2009/06/10 19:12
テーマ:街走り カテゴリ:日記(良かったこと)

景色の変化


昨晩、鏡に映る自分の腹部に軽いショックを受けました。
横から見ると明らかに標高が増しています。
食事の量は変わらないので、おそらくこれはビールのせいでしょう。
というワケで、久しぶりにジョギングをしました。

新しいコースを開拓してみようということで、昨日はいつもより遠くまで足を運びました。
しかし、当然のことながら、家の近所はどう頑張ってもいつもと同じコース。

では新鮮味がないのかといえば、決してそうではありませんでした。
それは、周辺の景色に変化が生じていたからです。
何が変わったかと言うと、周辺の緑のボリューム感が圧倒的に増しているのです。

前回走ったのは5月25日ですから2週間ほど前なのですが、この2週間の間に、それとわかるほど景色は変容していました。

この時期の緑の茂り方は、恐ろしいほどの勢いなのですね。
いつも通る上水沿いの小道は、生い茂った植物が広げる葉によって道幅が狭められているほどでした。

変わったのは景色だけではありません。
生い茂る緑の、むせ返るように立ち上る匂い。
これも非常に強烈で、往来を行く人間の視覚と嗅覚に、否応なしに初夏を感じさせるものでした。

こうした景色は、ふだん家と会社の往復をしているだけではなかなか感じられません。
もちろん、ふとした瞬間に季節の変化を感じ取ることはありますが、それはあっという間に日常に埋没してしまいます。
だから、「どこかに出かけるため」ではなく、「外に出ること」自体を目的として外出した場合にこそ、この国の季節の移ろいを、余裕を持って楽しむことが出来るのではないでしょうか。

必ずしも走る必要はありません。
この時期だからこそ、皆さんに「外に出ること」を目的とした外出をオススメします。


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