TDR
東京ディズニーリゾートへ行ってきました。姪と甥にとっては初めてのTDR。ふたりはこれまで、動物園に付属した遊園地しか行ったことがありませんでした。規模の大きい様々なアトラクションの乗り物が楽しかったことはもちろん、さらに彼らは、ミッキーマウスたちキャラクターから心に響くものを貰ったようです。
キャラクターたちは出会うとかわいいしぐさで近寄ってきてくれます。小さな姪や甥が突進して足に抱きつくと、ふたりの目の高さに座って抱きしめてくれます。また、アトラクションにはキャラクターそれぞれのストーリーがあり、それを姪と甥に噛み砕いて説明をすると、友だちのことを話しているように話を繰り返してきます。例えば、「プーさんはハチミツが大好きなんだよね」と。
パレードではキャラクターたちは愛くるしく手を振ってくれます。ふたりは全部のキャラクターに対してそれぞれ名前を絶叫しながら、手を振り返していました。子供のエネルギーはすごいです。
私が一番びっくりしたのは、ディズニー・シーのショーを見終わった時です。ふたりが泣いていたんです。3歳の甥は母に抱きついて大泣き、6歳の姪は目に涙を溜めていました。すべてのキャラクターが消えて、残ったミッキーが挨拶をして廻っていたので、それに向って「ミッキー!バイバイ!」と大声を出して手を振っていたと思ったら・・・
別れが悲しい、寂しいといえばそうなのかもしれません。でも、これまでも同じように「バイバイ」することはあったのに、その時だけ泣いたんです。歌あり、音楽あり、踊りあり、花火あり、様々なパフォーマンスやセットあり、キャラクターのセリフありの迫力いっぱいのショーでした。ストーリーは理解できなくても、ふたりがそれを見てジーンときたことだけは確かです。今回の旅のクライマックスでしたね。
姪と甥では年齢が違いますから、感動の仕方は同じではないでしょう。甥が「嫌だ」と言いながら大泣きしたのに対し、姪は泣いているのを知られたくないように潤んだ目でじっと海を見ていました。ただ、どうしたのか聞いても、ふたりとも自分の気持ちを説明はできないようでした。
そんなふたりがとてもかわいかったですね。成長したなとも思いました。これから先、このように胸を熱くする体験を何回もして大人になって欲しいですね。
余談ですが、20歳のころ、アマチュアオーケストラフェスティバルというコンサートでレスピーギの『交響詩・ローマの松』を聴いた時のことを思い出しました。なんだか涙が止まらなくて、横の席で一緒に聴いていた妹を見たらやっぱり泣いていて・・・
写真は、トゥーンタウンで電車を待っている甥です。ガマグチのドナルドがお気に入りになり、ずっとぶら下げていました。
[1] |