2008/12/31 23:27
テーマ:日常 カテゴリ:趣味・特技(その他)

新年前夜

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まだ仕事の終わらない後輩たちを無残にも置き去りにして、職場で年明けを迎える夜勤スタッフに挨拶をして、私がチャリンコを走らせたのは19時半ころでした。西の空に消えそうな三日月とキラキラの金星がすぐに目に入りました。

それにしても今日は寒い!いや、冷たいなあ~。風は昨日よりは少ないか~。そんなことを感じながら、いつもの通い慣れた道をいつものようにiPodを聴きながら走っていました。
だけど、なんか変だヽ(~ ~ )ノ ハテ?
道路が静かです。車も人も極端に少ないのです。住宅街はまるで夜中のようです。犬の散歩する人も、ジョギングする人も見かけません。
大晦日なんだなあ。みんな家で家族と会話しているのかな。
紅白は始まったかな?

駅近くの繁華街は多くの店がもうシャッターを下ろしていました。数人の若者たちが大きな声で話しながら通ることがありましたが、いつも見かけるコート姿のサラリーマンたちはいません。歩道も車道もスイスイと走ることができます。・・・おっと(ノ゚ρ゚)ノ 、角を曲がった時におまわりさんにぶつかりそうになってしまいました。お仕事ご苦労さまです。

駅前の高層ホテルを見上げると多くの部屋に灯りがともっています。ここで年越しをする人たちもあるのかなあ。誰と一緒なのかな。ちょっぴりうらやましくなりました。

コンビニの駐車場には若者たちが集まっていました。車でどこかへ走りに行くような雰囲気です。私も二十歳のころは初詣に初日の出と一晩中友達と車で移動していたことを思い出しました。どこでもやたらと渋滞しちゃうんですよね。


自宅近くの神社は提燈が並び、達磨が積まれ、初詣の準備がされていました。亡くなった父が元気な頃、紅白が終わると出かけて行った場所です。お参りをして甘酒をいただいて帰ってきていました。

年が変わる時間が近づくと、家でテレビを見ていた人たちがぞくぞくと出てくるのでしょうね。嵐の前の静けさ・・・そう思えました。

    


もう少しで新しい年です。あ!東急ジルベスターコンサートを見なくちゃ。今年はガーシュインの♪ラプソディー・イン・ブルー♪だよ~ん。


2008/12/26 03:18
テーマ:日常 カテゴリ:趣味・特技(その他)

Christmas クリスマス くりすます

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クリスマスが終わる前にこの記事をアップする予定だったのに、うたた寝をしているうちに日が変わってしまいました。アチャ・・・(ノ_< ;)


イブの朝7時頃、我が家の電話が鳴りました。朝早い電話・・・何か急な知らせ?ドキドキしていると、電話に出た母が「おばあちゃんが亡くなったって」と私の元に言いに来ました。おばあちゃんとは母の母、つまり私の祖母のことです。
え~!体調を崩していると聞いていなかったために、びっくりでした。

祖母は認知症があり、施設での生活をしていました。朝食中に急に倒れたそうです。98歳ですから大往生といえるでしょう。


現在母の実家は母の姉・つまり私の叔母とその息子、つまり私のいとこの二人暮らしです。しかも、二人とも透析をうけています。さらに叔母は脳梗塞を患ってから、車椅子で出かけることはあってもほとんど寝たきりです。いとこは自営業をしながら叔母の介護をがんばっています。
祖母も以前は一緒に住んでいて、日帰りでケアハウスへ行ったりショートステイをして生活をしていました。しかし、叔母が脳梗塞をしてからはずっと施設生活になっていました。


とりあえず、母の実家へ二人で行き、帰ってきた祖母と面会しました。祖母は色が白く、シワが少なく、とてもきれいな顔をしていました。そういえば私はもう何年も祖母と会っていなかった・・・。
私の頭にはかぎ針で編み物をしてくれた祖母が強く残っています。ベストやスカートを編んでは私たちにプレゼントしてくれました。古いセーターを解いて毛糸球をつくるのを手伝った記憶があります。古い家の自室でコツコツと静かに編んでいた姿が浮かびます。
 



なんというクリスマスになってしまったことか・・・。しかもイブの私の勤務は夜勤。なんだか、気分は暗く、体は重くなっていた私でした。

母を実家に残して家に戻ると、郵便受けにいくつかのクリスマスカードが届いていました。喪中である私に年賀状の代わりにと友が送ってくれたもののようです。友たちの優しさに少し気持ちが緩みました。
コーヒーを飲みながらメッセージを読んでいると、ピ~ンポ~ン♪
「カレンダーって書いてあるよ」と宅急便屋のおじさん。
( ̄  ̄)………( ̄∇ ̄)ニヤッ…クマだ!
箱を開けると出てきました!Joon Bear!
徐々に元気になってきました。私って単純だわ。

