2012/05/21 16:57
テーマ:自然 カテゴリ:趣味・特技(その他)

金環日食

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今朝は多くの方々が空を見上げたのでしょうね。
近所でもみなさんがワイワイ言いながら日食を楽しんでいました。
雲が多くて、ヒヤヒヤしましたが、薄い雲はそれはそれで趣があったかなって思います。

私は減光フィルターを手に入れたので、装着して撮ってみました。
ただ、雲によって光量が変わるので、フィルター外したり、露出変えたりとなかなか忙しい撮影になってしまいました。
さらに、太陽はどんどん上るので、何十分か経つと画面からいなくなっちゃうし・・・。

フィルターで光を少なくすると、太陽はくっきり写りますが、周りは写らないので真っ暗です。
昼なのか夜なのかわからない写真になりました。
日食なんですが、月食って言っても通じそうです(´ε`;)
なんだか月の方が凹凸の模様があって美しいかもって思ってしまいました。
ま、太陽は恒星で月は惑星なんだからしょうがないよね。

とにもかくにも、サングラスかけて直接太陽を見ないよう頑張って撮影しました。
\(*⌒0⌒)♪



下↓左は日食始まりのころです。
雲と電線が写ってます。

右の写真は何枚も撮ったものを重ねました。
もちろん位置はインチキですよ。
納まりきらなくてUターンしちゃっただけです。



次回の金環日食は300年以上も後だとか。
地球はどうなっているやら。


2012/05/17 11:44
テーマ:日常 カテゴリ:趣味・特技(その他)

太陽

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来週は金環日食。
ちょうどお休みなので、「写真撮るぞ!」と意気込んでいます。
ネットで太陽を撮る方法を検索して、何度も読みました。

減光フィルターが必要とのこと。しかもND100000とか。
安い買い物じゃないし、このフィルターだと太陽以外撮影できなくてもったいない(・_・;)。
悩んだ末、とりあえずND400とND8を購入しました。
晴れた日のスローシャッター撮影に使えるということで・・・。
それでも400×8=3200で実はかなり減光量が足りないんです。

この2つと持っているPLフィルターでなんとかならないかなあ。
日食は7:30ころだから、結構太陽は高い位置まできています。
ということは、光量は多くなっているはずです。
とりあえずフィルターをフルに重ねて試してみました。


この↓写真はオートで撮影しました。
絞り5.6、シャッター速度1/200です。
最大望遠の200mmで撮影してもこのくらいの大きさですから、太陽って小さいわ。

  


露出を絞って、シャッタースピードを落として撮影したのがタイトル下(トリミングしてあります)の写真です。
絞り14、シャッター速度1/5000なんだけど、黒点まで写っちゃった(´・ω・`)
もう少し開いてもいいってことかな。なかなか難しい。

ま、なんとかなるような気がしてきました。
ただ21日のお天気が心配です。
予報は曇りなの。朝だけでいいから、晴れて~~~。


下↓の写真は別の日ですが、日の出の頃(5時頃)の撮影です。
NDフィルターはどちらか1枚使用しました。


2012/05/06 06:58
テーマ: カテゴリ:趣味・特技(その他)

薩埵峠

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昨日、久しぶりに富士山が見えたので、カメラを持ち、リュックを背負い、JR興津駅から由比駅まで歩きました。
やや日差しは暑かったのですが、潮風が心地よく吹いていました。

みかんの白い花は咲きかけで、近づくと甘い香りがしました。
駿河湾には航行する漁船やフェリー、ヨットが、青い海の向こうは伊豆半島や三保の松原が見えました。

思わず歌ってしまいました。

 ♫みーかんのはーなが さぁいている~
  思い出の道 丘の道
  はるかに見える 青い海
  お船が遠く 霞んでるぅ~



薩埵峠には4つの道があったそうです。
①薩埵地蔵道:由比や蒲原の人が東勝院のお地蔵さんへお参りにいくための道。
②上道:1654年に幕府が朝鮮通信使を迎えるために開き、参勤交代の大名も通った道。
③中道:1682年に東海道として整備した道。朝鮮通信使が整備したとも言われているそうです。現在のハイキングルート。
④下道:古来から使われていた「親知らず子知らず」の海沿いの道。JR東海道線が通っているあたり。

