2007/02/25 18:06
テーマ:東京 カテゴリ:趣味・特技(カメラ)

文字

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最近、文字をペンで書くことが少なくなりました。何を書く(?)のにもパソコンです。数年前はキーボードを打つことが遅いし、せっかく一所懸命入力しても、ちょっとしたキーの誤操作で急にそれが消えてしまったりしたものです。書くほうが楽で速かったはずなんです。それなのに今はキーボ゙ードを打つことがなんと楽か・・・。

その理由は、間違いは訂正ができる、漢字がウル覚えでもOK、きれいで読みやすい・・・・など。何よりも書くよりずっと速くなったんです。だから、手紙を書くにも下書きをパソコンに打ってみたりします。そういえば、年賀状も1枚ずつ書かなくなり、年末ぎりぎりまで手をつけなくなりました。

たまに書くと、これまたへたくそな字・・・。前はもっと上手だったような気がするんです。昔書いていた字が上手いというより、今の字がバラバラしていて汚すぎるんですよ。もう、がっかり。

私は子供頃ペンの持ち方が変だったんです。ペンダコが何故か薬指にできていました。鉛筆をぎゅっと握るように持ち、力を入れて書いていたと思います。だから硬い芯を使っていました。大人になってボールペンを多く使うようになり、もっと軽く持てるようになりました。ペンダコは中指にでき、さらさらと滑らせるような書き方をしました。何枚にも複写が必要なものは下まで写らないことがあるくらいに力のない書き方でした。

 

  

右の文字は私が小学校2年生の時に書道教室で書いたものです。

70cm四方くらいあります。

「好きな文字をひとつ書いて」と言われて選んだ文字です。今はピアノの上に飾ってあります。

上の写真は高矢禮の明細書の表紙です。この文字は誰が書いたのか・・・というより、ロゴとしてデザインされたものなのでしょうね。書いたというより彫刻刀で彫ったように見えます。

左は入り口の看板をアップにして白黒にしたものです。

 


2007/02/24 07:59
テーマ: カテゴリ:趣味・特技(カメラ)

17時の空(追記)

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昨日、仕事がお休みだったので美容院へ行きました。終わって外に出ると17時の鐘の音が・・・。子供の頃はこの鐘を聴いたら家に帰らなくちゃと思ったものです。

西を向いて歩いていたため、雲がオレンジに染まった空が目に入りました。わ~っ!と思い歩みを止めて見上げていると、飛行機雲が1、2、3・・・3つも見えました。南の方へ行くもの、北西を横切るもの、そして西の雲の中から飛び出てくるものです。飛行機ってこんなにたくさん飛んでいるものなのかあ。

西の雲から出てきた飛行機。その行方を追うと、ちょうど真上に見えた月をかすめて飛んでいきました。

 

私の住む街には空港がありませんから、私が見ている飛行機たちは上空何千メートルとかいう距離にいるんでしょうね。月はもっと遠くですが、私からは飛行機が月に向かっているようにも、月から飛び立ったようにも感じました。

 

人間にあたえられている最高の資質は、目に見えるものから目に見えぬものを推論させる力です。

これは私の尊敬する人物の言葉です。人間には少しの情報から「これってどうなっているんだろう」と考え、イメージを膨らませる能力を生まれつき持っているという意味なんだと思います。その方法が深くなったもののひとつが科学になるんでしょう。

昔、空を飛ぶ鳥や虫を見てうらやましいと思った人がいたでしょう。不思議に思った人がどうなっているのかと鳥や虫をじっと見つめたのでしょう。羽をパタパタ動かしているとか、風の流れがどうかとか・・・(私はよくわからないけど)。次に見たことを頭の中で組み合わせて、きっとこうすれば飛べるんだということを描いたのだと思います。「人が空を飛ぶ」という現実にはないことを想像し、考え出したのです。

人の表情や行動から、あの人は「怒っている」とか「悲しそう」とか「あっちへ行こうとしているのだな」・・・などいろんなことを考えます。反対から言うと、自分の思っていることや考えていることや行なおうとしていることを言葉で伝えることは不可能だし、全部を伝える必要はないのでしょう。人は社会に所属して生活していますから、コミュニケーションが必要です。でも、他人と自分は違う人間ですから、同じものを見ても違うことを感じ、考えます。その結果が表面に現れ、他人がそれを見て「あの人はこんなことを思っているのかな」と想像します。想像は経験的な判断なのでしょう。それでも大勢の現象を統計的に調べると大まかな傾向が結果として出ます。