その日の仕事はバタバタしており、ちょっぴりきつめ。帰宅したとたん、眠気と疲労感がいっきに襲ってきて(X_X ;)/ ヘロヘロー。。。(lll __ __)バタッ
携帯電話にもいくつかクリスマスメールが届いており、それを見るか見ないうちに意識がなかった私。ごちそうもケーキもシャンパンもなかったけど、友たちのメッセージにクリスマスを感じながら眠りについたのでした。

   


届いたクリスマスプレゼントの中に、ヨン友さんからのCDがありました。クリスマス曲集と映画『ある日どこかで』のサウンドトラックです。25日、目が覚めてからこれらを聴きました。クリスマスパーティーをしたかったなあ~。
25日は友とクリスマスリース造りって街へ繰り出す予定だったをあきらめただけに、軽快な音楽がちょぴり恨めしくなりました。

映画『ある日どこかで』はとても美しい曲たちでした。モリコーネを思わせるような旋律&編曲です。聴きすすめていくと、あれ?どこかで聴いたような曲がでてくるじゃありませんが。ラフマニノフです。
この映画にラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」が使われているのですね。その中の最も有名な18番目の変奏の部分です。
ここで聴いてください。↓ 
  http://jp.youtube.com/watch?v=cBJ9-Vk6Wrg

こうなると全曲聴きたくなります。さらにラフマニノフって叙情的で美しい旋律だわと思って、他の曲も次々と聴きたくなりました。
     「パガニーニの主題による狂詩曲」⇒「交響曲第2番」
                ⇒「ヴォカリーズ」⇒「ピアノ協奏曲第2番」
クリスマスにラフマニノフっていいかもしれない!とひとり部屋で浸っていました。



今日の写真は、タイトル下はクリスマスイメージ色のネオンです。実は、次の二つ並んだ写真の右のクリスマスツリーを接写&ピンボケさせたものです。
そのクリスマスツリーは先日お邪魔した東京の友宅にあったものです。ファイバーの灯りだけですが、キラキラときれいでした。ちなみに、前においてあるのは酢の瓶です。
その左横は、イブに送られてきたクリスマスカードです。陽光に当てたらとてもきれいでした。
最後の写真は、忘年会の日、私が酔っ払う前に撮影した街のイルミネーションです。


12月27日、東京国際フォーラムで「ブラスの祝典 年末スペシャル」というコンサートがあるんです。
   http://classical.eplus2.jp/article/107365790.html
東京佼成ウインドとシエナ・ウインドの共演という歴史的なコンサートで、指揮は金聖響氏。祖母の葬儀と重なり行けなくなりました。( p_q)エ-ン
私はつくづく聖響さんと縁がないようです。埼玉で握手してもらった温かな手がわすれられない・・・。




2008/12/21 07:00
テーマ:東京 カテゴリ:趣味・特技(その他)

御茶ノ水駅

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御茶ノ水駅辺りが好きでこの駅に降り立つたびに写真に撮りたいと思っていました。コンデジを持つようになってから何度かホームでシャッターを切ったことがあります。ぜひイチデジでも・・・ということで、今回撮影だけのためにここを訪れました。

ここの風景が好きな理由を言葉にするのはなかなか難しいです。ひとことでいうと「わくわくする切ない懐かしさのある東京の風景だから」ということでしょうか。


御茶ノ水駅のホームから新宿方面を見た景色が一番最初に好きになりました。神田川と平衡して線路もS字に曲がっていて、川と線路を見下ろすように高いビルが迫っています。その隙間を縫う様にオレンジ色や黄色や白色の電車がクネクネと走ってくる姿が面白くて、立ち止まって見続けたことがあります。別に私は“テツコ”ではありませんが・・・。
下↓の写真左がそれ(2005年の春撮影)です。右は御茶ノ水橋からくねった辺りをズームして撮影したものです。周りのビルを排除して撮ると、どこか山奥の風景のように思えてきます。

ひしめき合って立ち並ぶビル、川と土手の草木、そしてその間をせわしなく動く大勢の人々の重なりがなんとも東京っぽいなあと何回見ても思います。感心してしまうというか、おもしろい景色です。