   


箱根と並んでここを通るのは難所だったんですね。今でもですけど・・・。
東海道本線がぎりぎり陸地で、日本の大動脈である東名高速道路と国道一号線は海に飛び出してつくられています。
新幹線はもっと山側で、ずーっとトンネルになってます。
東海地震がくると駿河湾で津波が発生するので、ここは寸断されると予想されます。静岡は山側が南アルプスになるので、太い幹線道路がなく、地震がきたら大変なことになると言われていました。

・・・で、新東名が急がれたようです。
それから中部横断道ももう少しですかね。

      

この写真↑ですが、クロスしている上の道路が東名です。
下は国道一号線で、陸に沿って通っています。
一番左に東海道線が見えます。

この辺りをドライブすると、富士山がドーンと目の前に見えてきます。
東名に由比PAあります。
トイレしかない小さなパーキングですが、駿河湾越しの富士山が見えるステキな場所です。
富士川SAから観る富士山の方が迫力がありますけど・・・


下↓の右の写真は振り返って道路を見たところです。
国道はくねくね、東名はトンネルから出てきています。
遠くに見えるのは三保の松原と清水港です。


近いのに来たことがなかった薩埵峠です。
気軽に歩けるハイキングコースなので、季節を変えてまた来てみたいと思いました。


【追記】
季節なのでこんな歌も歌っちゃいました。

 ♫柱に凭(もた)れりゃ すぐ見える
  遠いお山も 背くらべ
  雲の上まで 顔だして
  てんでに背伸(せのび) していても
  雪の帽子を ぬいでさえ
  一はやっぱり 富士の山

     (「背くらべ」の2番です)

それから今の静岡は猫の手も借りたいくらいの忙しさです。
 
 ♫日和つづきの今日此の頃を、
  心のどかに摘みつつ歌ふ
  摘めよ 摘め摘め
  摘まねばならぬ
  摘まにゃ日本の茶にならぬ

    (「茶摘み」の2番です)


2012/04/22 17:02
テーマ:奈良 カテゴリ:趣味・特技(その他)

法隆寺にて

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梅の開花が半月以上遅かったのに比べ、桜の開花は平年並。
でも、開花後の気温が低くて、長い期間楽しめたように思います。
通勤途中、夜桜の下で宴会、そして奈良への旅・・・。
桜って気持ちをワクワクさせて行動をおこさせる花なんですよね。

奈良の桜というと、レーズン(さだまさし)の♪夢しだれ♪がすぐ頭によぎります。
歌詞にある法隆寺東院伽藍の枝垂れ桜が満開になった様を観てみたいといつも思っていました。


 
吉野の里の桜には まだ早過ぎると君が 
 
 僕の指をとり誘う先は 春に霞む斑鳩の 
 
 古の夢殿にひとめぐりめぐり会えば 

 ふり仰ぐ満開の桜 誰が名付けたのか夢しだれ 


  

夢殿の横には枝垂れ桜は2つあります。
「夢しだれ」と山本健吉氏が名づけた桜はたぶん老木の方なんだろうと思います。
とても存在感のあるどっしりとした桜。
垂れた枝先は地面に着きそうなくらいの長さがあります。

ネットの桜情報に「法隆寺夢殿満開」の文字を見て、朝一番の新幹線に乗りました。
私が訪れたのは4月14日。
ちょう夢殿の開帳期間中だから、あのちょっと不気味な顔立ちの救世観音さまにも会える・・・と思い心躍らせて向かったのですが・・・
残念ながら観たかった桜はもう散って葉桜になっていました。
どうも早咲きのようです。もう一つの枝垂れ桜は満開でした。

