2009/12/13 14:40
テーマ:感情と心 カテゴリ:趣味・特技(その他)

地下道

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恐い夢ほどよく覚えているものです。しかも、10年くらい前から同じような夢を何度も見ます。ここで言う夢は眠っている間に知覚するもののことです。覚醒している時に描く“願望”とか“希望”ではありません。


私がみるいや~な夢は「追われる」「殺されそうになる」「逃げる」「隠れる」・・・といったものです。私を追ってくるものは未知な人(誰なのかわかりません)で、どうも銃かナイフをもっているようです。その人に見つかると自分は殺されてしまうらしいので、とにかく見つからないように隠れつつ逃げます。細い路地や狭い部屋や何かの陰に隠れたり、道を走ったりしています。しかも、私はいつも戦争に巻き込まれた状況にいるようです。敵に襲われるってことかなあ。

夢のメカニズムははっきりしていないのだそうですが、その人の記憶が大脳で作り出す現象であるということだけは明確です。分子生物学者・福岡伸一先生の本に、記憶はどこかに蓄積されているものではなく、脳の細胞をめぐる刺激の伝達経路の一致性ではというようなことを読みました。何度も同じ夢をみるということは、その経路を何度も刺激が通るってことなんでしょうかね。


夢分析、夢診断、夢占いというものは、夢に意味があるという考え方からきています。wikipediaには下のように説明がありました。本当のところどうなんでしょう。

寝ながら見る夢では、その人の普段は抑圧
されて意識していない願望などが如実に現れるケースも多いとされる。ただ、それらは誇張されていることも多く、結果的に現実としては不可解な現象で表現されることが多い。

夢分析は自己分析のひとつとしての考え方です。深層心理を夢の中に探し、本当の自分を見つけ出すということかな。フロイトは性的な抑圧と結び付けた判断が多いようです。彼の研究した当時と現代社会の状況が合わないので、無理があるとも言われています。
夢占いは将来と結びつけて、願望とかこれからおきる危機とかを表しているってことなんですね。未来を予言しちゃうってことかい?


一般的な夢診断から私の夢を考えると、何か現実に体験している問題(ストレス?)から逃げたい、解き放たれたい、自由になりたいと思っているということなんでしょうか。
他に、一生懸命電話をかけるのに番号を間違えて通じないとか、自分の家を見上げて「ここは昔私が住んでいたところなんだ」と悲しくなるとか、大声を出して呼んでいるのに相手には聴こえないとか・・・。なんだか苦しくなってくる夢が多いです。30代のころは金縛りも結構ありましたが、最近はすぐ目が覚めるためかそういうことがありません。


恐いといえば、私は暗闇とか狭い閉鎖空間が苦手です。だから、エレベーターはあまり好きではありません。ホテルとかもできれば窓の大きな部屋を選択します。観光とかでも地底に行くようなことはできれば避けたいというか・・・。出てこられなくなってしまいそうな恐さを感じます。
いつだか甲斐の善光寺で胎内巡りをしたのですが、私、足が止まって前の人についていけなくなり、さらに恐怖を味わいました。もう絶対に行かない!見えない恐さ、圧迫される恐さの両方が重なったんですね~。


恐いとは少し違いますが、苦手な人ってあります。コミュニケーションをとろうとすると“恐い”と似た緊張感が沸いてくるんです。私の言葉の端を取り上げて、何か攻めてくるような雰囲気を感じるんです。そんな時私、無口になります。言ってもうまく伝わらないというか、本当の自分を知られたくないというか、言わないほうが自分を守れるような気がするんです。


私の心を襲うものたちの正体ってなんだろうと思いました。小さい時の何かがトラウマになっているんでしょうか。それは克服すべきものなのか、それが私なんだってあきらめて生きていくか・・・。ただ、恐い思いをした時は「誰か助けて!」っていつも思っています。

  

 

 


タイトル下の写真は名古屋の地下です。なんか不思議な世界でした。

新幹線のホームからの夕日がきれいでした。その右は八ヶ岳登山の時にであった道です。昔、トロッコでも通っていたんでしょうか。人の生きる道は新幹線のように整然とはいかないだろうなと思って・・・

次の左は浜松の方にある鍾乳洞の中、右は八ヶ岳を登山する後輩です。1本道より、彷徨いながらも抑圧されない道の方がいいですねえ。

最後は先日大覚寺で撮影したライトアップされた紅葉のトンネルです。灯りの灯された広い道っていいなあ。


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