少し前に「納豆ダイエットのデータ捏造」が話題になりました。そういうのを“ニセ科学”というのだとラジオのコラムで話されていました。血液型による性格の違いとか、テレビゲームをやりすぎると脳細胞が壊れるとか・・・。調べると何か想像できるものはあるかもしれませんが、科学といえるほど明確な結果はないのでしょう。

 

私たちは“科学”という言葉に弱いのかもしれません。科学してもわからないことはいっぱいあります。科学的に明確だと思っていたことも、違う視点から科学したら覆されることだってあります。特に人間は同じ人がいないだけに科学的に絶対といえないことは多いのでしょう。「こうでなくてはいけない」という“絶対”を追い求めると、そこから外れた時に辛くなります。

見えるものから見えないものを推論する楽しさを実感しながら、幅のある生活をしていければよいのかもしれません。

 

空からいろいろ考えすぎてしまいました。おかげで、この記事を書き始めてから完成まで時間がかかりました。

長くなったついでにもっと写真を載せちゃいましょう。同じ頃に下記のような写真も撮れました。暗くなった街の向こうに富士山だけがピンクに輝き、信号機にも夕焼けが・・・

 
 
【追記】この記事に書いていることは普段私が考えていることのですが、なかなか言葉にできないって思いました。見えるものから見えないものの推論は何も科学とか難しいことをさすのではありません。このネット社会はそれそのものだと思います。文字になった内容からその人ってどんな方なんだろうといつも想像しするし・・・。そういう人間の頭を使った作業のことです。

 


2007/02/21 20:21
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田んぼ

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先日、嵐が通り過ぎた後、湿った空気が春らしいなと思いました。まだ土からの青い香りは感じていませんが、それももうすぐなんでしょうね。そういえば、近所の田んぼは土がフカフカ軟らかくなっていました。田起こしというのですか?

また、通勤途中に池の石の上でカメが甲羅干ししているのを発見。冬眠から醒めたばかりでボ~ッとしているようにも思えます。メジロなどの鳥がエサを口にして飛んでいる姿もよく見られるようになりました。植物に続いて動物もそろそろ活動開始でしょうか。暦の啓蟄は3月になってからですが、もしかしたら今年は先取りかもしれませんね。

下記は田んぼの脇に咲いていた花です。左は“ペンペン草”で右は“仏の座”(別名:三界草)です。春の七草でいう“仏の座”は“田平子”のことで、この草ではないそうです。ペンペン草には黒くアブラムシがついていました。 

 

私は季節の変わり目が好きです。特に春になるこの季節が一番好きです。生き物たちが寒い季節に隠れて蓄えていたエネルギーを争って放出しているように思えるからです。そんな活動はがんばらなくてはという気持ちを呼び起こさせてくれるからです。

ところが今の私はというと、やらなければならない仕事がどんどん溜まってきて、アップアップ。活動低下です。もう年度末ですから、今年度の結果を何らかの形で表現しなければなりません。やばいです。

そんな自分のやる気のなさに自分で情けなく思っています。もともとコツコツタイプではなく、切羽詰ってわ~っと一気に作業する性格なんですが、最近はそのやり方がひどくなって、時間切れで完成に至らないものが増えています。言い方を変えると、「怠け者」とか「意志が弱い」とかになるのかもしれません。

少しずつ、一歩ずつは積もるととてつもない結果に繋がるのはわかっているのですが・・・/(-_-)ヽできない・・・。もしかしたら、この性格は能力のひとつなのかもしれないと思うようになりました。自分の限界なのかなあ。

遠くの目標に向かって、「今できることを今する」というのはすごいことなんだと思います。

 


2007/02/13 21:10
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点滴

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風邪をひいたと寝込んでいた母が、とうとう先週末に入院しました。肺炎になってしまったようです。熱が出て、ゼーゼーした息をし、食事もほとんど取れませんでした。近所のいつも診ていただいている医師から総合病院へ紹介。連休初日に救急で受診しました。そのまま入院でした。

母はもともと腎臓の機能が悪く、定期的に総合病院に受診をしていました。たまたま腎臓内科の医師が当直しており、助かりました。肺炎に間違いはないのですが、発熱と飲食ができなかったことで脱水をおこし、尿量が減り、腎臓に負担がかかっていることがわかったのです。