ま、また来ればいいか。
救世観音さまはじっと見つめてきました。


法隆寺でいただく朱印は「以和為貴」です。夢殿では違うものがいただけるかなと思ったのですが、太子堂でしか朱印はしていませんでした。

  

今回いただいたのは左です。右は以前太子堂で購入した朱印帳の表紙裏です。
十七条憲法の一条が書かれています。

十七条憲法の代名詞とも言える「和を以て貴しと為す」の言葉。
単に、「仲良くやりましょう」という意味ではないのだそうです。
2008年9月13日のブログで、第十条をとりあげました。
いろんな考えの人がいるんだから、人が自分と違うからといって怒るな・・・という内容です。

一条はそれと繋がる内容のようです。・・・というか、全文がつながってるのか。


一に曰(い)わく、和を以(も)って貴(とうと)しとなし、忤(さから)うこと無きを宗(むね)とせよ。人みな党あり、また達(さと)れるもの少なし。ここをもって、あるいは君父(くんぷ)に順(したが)わず、また隣里(りんり)に違(たが)う。しかれども、上(かみ)和(やわら)ぎ下(しも)睦(むつ)びて、事を論(あげつら)うに諧(かな)うときは、すなわち事理おのずから通ず。何事か成らざらん。

和をなによりも大切なものとし、いさかいをおこさぬことを根本としなさい。人はグループをつくりたがり、悟りきった人格者は少ない。それだから、君主や父親のいうことにしたがわなかったり、近隣の人たちともうまくいかない。しかし上の者も下の者も協調・親睦(しんぼく)の気持ちをもって論議するなら、おのずからものごとの道理にかない、どんなことも成就(じょうじゅ)するものだ

http://www.geocities.jp/tetchan_99_99/international/17_kenpou.htm】より


人は皆同じ考えではないから、誰かに合わせてじっとしていることはなく、それぞれの意見を出し合って物事を進めて行きましょう・・・てことかな。それが『和を創る』ってこと?
 
最近、“ダイアローグ”って言葉を本で知りました。
個人と組織のかかわりや人材育成について考えることがあって読み見かけた本でです。
共感や意識・行動の変化を引き出し合う創造的コミュニケーションのこと。つまり、仕事での経験を内省し、感じたり、気がついたり、思ったりしたことを言葉にして話し合っていき、次のアクションに生かしていくことを指すそうです。
「内省する(リフレクション)」「話し合う(ダイアローグ)」「行動をおこす(アクション)」を繰り返すことで組織が成長していくのだと解釈しました。


奈良でリフレッシュした後だったので、なんだか聖徳太子の言葉とこれらが似てる気がすると思ってしまいました。
「以和為貴」は論語に出てくる言葉であるらしいので、組織での人の在り方を考えた結果とすれば、行き着くところ同じなのかもしれません。

夢殿は聖徳太子が亡くなってから彼を偲んで建てられたようです。しかし、私のイメージ的にこの場所は聖徳太子が内省していた場所なんですよね~。
救世観音のような姿の聖徳太子が八角型のお堂にこもって目を閉じ夢想している・・・。なんたって夢殿だもの。マンガ読みすぎか(^▽^)


そういえば、救世観音は千年以上もぐるぐる巻きにされていたから、作られた当時の金色が残っているんです。昔の仏像はたいてい素材が見えているのにすごいって思います。だけど、あの顔は変わっている・・・。もしかしたら本当に聖徳太子の顔に似せたのかもしれない・・・。聖徳太子は実存しない説もありますけどね。

  

法隆寺には好きな仏像がたくさんありますが、中でも気になるのは丸い顔立ちの夢違い観音さまです。「ゆめちがいかんのん」または「ゆめたがいかんのん」と読むようです。悪い夢を良い夢に変えてくれるとか。
法隆寺と夢ってどんな関係があるのかなあ。


