2007/03/15 04:06
テーマ:自宅 カテゴリ:趣味・特技(カメラ)

クラリネット

Photo

BYJ Classics -Hero-のコンサートに行ってきました。ヨンジュンさんの想いと会場いっぱいの音楽に感動でした。会場が広くて、天井も高く、130名のオケでもスピーカーが必要であったことは残念でした。私の席はやや下手寄り。1曲目が始まったとき、左の天井から音が聴こえてきてびっくりしました。生オケではなく、なんだかTVかビデオを観ているよう。でも拍手の音も散乱していましたから、ここはそういう会場なんだといいきかせ聴いていました。

ところが、大きなスクリーンに映し出される演奏者のアップやヨンジュンさんの写真という視覚効果があったせいか、いつの間にかその違和感は気にならなくなっていました。舞台で繰り広げられるストーリーに惹きこまれていました。演奏者の体温を会場の空気の中に感じることができたのかもしれません。

気がつくと演奏したことのある曲が多かったので、、一緒にブレスしたり、歌っていたりしていました。なんだか身体が自然と動いてしまいました。自分も舞台で吹いているような錯覚(゚_゚i)

 

ヨンジュンさんが演奏会のために選んだ曲のひとつにバーバーの「弦楽のためのアダージョ」がありました。彼は、この曲と世界に充ちる苦しみを知る自分の感情を重ねているようです。旋律の流れを「すすり泣きのようにはじまり、やがて嗚咽するかのように高まっていく」と表現しています。

この曲は『冬のソナタ』の日本版の3話、チュンサンのお葬式をユジンたちが湖で行う時に流れています。また、映画『プラトーン』をはじめ多くの映画やドラマでも使われているということです。そのどれもがレクイエムとしての効果のようです。

私は佐渡裕さん指揮で兵庫芸術文化センター管弦楽団が演奏したCD「開幕の祈り」にあるこの曲が好きです。察するどおり、阪神淡路大震災で犠牲になった人々への祈り、そして街の未来への祈りなのだそうです。その想いがCDを聴いた私にも痛いほど伝わってくる演奏でした。

 

上記写真は私のクラリネットです。社会人になって最初の冬のボーナスで購入しました。寂しいことに今はケースに仕舞われたままです。下に敷いてある楽譜はチャイコフスキーの「序曲・1812年」です。実は吹奏楽バージョンのBass.Clarinet譜なんですけど・・・``r(^^;)ポリポリ

この曲はぜひ生演奏を聴いてみたいと思っていたので、今回は感激でした。空砲の音をどうやって出すかが楽しみだったのです。吹奏楽をやっていたとき、バスドラムをたくさん使って舞台の裏の方で叩くと誰かにきいたことがありました。また、野外演奏会では本物の大砲を使った演奏もあるとか。Heroでは舞台の下手のカーテンの陰あたりでバスドラを叩かれていましたね。カメラがそれをちゃんと大きく映してくれて嬉しかったです。

野外演奏会の録音であると思いますが、私が高校生のころラジオから流れてきた“1812年”が忘れられません。一緒に聴いていた妹も鮮明に記憶しているようです。空砲とともに花火のようなヒュ~ッという音と豪華な鐘の音が入っていました。いつかもう一度その録音を聞いてみたいのですが、CDが見つかりません。

ヨンジュンさんはこの曲を「弦・管楽器が疾走し、打楽器が弾け飛ぶ圧巻の演奏」と綴っています。そのとおり、すべての楽器が勢いよく、厚く奏でられます。冒頭およびラスト部のコラールを合唱で演奏する場合もありますが、その場合はどのように表現されるでしょうか。合唱が舞台を包む・・・かな。

演奏を聴きながら私は舞台を((・(_・(_・ (・_・) ・_)・_)・)) キョロキョロ。もう楽しくて。興奮していました。

 

【追記】コンサート終了後、写真展の会場で大好きな金聖響さんのサイン会があるとのアナウンス。CDにサインをいただき、握手してもらいました。

φ(〃゚ー゚〃 ) ♪ サインはよくわかりません。↓こっち“seikyo”?

このCDはちょうど聖響さん34歳の時の録音とか。リハーサル風景のDVD付きでしたから、ちょっと若い聖響さんが見られました。Heroの舞台上の彼はきれいな奥さんもらって幸せ太りかな~って思って・・・スミマセン


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