ちょうど彼が出るローカルラジオ局のコンサートが来週あるので出かけてみる事にしました。風味堂や佐藤竹善さんが出演するコンサートです。
(訂正:佐藤竹善&風味堂のコンサートでした。岡野さんのコンサートは別)
楽しみ!
今日のタイトル下の写真は友のカメラです。
リコーの“GR DIGITAL”です。28mmの単焦点レンズ。
コンデジなのですが、RAW撮影もできて、なかなかなシロモンです。
なんともマニアックなカメラです。彼女らしいというかなんというか・・・。
(ちなみに後ろの方に写っているのはトイカメラです。これも友の)
GRに触らせていただいたら、私もこんなカメラが欲しくなりました。
イチデジほどのことはできないけど、きれいに撮れてカバンにポイと入るサイズなのがいい。
Canonで考えるとPower Shot G10かなあ。う~ん、欲しい。
菜の花は職場近くの休耕田に咲いていたのを撮影しました。
そろそろ桜の花も開いてきたので、お休みの日にカメラもってまた出かけたいです。
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