コ、コレは陰謀かい?
今から2週間半前の週末、家のテレビでサッカー中継を観ていました。
夕方に試合は終わり、その後も何となくテレビを点けっぱなしにして読書をしていたら、「ブツン!」というイヤな音と共にテレビの電源が切れました。
最初はリモコンでも踏んでしまったのかと思ったのですが、手元にリモコンは見当たりません。
テレビの近くに寄って本体の電源を押してみましたが…こやつ、ウンともスンとも言わないじゃありませんか。
背面のプラグを抜いて、再度差し込んでから電源を入れてみようと試みたものの、これも効果はありません。
二口あるコンセントを入れ替えてみても、やはり電源は入らず。
テレビが壊れました。
翌日のニュースで、地上波デジタル放送、所謂「地デジ」の普及率が思いのほか低い、という話題が大きく取り上げられていました。
コレだ!コレに違いない!!
地デジが思ったよりも普及していない。
つまり、地デジ対応テレビも思うようには売上を伸ばせていない。
皆、アナログテレビで満足しているのではないか?
地デジ対応テレビを買わせるためには、アナログテレビを壊せばよい。
だから、買って3年のコッキーのテレビも壊れた。
そう、つまりコレは、テレビメーカーとテレビ局の陰謀なのだ。
だからうちのテレビは突然壊れたのだ。
そうコッキーは確信しました(本当は妄想ですが)。
「テレビが壊れたら、新しいテレビを買う」。
これは当たり前のことなのか?テレビは生活になくてはならないものなのか?本当に?
コッキーは自問しました。
実際に、ネットで地デジ対応テレビの値段を調べたり、家電量販店に足を運んだりもしました。
しかしこの2週間ちょっとの間で、テレビがなくてすごく困ったことはひとつもありませんでした。
最初のうちは、朝目を覚ますと半ば機械的にリモコンに手を伸ばしていて、「あ、テレビは壊れているんだった」と思い出すような状態だったのですが、今ではもうそういうこともなくなりました。
むしろ週末は音楽を聞いたり読書をしたりして、なかなか良い時間の使い方ができているようにも思います。
もちろん、テレビを観て何かを考えたり、学んだり、情報を仕入れたりすることはできますし、テレビを否定するつもりはありません。
ただ、自分はあまりテレビを観る方ではないと思っていたのに、起きたらテレビをつけるというようなことがいつの間にかほとんど習慣になってしまっていたことに、若干の驚きを覚えたのです。
でも今は、テレビがない生活に慣れてきましたから、当分の間はこのまま過ごしてみようかと思っている今日この頃です。
でもこれから2011年にかけて、どんどんテレビの値段は下がっていくんでしょうね…いつまで耐えられるかなぁ。きっと、テレビを買いたくなってしまうんでしょうね(笑)
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