恐怖の谷を抜け出して。
お久しぶりです。
公私共に忙しく、ブログを更新できずにいました。
この間コッキーが何をしていたかというと…
1.
前回のブログで取り上げた、コナン・ドイル「恐怖の谷」を読了しました。
2.
そのイキオイで、もう一冊推理小説を読了。日本の作家のものだったと思いますが、タイトルは忘れました。
3.
読書熱が再燃してきて、近所のブックオフで京極夏彦の「狂骨の夢」(厚さ3.4cm!の新書サイズ)を購入、現在3/4ほどを消化。面白いです。
4.
そんな本を携えて、電車に乗って河口湖で束の間の休暇。昔読んで、もう一度読みたくなった本を東京に持ち帰ってきました。
5.
韓国版「花より男子」のF4に選ばれた김범さんのファンミーティングを取材。久しぶりに現場に行ってきました!
6. 韓国より友人が出張でやってきて、夕食を共に。
7. 自転車で徘徊第二弾。夜は世田谷区の烏山をうろつき、翌日は昼間に中野まで入って戻ってきました。
8.
マンションの契約を更新。これで引越しは当分の間ナシです。
ざっとこんなところでしょうか。
こうして書き連ねてみるとヒマそうですが、仕事は仕事でかなりバタバタしていたんです。
というか、それは今も変わらないのですが…
ところで最近、韓国ドラマもよく観るようになりました。
今は「外科医ポン・ダルヒ」をせっせと観ています。
このドラマ、タイトルからもおわかりの通り医療モノですから、主人公の患者の少年が死んだりなんかして、まあ色々と「重い」ところもあるのですが、이범수さんと김민준さんの演技対決が見ものです。
特に이범수さんは、なぜだか前髪パツパツのかわいい髪形のクセにやたらと尖った性格で、演技にも力が入っています。
この「外科医ポン・ダルヒ」は、韓国で放送されていたときにちょうどウラで「白い巨塔」(山崎豊子原作、日本でも大ヒットしました)が放送されていたため、視聴率はあまり伸びなかったそうです。
そうなると今度は韓国版「白い巨塔」を観てみたくなるのが人情というもの。
これでコッキーが次に観る作品は決まったようなものです。
さて、気がつけばことしももう後2ヶ月と少し。
時が流れるのは本当に早いですね。
あ!김범さんのファンミレポート、ぜひお読みください!
シャーロッキアン入門
小学生のころから本が好きで、「本だったらいくらでも買ってあげる」という母のことばを鵜呑みにし、むさぼるように本ばかり読んでいました。
母の予想を上回るハイペースで本を読み、次々に本をねだった挙句、「自分のお小遣いで買いなさい!」と呆れられたのも遠い昔、今でも本を肌身離さず持っているコッキーです。
(周りのひとがなかなか信じてくれないので、このエピソードは何度でも書きます!)