今日で4日目ですが、まだ熱は出ているようでした。普段お菓子とか間食が多い母なのに、食欲がまだありません。しかし、体重が少し増えています。むくみと肺炎を起こした側の胸に水が溜まっているようです。酸素をつけての療養で、トイレはベッドの横です。しゃべったり動いたりするとまだ息が切れます。

そんな自分が情けないことと、父のことが心配ではじめは早く帰りたいといっておりました。しかし、毎日点滴に通うことも難しいし、何より家ではきっと十分な療養ができないでしょう。今は覚悟をきめて入院治療を受けています。

 

熱があるとはいうものの、点滴の効果か入院当初よりはいくらか楽になったようです。昨日、藤沢周平の映画のパンフレットをもってくるよう注文を受けました。上映終了間際に観にいった「武士の一分」のパンフレットだけでなく、何故か「蝉しぐれ」もと・・・。

母は若い頃から映画好きでした。実姉の子の子守をしながら、映画を観に行っていたようです。「昔は他に娯楽がなかったからね」とはいうものの、邦画・洋画は問わず今でもかなり観にいく方だと思います。(SFものは見ません。)しかし、たくさん見すぎなのか、最近は話がごちゃごちゃになってしまい、どんなストーリーかきいても、「えーっと」というばかりの時もあります。

母が好きなものはもうひとつあります。それは演歌。なかでも「都はるみ」が大好きです。新曲のCDが出ると予約で購入。コンサートは地元のものも東京のものも出かけます。一人でも出かけます。その会場で隣に座った方たちと友達になり、手紙のやり取りや次のコンサートの待ち合わせなどもしていました。「はるみ会」とかいう名前をつけて・・・。母の部屋、孫の写真の横には都はるみさんの写真が飾られています。昨年、我が家の庭に「はるみみかん」の木が植えられました。

 

私がヨンジュンさんに夢中になったのを一番理解してくれているのは母かもしれません。いや、あの母の子だなあと私は思っています。父の介護が増えてコンサートや映画に行く機会が減ってきた母。今後、母が出かけるための“父対策作戦”を私も一緒に考えなくては・・・


2007/02/13 10:08
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「海」

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日常の喧騒から逃れて、静かな場所に身をおきたくなることは間々あります。時間の流れが同じなのかと思うくらいのまったりとのんびりした空間は追い詰められたものがなく、癒されます。

以前同じ部署で働いていた友達と温泉に行くことが、そんな空間に出会う時間でした。温泉宿に泊まることと、その周りのちょっとした自然を散策すること以外何も決めない旅です。宿は大きな温泉街ではなく、そこ一軒しかないような温泉が多いです。そういえば朝日旅行会の「秘湯を守る会」の温泉をめぐって、スタンプを集めたこともありました。

上の写真は伊豆の富戸というところにあるホテル「海」のロビーです。3年前のちょうど今頃に訪れました。木々と海以外何も見えないホテルで、近くに村はあるのですが、人の気配が感じられない場所でした。ロビーの天井は船の中のような雰囲気ですが、木でできた柱や梁は、やわらかくて和みます。

私たちはこんな旅の時、いつも思い思いのことをして過ごします。友たちは絵が好きです。色鉛筆や水彩絵の具を使い、スケッチブックに花や風景を描きます。私はカメラを持ってあちこちうろうろ・・・。時々おしゃべりをし、お風呂に入り、のんびりと過ごします。テレビはあってもあまりつけません。最近は忙しくて時間を合わせて出かることがなくなってしまいました。様々な出来事でイライラすると、こんな旅にまた行きたいなあと思います。

左の写真は部屋から撮影した月です。ちょうど満月のころだったようです。水平線に漁をしている船が見えます。

右下に写っている明かりは露天風呂です。海に面していて、さらに周りは真っ暗なので、夜は満天の星が降り注いでくるようでした。

下記は同じく部屋からの撮影で、今度は朝日です。  

現代社会は1分の内容がとても濃いように思います。掃除しながら洗濯機が回っていたり、歩きながら電話したり・・・。また、分刻みで時間を調整し、その時間にできることを探すことが多いような気がします。私は新幹線に乗る前、階段を駆け上がりながら「あと3分あるからコーヒーが買える!」と思うことがよくあります。時間に追われない時間がつくれるのは贅沢な生活なのかもしれません。


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