この駅は擁壁と神田川に挟まれた場所にあり、ホーム幅が狭くなっています。さらに東京駅側は総武線が神田川を渡る鉄橋に向って上がるのに対し、中央快速は下っていくためにホームには段差があります。駅周辺は大学病院をはじめとした大きな医療機関があるため、バリアフリーにして欲しいという声がずっとあるようですが、立地条件の難しさゆえに建て替えが難しいそうです。
下↓左で鉄橋を渡っているのが総武線です。ホームにいるのは中央線快速なので、鉄橋の下を通ります。左下(神田川の真横)に少し見えるトンネルは地下鉄丸の内線の線路です。つまり、御茶ノ水駅のすぐ脇で線路は三段構造でクロスしているんですね。往来する電車を聖橋からみるのはテツコや男の子でなくても楽しいです。
右の写真は聖橋の欄干をニコラス聖堂に向けて撮影したものです。


御茶ノ水→聖橋→快速電車・・・ときたら、“湯島聖堂”となり、そう“檸檬”なんです。

  或の日湯島聖堂の白い石の階段に腰かけて
  君は陽溜りの中へ盗んだ 檸檬細い手でかざす
                          【檸檬】より by さだまさし

高校生のころこの歌を聴き、その風景を想像しました。当時の私には歌詞内容が難しく、理解できないものでした。聖橋周辺が“青春達の姥捨山”ってどういうこと?でしたもの。ただ、御茶ノ水に行くと“青春”ができるんだと思っていた気がします。行ってみたい!湯島聖堂の階段に腰かけてみる、聖橋から電車に向って檸檬を投げる・・・いや、神田川に向って檸檬を投げるんだと思ったものです。

  喰べかけの檸檬聖橋から放る
  快速電車の赤い色がそれとすれ違う
  
  川面に波紋の広がり数えたあと
  小さな溜息混じりに振り返り
  捨て去る時にはこうしてできるだけ 
  遠くへ投げ上げるものよ

      
http://jp.youtube.com/watch?v=U3lFrw83DVI  
     
(貼り付けできなかったのでこのURLで聴いてください)

この歌のライナーノーツにさださんはこんなことを書いています。

 「人間」が自然の流れに身を任せるのは、絶対に不可能であると思います。それ程我々は「加工」する事に慣れ切っているのですね。
 尤も「考える」事が人間の基本条件であれば、これも自然と言えるのでしょうか。学生街「お茶の水」はこうした最も「考える」時機の人間達が、果てしない数の愛や憎しみを産み、又、壊してきた街の一つと言えましょう。

この駅周辺は大学や予備校の街と呼べる学生の多い場所です。エネルギーあふれる学生たちはいろんな人と出会って、好きになったり喧嘩したりするでしょう。大人になる過程では思うようにならないこともあり、壊したくなってしまうような不安定な感情を体験することもあるでしょう。さださんはそういうことをこの歌に込めたのかな。

『檸檬』といえば梶井基次郎の小説です。あれは京都丸善の本の上に爆弾にみたてたレモンを置く話です。さださんの歌によって東京のレモンは聖橋から放られて爆発するってことになりました。
御茶ノ水駅周辺で見られる風景は人によって加工された街とゆらゆらと流れる神田川があります。何が自然の変化なのかわかりませんが、学生の葛藤と街の変化を重ね合わせた歌にも思えてきました。爆発させたくてもできない変化というか・・・(うまく言葉になりません)



高校生のころはそういう集団街に自分も溶けてみたいという憧れがありました。結局、家から通える学校でなければ進学してはいけないという親の言いつけを守った私は地元から飛び出すことができず、学生街を歩く体験ができませんでした。
社会人となってから通信ですが大学生になりました。その時、時々この界隈で授業や試験があったので、できなかった青春もどきを体験しました。といっても、その雰囲気に浸ったというだけですが。
そうそう、私は湯島聖堂をずっとキリスト教の教会だと思っていました。だって“聖堂”って語にそういうイメージがありませんか?訪れてびっくりでしたよ。孔子さまの教えを伝えるところなんですね。

最近、「高校生が感動した『論語』」(著・佐久 協)という新書本を買いました。まだ読んでいないのですが、その冒頭は下記のようでした。

 孔子にとって人生の価値は「結果」にあるのではなく「過程」にあった。(中略)目的のために手段を選ばないという生き方に孔子は何らの価値も認めていない。孔子のほぼ八十年後輩にあたるソクラテスは、孔子と同様に「人生の目的はただ生きることでなく、善く生きることである」と唱えている。

私のHNは直接ソクラテスを指しているのではありませんが、ちょっとこの言葉が気になります。この本を読み進めて、生きることを考えなおしてみたいと思います。若いときは考えるだけでいい時間がたくさんあったけど、今はそうもいきませんね。ああ~青春がやり直せるなら~です。


今回、御茶ノ水に到着した時間が15時と遅く、すぐに夜になってしまいました。何故かというと、忘年会翌日で早起きできなかったからです。二日酔い(・o+) アチャー・・・。次回は青空の風景を撮影するぞと誓いました。
また、撮影はここを通勤の最寄り駅としている友の協力でできました。大きな私の荷物を持って、何時間も付き合ってくれてありがとう!