読む本は決まって小説ですが、ジャンルはまちまちで、純文学にライトノベル、外国文学、ときにはホラー小説、そしてミステリーと、現代文学を中心に色々な本に手を出します。
近ごろよく読むのはミステリーで、特に島田荘司先生の御手洗潔シリーズが好きです。
正直なところ文章力はそれほどでもないのですが、重厚なテーマと独自の日本人論が非常に面白いし、歴史の勉強になったりもします。そういう意味では、ミステリーそのものよりも根底にあるテーマや主人公の生き方が面白いのかもしれません。
そうした嗜好に因って、偶然手にした1冊の本があります。
タイトルは「御手洗潔対シャーロック・ホームズ」(著:柄刀一)。
タイトル通り、現代の名探偵であるところの御手洗潔が、かの有名な英国の名探偵シャーロック・ホームズと推理力を競い合うという中篇なのですが、これは非常に良質の作品でした。
前述の通り、これまでは、どちらかというとミステリーにおけるトリックや推理、犯人探しを楽しむというより、根底にあるものや人物に関心を持って推理小説を読んでいたし、明かされるトリックに驚かされた経験もほとんどなかったのですが、この作品はそうした部分が大変よく出来ていて、実に良い本に巡り会えたと感じました。
ただし、ひとつだけ問題がありました。
コッキーはシャーロック・ホームズシリーズを読んだことがないのです。
これはつまり、二人の名探偵に捧げるオマージュともいうべき作品のなかで出てくる、シャーロック・ホームズに関連した「ファンなら誰もが知っていたり、読んでにやりとしたりする」ような描写を簡単に読み飛ばしてしまうということであり、その分作品の面白さがわかっていなかった、ということに他なりません。
そういうワケで、書店で必然的に手に取ったのが、アーサー・コナン・ドイルのシャーロック・ホームズ作品でした。
まずは「シャーロック・ホームズ傑作集Ⅰ」を読了し、今は写真の「恐怖の谷」を読んでいるところです。
この「恐怖の谷」は三鷹の古本屋で100円で売っていたもので、背表紙には定価「220円」とあり、奥付には「昭和三十五年十月十日 初版発行」、「昭和五十三年一月二十日 二十三版発行」と記されています。
ページは黄ばんでいて字も小さいですが、おおよそ100年前の英国と米国を舞台にした物語は読み応えがありそうです。
感想はまたの機会に。
※ブログスキンを変えました。ブロコリマガジンのブログスキン、皆様も是非ご利用下さい!
中国、韓国、秋田、仙台…東京?
先週末は韓国時代に通っていた学校の同窓会ならぬ「同門会」があり、韓国から院長(校長みたいな立場の方です)や先生方、事務局の方たちまで来日したのにも関わらず、新大久保の大使館で食事をしました。
大使館といってもお国のひとが詰めているワケではなく、「大使館」という名の韓国料理屋さんです。
考えてみると新大久保には変わった名前のお店が多いような気がします。
見つけたり思い出したりしたら、またここでご紹介しましょう。
さて、同門会というのは「同窓」ではなく、「同門=同じ師匠・先生のもとで学ぶこと。また、その人。(大辞泉より)」の集う会であり、しかも外国にあって彼の地の言葉を学ぶ場所であるから、行っていた時期もバラバラなら年齢もバラバラ、共通するのはその学校に通っていたという事実と、日本人もしくは日本に住んでいる外国人という点のみです。
日本に住んでいる外国人…そう、まさにこの日は、韓国で共に過ごした中国人の友人が参加するということだったので、コッキーはその彼との再会を楽しみにしていました。
彼は韓国で6年間学び、それから語学留学のため、昨年日本にやってきました。
彼が最初に訪れたところは、なぜか秋田。
秋田で日本語を勉強するというのはあまり聞かない話なので驚きましたが(ひょっとして…秋田美人が目当て?)、彼を呼んでくれた秋田の大学の先生が、あろうことか彼が来る前に他の大学に移ってしまったという話を聞き、さらに驚きました。
その先生を頼りに、日本語もほとんどできないままで日本にやって来た彼は、当然途方にくれました。寮だかアパートだかわかりませんが、とにかくその日に入る予定だった家にも入ることができなくなり、文字通り路頭に迷ったそうです。
そんな出だしだったため、学校への不信感を募らせて仙台の学校に移った彼は、現在も仙台で日本語を勉強しながら、なぜか韓国料理屋でバイト中です。
ところで、なぜ彼は東京や大阪といった大きな都市に来ないのか。
こういう疑問を当然ぶつけてみたワケですが、都会はひとが多すぎて嫌いなのだとか。
でも、田舎は田舎でひとがいなさすぎて退屈だ、とのたまう彼。意外とワガママです。
そんな彼もとうとう観念(?)したのか、来年の春からは東京の大学院に進学する気になったそうです。
ですから今回の上京も大学院の説明会を兼ねてのもので、同門会の後はうちに泊まり、翌日大学院の説明会に足を運び、そうして仙台へと帰って行きました。
それにしても、東京に来るのは友人として歓迎しますが、一体いつまで勉強するつもりなのでしょうか(笑)
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