そんなことを考えながら法隆寺を歩いていたら、ゴ~~~~~ンと鐘の音が。
(ノ゚ο゚)ノ オオォォォ-!これがあの有名な法隆寺の鐘の音か。
正午に鳴るそうです。
なんとも言えない唸りです。一突きが1分以上響いています。聞き惚れてしまいました。

 柿くえば 鐘が鳴るなり 法隆寺       

私もお腹が空いてしまったので、無料休憩所でコーヒーを飲みながら柿のドライフルーツを食べたところでした。奈良吉野いしいの『柿日和』というもの。とってもおいしいのでいつもネットでお取り寄せします。


  

法隆寺の後、午後から奈良公園、翌日は長谷寺に行きました。
どこもいろんな桜が咲き、風が吹くと花びらが舞いきれいでした。
なんと鹿は舞い落ちた桜の花びらを美味しそうに(?)食べていました。


タイトル下の写真は法隆寺境内。
枝垂れ桜は東院伽藍。
3つめは長谷寺境内。


↓たくさんの桜の風景をウェブアルバムにしました。よかったら見てください。
桜の奈良2012


2012/02/26 12:17
テーマ: カテゴリ:趣味・特技(その他)

寒桜

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NHKの番組【極上 美の響宴】「シリーズ東山魁夷の旅」『挑戦の京都』の再放送があったので見ました。
魁夷画伯の描いた京都の風景を探す番組です。
http://www.nhk.or.jp/artbs/kyoen/content/ (NHK‐BSプレミアム)

私は絵を描くことも鑑賞することも苦手としていて、巨匠と呼ばれる彼の絵を知りませんでした。どこかでなんとなく目にしていたかもしれませんけど。

放送を見て私が興味を惹かれたのは、彼の構図です。
番組では「日本の文化を凝縮して切り取った風景」と言ってたように思います。
絵の中に人は出てきませんが、そこに生活しているであろう人が感じられる風景です。
人の手が加わった場所であるということがわかるというか・・・。

  

北山杉の植えられた山の絵は、杉の幹が真っ直ぐであることを強調して人が枝を剪定していることを表現しているそうです。
二条城では積み上がった石垣に職人の技を探し出し、その部分だけを描いています。しかも正確に描写されています。
東福寺の庭の石も選び取った配置の一部を転写するように描いています。

全体でなく一部を切り取って描写することで、風景の広がりを持たせているとか。見えない周囲を想像させるのだということです。なるほど。
魁夷画伯自身が作った京都ではなく、その風景に関わった日本人の心を表現しようとしているのかなと思いました。番組のホームページには「人々の営みによって育くまれた古都の姿」に挑戦をしたのだと書かれています。

魁夷画伯の描いた絵を探し求めて多くの人が旅するのがわかるような気がします。
画伯がどの部分を切り取ったのかを目にしてみたいと思っちゃいますもの。そして、そこで何を感じ、何を伝えたかったのかを考えてみたくなります。



 写真をこんな風に撮ってみたい!

これが私の感想でした。広がりのある写真、何かを想像させる写真が撮れたらいいなと思ったのです。

とりあえず『京洛四季』、魁夷自身の詩文も掲載されているというその画集が欲しくなってきました。それから、東山魁夷美術館に行きたいと思いました。長野県信濃美術館に東山魁夷館があるのですね。3月は「麗しの大和」展だそうです。京都を描いたものもいいけど、私は大和好きだし・・・。行っちゃうか・・・。でもお金無い・・・。



  

今日の写真は京都とは関係ありません((^^))。

タイトル下は先日の梅と同じ久能山東照宮で撮影したもので、寒桜です。春ですよ。

あとの2つは東大寺盧遮那仏の台座(蓮弁)に描かれている線絵です。
上の観音様はちょっと色を加工しました。絵画風にならないかな~って思って^^
下の絵は奈良絵の元になったものと聞いていますが、そうなのかな。
巨大なものの一部を切り取ってみたということで・・・。


 




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