2008/12/18 23:48
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みなとみらい散歩

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横浜へ旅するのは久しぶりです。横浜博とかいうものが昔あったと思いますが、その時に港周辺を歩いた記憶があるくらいです。確か、餃子とシュウマイのぬいぐるみを購入したような・・・
その博覧会の会場になったあたりが今のみなとみらいなんでしょうか。


アリーナでのイベント翌日は快晴!風もなく、散歩にはもってこいのお天気でした。臨海パークから大桟橋までゆっくりとカメラを持って歩きました。
海を背景に、人の建造したコンクリートや鉄の風景が長く広く続いている場所です。普段は草木を中心としたやわらかい自然を写して喜んでいる私でしたが、人造物もこう見るときれいだなあと感心して見渡しながら歩きました。私にとっては本当に未来風な感覚を覚える場所でした。


横浜港というと、少女マンガ世代の私は大和和紀氏の『よこはま物語』を思い出します。横浜開港の物語というか、その直前にこの地から世界へ羽ばたいた、そして横浜を守った人々(たぶんフィクション)の話です。

散歩しながらマンガのストーリーを浮かべ、いろんな港湾機関の設備を見ながら、世界と繋がるための玄関の歴史がここにあるんだなあと考えていました。もちろんその時間は過去のものではなく、今も続いているわけで、往来する人々や車から活気を感じられる街でした。また、ショップや公園にいると、そこは観光客や地元の方の憩いの場でもあることも体感できました。
 


 
《夜明けの横浜港です》



赤レンガ倉庫から大桟橋へ向う途中、土岸工事をしている現場がありました。現場を覗くと、ヘルメットをかぶって働いている人たちが大勢仕事をしていました。ふと、亡くなった父を思い出しました。こんな大きな港ではありませんが、父も港の土木工事をしたことがあるからです。こんな作業だったのかなあ~~と、見たことのない父の仕事を想像してみました。

何かのコマーシャルにありますが、もしかしたらそれは地図に残る仕事なのかもしれません。人が地球に絵を描く仕事とも言えるのだそうです。私には地球に穴を掘っているというか、地球に挑んでいる仕事に思えました。


  

ヨンジュンさんのプライベート映像に臨海パークを訪れた場面がありました。たぶんこの辺りという場所にはカゾクと思われる方々が何人かいらっしゃいました。
彼はここからファインダーの向こうに何を見つけたんだろうと想像しつつ、私が撮影したのは上の写真です。波が岸にぶつかって跳ねるのでちょっと濡れてしまいました。


 

旅先だからか、カメラを持っているからかわかりませんが、あたりまえのものが特別なものに見えてきます。上の左はホテルのカーテン、右はスズメです。
そんなみなとみらいで撮影した写真をウェブアルバムにしましたので、よかったらスライドショーでどうぞ。
みなとみらい散歩


2008/12/15 01:18
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みなとみらい

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横浜アリーナの『家族と迎えるクリスマス―離れていても―』の開演は17時からでした。午前中から横浜には来ていたのに、昼食をカゾクと共にとりながらおしゃべりしていたのに、私は開演ギリギリに開場入りしました。何故か・・・

わたしはみなとみらいにいました。
朝から降っていた雨は15時を過ぎた頃に止み、グレーの雲も少しずつ去っていきました。切れた雲の間から茜色の陽光が射し込み、ビルや空を照らしました。そんな風景をみたらカメラのシャッターを押さずにはいられません!
気がつくともう16時( ̄□ ̄;) 桜木町駅に向かって走る走る・・・
私の乗った電車は16時20分に出発、新横浜は16時36分でした。
アリーナは初めての私。案内を頼りに走る走る・・・
「まもなく開演します」の声を入り口外で聞きました。
私の席はスタンド席。スタッフの方に場所を尋ねると「とりあえず3階に行ってください」と。
エスカレーターを、階段を走る走る・・・
ぜいぜいしながら座席を捜し、なんとか開演前に着席することができました。

      これがそのみなとみらいです。

感動のコンサートでした。
ヨンジュンさんやカゾクの方と一緒にクリスマスを迎えて高揚した気分でみなとみらいに戻った私は、その後1時間ほど夜景の撮影をしていました。空腹であったことも忘れてしまうほほどでした。その時の1枚がタイトル下のものです。

今夜は満月です。キラキラのイルミネーションに負けないくらい美しい月も昇っていました。そんな写真も含め、またたくさん撮っちゃいましたが、またの機会に掲載します。

明日まで仕事はお休みをいただきました。カメラもってみなとみらいを散歩します。どんな風景の写真が撮れるか楽しみです。


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