河口湖と佐渡さん
先日、NHKで「さど☆まさし 題名のある音楽会」の放送がありました。指揮者の佐渡裕さんとさだまさしさんが兵庫県立芸術文化センターで開催した東日本大震災復興祈念チャリティーコンサートのダイジェスト版です。
震災直後、佐渡さんが(;O;)エーンと泣きながら、「音楽家は無力だ」とさださんに電話をかけたところからこの計画が出発したとか。
震災地の変化していく様子の写真とオケの演奏、そして生さだ風のはがきやお二人のトークに胸をキュッとさせながら見入ってしまいました。泣き虫佐渡さんは「カミさんにハンカチをもらっといてよかった」といいつつ何度も涙ぐんでおりました。指揮棒を振っている大きな体の佐渡さんのせつなそうな顔を見ていたら、私もつられてウルウル・・・
放送された楽曲
G線上のアリア(バッハ)、
リュートのための古風な舞曲とアリア第三組曲より“パッサカリア”(レスピーギ)
道化師のソネット(さだまさし)
フィンランディア(シベリウス)
カヴァレリア・ルスティカーナより“間奏曲”(マスカーニ)
いのちの理由(さだまさし)
案山子(さだまさし)
風に立つライオン(さだまさし)
ローマの松より“アッピア街道の松”(レスピーギ)
ふるさと
心が温かく、エネルギーの湧いてくるような曲と構成でした。
私は大好きな曲ばかりで、後半に向かってどんどん気持ちが盛り上がってきて、テレビのボリュームを上げ、自分で歌ったりハミングしたりと声を出し、体を動かしていました(^^ゞ
♪案山子♪はさださんと佐渡さんのデュエットでした。佐渡さんはフルートを吹き、「元気でいるか、街にはなれたか、友だちできたか・・・」という部分は歌で参加していました。歴史に残る演奏だわ~。
佐渡裕さんは有名な指揮者ですが、なんかとても身近に感じる方です。彼は若いころ高校の吹奏楽部の指導者をしていたとかで、今でもそれに繋がった活動をされているからかもしれません。
この写真は2010年の河口湖音楽祭の一番最後、シエナウインドオーケストラの演奏会では恒例の「みんなで“星条旗を永遠なれ”を演奏しよう!」です。客席にいた人たちも自分の楽器をもって舞台にあがり、演奏するんです。その空間にいる人たち全員の一体感、隣りに座った見知らぬ人とも通じ合えたような気持ち、子供とか大人とか関係なく無邪気になる・・・そんな雰囲気です。
8月の河口湖畔は音楽一色ですね。【河口湖音楽祭2011】
2011年はこの音楽祭も10年目だったそうです。行けなかったけど・・・。
小学校の金管バンドでトランペットを吹きはじめた姪を誘って観覧に行く予定です。姪にとってはプロの楽団の演奏会は初めて。私は聖響さんに会える嬉しさで今からワクワクしています。
聖響さんといえば、今年の大晦日の東急ジルベスターコンサートの指揮者になったそうですね。カウントダウン曲は♪ボレロ♪だそうです。それも行きたい!チケットとれるかな。
さて、タイトル下の写真は富士急河口湖駅前のロータリーです。東京行きのバスを待つ若者たちはみんな楽器ケースを持っています。音楽祭の翌日の撮影です。
下左は河口湖畔の待宵草で後ろに河口湖大橋が見えます。音楽祭の日は富士山に雲がかかっていて見えませんでした。なので・・・
下右は冬の河口湖からの富士山です。街の上に雲があって、その上に富士山が見え、浮いているようです。
この下の写真は「久保田一竹美術館」です。河口湖に行くといつも立ち寄りたくなるところです。展示室の裏は森のようです。手前に楓、後ろに竹林なのですが、秋の紅葉の時期に行ったら、色とりどりの風景が見えるのだろうなあと想像しました。
≪追記≫
誰かがYou Tubeに「さど☆まさし音楽会」の♪風に立つライオン♪をアップしてくれました。貼り付けてみますが、いつまで見られるか・・・
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