洗濯物
今日は青空のいいお天気になりました。我が家の洗濯物も気持ちよさそうに揺れています。カーテンから透けてくる陽光が心をふんわりとさせます。
日常は小さい様々なイベントにぶつかりながら淡々と過ぎていき、昔を振り返るきっかけがあると、長い時間の流れを気づかせてくれます。
一昨日、高校の同級生が亡くなったとの知らせを受けました。突然で急な展開の死でした。
私とクラスも部活も一緒だったのは彼だけでした。教室にいなくても部室にいくといるという、吹奏楽が大好きな人でした。演奏会やコンクールに向けての練習は暗くなるまで、休日は朝から夕方まででしたから、彼とは多くの時間を一緒に過ごしていたのだと思います。すごくいい加減なヤツでしたが、何故か他人から憎まれることのない性格でした。
卒業してからは何年かに1回しか顔を合わせていませんが、今でも忘れたころに何気ないメールをくれました。お互いそれなりの立場で社会生活を送っていますし、彼は3人のお嬢さんのいる父親です。しかし、昔と同じ憎まれ口がたたけ、滅多に会わなくてもにぎやかな時代を一緒に過ごした友であると感じさせてくれる人でした。
彼の死をできるだけ多くの友に知らせなくてはと、知らせをくれた友とわかる範囲であちこち電話しました。こんなことがなければたぶん連絡なんてしないであろう友たちにです。「何年ぶり?久しぶりなのにこんな話でごめん・・・」と何度も言いました。
今夜、通夜です。同級生と彼の話をたくさんしたいと思っています。彼に会ったらなんて言おうかしら。「何やってんの!」「もう一度一緒に楽器吹きたかったね」・・・
また、この歌が私の頭の中をめぐります。
悲しいけど この世に永遠なんてないから
悔しいけど 時は前にしか流れないから
どんなに遠くへ遠くへ行っても
あなたを忘れたくはないんだ だから・・・
「LAST SONG」 by 風味堂
[1] |