2007/06/27 22:39
テーマ:自宅 カテゴリ:趣味・特技(カメラ)

月あかり

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ここ数日、実に眠い・・・( - _ゞ 。パソコンに向かって大好きなヨンジュンさんを見ようとしても、職場の昼休憩中にみんなとしゃべっていても目が閉じてくるんです。女性特有のホルモンサイクルのためなのか、単に脳が休息を要求しているのか・・・。眠いときに眠れるのは、食べたいときに食べるのと同じくらい幸せな気分になれるものです。

 

睡眠を広辞苑で引くと下記のように書いてありました。

 動物のからだの動きが静止し、

 外的刺激に対する反応が低下して意識も失われているが、

 容易に目覚める状態。

 周期的にくり返し起こる。

 脳波の変化を伴い、生命維持に不可欠な現象。

睡眠とは不思議な現象です。生きていくためにわざと意識をなくしているってことですね。脳が創り出す積極的な脳の休息なのだそうです。もちろん、呼吸や心臓が止まったら生きていけませんから、眠らない脳もあるわけですけど・・・。

休息するのは大脳です。だから意識はなくなるんですね。脳が発達した動物だけが睡眠という時間が必要なようです。虫は眠らない?動物によっても睡眠の質や時間が違うようで、天敵に襲われやすい草食動物は立ったままの浅く短い眠りで、肉食類はゆっくりした眠りのようです。人間に眼球が動いたり夢をみたりという浅いレム睡眠と、微動だにしないふか~いノンレム睡眠とがありますが、草食動物はレム睡眠だけなのかなと思っちゃいました。それで休まるの?

 

意識をなくすような休息時間は何のために必要なのでしょう。脳は体のいろいろな働きを監視し、全体としてバランスがとれた活動ができるように全身へ指令を与える臓器です。活動し続けて休まないと、その情報処理能力が悪くなり、エラーがおきてしまうようです。また、無理して働かせると歪んだ活動から病気にもつながるとか。だから、眠れないってことはうまく生きていけないってことになります。よく眠れる私はすごい!

 

睡眠を途中でやめたり(目覚まし時計でおきるとか)、眠いけど我慢して起きていたりと、覚醒は自分の意志でできます。ところが、今から眠ろう!と思っても眠れないことがあり、意識をなくすのは自分の努力ではコントロールできないものです。不思議です。

広辞苑に周期的におこるとあるように、睡眠と覚醒にはリズムがあります。概日(日内・サーカディアン)リズムといわれるものが体にはあって、眠くなるのはそれに関係しています。海外旅行でそのリズムが崩れた状態を時差ぼけといいます。

人間の体には睡眠と覚醒以外にも概日リズムをもつものがあります。体温やある種のホルモン(代表的なものは成長ホルモン。だから寝る子は育つ!!)です。どうも、それらいろいろなリズムはそれぞれ固有にリズムをもっていて、光、体を動かすこと、食事すること、はたまた時計をみることなどの影響を受けて、うまくかみ合った状態になっているそうです。同調といいます。

睡眠と覚醒のリズムは同調させる光などの影響がないと、25時間のリズムになってしまうそうです。なんで?太古からこの地球の1日は24時間だったんじゃないでしょうか?

「満月が大きくみえる―体内時計が発振する暮らしのリズムー」(著:平澤栄次)というブックレットに、月のリズムが生物の時計に影響しているのではと書かれていました。概月リズムです。潮の満ち引きによる様々な動物の子孫繁栄に関する大きなリズムはよく言われています。それをもっと細かくすると、実は月が地球を一周するのが25時間だとか。うへ?太陽じゃなくて月のリズムなの?( ̄△ ̄;)エッ・・?わからなくなってきた・・・

地球上に棲むものは太陽と月の両者の影響を受けて生活しているということでこれ以上考えることをやめました。

 

このブックレットのタイトルですが、満月は写真で撮るより人の眼には大きく映って見えるということのようです。確かに・・・。満月の光は半分である上弦または下弦の12倍であるとか。そういえば影ができるほど明るくなります。今日の写真がそれです。昨年の中秋の月で、私のブログ1号の写真の数時間前の写真です。ベランダから撮影しています。ベランダの柵の影が下のほうにできているのがわかりますか?

 

ところで、現代社会は電気があったり、夜でも活動したり、地球の自転に逆らって移動したり・・・と、リズムを乱す状況がたくさんあります。人間がうまく生育しないのも、ストレスから回避できないのもそのためかなあ。やっぱり人間の脳が創り出した便利な世界は棲みにくいってことだわさ。

 

 

 

 


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